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2006.02.25

2/25、関東組ロボット練習会

 ROBO-ONE本大会を三週間後に控え、いよいよ二週連続体勢に入った練習会。本日は代々木アニメーション学院、本校にて開催であります。
 新宿からうろうろ歩いてきて、11時ほぼ丁度、代々木アニメーション学院本校に到着です。

 むやみにリキの入ったポスターを尻目に上っていくと、今回初参加の法政大の皆さんが既にいらっしゃっていましたよ。
 「朝っぱらからコロニー落としてみようかと」とのたまう、アニメイダー先生の借りてきた0083が流れている中、吉日ロボの頭だけが、なにゆえか猫の尻尾に乗っかっていました。

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 さすがに朝早いうちは、皆さんいらっしゃられていません…… ゆっくりと午前中を過ごしているうち、まずGIYさんが登場。明日にイベントを控えて、今日は調整日。不知火が机のあいまを歩き回りつつ、法政大の皆さんの相談にあれこれ乗ってらっしゃいました。

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 午後くらいから、皆さんの活動も本格的になってきました。
 新型を持ってこられていたJinSatoさん、さっそく法政大の皆さんに囲まれてあれこれ質問されていました。球体の頭がついた、新型のサンダーです。体重3kgとのことですが、手足が長く、かなりの大型です。
 まず外見で目を引くのは、球体の頭…… もそうなんですが、強力そうな手先。二本爪のような手、その両方が同期して開閉するしくみになっており、手をひらいたさまは、口を開いた蛇のよう。相手を掴んで引き倒すこともできそうですし、ROBO-ONEスペシャルの各競技にも、そのままで対応可能と見受けます。
 これをわきわき動かしながら、相手に迫る予定とのこと。うわちょっと怖いなあ。
 可動範囲が広い…… と言うか、関節や構造が非常に柔軟で、前屈や後屈も可能。体をぐったり伸ばした脱力姿勢も、他ではあまり見られないものです。
 まだまだあちこちに部品が入る予定とのことでしたが、完成形がどうなるのか楽しみであります。

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 道楽さんのか~るは、重量がぎりぎりオーバー気味かも…… とのことで、当初足裏のバルサ板を外されていたんですが、一寸制御に苦労されている様子。あとで元に戻されてました。

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 特殊メイク課の先生からあれこれ話を伺っているうち…… 切り傷とか傷跡とか、目の前で実演されてましたが、ものすごいものです。
 いやなんと言うか、メイクで作った血の出てる切り傷が視界に入った時にはもう。心の底からびっくりしましたよ。もう少しで、大慌てで騒ぎ立ててしまうところでした。実際には、びっくりして硬直してるうちに教えてもらったので、いらざる恥をかかずに済んだわけですが。
 蛍光灯の照明下で、1mもないとこから見たのに。これが代々木アニメーション学院で見たのでなければ、間違いなく騒いでました。
 特殊メイクってのはものすごいものだ、と初めて感服です。その先生、Jinさんと「マイクロカプセルで血が滴る特殊メイクとかどうだろう」と言う話をされておりました。

 会場にはロボファイトのDVDが流れ始めている中、石川さん登場。ヨゴカスタムとブラックシードの死闘に視線が集まる中、石川さんの持ち出したソーサリアンのCDに、オールドPCの話を始めてしまう人達でありました。
 法政大の人たちはX1とか知らないだろうなあ。と言う話をしていて、たまたま通りかかったアニメイダー先生に聞いたらX1はご存知ありませんでした。X68000はご存知とのこと。でもショック。

 さて最後は、卓球台を利用してのロボットビリヤード大会開催です。
 ロボットビリヤードとは、前回の練習会のときに生まれた新競技。リングに置かれた8個の紙コップを、3分以内に順番通りに倒していくという競技です。自分自身がリングアウトしたり、関係ない紙コップを倒した時には、その時点で失格となります。

