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2006.07.15

硝子のフリル、水晶のレース。(☆☆)

 グラヴィールと言うものについてご存知の方は、どのくらいいらっしゃるんでしょう?

 デジタル百工情報書府さんの解説によれば。元々は水晶の加工技術から発展したもので、銅の円盤に研磨剤をつけて回転させ、ガラスの表面を削ることで、エンボス加工のようにして掘り込んでいく、そういう彫刻の技術です。

 一見するとなんだか浮き彫りのように見えますが、いわば凹面加工。ドリルで削った絵が、不思議にも立体的に飛び出して見えるようなものなのだ。と思います。もちろん色々なパターンがあって、どうなっているんだろう? と間近で見ても首をひねるものもまた多いです。

 ちょっといろいろ縁があって、くだんの豪雨が上がってから花岡和夫展を見に行きました。
 直で見せていただくのは数年ぶりなんですが、間近で見るとなんとも玄妙。まるで彫刻刀で削ったような、細かく書き込んだクロッキーのように、毛筋一本まで掘り込んだ実に精妙なものなんですが。ものは取り返しのつく紙ではありません。掘り込んでいる先はガラスなのです。
 手元が狂えば取り返しのつかないだろうガラスや水晶に、おっそろしい精密さで削り込まれた彫刻。しかも彫ったものがそのまま形になるのではなく、反転し、離れてみて、形として成り立つという。なんていうか、そこに費やされた集中力の力に思いを馳せると、怖くて触るのが憚られるような、作品また作品です。

 もう随分前なんですが、以前にお話を伺った際に、「ドリルで削ります」「ドリルって」「歯医者さんが使うようなのです」と言われ、あまりのことに感銘を覚えた記憶があります。……数年前のことなので、記憶がかなり適当ーに改変されている可能性もありますが。

 ともあれ、硝子の細工は息もつまる美しさ。
 展覧会は18日まで、東京駅の前の前、パレスホテルの地下一階で開催中です。三連休の最中、ご興味のある向きは是非どうぞ。

 ……わんだほーろぼっとか~にばるの、後とか先とかに(笑)。
 なんかこうあの、Robot Watchさんで紹介されちゃってますよ。不安になってきましたよ(汗。

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