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2006.09.16

第十回ROBO-ONE観戦記【予選編(3)】

【午後の部・2】

 さて、再び休憩のあと、14時40分から再開。
 41体目のロボットから、予選再開です。

41 78 AerobattlerPENTO なぐ

 さて、肩幅が広がり脚も伸びて、なにがなし逞しくなったペントの登場。胴体に内蔵した大型スピーカーで、今日も元気におしゃべりします。
 脚のスプリング(スプリングバードシステムだそうです)で負荷を軽減しつつ、気合の入ったのか抜けたのか判らない声を上げつつ、連続ジャンプから兎跳び。左右への体のぶれを吸収しながらの高速歩行などを次々披露。ひだりみぎひだりみぎひだりみぎひだりみぎとかなり叫んでます。
 最後は、指先のセンサーでの検知と攻撃を披露。再び気合を入れての叫びとともに攻撃を披露しての演技となりました。

 脚への負荷を軽減するためのスプリングと云うのはあまりなかった構造ではないか、との西村委員長のコメントがありました。

42 320 ナガレブラック フラワー戦隊 ナガレンジャー

 地元長井市から登場のロボット、黒いロボット・ナガレブラック。膝の部分が非常にユニークな形をしています。中にサーボが入った、円形になった関節のようなもので繋がっているんでしょうか? 膝の回転を利用してのスムーズな兎跳びから、連続しての歩行、完全に寝っころがった姿勢からの倒立を繰り出し、見事な動きを披露しました。
 膝のあたりの構造、もっとじっくり見てみたいものですね。しゃがんだままの上体で膝が上下するあたりは、なんとも不思議な感じでした。ふしぎふしぎ。

43 329 ダイナ0 萩原直広

 フラットな胴体を持つロボット…… いや、両腕じゃなくて、頭と尻尾がついているんですね。恐竜型ロボットです。ゆっくりした動作で左右ににじるように歩き、前後に倒れた際の、首と尻尾を使っての起き上がり、横に倒れた場合は首と尻尾を両方使って起き上がるとの事。
 何もない状態で尻尾をうねうね振っているのがなんとも可愛いこのロボット。「恐竜型では世界初」と云う兎跳びを最後に披露し、10秒ほどを残して終了となりました。

44 122 コヴァ専用かじろう ナベ☆ケン

 なんだか体操服っぽい格好をしたかじろう。なんだかいたずらものっぽい顔が書いてありますが、相手に正面を向けたままの横歩きから、前方後方への兎跳び、蛇行しながらの前後方への走行、横歩きなどを繰り出します。前方ではちょっと転んでしまいますが、それを除けば安定しての動作。
 胸にセンサを搭載しており、つっつかれると自動的に防御姿勢に入るなどを披露したのち、最後は一発芸を繰り出しての終了となりました。

45 322 うどん粉 東京工芸大学ロボット研究会

 KHR-2ベースでしょうか、むしろ名前の理由が非常に気になるうどん粉です。後方起き上がりから歩行、ちょっと転倒してしまいますが、その後腕を後ろに組んでの兎跳び、その後は低速での兎跳びを披露。やっぱり体が後方に流れていくんですね。
 旋回しての前転後天、片脚を上げてのローキックから腕立て伏せ。最後にもう一度兎跳びを披露し、几帳面に時間を使い切ってのデモでした。

46 191 繭 Project MAGI

 次の次の選手が見つからない(その後、順番を繰り下げて登場)と云う動揺の声が会場に飛び交う中、それはともかく。MAGIチーム、二番手・繭の登場。操縦者がロボットと同じ格好をしているのがポイントと云う女子型ロボットです。
 倒れてからの起き上がりから、うさぎ飛び。細かい旋回をしながらの高速移動を披露し、其の後は。びしり、びしりと腕の伸びる、なんだか切れ味の鋭そうな盆踊りが展開。
 大きさの割に自重が軽いために、ファイトではスピードで強みを出していきたい、との由でした。

