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2006.05.21

芝浦工大ロボフェスタ2006(前編)

 本日は芝浦高大の学園祭である大宮祭。

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 東大宮の駅から歩く事15分強。芝浦高大の大宮キャンパスがここにあります。
 もっと道に迷うかと思っていたんですが、思ったよりもスムーズに会場まで到着(そもそも歩いてくるのがどうかと言う気がしますが)。
 その中で、関東ひさびさのロボットイベント・芝浦工大ロボフェスタ2006が開催されます。

 昨年2005年の大会は見逃したんですが、これがなかなか本格的なもので。東西から集まった有志が参加して、午前中にはトーナメント戦、午後にはバトルフラッグが行われるという本格的な大会です。会場はちょっと食堂みたいな雰囲気の、学生会館の一階です。

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 ……それはいいんですが、10分ほど押して開催した際に、観客が10人そこそこと言うあたり、なんとも厳しさを感じるわけですが……。選手控え室のにぎやかさに比べると、なんだかちょっと居住まいの悪さを感じます。つらい。

 そんなこんなでちょっと遅くなったわけですが。ちょっとひそかに停電したりしていた後、選手紹介。トーナメントの登場選手は、なんと総勢20体(リタイア除く)。思った以上に強烈に豪華です。
 なぜだか判りませんが、かぶりもの系が多いような気がする本日。イカ・de・すから~さんは紙製のイカヘッドを被ってますし、アエロバトラーはなにやらパピヨンみたいな蝶ステキなマスクをつけているような状態。
 5分1Rの一本勝負と言うルール説明の後、早速のトーナメント開始です。

 出場選手の数が半端なせいか、トーナメントはちょっと変則な形です。
 まず一回戦が6試合行われた後、一回戦の勝者とシード選手が戦う試合が6試合。さらにシード選手同士が戦う試合が2試合あり、その勝者がベスト8となる形となります。

【一回戦】

○ミスターROBONOVA vs ×アンファング

 まずは初戦、何故かテレビのリモコンで操作するロボノバと、アンファングの対決です。両者ゆっくりとにじりより、攻撃圏ぎりぎりで腕を突き出す攻撃を繰り出すアンファング。しかしロボノバの安定性の高さのせいか、攻撃を繰り出したアンファングの方がスリップしてしまいます。
 逃げるロボノバ、追いかけるアンファングが倒れてしまいます。転等から立ち上がる事が出来ず、にじって背後に進んでいってしまいます。バッテリが切れたのか、10カウント寸前で2分のタイムを取る中、ロボノバは前転側転とデモを披露。だんだん人の入ってきた観客席からはどよめきが起きます。アンファングの起き上がりの時も驚きの声があがってましたし、やっぱり実物の説得力って桁違いですよ。

 再びにじり寄っての接触から、ロボノバがダウン。しかし起き上がりは早いです。ロボノバの攻撃が入っているのかいないのか。ロボノバが前転蹴りを放ちますが、アンファングは攻撃では倒れないんですが、動いてる最中にスリップでがんがん倒れてしまいます。
 そうこうしているうちに5分時間切れ。ダウン数の少ないロボノバの勝利となりました。

×クロムキッド vs ○キングカイザー

 電源を入れるといきなり名乗りをあげる、真っ赤なロボットキングカイザーと、緑のクロムキッドの対決。
 間近で見るのはこれが初めてなんですが、かっこいいですねキングカイザー。大きな体にもかかわらず、非常に俊敏。このあたり、ヨコヅナグレート不知火に相通じるものがあります。
 ステップから体の真横へのパンチ。「行くぞ!」「くらえ!」と、なんかするたびに正義の叫びが上がります。よく見ると足がかなり長くてかっこいいですね。キングカイザー、腰を回したラリアートで1ダウンを先取。
 そうこうしているうちに2ダウン目を奪い、「これで最後だ!」の叫びとともに、ふたたび回転パンチ炸裂。キングカイザー快勝ッ!です。

○ローリングピラニ (不戦勝)

 法政大学・電気研究会さん製のローリングピラニ。相手が不調で不戦勝との事、リング上でのデモが行われ…… るとか行われないとかなんですが、ピラニの方も不調になってしまいます。
 原因はバッテリ。電池交換の後、無事デモを披露していました。

