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2005.09.17

ROBO-ONE第八回大会予選(1)

 11時30分、司会さんの前説が入り、いよいよ開幕です。
 まずはステージ上で、獅子舞ロボットによる演技が入ります。…単に獅子というのではなく、人間型のロボット二体が、布を被って獅子舞の体勢を行っていた訳ですね。腕で獅子の口を下から叩いて口をぱくぱくさせたり、腕を降って布をひらひらさせたり。最後は結構なスピードで走って〆でした。

 今回は先川原さんはいらっしゃらないようです。西村委員長と、韓国ROBO-ONE委員会のチャンさんが審査員との由です。

 今日のスケジュールは、11:30~17:00までの予定。持ち時間は2分、規定演技は「とにかく走る」事。厳密にはどうか判りませんが、「両足が同時に浮く瞬間がある」ことを以て、「走る」とみなすようです。

 予選参加156体のうち、最終的な予選参加者は88体でした。
 昼休みを挟んで、予選開始です。


【予選デモンストレーション 午前編】

1.十兵衛

 まず一番手は。ちょっと和風とキュベレイが混じったような、紫色の大きな上っ張りがついています。腕には赤い刀状のパーツが二つ、二刀流ロボットです。
 飛騨高山初代藩主の魂を宿したと称し、操縦者さんがご当地ネタに絡めて喋りで引っ張ります。途中で切腹したりしておりますが、ネタは中々。「走る」は…… ぎりぎり走ってるかな、という感じでした。

2.伝助八号

 平たい頭が目立つ伝助八号。どうも外のCDプレイヤーから音を出して喋ってるみたいなんですけど、マウスと(トークしている)スピーカーがハウリングしているらしく、激しいノイズが時折ガリっと入ります。
 画像認識からボール投げを披露、両手を揃えて標的を倒す命名「前に習えパンチ」に、回転キック。「走る」は10cmくらいだったでしょうか。多彩な動きでアピールです。

3.トコトコ丸

 なんと髪がオレンジ、ちょっと修験者と言うか弁慶っぽくもある装束。イメージチェンジのトコトコ丸、そんな鞍馬天狗をモチーフにした衣装で登場です。
 まずは定番、扇子を出しての舞に、見慣れない所では、扇子を出して片足立ち屈伸を露舞。動きは相変わらず優美。舞の動きの様で、可愛いですねー。「走る」は一生懸命がっしゅがっしゅと言う感じでしたが、前進、後退、旋回しながらの後退など、以前に輪をかけて滑らかな動きになっています。
 最後はその場旋回ダンスで終了でした。かわーいー、

4.ウラノス

 ロボット研究部の青いロボットウラノス。走って寝転んで起き上がりのあと、一回転倒してしまいます。
 どうもモーションが一分で終わりになってしまっているらしく、ほぼちょうど一分で、デモは二週目に突入してしまいます。ううん。
 最後はやはり転倒してしまい、倒れたまま拍手を求めるモーションになってしまっておりました。
 
5.マジンガア

 今日はグレートじゃなくてマジンガアで登場です。腕を大きく振って、力強く走る動作からスタート。
 本日の新技は、名付けて自律風船割り。画像認識で風船を認識し、腕で掴んだ伸びる道具(振ると巻いた紙がひょーんと伸びるやつ)を使い、風船を見つけて振り下ろします。何度か距離が合わず、吹き飛ばしたり別の風船をロックオンしたりしてしまいますが、最後はきちんと「割る」ところまで披露。
 最後は自動姿勢制御モーション。打撃を受けると自動で姿勢を落とし、打撃を防ぐとのことです。これが今回のひそかな流行だったらしく、同様の機構を何体か他のロボットも繰り出しておりました。

6.振武

 全身真っ黒なロボット。製作者さんが覚悟のススメTシャツを着ていることから判るとおり、強化外骨格っぽいデザインです。然り而して、日本の心を表現する、と言って出てきたモーションが、コマネチ、シェー、なーんちゃって。そして走りは「パタリロ双方」。なるほどそんな感じです。しかし外見とのギャップが。

 最後に出てきた自律戦闘モードは、自ら移動して敵を探し、敵を発見すると構え。自動的に攻撃を行うモード。的を見失うと、また警戒から索敵モードに自動で復帰します。これはすごかった。説明する製作者さんを敵と誤認してしまった一幕も含め、非常に独特。
 ROBO-ONE本戦ではもちろん、自律戦闘を行う余地はなさそうなんですが、こういう方向性ももっと見てみたいですねー。

7.PLASSON

 青い外装を被ったロボット、プラッソン。走るといえばまずは構えから。様になったクラウチングスタートの体勢から… 何故か逆立ち。そして、そこから足で337拍子。…なんて言うか、やるな。
 何事もなかったかのように、立ち直って走った後、腕のアームを回転せさながらの演武を披露。なかなか腕がのびやかに動きます。後方ダッシュからの攻撃などを披露した後、最後はジャンプに挑戦。
 2,3度転びながら、ジャンプを繰り返し… 今度は全身で337拍子で〆でした。

