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2005.07.03

ROBO-ONE in 秋葉原 観戦記(決勝編- 前編)

 ここで15分ほど休憩。会場はかなりの人密度で、空調を効かせているんでしょうけど、それでもかなり暑いです。
 先程のんのんさんにお会いしたのに続き、この隙にネオンさんにもご挨拶を。そうこうしているうちにちびっ子たちが席の前にすずなり状態になってきています。さあいよいよ試合開始… の前に、司会の方から会場に質問が飛びます。
 今までROBO-ONEの大会を観戦したことがある方! …自信満々に手を挙げた人はかなりまばらであり、即ち此れ少数派。贔屓目に見ても90%以上の人は初観戦であります。しかも追加での質問で、「テレビ(ワールド☆レコーズですな)で見たことがある」と言う人がほとんどでした。
 ROBO-ONEってワールド☆レコーズでやってたアレでしょう。せっかくだから生で見てみるか! と言う意図で来場した方が大半だったようです。その意味では、GP大成功ですよね。我等のような常連の追っかけはと言うと、あまりに手を挙げた人が少なかった事実に、燻り出され気分を満喫しておりました…(笑)。
 後、先川原さんもテレビに出てたんですよー、と言う司会の方の声に、会場の反応がなんだかクールだったのが妙に印象的でありました…。

【トーナメント一回戦】

 いよいよトーナメント開始です。
 ルールはほぼ従来と同じ。試合前の準備時間が2分、本試合は1R3分、3ダウン先取で決着。時間切れでポイント同数の場合は2分間の延長に入り、先にポイントを取った方がその次点で勝利のサドンデスマッチとなります。途中タイムの申請が認められ、1ダウン扱いと引き換えに2分の調整時間が与えられます。
 ちなみに、元々ROBO-ONEには「ダウン(攻撃ダウン含む)したら、二歩歩くまでは攻撃不可」と言うルールがあるんですが、今回はそれをかなり厳しくジャッジしていました。メタリックファイターなど、体当たり系の技が多い(つまり攻撃ダウンが多発するタイプの)ロボットは、それでかなりテンポを悪くしていた印象がありますね。

■ トコトコ丸 vs ○ヨコヅナグレート不知火

 今回は開幕直後でダウンを奪う展開が多かったのですが、最初の試合でも不知火が開幕、いきなりトコトコ丸から1ダウンを奪いました。何かトラブルなのか、動かなくなったトコトコ丸サイドからタイムの申請があり、これで2ダウン。
 トコトコ丸、トラブルから回復はしたものの、なんだか震動が大きくなっていて、不安を誘います。それでも不知火から1ダウンを奪いますが、最後は胸をとん、と突くような不知火の正拳で3ダウン。不知火の勝利でした。

 大振りな攻撃がなくなり、相手の移動や攻撃に合わせ、少ない手数を堅実に決めていくスタイルが絶賛されていました。
 ワールド☆レコーズでK-1の角田選手が操縦するケンシロウと戦ったその経験を生かし、不知火には歩行中の攻撃を組み込み、相手の移動時… バランスが崩れている瞬間を狙う事で、ピンポイントに有効打を放つ戦術を編み出された様です。実戦経験をフィードバックされて、確実にかっこよくなっております不知火。


■ ○アリキオン vs 2325RV

 伸縮アームは無いとはいえ、重量さでは俄然有利な2325RV。今でこそマイロ2のような超巨大ロボットが現れていますが、それでも2325のサイズと重量は今大会では最大クラスです。格闘技は極論すれば重い(そして自分の重さを活用できる)方が絶対的に有利、なわけなんですが…
 2325RV、大型なだけに、起き上がりで腕をつく空間にも、かなりの広さを必要とします。つまりリングのへり近くでダウンするとなかなか起き上がれないわけで… スリップダウンした場所がまさにその辺りで、なかなか起き上がる事が出来ず。タイムを入れることで10カウントを免れるも、2325RVが先に2ダウン。
 これまでリングサイドにいた面々が操縦を担当することになり、操作錬度の面でかなり厳しいものがあったようです。2325は攻撃でダウンは奪うものの、自らの攻撃で攻撃ダウンし、その後なかなか起き上がれず、カウントが重なって危機に陥るケースが多いです。起き上がると、またすぐスリップで転等してしまう、と言う循環で…。

 両者2ダウンのまま、二試合目にして延長に突入。開始直後にダイブアタックが決まるも、有効ではない、との判断。両者何故か背中を向けて膠着した状況から、2325が攻撃に転じる… も、攻撃ダウンした瞬間に左右の足首が絡まってしまう。サドンデスなので、タイムを取った瞬間に敗北です。足はなんとか自力回復するも、場所がリングの縁すぎました。起き上がろうとした時に手をつくところがなく、そのままずるりとリングアウト。アリキオンの勝利でした。

 延長の間に、「いいロボットを作るのも大事だが、操縦する技術を磨くのも大事」とのコメントが。
 研究室など、代替わりが避けられない学生さんのグループの場合、特に重要そうですね。