 各ロボットが、二回(機体によっては一回)演技し、最後の一つを倒すまでのタイムか、最終的に倒した数を競います。

 転んで頭開いちゃう、わたなべさんの新型。なんかちょっとフィンケルシュタイン博士みたいです。

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 ヨコズナグレート不知火。四個目を倒すと同時に転倒し、立ち上がりでリングアウトしかかるも…… いま出したばかりの紙コップに手をついて立ち上がり、リングに復帰! 「いまのありなの?」と言う問合せに、力強くOKの声が。
 しかし一回目では完走ならず、6個目で終了でした。

 さて本日一番の喝采を浴びたのは、ENNUIさんのちび。

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 出走前にいきなり動き出し、なかなか止まらなくなります。無線の混信なの? と言う声が飛ぶ中、誰も同じチャンネルを使ってない事が判り。そうこうしているうちにも、ちびは全力でアピールしまくり。頭抱えたり足上げて停止したり、わきわき踊りまわしております。
 いったん停止したときに回収しましたが、原因はどうにもわからずじまい。

「デモのプログラムが動いちゃったんじゃ?」
「でもデモ入れてないんですよ」
「「「自我に目覚めたんだ!」」」

 そうこうしているうちにコントロール可能になり、なにはともあれと出走はしたのですが。また途中で、デモモードに戻ってしまってました。

 人形つかいさんのゴーレムくんも、競技に登場。歩くの見るの初めてです…… と思っていたら、今日が始めての歩行公開だったのだそうです。歴史的瞬間也。

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 足が長く大きなロボットだけに、動きも歩幅大きく、また硬質です。息詰まるように、一歩、一歩、地面に足を叩きつけるように歩いていきます。……ちょっと曲がっちゃったと思ったら、転倒。ショックで2番が落ちちゃってました。

 GIYさんと、代々木アニメーション学院の展示品との間で、まあ多少のあれこれがあったのち。休憩をはさんで、演技は二週目に突入です。
 ちょっと謎の電波がまた発生しかかったのち、か~るさんより二週目開始。残り10秒を切ったところで7個目を倒し、暫定一位に浮上。

 一回目は出ていなかった法政大の皆さんも、機体ドリラーを繰り出して参戦です。これまた、手足ガ長く、足裏の小さいロボットです。曲がると補正がまだきかないらしく、だんだんコースからずれてしまう彼を、方向を変えようと必死に煽っていましたが、努力空しく0個で前転。最後に転んだまま、ちょっと目を引く腕の演技を披露していました。
 YG不知火は満を持して再挑戦。8個目もろともリングアウトしましたが、これは有効。記録は1分34秒でした。
 そしてゴーレムくん、二回目の出走。今度はあらかじめ、機体をコースからかたむけてからのスタートです。
 転倒して頭突き…… と言うか、転倒の衝撃で、もげて吹っ飛んだ頭が一個目の紙コップを吹き飛ばし、記録一個。起き上がりができないとのことで、そこで終了でした。

 優勝は、唯一完走のGIYさん。代々木アニメーション学院提供の賞品のプラモデルを、お持ち帰りになりました。

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 いったん解散後、皆さん飲み会へ移行。なんだか六時間くらい飲んでたような気がします。

 終電間際の電車で、なんとかかんとか帰って参りました。

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コメント

 賞品は、「ヘイズル1号機改」と電撃ホビマガ付録のヘイズル用オプション装備ですね(注目点が違う…だって、「Robo」で書けないんだもん)

投稿: 宙 未来 | 2006.02.26 10:33

わーい。ゴーレムくんの写真が2枚も!
よろしければ写真のファイルをいただきたいです。
メールだと大きすぎると思うので、今度の練習会の折にでも。

投稿: 人形つかい | 2006.02.26 16:42

>宙未来さん

 大きいほうの箱はヘイズルだそうです。箱が薄いほうは、確か非売品って言ってましたねー。

>人形つかいさん

 昨日は失礼致しましたー。歴史的瞬間を目撃できまして、光栄に思っております。

 写真のファイルについては了解です。別途ご連絡申し上げますー。

投稿: sn | 2006.02.26 18:19

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