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2006.03.19

第九回ROBO-ONE観戦記【準決勝~決勝】

【準決勝】(16:15~)

○光子力研九所 マジンガア
×ゆ ivre

 マジンガアvsivre、豪腕同士の対決…… なのですが、ivreの胴体部の故障はそのままのようです。胴体の回転するあたりの故障とのことなのですが、ivreにとってはまさに心臓部。どうなってしまうのでしょうか。

 あー、歩くだけで状態がふらついています。自分で重心を崩してしまう様に、起き上がれるかどうかも不安を誘いますが、パワーが落ちたところをマジンガアの攻撃を受け、逆に倒れてしまいます。上体が揺らいだところを、マジンガアの追い討ちを受けて2ダウン。リングぎわで不安定になったところから、一生懸命に立ち上がろうとしますが…… 落下。
 2ダウンから続行、しかし上半身がゆらいでいるまま。真横に放った一撃がマジンガアに入り打撃一発。1ダウンを奪い返します! しかし最後はダイブロケットを背後から受けて3ダウン。部品を落としながらの乱戦の末、マジンガアの勝利となりました。

 リングに残った部品のグリスの跡が、ivreの深刻な損壊を物語ります。意地で奪った1ダウンでありました。

○スギウラファミリー ダイナマイザー
×スミイファミリー ARIUS

 ダイナマイザーvsアリウス、長年のライバル同士のライバルが準決勝で激突です。
 ダイナマイザー、なんと開始直後に下がります。そこから一気に距離を取って、今回は接近戦。牽制するダイナマイザーに、隙を狙うアリウスと言う、これまでに何度も見られた展開ですが、ダイナマイザーの打撃がアリウスの鼻をかするも、倒せません。
 当たってもガードする展開から、お互い回避しつつ攻撃する展開へと移行しています。ダイナマイザー、背後から打撃を放ちますが、違う方に飛んでいってしまいます。同時に攻撃を放ち相殺しあう、睨み合いの試合展開、どちらも決定打を入れることができません。
 ダイナマイザーの攻撃が入りはするのですが、がちりと言う音とともに弾き返されてしまいます。

 両者ダウンなしのまま10秒を切ってしまいます。そのまま両者、凌ぎあいのまま、時間切れとなりました。

 コンセプト的にも操縦者の技量的にもせめぎ合う二体のロボット。冷却しつつ、延長の開始を待ちます。

 延長開始直後、ダイナマイザー突撃ッ! 開始直後、一瞬の一撃がアリウスにヒットします。一瞬、アリウスが滞空し、つま先を全開にして踏みとどまろうとしたのですが…… どちらに倒れるか、一瞬バランスが取れた後。タイムラグを含んで、後方にダウン。ダイナマイザー、決勝進出です!

【三位決定戦】(16:35~)

○ゆ ivre
×スミイファミリー ARIUS

 ちょっと試合開始を延ばしての調整ですが、果たして修理はできたんでしょうか。三位決定戦、ivreとアリウスの対決です。称号のコールが「手負いの猛獣」になってますよivre。
 ivreがベストポジションであれば、豪快と技巧の面白い試合になると思うのですが……

 アリウスが読むほど、上手くivreが動かせていないようです。と思いきや、まずivreが1ダウンを奪取。しかし腕にアリウスのダイブアタックを受け、すぐにスコアがイーブンになります。
 小刻みな移動で接近するアリウス、後方から何気なくすら見える一撃で、2ダウン目を奪取。ivreの回転に腕をひっかけようとしますが、これはなかなか上手くいきません。両者、距離を置いての睨み合いから、アリウス側面に接近。変わったタイプの相手に、軽快をしているようです。はじめロボットを倒した時のようにぺきぺきと音を立てつつ、アリウスの胴体を打撃するivre。しかしivre、ダウンを奪って2ダウン、イーブンで延長戦です。

 あれこれ話し合いがあり、その間にリングが壊れて縁がちょっとずれちゃったりしておりますが、とにかく延長戦に突入です。

 両者、真横を向いた姿勢からの開始。「どうせなら観客のほうを向けたほうがいいんじゃ」と言うことで半回転して延長戦、開始です。
 アリウス、接近して一撃を話しますが、打点がずれてしまいます。離れてからivre、スピン攻撃を放ちますが、入りません。アリウスも後方に攻撃を放ちますが、何がしか弱さを感じます。

