いないけどイルス。(☆☆)
森山和道さんの日記からリンクを頂きました。びっくり。……さしあたって居住いを正してみました。
勢いでいろんなこと書いたあとなので恥じ入る事しきり。明らかに手遅れになりながら、誤字脱字を探し始めたりしております。ううう。
その勢いで書いた話の続きを性懲りもなく。僕はイルス君になにをしてほしいんでしょう? イルス君はどんなロボットなんでしょう。
理想とするところは「スペアボディ」です。遠隔操縦できて、自分に成り代わって活動してくれる、もう一つの体です。体がもう一つ欲しい、とは誰しも時に思うことですが、その「体」は、自分と全く同じ能力と知能を備えている必要があるわけでは、必ずしもありません。ガスの消し忘れの例にあるように、「離れたところにある目」で全く構わないわけです。
それでは役に立たないでしょうか? もしガスが消し忘れていて、イルス君の見たものが焦げたカレーの鍋とボヤだったら? 僕はロボットを操作している場合ではなく。職場から119をダイヤルし、多少、いやかなり押し問答してでも、消防車に自宅へ向かってもらうべきです。
お留守番ロボットは、本当に「お留守番」をしているだけ。異常があったら対策を取るのは人間の仕事、ととりあえず割り切ってみましょう。むしろ、その本当の効能は「なにもないことを確認する事」、どうしようもない不安を取り除ける事にあるはずです。
構造は、主機となるパソコンと、端末となるロボットの2ピース構成。パソコンはサーバとして機能する、言わばロボサーバになるのでしょう。稼動は無線が理想的ですが、有線でも構わないかも知れません。USBケーブルを10mばかりも引き回せば、よっぽど広い家でもない限りカバーできるはずです。
むしろ、無線化した場合は、電源の確保が問題になります。イルス君は、短時間をフルパワーで稼動するロボットではありません。長時間、スタンバイモードで待機して、そのあいだオンデマンドで呼び出された間だけ、ゆっくりと活動するタイプのロボットです。
使おうと思ったらバッテリが切れていては寂しすぎますし、そうなると電源ケーブルをつなぎっぱなしにするしかないでしょう。となれば、制御系だけ無線でも、結局はヒモつきになっちゃいますし。
散らかった一般家庭の床を走破するには、相当な走破能力が必要になります。本を乗り越えふすまを開けて突き進むロボット。毎日がROBO-ONEイーグル状態です。ところで、床や壁に傷をつけないためには、ロボットの方にも足裏などをカバーする必要が出てくるでしょう。
見回りロボットなので、重要なのはカメラと、それに(他の人と話すことを想定して)マイク。せっかくの二足ですから出来れば頭に搭載したいところですが、それだとロボットの身長の低さがネックになります。垂直と水平、ふたつ軸をつけて「見上げる」ことができるようにすればいいのですが、なにがなし構造が複雑になるのは、あまり嬉しくないかも知れません。
しばし熟考の末、右腕の先にカメラがついていて、左腕の先がものを掴める構造になっているロボットを考えてみましたけど、歩く時手を振りますから、見てるほうが目がまわりそうですよね。ううん。
腕の先にカメラがついていれば、稼動の自由度は比類なく高いだろうなあと思ったのですが、まだまだ考える必要がありそうです。
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コメント
次のタイトルは、「イルスのふしぎな旅」でしょうか。
モルテーン。
おそらくテムザックあたりが商品化を狙ってますよ(w
投稿: Ryoichi | 2006.08.09 16:30
>Ryoichiさん
オチを先に云いおったわ! 忌々しい三成めが!(笑)
冗談はともかく、あまりにベタ過ぎて温存していました(笑)>イルスの不思議な旅。実際に作ってレポート記事になったら使おうかと。
留守番ロボットはほんとに需要があるんじゃないかなあ、あるといいなあ、と思っている昨今です。でもとりあえず、宅急便受け取れなきゃダメかなあ。
投稿: sn | 2006.08.09 23:28