×ジェネシス vs ○か~る

 紫のジェネシスと、大きい目のか~る。KHR-1改造機同士の対決です。それにしても、ジェネシスが実戦参加するのを見るのはこれが初めてです。どうなりますでしょうか。

 か~る、機敏な横歩きでひょこひょこ接近します。回転キックは外れてしまうも、か~るの起き上がりに巻き込まれてジェネシス転倒。ジェネシスちょっともがきますが、7カウント目くらいで起き上がります。
 股割りのような独特の動作で起き上がるジェネシス。ちょっと起き上がりの反動が大きく、今度は反対側に倒れてしまいます。両者とも、ちょっと勢い余った挙動が多い様子。両者起き上がった後、睨み合いというか、ジェネシスいっそ棒立ちです。大丈夫でしょうか。
 このあと、しばらく両者スリップが続く展開。か~る、真横から突っ込みますがジェネシスを倒せません… でもひとりでに倒れてしまうんですが。リングの脇のロープに引っかかったジェネシス、10カウントで起き上がれず、2カウント目を取られて強います。
 まだ引っかかったままのジェネシスですが、か~るの攻撃がなかなか決まりません。ゆっくりもがいているジェネシスが、しかし正面から押し切られ2ダウン。
 最後はそうこうしているうちにタイムアップ。2ダウンを取ったか~るの勝利となりました。

 ENNUIさん、プログラムをさっき入れたとのことで、あんまり安定していなかったとの事。か~るは腕がもげかけていたのだそうです。起き上がりがなんかおかしい(変に指先ついてる時間が長い)と思っていたら。

×ジャスタウェイ vs ○ナベダム

 ジャスタウェイvsナベダム、ジャスタウェイ、無線トラブルにより棄権となってしまいます.ナベダム、思う存分痙攣のデモを披露したの不戦勝となりました.

×メカボンB vs ○ノワール

 頭の四角いメカボンB、なんか腕に新しいパーツがついています。対対するノワールは、姿勢の極めて低いロボット。昆虫ライクな機敏な動きです。
 あまりにもサイズの違いすぎる両者。ノワールの旋回はかなりユニーク。腕で地面をついて回転したかと思うと、腕と体を一気に伸ばして、背の高いメカボンBの肩口に引っかかるほどの高い攻撃を投射。かと思えば、腰のあたりを後ろから殴りつけたりもします。長い腕を思う存分利用して、打点をコントロールしている感じです。
 リーチが違いすぎる、と言うか、相手の姿勢のあまりの低さに、攻撃の手立てが切り出せないメカボンB、機敏なノワールに翻弄され続けると言う展開です。

 途中、ダウンなのかダウンじゃないのか正直よくわからない展開だったんですが、最終的にはノワールが勝利。インタビューではかなり壊れているとのことでしたが……。

 ここからは、第二回戦と言うか、シード戦の8連戦。ルールは若干の変更となり、3分3R、3ダウン先取のルールとなります。ダウン数はラウンド持ち越しなので、つまりは3分ごとに整備のインターバルが入る、と言う形になりますね。

【二回戦シード】

 名前の前に☆がついているのはシード選手。

○☆アエロ仮面 vs ×ミスターロボノバ

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 なんていうか、その。コメントしずらいほど怪しいアエロ仮面。アエロバトラーペントの気ぐるみの首のところだけを残して、くちばしも目も撤去し、かわりにパピヨン風の蝶ステキなマスクをつけています。あ、首から下はマシンむき出しで。
 なにやら、そう、黒い球体が胴体に乗っている感じ。しかも最初のダウンで、仮面がかなり下にずれてます。大丈夫なんでしょうか。

 「せんかーい」「たーすけてー」と可愛らしい(ゆえに怖い)叫びを上げながらも、機敏な動きを見せるアエロ仮面。横パンチでロボノバから1ダウンを先取。バックを取ってからの連続パンチであっと言う間に2ダウンを奪うと、そこから横パンチを連打。
 ロボノバ、スリップダウンから10カウントで復帰できず。アエロ仮面、仮面が胸までずれたまま勝利となります。

