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2005.04.29

可能性からの徴収

リンク: ITmedia ライフスタイル:「iPodからも金を取れ」――私的録音補償金で権利者団体が意見書 (1/2).

 前にパブリックコメント送ったことがありましたが。
 百歩譲って音楽専用の機器、例えばipodに補償金をかけるのはやむなしと看做したとしても(それだって降伏に等しい譲歩ですが)、音楽録音に「使うこともできる」機器、例えば汎用のHDDとかにまで全部補償金かけろって言うのはいくらなんでもボリすぎじゃねえですか旦那としか。音楽CDあんまり買わなくてHDDとかは時折買う人なんか、単に取られ損じゃないですか旦那と。補償金の金額なんか自由にコントロールされた日には付き合いきれないじゃないですか旦那と。

 権利者の団体から本来の権利者に利益が循環されているかどうかって言うと、これがまた極めて怪しい話らしいし。構成する会社の方針と団体の方針とは必ずしも一致するわけじゃないでしょうけど、アーティストの意向に構う事なくCCCDを販売し続けたレコード会社とかが、本当に実際の著作者を(法的な著作権者ではなく)大事にしているか、って言うと、実に怪しい。作者不明の歌に誰かが作者だと名乗り出れば、それを認めてしまうような状態ではあるし。

 ipodが市場に与えたインパクトからすれば、これは柔らかい外圧とでも言うべきものか。著作権の名の下に妙な事を始めようとすれば、今度は本物の外圧を食らうんじゃないかなあ。
 折角CCCDの息の根は止まったのに、まだまだ道は遠い。

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