 アリウス、何気なく接近して一撃を加えますが、なかなか倒れません。ivreのスピンが入るも、浅いということで有効とはとれず。
 この延長戦も時間切れとなり、両者無得点のまま審査員の協議に入ります。

 協議の結果、審査員の協議はivreの勝利となりました! ivre、ベスト8に続いて三位獲得です。

【決勝戦】(16:50~)

 いよいよ決勝戦! 意外にも、最高記録が準優勝同士の対決。どちらが勝っても初優勝とのこと。

○光子力研九所 マジンガア
×スギウラファミリー ダイナマイザー

 力のマジンガアと速度のダイナマイザー、幾度も繰り返されてきた対決ですが、ここは優勝のかかった一番です。両者、序盤から積極的にしかけていく展開。両者攻撃ダウンを何度も放ちあう展開の中、背後から何気なくダイナマイザーの放った一撃が、回転しつつマジンガアにヒット! 1ダウんを奪います。
 マスタースレーブによる乱打を防御姿勢で凌ぐダイナマイザー、倒せないかと思いきやレフェリーがダウンをコール。防御姿勢の上からの豪快な打撃で、ダイナマイザーのひざが接地してしまったようです。
 回転攻撃を的確に凌ぎ、お互い打点を奪いあうマジンガア。背後から接近してきたダイナマイザーに、背面方向へロケットパンチを展開。薙ぎ倒して2ダウン目を奪い取ります。
 ダイナマイザーの回転キックをマスタースレーブで凌ぐマジンガア。最後は乱打続くダイナマイザーの一瞬の間隙をついて、マジンガアの一撃が虚を突くようにヒット!
 今のは「……有効でしょうか?」と言う声が飛ぶ中。有効の判定。マジンガア、3ダウンを先取。マジンガアの優勝となりました。

「やっぱり中学生でも百万円がちらつくと動揺するんですね」 さすがです先川原さん。

【ランブル #2】

 最後はベスト8によるランブル。ivreの腕で薙ぎ倒してほしいとか、ブラックシードが袋叩きになる筋書きなのでは、とか言われている中、準備が行われます。
 一斉にリング中央へ突撃。みんな動きがいいだけあって、倒れると起き上がれない有様です。テコンV、次々と薙ぎ倒していきます。横っ飛びに吹っ飛んでマジンガアを倒していきます。オムニゼロ、軽快に逃げ回ります。ivreの攻撃もなかなか通じません。マジンガアとグレートがぶつかりあい、まだ一体も落ちていない展開、ブラックシード転落してしまいます。
 ダイナマイザーとオムニゼロが高速対決。ダイナマイザー転落です。

 終了時点で6体も残っている、過去類例を見ないほど生残率の高いランブルです。
 優勝したせいか、あんまり拍手の集まらないマジンガア。優勝の拍手は、ぶっちぎりで支持を集めたオムニゼロでした。

【表彰式】

 優勝はマジンガア! ちょっとずりおち気味にベルトが巻かれます。
 準優勝はダイナマイザー、三位はivre。続いて各賞の表彰が行われます。

 最後は特別審査員の中須賀教授と、西村委員長の講評で、しめくくりとなりました。

「この数年でのROBO-ONEの進歩を見ていると、5年後に宇宙に行くのも不可能とは思えなくなる」(中須賀教授)
「あと2,3年後には、投げたらすたっと立つロボットが出てくるんじゃないかと思っている」(西村委員長)

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コメント

snさん、熱いレポート
一気に読ませて頂きました。
すばらしー。

実は僕のほうはsnさんが
どななのかが一致していません。
多分普通にお話しているのではと
思いますけど(爆)。
是非一度声をかけてください。

投稿: とみい | 2006.03.20 13:53

>とみい様

 コメントありがとうございます!
 準優勝、おめでとうございました! 大会の方、お疲れ様でした。
 準決勝、延長開始直後の一撃はものすごかったです。弾かれたアリウスが、一拍置いてからゆっくり倒れたのが。なんかもう演出でスローモーション入ったんじゃないかと思う程で。

 そういえばご挨拶もせず、失礼致しました。一介の見学者なもので皆さん恐れ多くて、なかなかこう(汗。
 次の大会の時など機会がありましたら、きちんとご挨拶させて頂きたく思います。 その折には宜しくお願いいたします。

投稿: sn | 2006.03.20 22:16

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