47 154 くまたろう 引間奈緒子

 完全にぬいぐるみにビルトインされているロボット、くまたろう登場。黄色い顔に黄色い服、黄色い傘も持ってます。
 まずはばさっと傘を広げ、わくわくと歩いています。爪先にアタッチメントがついていて、傘を固定している様ですね。ぺったり脚をつけた起き上がりから、なんか必死っぽい兎跳び。見かけ以上に小刻みで鋭い歩行から、最後はハンカチを取り出して挨拶… が、ハンカチがうまく引き出せないままとなります。
 可愛らしくも一部鋭い動きのデモ、終了となりました。

48 307 YGⅢ.旋風丸 Dr.GIY

 今回はヨコヅナグレート不知火に変わって、新型ロボットが登場です。白いボディに、クリアな緑色のパーツが非常に印象的。
 両腕に持っているのは、なぜかハエ叩き。しかしこのハエ叩きが、異常な鋭さで振りかざされます。びゅんびゅん唸りかねない勢いで。鋭い動きで振りかざし、規定演技の兎跳びを披露。ただ跳ぶのではありません。前方に飛び後方に飛び、左右に体を振って飛び、体を振って旋回するなど、これでもかとばかりの兎跳びぶり。パワーの不知火に対し、機動性の旋風丸と云う風情ですが、しかし動きの鋭さと止めの格好良さは兄貴分譲り。
 非常に切れのいい動きと機動性を披露した、新顔の韋駄天ロボット。機動性の高いロボットは操縦者の腕がダイレクトに出る分野、決勝での動き目が非常に楽しみです。

49 210 リティ Toin Phoenix

 赤いボディのリティは、トーインフェニックスの新型、プティよりも大幅に大型化したリティが登場、なんと身長60cmに達する大型ロボットです。オレンジのぼんぼんを両腕につけて、細かいダンスを披露。大きなボディを支えるのは膝と腰、膝のサーボにはファンを搭載し、冷却を図っています。
 さてなんかゆるやかな動作で踊り続けるリティですが、残り30秒で歩行を開始。旋回中に一回点してしまいますが、残り10秒でうさぎ飛びが出ません。大丈夫でしょうか… タイムアップと同時にうさぎ飛び。ううん、非常に微妙なタイミングなんですけども。

50 119 HRF-A03 石井 英幸

 黒いフレームに、目が赤く光るロボットHRF。旋回しつつ兎跳びを行いますが、ばたばた飛んでいる最中にリングからちょっと転落してしまいます。
 膝のサーボが二重化されている部分、片方は、を支えるというよりも、足先を持ち上げるように動作することで、歩行に貢献しているとのことです。なるほどなるほど。ゆっくりしてはいるものの歩行も披露です。

51 5 マジンガア 光子力研九所

 コンビニの店員さんも知っていたマジンガア、ここで登場! 左腕には長年の夢、とうとう念願のロケットパンチを搭載。もっともロケット噴射で跳ぶわけでも、そもそも本体から離れるわけではなく、マジックハンド模様に腕がのびーる構造なわけですが、うしろには噴射炎のモールドがあったりして雰囲気満点。
 これをパンチモーションと組み合わせ仮想標的を撃…… って、これアフロの時に出てきたメタボリックファイターじゃないですか。

 規定演技でも、これまた堅実な兎跳びを披露。足裏の数箇所に感圧センサーを装備し、これを使って機体の状態を検知し、姿勢を制御しているとの事。起き上がるロボットから転ばないロボットへのシフトと云う、なんだかそんな感じですねー。

52 8 ARIUS スミイファミリー

 今回はお父さん一人で登場、かっこいい突起物を頭部に装備したアリウス。頭の突起の根元には、色とりどりに光るLEDが新規武装。足回りの部品を新型に換装し、機動性をさらに増して動いているとのことです。
 また、突撃タイプの技に加え、上体を振ってのさまざまなパンチ技を披露。つつかれても倒れない対衝撃性能、高く飛ぶタイプと高速前進するタイプの二種類の兎跳びを連続披露していました。

 決勝に進んだ場合もお父さんの操縦になるとのこと。違う意味でなんか楽しみです。

53 227 舞夢 知的成魚

 「30関節ロボット」と云う舞夢、ぐりぐり腕や脚を捻りながらの歩行のあと、兎跳び用意。なんか体の全面に何かつけていると思っていたら、兎の耳だった様です。腕で兎耳を解除し変身… と云うのがちょっと引っかかってしまい、製作者さんが解除した後、兎跳びを披露。ちょっと転んでしまいますが、大きいだけあって転んだ時のダメージが痛そうです。
 その後登場したのは、ロボット用のバイクというか、モーター搭載のキックボードのようなもの。ロボットを乗せるのは人力ですが、ロボットが自分でバイクのアクセルを踏んで前進/停止。前進を連携させて、史上初のバイク用ボードによる推進を披露しました。おおう。

