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2006.09.04

アムラックス・ロボアスリート3000

 つくばから帰ってきた翌日の今日は、なかなかに天気のよろしい日曜。出かけたのは昼の頃合です。
 上池袋にて久我山さんのところにちょっとご挨拶した後、向かったのはサンシャイン60のふもと、アムラックス。
 前に都電荒川線を端から端まで乗った時、トランペットを吹いたりするトヨタボッツを見に寄り道したことがありました。アムラックスで開催されていたロボット博覧会も、本日がいよいよ最終日。
 こちらでロボアスリートの最終戦があるとの由を、きのうZIPPONさんから伺ったため。早速にと観戦にやって参りました次第です。

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 会場は二階。周りはバンやミニバンやライトバンでいっぱいです。受付には、はて、どこかで見たようなサイコロが。
 前もそうだったんですが、今日もアムラックスは子供というか親子連れでいっぱい。ちびっ子たちがアイボに群がっている姿を見ていると、ああ、やっぱりAIBOっていいなあ、と感慨しきりでありました。
 ステージ前に着く頃にはすでに準備万端。ちびっ子をはじめ、取り囲むお客様の数たるや、なんと云うかGPの寂しかった時を凌いじゃったんじゃないかと云う勢いで… 人が集まりすぎて、その一角だけ暑くなってしまったほどでした。

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 このアムラックスでのアスリート。7月ににも一回開催されており、その時点での暫定トップは繭、タイムは9秒88でした。しかし今回はあのスミイファミリーさんのありまろも登場するとの事。いきおい、記録と勝負とに期待が集まります。

【14時の部】

 ほどよく人が群がってきたところで、14時に開幕宣言。音楽とかの演出はやっぱりいいですよねー。
 まずは選手が続々と登場します。か~る、繭、MAGI、ありまろ、ノワール、クロムキッド、トコトコ丸の七体に、初期状態のロボノバが一体で、計8体が出走。これにデモを行うネクスタと、robobie-iが一緒に登場。
 三代目なんでしょうか、トコトコ丸は紫の髪に白っぽい見慣れない衣装で登場。ひさびさに平安風のみやびやかな衣装で登場です。

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 解説はヴィストンの社長さんでチームOSAKAの監督でもある大和監督さんです。今日はアムラックスのイベントに出ずっぱりでした。

 さて、レースは二部構成。まず予選では二体ずつ、各二回出走し、タイムを計測。上位の二機を選び出します。決勝ではその二体が直接、一回勝負で対決して、優勝を競います。
 14時の部と16時の部、二回のレースが行われ、最後は7月に行われた大会とあわせ、総合タイムでの優勝を着そう、とそういう組み合わせとなります。
 現時点でのトップは、先ほど述べた通り繭の9秒88。ここからどれほど縮んでくるのかの勝負となります。

 第一組、トコトコ丸vsクロムキッド。まずは各機のデモと紹介が入って、それからレースに入る構成です。扇子は健在、お客さんを扇ぐトコトコ丸。そしてクロムキッドは、相変わらず目の覚めるようなエメラルドグリーンです。
 ……ああ、アスリートは操縦ありのルールなんですね。

 一走め、先行したクロムが転等しているうち、トコトコ丸が猛烈なスピードでゴール。クロムキッド、180度開脚する、所謂キングカイザー起き上がりを駆使し、前かがみ気味なダッシュで完走。トコトコ丸11'28、クロムキッドは31'12でした。

 二回目のトライ、クロムキッド斜めにに構えます。トコトコ丸、蛇行しつつもダッシュ。あっと言う間のゴール。クロムキッドは転がりながらも前進。トコトコ11'49でゴール、クロムキッドはコースアウトのため、参考記録となります。

 第二組は、か~るvsMAGIの対決。か~るのデモでは輪ゴムが飛び、ロボット焼きに見事ヒット。一方のMAGIは、腕立てからトリッキーな回転起き上がりを披露。
 一回目、か~るは普段通り横歩きからのスタート。しかし転んでしまいます。MAGI、その間に猛ダッシュ。しかしゴール寸前に転等してしまいます。頭はなんとか出ますが、足先が出ないとゴールにならない関係上、立ち上がるのを待ちます。頑張って回転しつつゴール突破。
 MAGI、20'51、か~る30'00。……うーん、もっとかかっていたような。
 二回目、今度はか~る、後ろ向きからスタートです。MAGI、またゴール寸前で転等してしまいますが。起き上がって突破。後ろ向きにスタートしたか~るはといえば、ずっと背面歩きでゆるやかに突破です。タイムはMAGI19'07、か~る42'38。

