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2004.10.21

パブリックコメントを送ってみました。

JASRACを考える。:私的録音補償金に反対な方はパブコメ送ってみては如何だろうか?

 情報を、そしてなにより拳を振り下ろす手段と機会を教えてくださった事に対し感謝しつつ。首を激しく振りながら。
 なんか合ってるのか間違ってるのか良く判りませんが、とにかくコメントを送信させていただきました。

  (41)、及び(46)の趣旨について反対の意見を提示させていただきます。

 (41)後段及び(46)について、問題視されているCD-Rの普及を始めハードディスク等の時期記録装置が大容量化しており、かつまた(41)の指摘の通り音楽・映画が録音及び録画に多用されているのは事実と考えます。
 しかしながらこれらの大容量メディアは生活のデジタル化、IT化の中で必然的に生まれてきたものであり、音楽や映画を録音すると言う目的のもとにのみ開発され流通しているものではありません。
 日本レコード協会の発表で半年間に一億二千万枚のCD-Rが音楽の複製に供されたと言うデータがありますが、同期間内に国内で流通したCD-Rのうちどれだけのパーセンテージに相当するかは明白ではありません。たとえこれがCD-R流通の全般の0.05%程度に過ぎないとしても、同趣旨であれば著作権者は残る全てのメディアを補償金の対象とすることが出来ることになります。
 原則的にライトワンスであり内容を証明できるCD-R(DVD-Rも含む)でもこのような状態であり、まして内容の書き換えが可能なHDDやCD-RW、DVD-RW等に関しては、原則的に「音楽や映像の録画録音に使用していない」、又将来において使用しない事も事を証明することは出来ず、全ての大容量記録メディアについて、補償金の支払いをユーザーとして拒否することは原則的に不可能です。
 
 このような「疑わしきを罰する」式の権利を、しかも法令にすらよらず第三者団体にに一意的に付与すると言う事は、補償金の多寡に関らず著作権保護の域を超え、法益の均衡を狂わせるものです。
 音楽・録音とは全く無関係な用途に供されるであろう大部分の上記各種メディアの流通を阻害するものであり、さらには第三者団体による運用範囲の変更を認める事は、その運用が恣意的・作為的となる可能性を排除する事が出来ない以上認めるべきではないと考えます。

 上記の事由より、私は(41)に反対の意見を提示させていただきます。

 私は違法コピーを嫌う者であります。さりとて違法コピーをしていると看做される事に、傷付く矜持を持つ者でもあります。P2Pネットワークは名前は知ってますが、使い方は知りません。理由は思想信条とかじゃなくて、主に勉強してないからではありますが。
 CCCDを買い控えていたのは、音質が悪いからでも、不便だからでもなく、顧客を疑いつつ品物を売るような、その会社の態度にひどく傷ついたからでもありました。
 しかし私には定価以上の金を払う権利もなければ、CCCD以外に選択肢もなかったのです。もし金額が上乗せされているかわりCCCDではない商品があったら、私はそっちを買ったでしょう。結局、私はCDじゃなくて、同じ曲の入ったDVDを買ったのですから。

 …最近読んだ、ユートピア序章の泥棒の処罰に関する談義を、何故か思い出しました…。

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