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2006.06.07

(既読の方推奨)私的ダ・ヴィンチ・コード最大の謎(★★)

 といってもそんなたいした事ではまったくないんですが、映画の公開からずいぶん経ちましたし、そろそろいいかなーって。
 ダ・ヴィンチ・コードの原作を読んで、自分が一番謎だと思った点なんですけれども。

 シラスが謎なんですよシラスが。

 ダ・ヴィンチ・コードのなにが判らないって、シラスが一晩で四人殺害してるはずなんですよね。あの冒頭のシーンを見る限りでは。

 シオン修道会の三人の参事を殺害し、最後がソニエール館長なわけなんですけども。ぶっちゃけ、ソニエール館長の時みたいな手際で、よく一晩に三人も殺せたなあ、と。
 銃の残りの弾数を確認していなかったり、ソニエール館長に止めを刺さずに立ち去る手抜かりもそうなんですが、そもそも万が一掴まった時に身元が割れるどころか、誰が見てもばりばりの不審人物の格好なわけなんですよね。しかもそのうえ単独犯行なわけですし。

 シスター・サンドリーヌが三人の参事のところに電話をかけたのは、少なくとも夜中の一時以降。その頃には殺害現場に刑事がかけつけています。(シスターからの電話に出ています)。
 ソニエール館長が殺されたのは十二時頃のはずなので、ひとり殺害するのにどのくらいの所要時間があったんでしょう。しかも四人とも、目撃者が一人もいない状況で殺された様です。
 目撃者がいればシラスの目立つ風体が証言されないはずはないですし、そうなれば、ラングドンが四人全員の殺害容疑で指名手配されると言うことは有り得ないはずです。

 だいたい、ラングドンはソニエール他三人が殺されたその夜、アメリカン大学パリ高で沢山の聴衆を前に講演会を開いているのです。残り三人がいつ殺されたにせよ、ラングドンに殺害している時間があるはずはありません。
 ファーシュは、ソニエールが面会の約束をしていたと言う理由でラングドンを犯人だと見なしていたわけですから。ソニエール殺害の犯人として追跡するのならともかく、四件全ての容疑者として追うのはムリでしょう。

 そんなわけで。

 シラスがどうやってあの目立つ風体で標的に接近し、目撃者も出さずに情報を聞き出して殺害する、と言う行為を、一晩に四件も繰り返す事が出来たのか。たまたま四人が四人とも、その晩は一人で居る状況で、さらにそこに、たまたまソニエール館長がラングドンと面会する日が重なっていたとでも言うのか。

 シラスにまつわるくだりが、ダ・ヴィンチ・コードでもっともエキサイティングな謎である、とそう考えている次第です。

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