 第三組。とうとう登場はかっこいい突起物のありまろ。対決するのは…… ロボノバです。……リザーバー?
 スミイファミリーはお父さんが操縦です。「完走できれば」って、いつになく弱気なコメントのような。なにかあったんでしょうか。どきどき。

 ありまろ、猛烈なスピードでダッシュ&ゴール! 一蹴というのがしっくりくる突破です。ロボノバはなんていうか、ゆっくりゆっくり歩いています。途中から側転を駆使して、なんとかゴール。
 ありまろ6'48、しかし途中コースアウトしてしまったため参考記録とのこと。ろぼのばは1'39'77。側転してしまったので失格です、
 二回目のトライでは、ありまろ、まさかの転倒! ゴールは遂げましたが、タイムはどうでしょう。
 ROBONOBAも、今度はきちんと走破。ありまろ、それでも12'96、ロボノバは55'56でした。

 最終組、第四レース。
 繭vsノワール。ノワール、またなんだかこう局地戦用風な感じのデザインになっております。まるでスキーのように長くつま先が(かかとも)伸びた足裏と、ひれ状になった平たい腕。ダッシュ用に特化したとおぼしき、すごい形です。どういう動きをするんでしょうか。

 そしてスタート…手店 うわあすごい!? 長大な足裏をフル活用したものすごいスピードのノワール、まるでスキーヤーが歩くのを超高速早回しにしたような走りで、5'17のタイムです。繭は27'90、途中コースアウトしてしまったため参考記録です。
 第二走、ノワール5'67、繭は15'36、但しコースアウトしてしまったため参考記録。。圧倒的なスピードを発揮したノワール、決勝進出。決勝のカードは、トコトコ丸vsノワールとなります。

 ここでちょっと休憩、インターバル。Robovie-iがデモで微妙な逆立ちを披露。そのあとはvisionのネクスタとトライズが揃って登場。ネクスタが自分で喋って自己紹介してみせますよ。

 さて決勝戦です。ノワールvsトコトコ丸。決勝は一本勝負となります。
 ノワール、猛烈なスピードでまっしぐらにゴールを突破、5'23のタイムを出します。対するトコトコ丸は11'04、しかしノワールはゴール寸前にコースを割ってしまったとの由。14時のレースの優勝は、トコトコ丸となります。

 しかし総合優勝はあくまでタイム。この時点で、最右翼は5'17のノワールです。16時のレースでこれ以上のスコアが出なければ、決着がつくことになります。。

 さて、一時間のインターバルのあと、再び16時よりレース再開。コース上では写真撮影が行われています。
 時間帯のせいか、夕方の組はちょっとお客さん少なめ。ああ、口上は14時にやったものをもう一回繰り返す様ですね。

【16時の部】

 さて、競技に入ります。組み合わせは、14時の部とは違う様子ですね。

 第一組は、繭vsロボノバ。先程はなんとかでしたが、ロボノバは完走できるんでしょうか。
 スタートするや繭、予想外の方向にコースアウト。なんとサイドのブロックに頭と髪がのしかかってしまいます。ロボノバは何げなく後転したりしつつも、コースアウトギリギリを突っ走って突破。
 繭、タイムは16'54、ロボノバはは1分8秒56です。

 二回目、。やや膝を曲げた姿勢から繭スタート。また転倒しつつも起き上がり、しかしまたもコースアウト。かぶりつきに居た子供が手を伸ばし、繭をつかんでゴールに復帰させたりしております。
 繭は結局32'59、一方のロボノバは1分13秒72。但し、繭は途中で観客のお子さんが触ったため、という事で、ノーレースに。ラストにもう一走追加し、タイムを取ることになります。

 第二組はクロムキッドvsか~る。か~るの輪ゴムデモ、今度は(輪ゴムが)派手なカラーリングになっております。
 ゴムを飛ばしますが、今度はろぼっと焼きに命中せず。再射撃でみごと命中を繰り出し喝采を浴びます。
 司会の方に、タイムで盛り上げてくださいね、と言われつつ一回目スタート。両者転倒しつつの展開、か~る着実に距離を稼ぎます。転がりつつ進むか~るに対し、クロムキッド、足のグリップが強すぎるのか、かえって前進ができません。足がひっかかったかのように、ぐりぐりとその場で回転してしまいます。苦しんだ後なんとかゴール。
 か~る、1分ジャスト。クロムキッド、1分47秒25.