54 301 Wimbledon Lee Je Yong

 こちらも韓国から参加のチーム。頭にテニスボールの乗っかったウィンブルドンです。「テニスのできるロボット」とのことで、腕にはテニスラケットを装備。サーブっぽい動きからフォアハンド、バックハンドと、テニスっぽい動きを披露。片方の腕にはものがつかめる構造になっていて、そこにボールを持たせてのサーブの練習も行います。
 ラケットを手放してからは、普通になにげなく兎跳びを披露。歩行のあと、自分で段差のある表彰台に登って頭を下げ、メダルを首から提げてもらう、と言う動作を見せておりました。

 韓国から観戦に来た子供達もこられているとの事。一週間あちこちでロボットを見学している旅とのことでしたよ。楽しそうだなあ。

55 188 WegweiserII 内村 紘士

 ちょっと剥げた塗装、リアルロボットな感じの外見が渋いウェーグヴァイザー。歩行から起き上がり、兎跳びに移行しますが、これは途中で倒れてしまいます。着地したときに膝の反動が強すぎたりとか、そういう感じなんでしょうか。高めに跳ぶ別モーションの兎飛びも披露、こちらは安定して着地しています。
 ちょっと安定性に難のある感じですけども、

56 192 九共大-疾風 九州共立大学メカエレ工房

 九州共立大のロボット、非常にスマートなデザインのロボットです九共大疾風。倒れた状態から「悩ましい起き上がり」を披露。なんかちょっとくねってます。
 正面に相手を向けたまま旋回し、周り込みでの突き。足裏で踏ん張っての、体重がかなり乗った突きを放つなど、安定のいい動き目を披露。
 腕をうまく使っての兎跳びを難なくこなし、安定したデモとなりました。

57 207 MYRO Myongji Robot

 さあ、すごいのが登場です。第七回大会で猛威を振るった大巨人マイロの新型です。
 横歩きからのっしのっしと力強く歩行。ちょっと転倒してしまいますが、腕や脚は思ったより細い感じでしょうか。
 大重量にも関わらず、兎跳びも難なく披露。目に見えてはっきり判るほど浮いています。最後はなんとリングを離れ、人が二人、両手で持った板の上にマイロを乗せます。人がそのまま板を持ち上げ不安定に傾けても、自動でバランスを取り転落しません。サーファーのような手つきと重心移動で、たくみにバランスを取っています。

 なんでも今、韓国ではロボットの大型化が進んでいて、マイロは逆に小型化する事で機動性の強化を狙っているんだそうです。
 これで小型化って、どんな世界なんだろう……。

58 286 インペリアル 千葉工業大学総合工学研究会

 先ほどのマイロとは打って変わって、小型軽量ロボット、インペリアルの登場です。軽量なだけあって動きの素早さ鋭さは見事なもの。兎跳びも難なくこなし、前転後転、それに側転と、簡単にこなしていきます。また段差3cmの階段を登り、最上段から前転で着地。さらには連続で前転を放ち、ぐるんぐるんと移動していきます。
 身軽すぎてリングから何度も転落してしまいますが、見事なデモでした。

59 11 プティ Toin Phoenix

 こちらはGP組、ユニークな動きのプティです。おなじみラジオ体操の動作から、人間くさい動きを見せる柔軟体操などを次々と披露。関節の柔軟さと自由度の高さはかなりの面白さです。膝関節が逆に曲がるのは、相変わらず気持ち悪くてかっこいいですね。
 全身をさかさまにして、脚を回転させる蹴り。おお、前まではブレイクダンスと言っていましたが、今度はカポエイラなんですね。最後は各種兎跳びを披露、時間ぎりぎりまで使い切っての予選デモクリアとなりました。

 さて、ここで19体終了し、最後の休憩に入ります。
 予選デモ、残るはいよいよ15体です。

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