ROBO-ONE第七回大会予選、その2
さて昼休みに突入。どこかでザウルスの充電できないかな、と思っていたら、携帯に着信が。なんと風花店長からでした。
大型スクリーンの下にいる、と言う店長と合流。なんでも予選の最初から見ていたようです(でも立ち見で)。あれこれ話をしながら昼飯場所を探し、結局五階のカフェで昼食を取ることに。風花氏はROBO-ONE見るのは初めてのはずですが、OMNIZEROのアッパーカットと認識力には驚愕しきりだった様ですよ。関係あることやらないことやらあれこれ話している隣のテーブルには、Dr.GIYさんがいらっしゃったようでした。このニアミス加減がROBO-ONEの醍醐味です(そうかな)。
昼休み明け、席に戻ってみると、審査通過ロボットは86台らしい、との情報が、ふむふむ。
午後一は資格審査未通過ロボットのデモの後(獅子舞らしきロボットがいたけど、面白かったなあれ)、予選再開です。
No.27、QT5。本のしわやたわみを重りで制御する念の入れようでチャレンジ。ROBO-ONEスペシャルの時も系列機を見ましたが、相変わらずどちらが前なのか判らないロボットでした。足は百円ショップで買った紙コップだそうです。
No,30、マッスル1号。高校の先生の作られた、完全オリジナルモデルのロボットとのこと。胸の肉襦袢が光ります。もっとも資格審査通過を目標に作っていたため、予選用のモーションが間に合わなかったのだとか。同種の話はその後も何回か出てきましたが、なんとも勿体無い話だと思います…。
No.32、アルフォンス。11月のROBO-ONEダッシュで優勝した、マジンガアのスパーリング相手との噂のロボットです。今大会ではボクサー的なを目指し、フットワーク等を強化されているとの事。拳や体の各所にはクッションが設けられ、対戦相手も自分も傷つけないような配慮が満載です。最後の披露した身投げパンチは、それでも衝撃を吸収しきれたのかどうか不安ですが。
No.33、T7-x013。移動ロボット製作委員会から、今回は個人で参加されたようです。トンファーのように回転する、赤い爪のついたロボット。これをくるくると回転させての攻防一体の姿勢や、攻撃の時にリーチを最大化するアクションなど、なかなか見た目に面白みのあるギミックを積んだロボットです。
No.34は、お馴染みヨコズナグレート不知火。今回も不知火型の土俵入りからスタート。本の乗り越えでも余裕のコメントが見られましたが、なるほどステアーズで優勝しただけあって… と言うことでしょうか。最後はつっぱりでケースを押すデモ付きでした。
No.37、きゅーてぃーばにー。先川原先生が思いっきりトボけてましたが、ワールドレコーズに出ていたあのキューティーハニー型ロボットです。あれかあ… と思ってみていたんですが、体重を乗せた払いなどの動きのシャープさに思わず瞠目。撮影のときには調子が悪かったみたいですけど、本来の姿が楽しみになってくる演技でした。まあ、バービー人形の中身をくりぬいたみたいな外観、相変わらずちょっと怖かったんですけど。
No.38の鉄人2号は、開発した生徒達が卒業式とのことで(卒業式で参加できない、と言うパターンは、このあとも何回か見られました)、顧問の先生が操作をオペレート。テレビで見たときも思ったんですが、やっぱり鉄人、他のロボットにくらべていくぶん小さめのようです。
先生が審査員にアピールしているあいだに、本を置くのを抜かしてしまったりと、ちょっと心配な昨今になってしまいまsたよ。
No.39は、韓国から参加のアルバトロス。これも光感知センサを搭載したロボットで、手をかざすことで動作開始… になるはずが、会場の証明が明るすぎたせいで、次の動作に移らせる合図を送ることができず、ほとんど動作しない状態になってしまっていました。
やりなおしの要請が出たんですが、審査員の競技の結果、予選としての審査はできないが、デモ参加してもらう、と言う結論に。話は前後しますが、ラスト間近でデモ参加したアルバトロス、やはり途中で合図をうまく送れず停止してしまいました。
西村委員長が一言、明日の決勝トーナメントの前にデモをしてもらうので、準備してきてほしい、と。技術者の発言だ、と風花さんが褒め称えてました。
No.41、HAJIME ROBOT 15。太極拳モーションのはじめロボット最新型。本を乗り越える際の全く危なげのない動きは、足首にかかった負荷を計算して、両腕を広げてバランスを取っている由。「走り」も披露しましたが、いわゆる普通に想像する「走る」… 両足が地面から完全に浮いた瞬間のある「走る」、を、何気なく達成して見せた事に会場驚嘆。かなりの拍手が上がっていました。
No.44、メタリックファイター。ワールドレコーズでも部分的にやられていました、「手に物をつかんだままバランスを取る」と言うムーブメントを披露。片手に花束を握ったままで安定したアクションを披露していましたよ。花束を落とした後悔しがるアクションがあったんですが、計算外のところで花束が落ちたらしいにも関らず、落ち込むタイミングはばっちり。喜ぶところなのかどうなのか。
No.45、黒追改。腕の先に装備した大きいアームを巧みに使い、本を乗り越える等していましたが… 足より長い腕って、ルール的には同なんだろう(倒立姿勢で、腕の設置面積が足の裏よりはるかに大きいロボットも結構見かけたし)? とちょっとを首をかしげた瞬間でした。…途中のトラブルで、なんか胴体が半分にもげたと言うか、背骨が折れた雰囲気があったんですが、大丈夫だったんでしょうか。
No.46、九州大のもう一体のロボット、トコトコ丸。なにをするにも「かわいー!」の声が周囲から立て続けに上がっておりました。なめらかでハイパワーな動作もさることながら、地磁気センサーを使って一定の向きに向き直る、と言う辺りが新機軸です。
No.48、Rockless01。本の乗り越えは三回に一回しか成功していない由で、成功したら大拍手を、との声の後に見事成功。今大会でも屈指の大拍手を送られておりました。
No.49、HSWR-05-2、ちょっと不運に呪われておりました。起動時のトラブルで本の乗り声を断念したのに加え、挑戦した「バトンの上に載せた板の上を移動」でも倒れてしまうなど、ちょっと不運な展開でした。同時出展したきゅーてぃーばにーの方に時間を食われすぎたんじゃないか、と言う無情な突っ込みもありましたが。
ここで、小休憩。風花店長と試合の感想について意見こうか… 「すいません、はじめロボットのあとちょっと外で仮眠してました」っておい。語り合います。
ディスプレイには、第三次スーパーロボット大戦αの、長めの特典映像が。きっと感謝祭で流れたのと同じものなんでしょう。ちょっとほくほく。そっかー、アレとかあのヒトとか再登場ですかー。
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コメント
はじめまして。
本を抜かした顧問です。
というか、あれは本を置き忘れたのではなく、本が置かれるのをロボットが待つ予定だったんです。センサのご認識で、本が置かれていないのにロボットが本のぼりを始めてしまったんです。
2冊の本のぼりで、それまで100%成功していただけに、残念でした。
投稿: 顧問@鉄人プロジェクトチーム | 2005.03.20 23:37
コメントありがとうございます! すいません色々失礼なことを申しまして(汗。
背中を向けられている間に、鉄人が本上りのモーションを始められてしまったので、てっきり既に本が置いてある予定だったのかなーと思ってしまったのです。
アルバトロスもそうですけど、ステージの光量は、センサー搭載のロボットにはかなり厳しかったみたいですね。予想通りに動かない機体を見るたび、はらはらしておりました…。
投稿: sn | 2005.03.21 11:22