○キングカイザー vs ×☆竜鬼S

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 キングカイザーvs、初戦となる竜鬼S。起動直後、リング上で台詞をひとおおり喋るキングカイザー。絶好調です。
 早い仕掛けのキングカイザー、回転パンチでまず1ダウンを確保。キングカイザーのパンチで、竜鬼S、立ったままその場でくるりと一回転してしまいます。腰のすわった正拳突きが突っ込んで2ダウン。最後はもう一撃追い討ちが入り、キングカイザーの勝利となりました。

×☆MAGI 繭 vs ○ローリングピラニ

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 新型MAGIこと、女の子型に仕上がっている繭と、さきほど不戦勝のローリングピラニの一戦。開始直後、繭が構えを取ります。盾がモールドされた左手を胸の前に構え、武器を持つ右腕を大きく振り上げた格好。
 この格好で駆け寄りますがしかし、ピラニは接敵前に暴走を開始し自らダウン。タイムを取って、1ダウンを譲ってしまいます。
 ……あ、攻撃のメインは左腕で行われるようです。しかし繰り出した腕がピラニに絡んで転倒、繭、起き上がりに苦しむうち、再起かなわず10カウント、ローリングピラニの勝利となりました。
 試合後のインタビューによれば、やはり腕に不調があり、うまく起き上がりが出来なかった様です。ううん。

○☆ヨコヅナグレート不知火 vs ×☆アザラシマスク

 ここはシード選手同士の対決。ご存知、ROBO-ONE一のパワーファイター・ヨコズナグレート不知火に対するのは…… ええと、首から上があざらしのマスコットなんですが、首から下は、なんかどう見ても柔で王な感じの。ええ、謎の戦士アザラシマスクです。
 不知火、開始直後からいきなりコーナーに追いつめます。横歩きで脱出するアザラシマスク、しかし不知火のパンチが当たってまず倒されます。
 起き上がりの早い不知火が徐々に追いつめるのを、アザラシマスクがかわして距離を稼ぐ展開。不知火は腕で足元を狙うような、下段払いにも似た攻撃を繰り出し、2ダウン目も確保。そのまま不知火の勝利となりました。

×☆イカ・de・すから~ vs ○か~る

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 イカ・de・すから~さん、登場時は紙製(多分)のイカヘッドで現れたのですが、試合にはイカの部分無しで臨むようです。掴み構造の腕のアームはいかに…… と思っていたら、動かない、と言う声が一瞬。イカさん有線動作で、試合開始です。

 駆け寄ったか~る、攻撃を放ちますがスリップ。再びイカさんにトラブル。立ったまま動かなくなるスタンディングダウンと見なされ、カウントが開始します。
 そうこうしているうちに、イカさんタイムを申請。起き上がると同時に、しかしバッテリまでごろりと落ちてしまいます。なるほど、足の甲にバッテリを搭載してるんですね。
 か~るが仕掛けますが、イカさん動けません。転倒から分けた後、しかしイカ・de・すから~動けず。1ダウン差のまま、2R目に移ります。

 初の2R目突入ですが…… 再びか~るが接近。イカさん再び動けません。しかし接近中、か~るの腕が肩口からごそりとモゲてしまいます。
 結局のところ、イカ・de・すから~、そのままスタンディングダウンにより、か~るの勝利となりました。螺子がもげただけ、とのこと。その場で修理を終えて退場となりました。

○ナベダム vs ×☆MAGI TYPE-01

 ちっちゃいガンダムことナベダムに対するは、本家MAGIのタイプ01の登場。ちょっとなんだか、歩行に不安定な感じを覚えるのが不安ではありますが……。開始後、まずはMAGI、正面からの突撃でナベダムを倒しますが、これは攻撃ダウンと見なされます。
 ナベダムの攻撃でMAGIがダウン。明らかに何かの破片が飛び散り、悲鳴が上がります。MAGI、腰を大きくひねりながら起き上がりを試みますが、一回10カウントで立ち上がれずダウン。
 リングが結構滑る材質らしいとのことで。MAGI、結局起き上がる事が出来ず、10カウントでの敗北となりました。