8.締め切り二号

 なんだか特に追撃ではものすごいスピードを出しそうな名前のこのロボット、ライター高橋さんの白青二色のロボット、頭の形状がなかなかクールです。
 いくつかのモーションを組み合わせて披露した後、走るに挑戦。しかしデモそのものは短時間で終了。
 ……やはり〆切が厳しく時間が取れなかったとのことで、40秒ほど残しての終了となりました。

9.FD改2005

 なにやマッシブなデザインにも関わらず、柔軟な動きを見せるロボット。開脚前屈など柔軟体操から入り、ゆっくりした頭突きから三点倒立に移行。背中に人がつかみやすいような出っ張りがついてますね。
 攻撃モーションや歩行を次々と披露し、割と多彩な動きを見せたのですが、規定演技の「走る」に到達しないうちに、2分の時間切れとなってしまいました。あー、こういうの実に惜しいですねー。

10.OH-01

 岡山理科大の赤鬼ライクな虎柄ロボット。ムエタイをモチーフにしているとのことですが、ややモーションが不安定らしく、歩くと転んでしまうようです。
 足を絡めたモーションだと、どれをどう切っても転んでしまうのが厳しい感じ。自動起き上がりでも、なかなかちょっと制御の厳しさを感じられました。

11.オルメカ

 脚で木の棒を割るモーションがお約束のオルメカ。今日は怪しい台車(女の子のイラスト入り)と、怪しい花束と共に登場です。何事でしょうか。
 ソフト帽を被ったオルメカ、どうやら史上二番目の失恋したロボット(注:最初はメタリックファイター)を狙っていたようですが… なんか花束抱えたまま転倒してしまいます。
 悔しがりモーションのあと、標的(女の子の絵が張った台車)を画像認識して追いかけはじめます。転んだ状態から自動起き上がりでちょっとつっかかえたりしていましたが。

 処で、くだんの台車を認識していたセンサーの事を「彼女センサー」って言ってたような気がするんですが、これは僕の気のせいでしょうか。

12.たぬたぬG

 製作ほりさん&原画くろねこさん。女の子デザインなロボットの先頭ランナー、たぬたぬG。相変わらずピンクの髪にチャイナ服。フィギュアがそのまま歩いている風情です。
 前回物議を醸した「起動スイッチ」、今回は普通に首筋に装備。「走る」モーションに挑戦した後、方位センサーによるデモを披露です。そのセンサーで自分の向きがわかるということで、頭にカチューシャ風に看板をつけ、リングの上を一周してラウンドガールを…… ということなんですが、ちょっと途中で転倒。頭についている看板が重過ぎて、起き上がりに苦労されていました。
 最後はちょっとだけ攻撃モーション。キック一発の後、終了でした。

13.Neutrino NERO

 スーパーカミオカンデがあるのが神岡町、そんなわけで飛騨神岡高校からエントリのロボットは、二体ともニュートリノの名を冠しています。
 完全オリジナルのロボット設計のネロ。パイロットのさるぼぼ君が合体して起動します、と言う事で、まずは画像認識で、製作者さんが持っている小さいさるぼぼ君を自分で探すデモ。
 起動後は、飛騨高山祭りで披露したと言う盆踊りを披露。綺麗なダッシュの後にはバックダッシュに挑戦し、これは転倒してしまいましたが、致し方ない処かも知れません。それにしても安定した動きです。

 実は時間前、このネロがデモしているのを見ててっきり「京商の新型が動いてる!?」とか思っちゃいました。てへへ。

14.サイクロプズ

 シャークマウスもまぶしい水色のロボット、サイクロプズ。予選用のモーションを作っていなかったので、審査用のモーションだけで挑んだ由ですが……。ううん、厳しいですねー。

15.クリオネ改

 こちらはROBO-ONE最小レベル、身長20cmの超小型ロボットです。傾斜センサーを使い、脚をがばっと開いて起き上がるモーションはかなり独特のものがあります。
 歩きはちょっと安定性に不安があり、転んだままダッシュの体勢に入ってしまったり等、ちょっとトラブルもありましたが、動作そのものは非常に機敏。「走る」も披露していました。
 どうにも、ちょっと調子は悪かったみたいですが、まだまだポテンシャルが出てきそうな雰囲気ですねー。

16.N5

 これは変り種、足と腰しかない下半身のみのロボットです。
 二足歩行とはいえ下半身だけしかないだけあり、股のとこだけ回転するなど、予想を乗り越えちゃった風味のありえない動きを次々と披露。狙い通りなのかと思いきや、なにやら製作者さんの意図ともやや違ったらしく。奇怪な動きを繰り広げていました。。
 最後はまっすぐ立ち上がり、終了となりました。

17.はじめロボット

 走ると言えば、勿論はじめロボットです。
 いつものように太極拳からスタート。その場走りから前方奪取、後方方向転換歩行から片足立ち、片腕腕立てまで披露。片足キックで姿勢を崩しても、倒れない安定性。流石ははじめロボットですねー。
 終始安定した演技で終了。ちょっと楽しみにしていたんですが、「さんぺーです」は今回ありませんでした。