 クロムキッド、足裏のグリップを除去して第二トライに挑みます。スタート直後、クロムキッド急加速、か~るもしかし早い。か~る、先行してゴールです。
 クロムキッドはゴール直前でまたも旋回してしまいますが、なんとかゴール。急激に盛り上がっての熱戦でした。
 かーる、19'00、クロムキッド、50'85。

 第三組、MAGIに対するのは、意外にもまだ本日記録のないありまろの対決。安定度が増したというMAGI、今度はいかがな調子でしょう。スミイさんは「今回は決めます」との由。
 第一走直前、ありまろが小刻みに振動し、モーター音が響く中。会場はこころなし、静かな空気に包まれます。号令と共に、ありまろが牙をむいての猛ダッシュ。あっと言う間のスピードで突破。MAGIも倒れ込みつつも、足先でゴールを割ってのクリア。
 ありまろ、6'48。MAGI11'08となります。

 さて次はどうなるでしょう?、第二トライ。ありまろ、やや斜めにダッシュしてしまいますが、なめらかにかしいだ進路を補正しあぶなげなくゴール。MAGI、ゴール寸前で転倒してしまいますが、今度は頭が先になること二度。残念ながら記録を落としてしまいます。
 ありまろ、6'53、MAGI31'93。

 最終組は、14時の決勝戦の組み合わせ。トコトコ丸vsノワールです。ノワール、まだタイムを縮めて来るんでしょうか。目が離せません。
 スタート直後、ノワールはあーっという間のゴール。トコトコ丸も好タイムなのですが、追いつききりません。ノワール5'32、トコトコ丸11'37。
 第二走、ノワールもはや猛ダッシュ、ややかしいだ進路が気になりましたが、ゴールでコースアウト寸前にぎりぎりクリア。5'62、トコトコ丸は11'28でした。

 さて、四組が終わったところで、観客の手が入ったと言う事で繭の再走です。今度は曲がりつつもスムーズにクリア。タイムは9'14! 「これが本当の繭です!」と、会場から喝采が飛びます。

 さて再びここで、ロボビーiとビジョン兄弟のデモ。そのあと決勝戦となります。

 直接対決、ノワールの5'17に対し、ありまろのタイムは6'48。一本勝負となります。
 勝負はなんと、併走状態でぎりぎりのデッドヒート。ピッチ広く一歩早くゴール、ノワールのタイムは、5'52。一瞬遅れたありまろが6'54。しかしノワール、ゴールぎりぎりでコースアウトとの由。午後の部は、ありまろの優勝となります。

 総合優勝はベストタイム5'17をたたき出したノワールとなりました。

 さて終了後。道楽、さんがか~るに仕込む計画という新兵器を見せて貰いつつ(弓矢ってマジですか)、アムラックスのロボット博覧会が終わるまで、あちこち一緒に見学させていただきます。結局名前のつかなかったトランペットロボットの演奏を聞いたり、ビジョン兄弟のPK対決最終戦を見たり。

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 PKでは、デモ中にトライズのバッテリが切れて、沈黙しまうというトラブルを目撃。「前田さんだー!?」と大変失礼な驚き方をしてしまいました。はい。
 ビジョンでもバッテリ切れるんだなあ、と変な親近感を覚えたり、XPで動いていると教えてもらい、非常にびっくりしておりました。

 池袋の駅で道楽、さんと別れ、帰宅。
 一日遅れて疲れが出たとでもいうのか、ここで何故か異常なまでの眠気に囚われて。帰るなり、寝るというより倒れるといったほうがしっくりくるような感じで眠っておりました……。

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こんばんは。ekoekoです。7/19(水)より始まった「アムラックスロボット博覧会」も先週の日曜日9/3で終了となりました。終わってしまうととても淋しいです。。スタッフの私は、イベント期間中、週替わりのステージショーを実施することで精一杯でしたが、来場者ブログをインターネットで検索するとお客様の気持ちが伝わってきます。週末のショー楽しみにしてくれているお客様がいて、リピーターが増えていったことが嬉しいです。期間中、ご来場いただいた方に心より感謝いたします。ありがとうございました。... [続きを読む]

受信: 2006.09.06 10:20

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