×☆オーガストmk2 vs ○ノワール

 異様な音を立てているらしい、ホームチーム芝浦工大のオーガストmk2に対し、ユニークな動きのノワールが再び登場です。
 リング中央での交錯する両者ですが、倒れたオーガストmk2、立ち上がる事が出来ません。ダウンの拍子になにか部品が取れてしまったのが原因なんでしょうか。操作を受け付けなくなってしまい。そのままノワールの勝利となりました。

×☆PLASSON vs ○☆メタリックファイター

 ひさびさに、と言うか新型が動いているのを見るのは初めてです! 鬱金の独眼竜メタリックファイターと、頭部がキュートなプラッソンの対決。
 リング中央までじわじわと接近した後、メタリックファイター、いきなり前方に全身を放り出す、ダイナミックな回転攻撃。着地点の足首の動きがちょっとユニーク。ただの放り出しではなく、起き上がりの布石が仕込んであるかのようです。
 両者棒立ちの一瞬の後、馬場社長のキックみたいに鮮やかに、メタリックファイターの前方ダッシュアタックが炸裂。PLASSON、そのまま復帰できなかったために2ダウン。メタリックファイターの勝利となりました。喜びの逆立ちです。

【三回戦】

×キングカイザー vs ○アエロ仮面

 キングカイザーと、とうとう仮面がなくなってしまい、覆面強盗みたくなっちゃったアエロ仮面の対決です。
 両者ともに喋るロボットというだけあって、リング上は非常ににぎやか。キングカイザーが下半身変形してるみたいな起き上がりを見せれば、アエロ仮面も「こんにちわー」「へっどばっとー」とボイスを放ちつつ攻撃。お互いに手数を繰り出しあう戦闘となります。アエロ仮面の乱打をしのぐキングカイザー、しかし回転攻撃がアエロ仮面の頭にぼよんぼよん跳ね返ります。
 最後はキングカイザーの低い姿勢からの連打が決まり、アエロ仮面ダウン。キングカイザーの勝利となります。

×ローリングピラニ vs ○ヨコヅナグレート不知火

 なんかセロテープで応急処置の後、リングに上がるYG不知火。ローリングピラニとの勝負です。
 微妙にバージョンアップしたような礼のあと、不知火急速接近。連続パンチにピラニの腕を巻き込んで、不知火まず1ダウンを先取、さらに連続乱打を披露して2ダウン、操縦者さんの、立て!立て! の激励の声も空しく、ピラニ、ダウンから復帰できずKO。不知火、一方的な勝利を収めます。

○か~る vs ×ナベダム

 関東組練習会の常連さん同士の対決となる、か~るvsナベダムの対決。長時間の試合の続いたか~ると、わりと短い試合の多かったナベダム。これまでの経緯がどう反映していくんでしょう。
 これまで通り、積極的に先制していく仕掛けのか~るに、柳に風と受け流すナベダムと言う展開。両者とも攻撃力に注力している設計ではないせいか、安定性の勝負になってきます。
 急に腕立て伏せをはじめたと思ったら、腕が肘から、明らかに妙な方に曲がってしまうナベダム。大丈夫でしょうかと言う声の飛ぶうちにか~るの攻撃が放り込まれ、か~る1ダウンを奪います。さらに後ろからの回転キックが炸裂。ナベダムの大きい頭に引っかかって2ダウン目を奪取。ここで1R、時間切れとなります。

 2R目に突入。ひねりながらの横突きがなかなか決まりません、か~る。ナベダムが大きく腕を振って歩きながら接近しますが、攻撃はどうにも入っていかず、両者パンチの応酬を繰り出すも、安定を崩すには至りません。
 有効打を放てないまま、2R目が終了。3Rに突入します。

 3R、開始直後にナベダムが突撃。相手コーナーまで一気に押し込み、再び睨み合いの展開となります。か~る、倒れたときにかなりいい音がしましたが、大丈夫なんでしょうか。ナベダムがイナバウアーを放ちますが、やはりこう、ダウンは奪えません。か~るは前転蹴りを一回、二回と放ちますが、ナベダムにのしかかるような姿勢にはなるものの、有効まで踏み込む事が出来ません。
 最後は時間切れの中、なぜかナベダムが腕立て伏せをする中での勝利となりました。

