カポエイラと兵馬俑(☆☆)

江戸東京博物館は、どうしてこうダイジュピターに似ているんでしょう。あるいはレオパルドン(変形前)。きっとあの中には分離状態の巨大ロボとか仕舞ってあるに違いない。
さて、今日の目当てはカポエイラの、ええと、演武会って言うんでしょうか。それを見学することでした。ちょっと前にネットで調べて、ついつい興味を持ってしまったカポエイラ(と書くのが正しいとの由)。パレットタウンでのイベントの一つとして、こちらの団体の方がお呼ばれして演武会を披露するとのこと。
そんなわけで、場所はお台場、パレットタウン。ショッピングモールありゲームセンターありで、建物界隈はご家族連れでわいわいいっぱいです。さりながら空はかなりの鉛色、ぎりぎりまで小雨がぱらついたりして、天気は大丈夫なんでしょうか雨天決行なんでしょうか。

なんとか天気は持ちまして、無事に開催。白いシャツにブルーの長ズボン、腰のあたりにロープのような帯を巻いた揃いのいでたちで、軽快にダッシュして皆さん舞台に登場です。女性の方やお子さん(5歳だそうです)も一緒。驚いたのは、太鼓に弦楽器なども一緒に持ち込まれ、終始それが演奏されていたこと。なるほどなるほど、あれがビリンバウなんですね。
楽器で曲が演奏され、太鼓がリズミカルに鳴り、全員が(観客も)手拍子を取る。メインで歌う人が一人と、時折合唱となる中。そのリズムに乗って、輪の中に二人ずつ進み出て演武が始まります。低い姿勢で右手をぶつけるように握手。ほとんど側転するように舞台の真ん中に進み出て、まるで互いに回転するかのように蹴りを放ち旋回し、それをかわして、と云う動きが続きます。続きますって一言で書くとたいしたことないみたいですが、いやものすごいですよこれ。とりあえず、ゆっくり側転する人って始めて見ました。
大体は二人、途中で別の人が入ってきてパートナーを交代しつつ、すさまじい勢いで円環しつつ演武が続きます。そうそう。アシガラスピンキックみたいなのも見ましたよ。時折、一人で中央に進み出てきて、ものすごい回転を披露。何か失敗したのか地面に(それでも危なげなく)転がると、演武している人たちから笑いが起きると云うような。
ともかくも手拍子を打って見ていたら、あっと云う間に30分でした。足さばきに注目しようと思っていたんですが、いや無理だ。目はあっちに飛びこっちに飛びです。
見ていて(間違っているかもしれませんが)感じたのは、カポエイラって言うのはコミュニティに準拠した格闘技なんだな、って言う事。曲があり音楽がありパートナーがいて初めて成り立つ、と云う感じで。孤高の空手家と云うのはなんとなく想像できますが、片方の眉毛をそり落としたカポエイリスタと云うのは、どうなんだろう。なんか想像しにくいものがあります。
後、観客の人の中に関係者の方とおぼしき人が一杯いたみたいな雰囲気なのが、すごいいい雰囲気だなあと思います。選手の人がビデオの撮影を、観客席の人に頼んでたりなんかして、なんていうか、ROBO-ONEに似たノリを感じました(笑)。
今度どこかでイベントがあったら、また見に行きたい絶対に見に行きたい、と感じた次第。心の底から堪能ー。
堪能した後、勢いで両国へ移動。江戸東京博物館で特別展を見に行きます。
彩色兵馬俑が呼び物ですが。主旨は司馬遷の「史記」の記述を中心に、春秋戦国から漢の武帝に至る文物遺物を、新発見のものなどを交えて紹介すると言うもの。彩色兵馬俑はおなじみ始皇帝陵から出たものですが、学士や文官、それに水鳥のブロンズ像など、変わったものも紹介されています。
面白かったのは、修復中の兵馬俑や、石製の鎧でしょうか。緋色の糸が通して元の姿のように縫い付けてありますが、なかなか立派なものです。「実用性は皆無」ってばっちり書いてありましたけどな。修復中のほうは、内部構造や材質の厚みなどが見てなかなか。
平和な時代なせいなのか、あまり話題にならない文景の治の頃の文物が出てきたのも、なかなか興味深いです。文帝が質素に葬儀をさせた(のであまり副葬品も出ていないらしい)のに比べ、景帝時代の副葬品が大量に出土しているのも、なんとなく時代の気分みたいなものが見えて面白い感じがします。
出口から出ると、みやげ物コーナーには、じゅんたさんから聞いた「兵」とか書いてあるTシャツが。
しばし迷ったのち、そんなに若くないから、と遠慮することに。いまにして思えば、賞品とか称して誰かに押し付ければよかったんだと。そんな一寸悔しい気分。
ホールの床のタイルに書き込んである、超巨大な「百年前の東京の地図」でちょっと遊んだ後。本格的に雲行きが怪しくなってきたので、帰宅した次第でした。
おまけ。

