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2004.07.10

スパイダーマン2

 朝いちで見に行きました、スパイダーマン2。
 驚いたのはヴァージンシネマズでコミックブックをくれたこと。はじめは映画とタイアップの特別版なのかな、くらいのつもりで、先にパンフレットのほうを読んでいたんですが… 席についてから何の気なしに取り出して、ふっと仰天。
 アルティメット・スパイダーマン#54。

 英語わかんないんでパンフから引用なんですが、ええと。マーヴルユニバースで(正確にはアルティメット版マーヴルユニバースで)、サム・ライミ監督がスパイダーマンを映画化!
 ニュースを聞いて、びっくりしたのはピーター・パーカー。文字通り聞いてないよ! の勢いで、いままさに撮影中のトビー・マグワイヤ達の前に、いつものコスチュームで現れる。
 permissionがどうとか言ってましたから、「本人の許可くらいは事前に取るもんだろ」くらいの勢いで文句をつけるピーター。一方で「敵役」のドクター・オクトパスも、シールドが保管していた(らしい)四本アームを呼び戻して刑務所を脱走し… で、次回に続く、と言う内容。
 確かに映画とタイアップですが、レギュラーシリーズでここまでやるのか。日本で一番数がはけたアメコミになるんじゃ? とわくわくしております。

 さてスパイダーマン2。新しい仲間が出るでもなく、パワーアップするでもなく。バイトと学生とヒーローの三足のわらじは流石にムチャで、スパイディは今日もいっぱいいっぱい。スパイダーマン嫌いの旧友ハリーはピーターが彼の正体を知っていると睨み、スパイダーマン嫌いの上司JJは今日もスパイディの写真に悪口を張り込む日々。そして愛しのMJとは、ケンカどころかそれ以前の体たらく。
 核融合実験の失敗により、科学者オットーは金属製アームと融合してドクター・オクトパスと化す。最初はいかにも人がよくてウィットの効いたおじさんな風情なんですが。実験の失敗で夢も家族も自信も失い、人工知能を持つ金属のアームに無言の唆しを受けて、失敗した実験をなおも規模を拡大して繰り返そうとする。
 もう限界だ! とスパイダーマンを放り出してしまうピーター、そして夢にとりつかれ手段を選ばなくなっていくドクター・オクトパス。彼から離れていくはずのピーターの運命はしかし、ある取引で再びからめとられてしまうのです。なんていうか、べちゃ、って感じで。

 人のいいおじさんが凶暴な怪人に変わってしまう、Dr.オクトパスのアルフレッド・モリーナ氏が実によいです。無言の唆しに抵抗しようとして、次第に取り込まれてしまう様。暴れっぷりも爽快で、目を離すと余った腕で余計なこと(葉巻に火つけてたりとか)してるあたりもステキ。外見が腹巻きオヤジにしか見えないところも実にステキですな。
 アクションとかCGとかは置いとくとして。とにかくピーターの不幸っぷりに酔いまくれます。ほとんどそれ自体超能力じみた運の悪さは必見。冒頭のピザの配達のほか、エレベータやコインランドリーでの顛末などは必見。

 スパイダーマンとオクトパスの戦いは、かなり三次元的に広がっていきます。初対決になるビルの壁面での対決は特に必見。全編、最初から最後まで、ビルの「壁」を戦場にして二人が戦うのですよ。ありそうでなかったシチュエーション。

 全体的にパワフルでステキでしたー。いやー、前宣伝するだけのことはありますな。
 もう一回見に行きたい気分満載です。大家の娘さんとかキャストチェックしたい気分。


2004071001.jpg

 ヴァージンシネマズ六本木内のグッズショップで、ハリー・ポッター関係物を発見。
 グリフィンドールの傘&マントでした。後ろにはスリザリンのマントも。傘欲しいなあ。

2004071002.jpg

 テレ朝前から思わず。
 緑地にレンガ、まるで古城ですな。

 面白いのは、ここが六本木ヒルズ的には地下二階だと言うことです。

2004071003.jpg

 何故か和風庭園もあります。
 これ何かと思ったらカモのおうちらしいです。
 後ろに家主のカモもいるんですが、小さいからわかんないでしょうなあ。

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