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2004.11.27

スカイキャプテン

 1939年、N.Y.を謎の巨大ロボットが襲撃-
 応答せよ、スカイキャプテン、応答せよ!!

 スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 公式ページ

 町角でポスターを見たときから「やっちゃったー!」という雰囲気をひしひし感じていた映画。どんなものすごい代物だろう、とわくわくしながら本日見て参りました。

 1939年、曇天。雪のニューヨーク。ヒンデンブルグ三世号が超高層ビルの天辺に連結する(本当)中、またも発生する世界的科学者失踪事件。部長の心配をよそに事件を追う敏腕女流記者の前に現れるは、空を覆い地を埋め尽くす不気味なロボット軍団だ。
 警察のタンクも歯が立たない(一部嘘含む)怪ロボットの侵攻に、摩天楼の命運もここに尽きるやとその刹那。見よや指させ彼方の空を。覆う黒雲切り裂いて、空から来るP-40。我らが勇者、スカイキャプテンの登場だ!
 操縦技術と愛機の力が難無くロボットを撃退するが、敵は黙ってはいなかった。鍵を握る科学者に、基地に仲間に群れ為す敵の魔の手が迫る。スカイキャプテンの運命や如何に!

 と言う感じで、メカ戦、秘密基地、秘密兵器に心強い味方。秘境探検に卑劣な裏切り、狂気の天才科学者が企む大陰謀、と。全編覆うノリはまさに冒険少年探偵小説の世界。押川春浪原案とか横山光輝先生原作、とか言われたら思わず納得しそうな。鉄人28号と言うか海底軍艦と言うか、とにかくそういう世界です。
 レトロフューチャーと言う表現はなるほどと思います。スチームパンクが19世紀の皮をかぶった世紀末小説だとしたら、これは魂までも古風。古臭さを残したままにしたことが、話の軽さも合わせて気張り過ぎないいい雰囲気になっています。

 ビジュアルイメージはそのくせ豪華。脳内の具がほどよくはみ出てている感じで、現実味とはかなり異なる「この世界のリアリティ」に堅苦しいほど忠実です。冒頭のニューヨーク、どこか霞のかかった光と闇の強調されたセピアで薄暗い世界。世界に冒険が広がってい行くうち、いつのまにか広がっていく色彩、鮮明になっていく画像。イメージをそっくりそのまま画像化したかのような、ミニチュア感溢れる世界はとても心地よいものです。長距離を移動するシーンは、一度は見てほしいです。なにーって感じで。

 重厚なビジュアルと、古く良く、軽くちゃかちゃかしたシチュエーションコメディっぽくもある物語仕立て。きっと映画サイトの評価では1つける人も多いと思いますが、僕は好きですなこれ。ひどく好きです。きっとDVDも買う。

 …それにしても、アンジェリーナ・ジョリーが、メイクのせいかきんどーちゃんに見えてしょうがなかったです… 何故だ。唇のせいか。

2004112702.jpg

 なぜか懐かしのソフトグライダーもついてきました。

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コメント

 わたしも『王様のブランチ』の映画紹介コーナーでこれを見た時「とうとうジャイアント・ロボもハリウッドにパクられたのかっ!?」と思ったクチです(苦笑)。だって冒頭がまんまそんなイメージでしたし。

投稿: かこむ | 2004.11.28 22:36

 パンフの解説にありましたが、二世代くらい前の冒険活劇のイメージまんまらしいんですよね。ぱくりと言うよりも、この映画も横山漫画も、準拠しているDNAが一緒なんじゃないかと思います。遠慮して言えば影響を受けていると。

 ぱくりとはよう申しません。

Yahoo!ムービー - スカイキャプテン-ワールド・オブ・トゥモロー - プロダクションノートより、

 だが日本の観客が『スカイキャプテン~』の巨大ロボットを見て思い浮かべるのは、フラッシャー兄弟が生み出したそれではなく、宮崎駿監督作品『天空の城ラピュタ』のロボット兵であろう。それもそのはず、じつは宮崎監督もフラッシャー兄弟の大ファンで、彼らへのオマージュとして自身の作品のキャラクターデザインに“メカニカル・モンスター”の造型を反映していったのだと折に触れては語っている。

 これって要するにぱくりだよなあ、とか思っている昨今。

投稿: sn | 2004.11.29 00:10

投稿: sn | 2004.11.29 00:12

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