両国の駅で目撃。
なんか一部の人が、ものすごい勢いで食いつきそうな気がしたので撮っときました。
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コメント
>ローズマリーさん
以前あたしもその看板で爆笑した憶えがございます。
いつかゲームで使ってやろうと決心したのですがコチラを見るまですっかり忘れておりましたよ。
投稿: サンドマン | 2006.08.15 21:56
>サンドマンさん
なんていうか、絶妙の場所にありますよねあの広告。
あのポジションで目に入るから仕方なく笑える、と云うか。
投稿: sn | 2006.08.16 00:56
ええと あれですよ。
買い物に行かされた看護婦さんが領収書切ってもらう段になって「ローズマリー肛門科胃腸科でお願いします」と屈辱に表情を歪めながら言う訳ですね。で、一度では聞き取れなかったお店の人が「済みません もう一度お願いします」と一切の悪意無く返す訳です。
気まずくも何とも味わいのあるひと時になる事でしょう。
追伸:
ダイジュピターは気付きませなんだ。
流石だぜ!
投稿: サンドマン | 2006.08.16 15:34
兵のシャツを見て、
「カッコイイ」
「いや激烈にカッコ悪い」
「いやいやカッコ悪カッコイイんだよ」
などと脳内で光速会議が行われましたよ。
江戸東京博物館はサンバルカンの戦艦(名前失念)に似てると思うのです。
投稿: じゅんた | 2006.08.16 17:21
>サンドマンさん
確かにあの看板は面白いですけど、遠景の一枚の看板からそこまで飛びたてるって言うのは、人間の力ってすごいと思いますな。ええ本気で(あさっての方を見ながら)。
あれ絶対、飛行要塞ですよね。もしくはあの空間に何か挟まって合体する。
>じゅんたさん
確かバルカンジャガーとか、そんな名前だったような……。
あそこだと、出たとこで売ってたシルクロード(旧)のDVDにも心が動きましたね。確か、前にも展覧会の出口で同じの見かけて、危うくDVDボックス全部買いそうになりました二十数万。自分が軽はずみなのか相手の口が上手かったのか、ともかくよく我慢したよなあと今更思っている按配。
投稿: sn | 2006.08.16 23:09
一時期、カポエイラについて調べてたんですが(なんでかという話はさておいて)。
一口にカポエイラと言っても、スタイルが色々あるようです。
http://www.geocities.jp/vadiacao/index.html
↑このページが異様に詳しいです。名古屋の団体です。
この団体は時々、名古屋の街中でストリート・ホーダを行っています。
snさんが見た団体はヘジオナウ系のようです。
ヘジオナウの創始者、メストリ・ビンバはカポエイラ界のマス大山みたいな人です(眉は剃ってません)。
が、現在は一概にヘジオナウが実戦的ということはなく、この辺は色々複雑。
YouTubeで「Capoeira」だとか「Roda」で検索すると、色んな動画があげられてて面白いです。
投稿: キャプテン | 2006.08.17 01:04
>バルカンジャガー
ジャガーバルカンですね。さすがに、これに似ている建築物は、少なくとも日本国内には無いと思います。(^_^)
公式サイト内「太陽戦隊サンバルカン」コーナー
http://www.super-sentai.net/sentai/sun.html
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
オマケ:バリガールX
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%B8&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
投稿: ヨモスエ | 2006.08.17 07:17
>キャプテンさん
運営団体さんのサイトも見ましたが、ヘジォナウの方の団体さんみたいでしたね。サイトごとに少しずつ歴史の書き方にウェイトの違いがあったりして、この辺は面白いですね(笑)。
ストリートでって言うのはすごいですねー。神奈川の方で大会をやっていたらしいと言う話も教えてもらいましたし、丹念に探せば、見られる機会は得られるやも知れませんね。
ともあれ、また見に行きたいと思っております(笑)。
実戦的かどうかは、ううん。どうなんでしょうね。正直に言うと、PBMのキャラの元ネタに使いたくて、リサーチしに行ったような次第なもので(笑)。
そもそも、ダンス部員がカポエイラ使いと云う設定そのものが飛び道具(紙製クロスボウ級)じゃないかと云う気も少しする今日この頃。
>ヨモスエさん
コメントありがとうございます! 惜しいところまでは辿り着いたものの、一歩及ばなかった按配ですね(汗。
さすがにコレが近所に立つとなると、住民運動が起きてもむべなるかなと言う気はします。ダイジュピターならぎりぎり(まだ言うか)。
それにしてもバリガールXとは。こんなものがあったなんて(笑)。
投稿: sn | 2006.08.18 21:43
>ダンス部員がカポエイラ使い
それ全然ありです。
ブレイクダンサーでカポエイリスタとか、その逆とか、結構います。
ブレイクダンスの技でも、マカコ(しゃがんだ状態からのバク転)とか、まんまカポエイラの技からきてる動きは多いですし。
投稿: キャプテン | 2006.08.19 16:22
>キャプテンさん
おお、安心しました。
マスターに認めて貰えるよう、説得できそうな説明をひねり出してみます(笑)。
しゃがんだ状態からの蹴り、あれはマカコと云うんですねー。鉄拳のプラクティスモードをもう一度見返してみます。それが情報ソースと云うのも、我ながらどうなんだろうとは思いますが。
投稿: sn | 2006.08.19 21:50
鉄拳のカポエイラ使い、エディ・ゴルドのモーション・キャプチャーを担当したのはメストレ・マルセロという人で、この人は本物です。(この人最近来日してました)
なんで、鉄拳は他のゲームに比べて格段に「らしい動き」をするんで、参考にしていいんじゃないかと思います。
http://capoeira.room.ne.jp/faq/t3.htm
投稿: キャプテン | 2006.08.19 23:54
見ました見ました、このインタビュー。
辛めの点数をつけつつも愛情たっぷりなコメントで、なるほどバランスの取れた人なんだな、って納得してた次第です。
このあいだ鉄拳の古いのを入手してきて、モーションを見て色々調べていたんですが、動きがあまりに人間業じゃない感じだったのでそれで実際に見て見たいと思ったと、だいたいそんな風な話の流れだったわけです。
リアクション上でもカポエイリスタな感じになるよう、頑張りますよー。
投稿: sn | 2006.08.20 19:00