18.MAGI-01

 布がかかった状態から、颯爽とMAGI01登場。前回までのグレー一色から、青地に黄のラインが入った、なんて言うか勇者なカラーリングに一気に変更。ぐっとカラフルになりました。

 今回のデモは、なんかROBO-ONEのロボットのトレーニングの日常、と言う趣向のようです。
 布団(最初の布)をはいで向きを変え、なんとリング上に細かいチップをばらまき、その上を歩行。腕立て伏せから走り、攻撃モーションからダンスまで連続で披露していました。
 札をばら撒いて、自ら悪条件を作り出してそしてチャレンジ。こういうのはすごいですねー。

19.メカボンB

 頭がとっても四角いメカボンB。と言うよりもむしろ、どう見てもパックの豆腐なんですが……。そのフラットなヘッドを生かしての一転倒立を披露。頭で立ってるし。
 前進後退から自動起き上がり…… ませんね。加速度センサーがうまく働いていないようで、立ち上がれません。

20.リトルトライダー2

 2は「に」と読みます。相変わらず小さい、リトルトライダー。「走る」の披露では、なんとここで「エイトマンの立走り」が登場。……つまりあれです。立ったまま、上半身が疾走ポーズで固まって、これを以てエイトマンの立走り。「この背後を新幹線がびゅーっとですね」。……まさか、会場内で本当にエイトマンが上映されているとは思っていなかったでしょうね。なんてタイムリーな。
 因みに、その後、ちゃんと「走る」もやっていました。

 立ち上がりセンサーを披露したいけど、バランスがいいので転ばない、って言ってましたね。すごい事ですよそれは。

21.ヨコヅナグレート不知火

 不知火の走りは、走るというか、つかつかと猫背にこう、相手に詰め寄る感じですね。ものすごく強そう。
 落ちそうになった所をコースに戻した後、相変わらず動作の止めがかっこいい空手の型を披露。リングの床を大上段から、どっかんどっかんと殴りつけます。
 デモの最後は瓦割り。重ねた瓦せんべいを振り下ろした腕で力強く粉砕し、演武終了です。
 因みに、せんべいはちゃんとを食べるようにという司会からの要請が。それを受けて、即時処分を試みたレフェリーさんには「だからって今食べない!」というダメ出しが出ておりました。なかなか難しいですね。

22.Cyclops-01

 先程のは濱邊さんのサイクロプズ、こちらは釜田さんのCyclops-01。赤い一つ目が光る、長身の青いロボット。攻撃動作と、アンガールズのネタのモーション、自動起き上がりを披露した後、走行ではなく高速歩行を披露。もっとも、主観的には十分走っていたと思いますよ。
 最後はロボットの上に掌をかざして停止のサインを出し、演技終了でした。

 これで午前の部は終了。
 午後は13:30からですー。

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コメント

オルメカを製作していたものです。
もしかしたら知っているかもしれません
私はこの大会の前まで 全ての大会でチームのMCをしていました。

チームメンバーの卒業と共にチームは解散してしまいました。
またチームのHPも消失してしまい 記録が何も残っていません。

寂しく思いググってみるとここに当たりました!
実は棒を折る動作の発案者は私です。
足で棒を折る動作を定番と気づいてくれている人がいる事に感動しました。
自分達の作ったロボットが誰かの思い出にも
残ってるって本当に嬉しいです。

ありがとうございました。

投稿: 50river | 2008.04.05 00:31

 コメントありがとうございます! オルメカ、よく覚えております。最初はオルメカヘッドと関係あるかと思っていたんですが、棒を折る動作を二回目に見た時、『折るメカ』なんだ! と納得した次第です。この前の大会までMCを務められていたと言う事は、スパイダーマンのマスクを被ってらっしゃった方でしょうか……?

 非常に嬉しいコメントを頂戴し、僕もとても嬉しく思っています。
 ご覧になっておわかりの通り、勢いのまま書き散らしているだけの些末な文章でしかないのですが。それが皆さんが為されてきたいろいろなことの、記録なり記憶なりの一助にでもなれたとしたら、こんなにも嬉しい事はありません。

 頂いたコメントを励みにかつ糧に、また頑張って色々書かさせていただきたいと思っております。
 こちらこそ、本当にありがとうございました!

投稿: sn@散財 | 2008.04.06 22:10

ああああ〜
懐かしいですw
そうです 川崎でスパイダーマンのマスクしてました。w

とくに ロボットに関係ないのですが
会場近くの雑貨屋で前日見つけて 出ちゃいましたw
痛い思い出の一つですw

また のぞかせてもらいます。

投稿: 50river | 2008.04.07 18:06

 ああ、やっぱり!(笑) あの理由も判らずじまいだったのですが、思わぬところで謎が解けました。
 今後とも宜しくお願いいたしますー。

投稿: sn@散財 | 2008.04.07 21:49

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