○メタリックファイター vs ×ノワール

 メタリックファイターとノワール。全く違うタイプのロボット同士の対決。姿勢の低すぎるノワール相手に、メタリックファイターが有巧打を奪えるのかどうかがポイントになりそうです。
 ノワール、駆け上がって接近。ややメタリックファイヤー寄りのサイドで間合いに入ります。メタリックファイター、回転キックを放っていきなりノワールから1ダウンを先取。
 ちょっと傾いているのか、不安定な動きを見せるノワールに、のそりと歩み寄るメタリックファイターが、狙い済まして攻撃を放つ展開。
 この展開はノワールが圧迫されています。なんとノワール、腕を大きく伸ばし、反動で体が前方にダイブ。なんと前転攻撃まで放ちます。なんていうか、本当に動きが予測できないロボットです。
 メタリックファイター、スリップから起き上がれなく…… いや、大丈夫です。なんとか復帰です。なんか螺子がリングに落ちています。大丈夫なんでしょうか。

 ここで1R終了。リング上にぽつんと残っている螺子がすごい気になりますが、そのまま2R開始です。
 ノワール、ぐーんと伸びての前転攻撃が炸裂。無警戒だったかメタリックファイター、正面から貰ってダウンしてしまいます。しかしその後、ノワールの攻撃が入りません。雄叫びとともにメタリックファイターの攻撃が入りますが、しかしダウンとは認められず。メタリックファイターのゼロ距離からののしかかりを、ノワール、腕を伸ばして、なんと押し戻します。
 メタリックファイター、ダウン攻撃がリングの外まで飛び出してしまい、カメラが床に当たって1ダウン。ここで2x2の同ポイントとなり、2R終了。3R目に突入します。
 リングの上の螺子は…… あ、そのままですね。さすがに位置が変わってますが。あれはどちらの螺子なんでしょうか。

 3R目。メタリックファイター、倒立から攻撃…… しません。復帰します。もう一回倒立しますが、攻撃には入りません。ノワール、なんかものすごい音を立てていますが、腕の角度が前のラウンドよりも、明らかに垂れ下がっています。大丈夫なんでしょうか。
 両者の攻撃が交錯した瞬間、下になったノワールの腕がメタリックファイターの重さで強引に地面に押し付けられます。これがダウンとみなされ、メタリックファイターが死闘の勝者となりました。

 逆立ちは本当は攻撃につながるはず、との事で。これは次に期待です。

【準決勝】

○キングカイザー vs ×ヨコヅナグレート不知火

 彗星キングカイザー、悪魔ヨコヅナグレート不知火。大阪ロボファイトでのカードの再対決となる、東西スーパー系ロボット対決です。
 気合の入ったナレーションに、しかし試合開始直前にちょっと待ったが入ったりもした後(どうもビデオのテープを交換していた様ですが)、いよいよ試合開始。
 両者、猛烈なスピードで接近。いきなりリング中央で叩きあいが始まります。お互いスリップダウンの応酬の後、キングカイザーと不知火、攻撃をお互いかわし続けます。不知火、上段からリングを叩く猛烈な振り下ろしから、先ほど見せた下段払いを立て続けに披露。強引にキングカイザーを押し転がし、まずは不知火、1ダウンを先取します。
 しかしリング脇でからまってしまい、今度はキングカイザーが1ダウンを確保。キングカイザーも敏捷です。不知火を中心に円を描き、攻撃ポジションを伺います。
 不知火としては極めて珍しい珍しいダイブ攻撃が、キングカイザーと交錯。キングカイザーが明らかに異様な音を放ちながら両者からまってしまいます。
 乱戦のうちに不知火、さらに1ダウンを奪われ、スコアは2-1。最後はまたギアが変になってる音を聞きつつ、1R終了です。

 冷却に調整と、両者ここで念入りな整備。GIYさん、冷却のエアスプレーを借りて不知火を冷やします。

 再び両者、中央に駆け寄ります。出会い頭の突撃で、不知火1ダウンをもぎ取り、これで2x2に。最後はもつれるかと思った瞬間、キングカイザーが真横からのダッシュ攻撃を放ち、不知火からかなり強引にダウンを奪取。3-2の激戦で、キングカイザー決勝進出です。

