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2005.08.08

第三回ROBO-ONE Special観戦記【ボール編】

 不知火の慎重な調製が続く中、今度は上半身を使う競技が登場。ROBO-ONEボールです。
 動作は全て自律。ポールの上に乗っているボールを掴んで180度旋廻し、歩行して(あるいはその場から)ダーツ風の円形の的に向かってボールを投げ、当たったところに応じてポイントが入ります。真ん中に近いほど高得点。
 3回ボールを投げるか、持ち時間3分が経過した時点で競技終了。三回の投擲の合計スコアを競います。また、あくまでボールを掴むこと、投擲することが条件で、例えば吸着させて掴んだり、射撃用のカタパルトみたいなのを使って打ち出す、と言うのは反則。また、ボールを掴む部分の腕先が、ボールから20cm以上離れているのが条件です。最初からボールを掴むばかりの状態で、ロボットを置いちゃダメ、と言う事ですね。

■ヨコズナグレート不知火
 前回、驚異的な命中率を誇った不知火がまず登場です。投擲用のアタッチメントに腕を付け替えた不知火。Dr.GIYさんによる慎重な位置の調整のあと、一投目にかかります。ボールを掴んだ後に肘をひゅっと引く綺麗な動きだったのですが、一投目は的に当たらず所謂たわし状態。慎重な再調製のあと、二投目は白エリアに当たり一点獲得。残り30秒を切ってからの三投目はまた的に当たらず、スコアは1点でした。

■グレートマジンガア
 会場からどよめきが走ります。今回は自律型で、ちゃんとした大会参加。前はマスタースレイブシステムを使っての参加だったので、デモプレイだったんですよね。
 もともとの腕がものをつかめる構造になっているので、特にオプションなどはなし。胴体を大きく振って、横薙ぎにするようにボールをに掴む豪快なモーションから、腰の入った大振りな上手投げ! 残念ながら白でしたが、このモーションの格好良いことと言ったら。
 当たったのはしかし一回のみで、残りは的の外でした。これは残念…。どうもボールを離すタイミングが遅すぎたようです。

■オムニゼロ
 カメラで的の位置を判別し、自分で的を判断して狙うオムニゼロ。しょっぱなに前後を間違えてセットするトラブルがあったものの、予め用意してあった、立ち位置調製用とおぼしき型紙を使って、スムーズに場所取り決定。
 ボールを掴んで、ちょっと不安定に… 回転中にステージから落っこちると失格となってしまいます… 足がちょっとはみ出るんじゃないかぐらいのステージぎりぎりのところを歩いて半回点。投擲して前進し、一投目を放って1点を獲得。この時点で、まだ1分です。
 一点の重さについて語られる中、同じモーションで第二投を投球! 青ゾーンに命中し、5点を獲得。さらに三投目で一点を加え、順調に7点を確保します。
 後の説明によれば、カメラで青ゾーンを狙っていったものが、ちょっとカメラが曇っていた様です。カメラで的を狙っていると聞いて、司会の方が相当びっくりされていました。

■ダイナマイザー
 腕がボールっぽいダイナマイザーも、オプション腕をつけて登場です。なんか固定してるのがガムテープっぽいのが気になりますが。
 スプーン状の腕でボールを落とし込むのかと思いきや、内部がちょっと動くようで、しっかりボールをホールド。そのまま位置取りを行いますが… しかし移動中に、コースアウトの転落。二度目はボールを掴んでの旋回中、後方へ転落しまたもコースアウト。
 三度目のチャレンジでようやく位置取りに成功しますが、最後に投げたボールもあさっての方向へ。惜しくも一投のみの0ポイントでした。

■PETIT
 これまでの競技の成果が思わしくなかったせいか、司会の方もはらはらしながら見守るPETIT。
 ゆっくりとした動作で、両腕で挟むようにボールをホールド。そのまま腕を振り上げた姿勢のまま、太極拳のようにゆっくりと大股に回転。どうも、頭部のカメラと干渉しないように、腕を振り上げたままにしているんじゃないか、と言う(テロップの方の)見方でしたが… ゆっくりゆっくりと回転し、正面を向き… さらに回転。む? と言う会場の空気を他所に、ちょうど的から真横を向いた格好になったPETIT。そのまま腕を真横に振ってシュート! なんと的間近の緑エリアに命中です!

 一投でトップのオムニゼロと同じスコアを叩いたPETITに、現金なくらい会場の期待の視線が集まります。ゆっくりした動作が急に確実なものに見えてくるのも現金な目の賜物。しかし一投にとにかく時間を食うところから、二投目が間に合うかどうかが時間との戦いになります… 残り10秒ほどを残しての二投目、見事な再現性で緑エリアに再びヒット。わずか二投で、見事にぶっちぎりの14ポイント獲得です!

 そういえばこの真横投げ、どこかで見たことがあると思ったら、前回大会二位のΣが披露したのと同じ方法でした。体の向きと水平に投げてますから、ぶれとかが吸収しやすいんでしょうね。

■Σ
 先頃のPETITと同じチームと思しき、桐蔭横浜大学のΣ。元祖真横投げ投法で、花やしきでの大会ではヨコヅナグレート不知火に続く二位だったロボットです。
 ボールを上手でつかみに行くも、距離がよろしきを得ず、ボールをつかむのに失敗。ティーからオレンジのボールが落ちてしまいます。位置の調整を行うも、二回、三回目と失敗。再現性抜群とか突っ込まれてしまうくらいにボールが掴めません。
 結局最後までつかめないままの終了となりました。

■アリウス2
 何故か胸に黒い保護板をつけてのアリウス。言わばアーマードアリウスの登場です。腕につけたスプーン状のアームで掴みとり投げるんですが… 一投目、あさっての方向と言うか、なぜか見守るスミイファミリーめがけてボールを投げつけます。大変です。機嫌悪いんでしょうか。
 二投目のボールはさらにやや後ろ、客席に向かって飛んでいきます。どうやら今日のアリウスは、足の調子があまり良くないようです… 三投目は最初のセッティングの時点で向きを変えてチャレンジ。最終的に白に一投を当て、1点を獲得です。

■QT5
 なんと言っても、登場した時の審査員の方の表情が印象的でしたQT5。なんかぽかーんと言う感じです…。
 ただでさえ複雑な構造のQT5に、金属製の… なんでしょう。はしご車のはしごのような、非常に長い腕がついています。どうするつもりなのか見守る中、一投目の動作に入り… なんかカキーンとか言う金属音とともに、QT5が一回転…。…まるでインクレディブルマシーンの様。狙いが分り辛いロボットでは有ります…。
 二投目の準備に入ったところで狙いがわかりました。ティーバッティングのように金属のアームでボールをティーから落とし、それを下の腕で掴んで投げる心積もりのようです。しかしなかなかうまくいかないうち、アームまで折れてしまう展開… 
 結局、0投で0点でした。

 今回の優勝はぶっちぎりでPETITでした。あのまま速度が上がっていて、三投目に入ったらさらにスコアが伸びていたことでしょうねー。
 ちょっとディスプレイのPCを再起動して、小休憩のあと、今度はROBO-ONEドアに移行です。

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