よい意味でのハッカーとは?
心情として、良い意味でのハッカーだとは思いますが、訴えた企業からすればこの方はクラッカーな訳ですな。
そしてもちろん一般常識でフィルタリングすれば、この方はハッカーなわけですが。
Yahoo!辞書 クラッカー で検索した結果 : 2件
ともあれ、これは興味深い問題ではあります。
とり・みきの「クレープを二度食えば」、詳しい年代は忘れましたが、パソコン通信黎明期の時代の時間テーマ青春SFなんですが。ここに登場する主人公の友人、BBS上での知り合いの伝などを通じ、ある登場人物の個人情報を調べあげて会見までセッティングする。そんな彼の発言が、「オタクにはいいオタクと悪いオタクがいる」と言うものだったと思う。
そして別の短編集でだったか、電気GROOVEをフィーチャーした話では、「オタクをまっさきに攻撃するものはオタクである」(うろおぼえ)と言う「とり理論」なるものについて言及されていた。と思う確か。
ハッカーとクラッカー、と言う言葉の区別はどこか善悪二元論を感じさせるけれども、おそらくそれを言い出したのは「クラッカー」達ではなく「ハッカー」達なのだろう。悪に堕した仲間と自分たちを区別するために、自分たちに名前をつけるのではなく、「クラッカー」に異端の烙印を押した訳であろう。
最初に上げたとおり、実際にハッカーとクラッカーは、オートボットとディセプティコンほど明確に分けられるものなのだろうか? AD&Dであらゆるアライメントの者がローグになれるように、ほとんどの者はある時はハッカーであり、ある時はクラッカーであり、味方にとってはハッカーでありよきオタク、敵にとってはクラッカーであり悪いオタクなのではないのだろうか。
そして彼らをまとめて異者として取り扱う一般常識からすれば、よきオタクも悪いオタクも全てオタクなのです。
悪に名が授けられるのは、善の狭隘さの所以なのでしょうか?
善とは、悪を疎外してまでも、異者の地位から抜け出そうとする者のことなのでしょうか?
…と言うネタはどこかで使えそうなのでキープしておきます。
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