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2005.12.04

ROBO-ONE GP FINAL in 国際ロボット展【アピール編】

 異様な人口密度の中、いよいよ12時、開催時間です。
 子供さんも前の方に群がって、すっかりスタンバイOK。

 今日の司会はバンダイの土田さん。解説はバンダイロボット研究所の波賀さん、そして西村委員長と副代表の先川原さんです。副代表だったんですね(大変失礼な)。
 ゲストに来られていた方の名刺だけ手書きだったのが気になりましたが、色々、そう、多分色々あったんでしょう。

 リングはなにやら新品っぽいです。従来と同じサイズなんでしょうか?
 今日はバンダイカップの決勝も兼ねているとの事。今日の勝負如何によっては、はじめロボットの三連覇がなるかどうかも決まるようです。

 そして西村委員長から発表。総合優勝の方に100万円の賞金が出るとのこと。
 いきなり出た賞金の話に、参加者の皆さんも動揺していたらしいコメントが伺える中、いよいよデモ開始です。

【アピール】

1.ヨコヅナグレート不知火

 まずはトップバッター不知火。今日もコントローラーには熱田神宮のお札。
 不知火独特の、「つかつか」と言う擬音がつきそうな、前かがみ気味のでの力強い歩行。がりがりと歩きます。

 今日は大技はあまり見せなかった様子。
 お子ちゃんがかぶりつきになっちゃったので、宥めていたら終わってしまいましたよ………… とほほほ。

 今日のトーナメントは参加者からのヒアリングを参考にしたそうですが、GIYさんの要望は全て取り入れられたのだとか。
 果たしてスケジュール通りに全勝と行きますでしょうか? 最初の対戦相手はオムニゼロです。

2.オムニゼロ

 不知火に指名されてしまったのは、頭にカメラのついたオムニゼロ。GPへの参加は二戦だけだが、成績は非常に優秀、との事。
 両腕を広げ、重い手の先を旋風脚のように振り回す、脅威のハンマーフックは今日も健在。前に見たときに比べると、足裏がかっぽれのようにかなり分厚くなっており、安定性が上昇していることを伺わせます。

 …すいません正直に言います。今度はなんか、デモ中に自分のノートにマシントラブルが起きて、目があっちこっち行っておりました…(汗。

3.アリウス

 総合第三位、頭のかっこいい突起物が、ドリルヘッドと言うらしいことが判明したアリウス登場です。サッカーボールと小さいゴールを持参して設置。あざやかなキックで、ゴールのど真ん中にボールを蹴りこみます。なんと一発で、どんぴしゃにど真ん中。見事な命中に、反り返って大いばりです。

 どうやら足裏が真ん中からニ分割になっているらしく、倒立して足裏を動かすなどの技を見せてくれます。足の裏が小さいと言うお話でしたが、この足裏の仕組みで安定性を高めているのかも知れませんね。
 後方へのヘッドバットなど、なんだかどっちが前だかわからない度がだんだん上昇しつつあるようですが。デモ終了後のトークの最中でも、何気に匍匐前進等を披露。

 気のせいか、アリウスは最近は(見て判るほどの)大改造を受けたと言うイメージがあんまりなかったので、これは楽しみですねー。

4.メタリックファイター

 第八位、茶色の古豪メタリックファイター。横歩きや旋回後退など、歩行性能の上昇をアピール。可動式となっているてのひらを広げ、地面に「手」をついての逆立ちから、倒立両足蹴りや開脚回転キック、後方浴びせ蹴りなどを連続披露。
 前に後ろに、激しい空中殺法を披露するメタリックファイターに、観客から快哉の声が飛びます。試合で出す機会がないかも、と言う事で大盤振る舞いだった由でした……。

5.アリキオン(クリスマスver)

 第四位、元々が赤いロボット・アリキオンさん。今日は12月と言う事で大幅デコレート、サンタ兼クリスマスツリーみたいなスタイルで登場です。

 「しゃべるロボット」で有名なアリキオン。今日も、デモの解説からBGMまで、ほぼ全てロボット自身が喋りながらアピールしていきます。
 内蔵スピーカーで自身声を発するほか、トランスミッタ(ipod用の奴がのっかってた様な)でFMラジオに声を飛ばすシステムも健在。

 歩く時の掛け声の「ファイトファイト」の間隔が短くなっている気がします。歩行スピードが上がっているんでしょうか。
 技の名前が非常に増えてきています。しかも全部声入りに。ヘッドバットにアリキオンキック(いやそう聞こえたんですが、アリキオンヘッドだったのかも)、側転からパンチを繰り出すラジオ体操パンチにはアリキオンサンダー。
 そして「UFO」を自ら演奏しながら踊りだし…… 途中で曲がスイッチ!? ええッ。なんと二曲目に突入です。クリスマスソングに沿って踊り、最後は「メリークリスマス!」で〆、となりました。