×か~る vs ○メタリックファイター

 お互い、3Rまでの長期戦を制した両者の対決です。か~る、だんだん振動が大きくなっています。大丈夫なんでしょうか。
 機敏に接近するか~るですが、メタリックファイター、出会い頭の一撃でか~るから1ダウン。か~るは前転攻撃を真っ正面から放ちますが、しかしメタリックファイターは受け止めて持ちこたえます。これを耐えられるとちょっと辛くなりますが…
 メタリックファイター、ちょっと歩行がぎこちない感じです。大丈夫なんでしょうか。か~るがスリップしている間に、なにげなく逆立ちを披露したりしておりますが。
 しばらく睨み合いの展開。メタリックファイター、今度は腰をひねってのパンチを繰り出します。
 しかしか~るも、ここで再び回転攻撃。側面を見せていたメタリックファイターの腕に攻撃がヒット、メタリックファイターはゆっくりとダウン。これで1-1となります。
 メタリックファイター、突撃しますが打点が遠く、有効打となりません。睨み合いの展開のまま1R終了。第二Rに備えます。

 第二R。積極的に仕掛けないまま、中距離での睨み合い。メタリックファイターはスリップの後、ダッシュ攻撃を放ちますが、か~るがこれを回避。
 コーナーぎりぎりに追いつめたところから、メタリックファイターがまるでポストに押し付けるように、至近距離からのダイブアタックが炸裂。か~るのギアがギイイイイと明らかにありえない音を立てはじめます。
 ほとんどロープに絡まった状態のままのか~る。メタリックファイターの勝利となりました。

【三位決定戦】

○か~る vs ×ヨコヅナグレート不知火

 さて、ギアが妙ーな音を立てていたか~る、少し時間を取っての調整のあと、なんとか復帰! 待機していたヨコヅナグレート不知火と、三位決定戦となります。
 か~る、これまで通り機敏な横歩きで間合いを詰めます。不知火の大上段打ち下ろしがヒットし、か~るがまずダウン。しかし攻撃した不知火が、ここでダウンを申請。足まわりにトラブルが発生した様で、なんかそういえば変な音がしはじめています。

 なんと意外な展開。不知火、キングカイザー戦で股間部にダメージを受けていたらしく、足のトラブルが修復不能とのこと。
 不知火の棄権により、か~る、三位確定です。

【決勝戦】

○キングカイザー vs ×メタリックファイター

 全て赤コーナーからの開始となるキングカイザー、そして長丁場を勝ち進んだメタリックファイターの対決となります。
 一位商品がニンテンドーDSライトと聞いて、なんとなく闘志に火がついた両雄。
 まずはキングカイザーが機敏に接近。ゼロ距離からのメタリックファイターのダイブアタックを、なんと真後ろで受けて耐え切ります。メタリックファイター、まず逆立ちして、そこで一瞬静止してからの大きな逆さ落としを披露しますが、これはモーションが大きすぎたか回避されて当たらず。真正面からのダイブは咄嗟にしゃがんで耐え凌ぎ、キングカイザー、低い姿勢から突撃して1ダウンをもぎとります。
 キングカイザー、素早く後ろに回りこみ、起き上がりから巻き込むように攻撃。丁度膝の裏を押し上げるように1ダウンを奪ったかと思うや、回り込んで今度はしゃがんでからの回転パンチ! 不安定な瞬間を掴む鮮やかな攻撃で、瞬く間に2ダウンを立て続けに奪取。キングカイザー、あっと言う間の勝利を収めました。

 優勝はキングカイザー、準優勝メタリックファイター。三位は不知火を押さえたか~るとなります。

 決勝戦の後、リング上ではロボットの体験操作企画。ちびっ子がロボットを操縦させて貰うと言う企画です。こういうのって、子供にはすごい嬉しいですよねー。

2006052108

 最後はなんだか、普通にランブルになってましたが(笑)。

 午後からは別の競技、バトルフラッグの開催となります。

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