ファンタスティックおまけオン
昨日から発売になっておりますファンタスティック・フォーのDVD。映画本編は言わずもがなですが、封入されている特典の冊子がですね。何気に豪華です。
なんとですね。小なりとはいえフルカラー96ページの冊子に、「ファンタスティック・フォー」の原作コミックの邦訳版が4本入っているわけです。小プロ基準で言えば980円くらいは固い価値が、この小さい一冊にはあるかと思われます。
アーティストが全て、マーヴルで活躍している日本人アーティスト、と言うラインで固めてあるのも、アメコミになじみの薄いファンにはとっつきやすいところなのでしょう。考えてみると初回特典と言うことで、ある程度の数は出荷されるはずですから、普通にアメコミの邦訳版出版するより数はけるのかもですね、こりゃ(汗。
邦訳版のラインナップとアーティストは以下の通り。
■Marvel Age Fantastic Four #1 :
The Fantastic Four meet the mole man! ( 中塚真 )
…解説によれば、Marvel Ageはマーヴルヒーローの物語を、低年齢向けにアレンジ・再構成したもの。
ここでは#1と言うことで、ファンタスティック・フォーの成り立ちが駆け足で紹介されたあと、彼等の初仕事となる、地底怪人モールマン即ちもぐら男との対決が描かれます。全体の雰囲気を掴める掌編。
■Power Pack #3 :
Vacation of Doom! ( グリヒル )
…グリヒルさんのタイトルですよ! ひゃっほうっほう!
すいません取り乱しました。
この話、タイトルを見て判るとおり、主人公はパワーパックでファンタスティック・フォーはゲストでの登場であります。
そのパワーパックは、スーパーパワーを持つ仲良し四人兄妹からなる、マーヴル史上最年少記録を保持するヒーローチーム。家族で四人構成と言うことで、FFと何がしか似通った点も多いのですが。もっとも似ている点はと言うと、どっちのチームにも、人の話を聞かないで先走っちゃう、自分勝手な弟君がいるということで……。
最後のラストがほのぼのしてて実にいい感じ。お父さんムード満点なベンと、必ずしも納得している訳でもなさそうなジョニーがまたおかしくて。
■Marvel Knights 4 #23-#24 :
Impossible things happen every day part 1-2 ( 榊原瑞紀 )
…最後はマーヴルナイツの前後編。変幻自在の異星人、ポップアップ星人インポッシブルマンに翻弄されるファンタスティック・フォー。今日の4人に同行している貧弱なメガネの男は、この話のシナリオを書いているライターのロベルト・サカサさんで…… これって一体どういうこと?
楽屋オチかと見せかけてそうでもない、ひねってきた着眼点が面白いこのお話。そういえばアルティメットのスパイダーマンでは、ピーター・パーカーがスパイダーマン2の撮影現場に飛び込んで、トビー・マグワイヤとサム・ライミ監督に文句言ってましたしね。こういう話ってわりあい定番なのかもです。
見逃せないのは、不気味なスマイルに頭のりっぱにとんがったインポッシブルマン。なんて言うかゴールデンラッキーの、あのにやりって笑うアレを思い出しましたよ。
この四編に解説とかがつきまする。これはお買い得なんじゃないかなーと思う次第ですよ。特典ディスクにはX-Men3のトレーラーとか入ってるそうですし(←買ったくせにまだ見てない人)。
ちょっと気になったのが、マーヴルナイツでバクスタービルの受付をしていた、全身銀色の女性。
見るからに人間じゃなさそうなんですが…… ウルトロン系の何かなんでしょうかね。
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コメント
旦那旦那。
3本分しか紹介してないよ。
投稿: 風波 | 2006.03.05 00:27
あ、そうか。そう見えるやも知れぬ。
他はぜんぶ1話分なんだけど、最後のMarvel Knightsだけは前後編からなる続きもの(#23と#24)になっているのです。
これで4本入りって訳。
まあなんだ。ここに食いついたという事は興味があるということだ。買おうぜ買いましょうぜ。
投稿: sn | 2006.03.05 05:11