■ メタリックファイター vs ○ダイナマイザー2

 前の試合とは打ってかわっての機動戦。どちらも足自慢のロボットだけに、走って背後を取って体当たり系の攻撃を一撃、と言う展開になってきます。試合開始直後、ダイナマイザーはダッシュからの浴びせ蹴りで1ダウンゲット。素早く後ろに回りこむダイナマイザー、しかし真後ろはメタリックファイターの射程です。すかさず後転キックを放つも、これはスリップ扱い。
 その後もスピーディに背後を奪いあう展開が続きますが、メタリックファイターが中途、急に力弱くなり… なにもないところで転んだまま、動かなくなってしまいます。タイムを取って素早く電池交換。解説によれば、なんでもダイナマイザーの電池は三分間持たないのだとか…。
 電池交換の後、再び素早い展開となりますが、ここでちょっとレフェリーと選手の間にトラブル。先頃の「二歩歩いてから攻撃」の解釈の違いで、ちょっと混乱と応酬がありました。どちらも動きの早いロボットである上に、攻撃ダウンが多発するタイプでもあります。どんな状況で二歩歩かなくてはならないのか、また二歩歩いたのかどうか、と言う解釈が、特に当事者にはわかりにくい組み合わせだったのではないかと。

 最後は、何故か両者同時にあびせ蹴りを放ってタイムアウト。勝利はポイント差でダイナマイザー2、両者がっちり握手で終了でした。

■ ○アリウス vs アフロ

 さあみつばちアフロ、久しぶりの実戦投入です。初めて操縦する菅原さんの実力やいかに。
 …アフロ動きません。アフロ歩きません。ものすごく何気なく近づいたアリウス、左アッパーの一撃でアフロが浮きます。一瞬で1ダウン。起き上がった所にフックが入り、たちまち2ダウン。
 正直に言うと三ダウン目は見逃してしまったわけですが、アリウスは三回の攻撃で3ダウンをゲット。効率的な固め打ちで1分弱の秒殺発生でした。

 なにか言いたそうな解説や実況の方の視線に、「試合って難しいですね」とコメントする菅原さん。それでも(これだけはやってほしいと言われたと言う)休憩ポーズと、本日二回目の泡アクションはしっかり披露しておられました。
 このあと出番はないかと思われたアフロ、しっかり何度か登場しております。

【トーナメント・シード戦】

■ ○はじめロボット vs ヨコヅナグレート不知火

 はじめロボットとグレートマジンガアの二体は、シード選手扱い。一回戦を勝ち抜いた不知火、アリキオンとそれぞれ対戦します。

 さてはじめロボットと不知火の対決は、開始直後にいきなりトラブルが発生。どうも操縦機の調子がおかしくなったようです。「こわれたー」と言う絶叫とともに、何故かプロポをぱしぱし叩くGIYさん。先川原さんも「叩いて直るものなんですか」と不安そう。会場で誰かを探すGIYさんに「お母さんを探しているんでしょうか」とまたもお母さんネタが飛びますが、GIYさんの口からは「うさぎさーん」の声が。
 ………事情を知らない観客さんたちは、さぞかし何事かと思われたでしょうが、ここで言う「うさぎさん」とは、Robot-fan.netの三月兎さんに相違ありません。

http://robot-fan.net/

 一体またどういう事情があったのかは判りませんが、不知火の新型コントローラと同型と思しき操縦機が、兎さんからGIYさんに渡されます。アンテナを付け替え、メタリックファイターの森永さんの助言を受けて、必死にそして急速に交換プロポを調整するGIYさん。もろプラレス三四郎を見ているかのような熱い展開が眼前に展開されています。
 その必死の調整の横で、電池を交換するでもなく、実にのんびりと待機しているのがはじめさんとはじめロボット。なんて言うか、いつも余裕です。

 そうこうしているうちに不知火、交換コントローラで炎の復活!
 双方の突きが微妙に触れ合い、両者が同時にスピンアタックを放つような華麗な展開となりました。しかしカウンター戦術を確実に決められていったのは不知火の方。2ダウンと追い込まれた後、リング脇での起き上がりで滑ってしまいリングアウト。凄まじい奮闘はありましたが、結果ははじめロボットの勝利でした。

 後での話では、どうやらGIYさんが使っていたプロポは不良品だったようです。デモではちゃんと動いてたんですけどねえ…。

■ ○グレートマジンガア vs アリキオン

 こちらは終始、グレートマジンガアのペースで試合が進みました。
 長い腕でのパンチの応酬から、横に長く伸びる「ラジオ体操パンチ」でまずは1ダウン。その後も手数を増やしての猛攻が続き、横パンチを放って2ダウン先取。勢いで吹っ飛んだアリキオンがリングから転げ落ち、一瞬3ダウンが取られかけましたが… 委員長から「ダウン中のリングアウト」と言う事で修正が入り、2ダウンとして続行。
 しかしマジンガアの勢いは止まりませんでした。すぐさま三発目が入り、アリキオン、ノックダウン。とうとうマスタースレーブには一度も切り替える事もなく、マジンガアの勝利でした…。と思ったら、勝ったあとのご挨拶で、少しだけ披露。見せ場を心得てますな。

 このあとは再び休憩のあと、ランブル、準決勝と続きます。

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コメント

レポートお疲れ様です。

ROBO-ONEin秋葉原は観戦できなかったので・・・うーん、楽しそうで羨ましい。

マジンガア、安定して強いですね。
操縦者の若さと、マスタースレイブ方式が抜き出た強さの理由の一端なのでしょうか~。

投稿: ナオキ | 2005.07.06 00:15

 やや、ありがとうございます(汗。後半のレポも早急に上げさせていただきます。

 マスタースレイブ、臨機応変に対応できるのは確かに有利… と思うんですが、意外に使ってないんですよね。姿勢の低いロケットダイブだけでも、確実にポイントを奪ってたりしますし。
 グレート新装備の二本指、今回はあまり出番がありませんでしたが、次は格闘での出番を見てみたいものです。

投稿: sn | 2005.07.06 21:45

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