 それにしてもサンタ帽を被ったアリキオン、何かに似てるとずっと思っていたんですが… 黒魔道士かも(車掌さんでも可)。

6.はじめロボット

 第六位にしてバンダイカップニ連覇、赤い韋駄天・はじめロボット登場です。
 走るロボットとしてあまりにも有名なはじめロボットですが、ゆったりとした確実な動作を決められるのも特徴。太極拳モーションからウォームアップ、さらに上がった歩行スピードから、一気に走行にスイッチ。走りすぎて転んでもいますが、そこは自動起き上がりでフォロー。
 かなり姿勢を崩すような後ろ蹴りなども披露しますが、崩れませんねー。

 使っているサーボは20個。トルクで言うと30kg/cm以上とのことです。プログラムはC言語だそうです事。
 足の裏にはなにやら滑り止めのようなものがついていますね。

7.アフロ

 第十位(ちなみに十一位は2325RVらしい)アフロなんですが… はじめロボットのインタビューが長引いていたのは、ちょっと準備に手間取っていたんでしょうか? 胸のAも眩しい姿。マイクも凛々しい菅原さんに、今日は久方ぶり、本来の影たる森口さんが登場。
 そのアフロ、登場するなり、後方に転倒しリングアウト! 「仕切りなおさせていただきます」の声とともに、最初か(口上も含め)らやりなおしと相成ります。

 ちょっとダンスを披露し、サタデーナイトフィーバーのポーズを決め、そのあとはおもむろに泡吹きモードに。
 菅原さんの「ダンスの練習をお手伝いして欲しいんですけど」の声とともに、観客の拍手に応じて、アフロの踊りがんだんだんとヒートアップ。そしてシュノーケルから泡を吹いてフィニッシュ。手拍子が終わったあとも、かなり盛大に泡を吹いております。
 泡吹いたままキック。やはり転んでおりました。
 そしてヘッドバット。「おお、転びませんねえ」。やはりアフロはこうでなくては。

 最近はマイク担当が菅原さん、そのほか全部担当が森口さんになりつつあるようです。
 珍しくも森口さんにコメントを求める土田さん。「と、とってもいい上司ですヨ」との事でした。上司と部下だったんですね……。

8.トコトコ丸(クリスマスver)

 第九位。ことのほかキュートなサンタ版に改装された、クリスマスverトコトコ丸登場です。キャラホビの時の浴衣トコトコ丸に続いて、再び限定版ですね。とはいえ、黒いブーツに真っ赤な布のケープと、かなり本体熱くなりそうな雰囲気です。
 これもクリスマスバージョンとなった緑ラメにひいらぎ付きの扇子を持ち、片脚バランスで踊ります。歩くと足についてる鈴が、リズムも軽くしゃんしゃんしゃんと。
 友情出演、アフロの泡をトコトコ丸が仰いで飛ばす技も披露。きらきらした所は、全部100円ショップで作っているんだそうです。

 第八回大会での優勝や、賞金の話などをしている横で。
 アピールに友情出演したアフロが、うつ伏せのまま何故か足をぴくぴくさせていています。大丈夫かアフロ。しっかりしろアフロ。

9.グレートマジンガア

 いよいよ登場、マスタースレーヴもかっこいいグレートマジンガア。今日も息子さんの操縦です。
 歩行スピードが上昇したとのことで、旋回前進や旋回後方などもかなりの高速。マスタースレーブが動くと観客も大賑わいで、「元祖!でぶや」でパンを掴んでいた、指の開閉なども披露しています。

 移動から急激にしゃがみこみ、姿勢を落としながら両腕をそろえて突き出す、と言う、かなり激しい横突きのモーション(姿勢が崩れないので、攻撃ダウンしない)や、両腕を広げて上体を半回転させる、オムニゼロ並のハンマーフック、細かいところではしゃがんだまま移動など、大技をつぎつぎと披露。

 なんと言っても移動からの横突きが強烈ですね。ダイブアタックからさらなる進化を遂げて、「体重を乗せているけど姿勢が崩れない」攻撃の可能性が見えてきたようですねー。
 これは優勝戦線もあわせ、眼が離せなくなってきました。

10.ダイナマイザー

 ボディの青もよりいっそう鮮やかになった気がします、新サーボで全身を覆った完全版ダイナマイザー。設計は一緒ですけど、ボディは全部新しく作ったとのお話でした。テレビでは、従来のダイナマイザーと競演してましたしね。
 ポジションはグレートに続く第二位。優勝戦線の有力候補です。

 重量が増えているんでしょうか、歩行がいい意味で重くなっている感じがします。揺ぎ無い、と言うんでしょうか、安定感がかなりかなり増しているかな、と。マジンガア対策に編み出したラジオ体操パンチ、大車輪ハンマーフックなどを連続で披露。
 小さい歩幅でのジャンプから、小さい缶をすごい勢いで蹴り飛ばします。缶がリングの端から端まで吹っ飛んで、転落するほどの勢いです。

 サーボは23個。バッテリ一本で10分ほど持つとのこと。
 モーターを全部脱力すると、片脚立ちみたいな格好良いポーズで制止していました。

 これで全10体の予選モーションは終了。
 このあとは、ニ時間の休憩を挟んで本戦となります。

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