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2006.09.18

第十回ROBO-ONE観戦記【決勝編(三回戦)】

【ランブルボール】

 さて、今回はランブルのかわりに新競技が行われます。ロボサッカーを改変して登場の新競技、【ランブルボール】
 詳しいルールはやりながら説明を、って、ええー。試合は3分ハーフ、ランブルをしつつサッカーをやる、とのこと。4vs4でサッカーボールをはさみ、試合を行います。一回戦の敗者による試合のはずですが、なんかダイナマイザーが混ざってますね。
 相手を倒した場合、10カウント以内に復帰できなければリングアウトになる、との事。なんだかボールをそっちのけにして押し合いへし合いが続いています。
 アリウス、ドリブルの最中で転倒。やはりボールが絡まない勝負になっています。「両チームともキーパーはつけない作戦ですね」そういえばいませんね。あ、なんか床に部品が取れています。青いのが。
 誰もがノーマークのゴール前にボールだけが転がっていきますが、追いすがるダイナマイザー追いつかず。ネットに絡んでしまっています。

 ここで時間切れ、3分ハーフ。ルールが変更され、ボールに絡んだ選手のみ攻撃可能、となります。
 いきなりRブルー、見事なキックで押し込みます。ウィンブルドンが戻そうとしますが、いきなり団子状態に。アリウス、ボールのすぐ脇を横歩きで通り過ぎてしまいます。アリウス、壁際を横歩きで押し込んでいきます。ゴール前で、ボールを置いてもみあいへしあいの展開。倒れているのは旋風丸でしょうか、体でボールをブロックしています。ダイナマイザー、ゴール前でボールを蹴り、外したボールを自ら逆サイドに廻ってゴールへ。なんかアリウスがゴールにからまっているところに、見事に命中しました。
 西村委員長の「いまいちですねー」と云う声と、コート上でてんで勝手にアピールしはじめるロボット達。あとでベスト8機による対決も行われますよ、と云う予告をはさみつつ、ランブルボール終了となりました。

【三回戦】

 さて、ランブルボールからちょっと間が開いて14時50分。ベスト4を決定する三回戦が開幕となります。

第1試合
○ivre vs ×Metallic Fighter

 イーヴに対するメタリックファイター…… 森永さん、なんか会場の後ろのほうで話し込んでいます。「森永さん、森永さーん?」と云う呼び出しの声に、メタリックファイターを抱えて急遽登場。

 さて、長い腕が主な武器のイーヴと、多彩なダッシュ技を持つメタリックファイターの対決ですが…… まずはリング中央で、交錯してスリップ。ちょっと距離を置いて睨み合い。
 ものすごい音でイーヴがブレードを振りかざし、リングに当たって凄い音がしますが、しかしメタリックファイターからダウンを奪えません。間合いが開くとイーヴがやや有利でしょうか。腕を振りかざしてメタリックファイターを押しのけ、余勢でリングアウトするほどの一撃でまず1ダウンを奪います。
 復帰直後、イーヴ再びダウンを奪います。えびぞりながらヘッドスライディングのように突撃するメタリックファイター、しかし起き上がりざまに腕先を振り回しての一撃を貰い、再びリングアウトするほどの勢いでメタリックファイターがダウン。
 3-0でイーヴ、メタリックファイターを下します。

第2試合
×I-one vs ○MYRO

 さて、今度は韓国勢同士の対決! サイズも戦法も非常に似通ったこの二体、両機あわせて10kg超の重量級対決です。
 開始直後、互いに礼からスタート。一寸様子を伺いつつ、真ん中へ。マイロ、いきなり両腕を突き出しての突撃で、アイワンを吹き飛ばします。アイワンはリング脇で横突きを繰り出し、しかし鋭い一撃ですが命中していきません。
 離れてちょっとの睨みあいから、アイワンがやや積極的に攻撃を仕掛ける展開。マイロは背中を向けて様子を伺い、背面から突撃。これはがちりと命中はしますが、ダウンを奪えません。
 マイロ有利のまま、お互いに横正拳の打ち合い。今度はアイワン、開始直後に突きを打ち込み、マイロ、リング外まで転落。吹き飛びすぎてリング下、クッションも何もない処に落ちてしまいます。時間切れぎりぎりのところでアイワン、前転攻撃を放ってマイロを倒しますが、これはしかしぎりぎり時間切れでカウントとならず。1-1のまま、延長に突入となります。
 両者、調整をキャンセルしての延長戦突入。睨み合いからアイワン、バックアタックを仕掛けますが、マイロの横ぎりぎりを掠めます。回転攻撃を何度も放ちますが、マイロ、間合いを外して回避し続けます。
 横突きが上手く入っていかないマイロ、横から両者接近して聞きます。最後は背面飛びに飛び込んでマイロ、アイワンを押しのけてリングアウトするほどの一撃がヒット。延長戦を制し、韓国勢同士の対決はマイロの勝利となりました。

第3試合
×Neutrino X vs ○Black-Blade

 さて、何故か学生チームを下してくるブラックブレイド、対するニュートリノXは調子が戻ったか心配になります。……やや不安定ですが、兎跳びで高速旋回を繰り出すなど、ニュートリノX、やや調子を戻している様です。
 ぐるぐると回転しながら様子を伺うブラックブレイド、まずは足元すれすれに入る一撃で1ダウンを先取。爪で仕掛けるブラックブレイド、方向転換ジャンプ中のニュートリノに仕掛けて入りますが、有効打として認められません。
 普通に歩こうとするとだいぶ不安定なニュートリノ、ブラックブレイドが挑発を連発しますがスリップしてしまいます。ブラックブレイド、足元を狙うダウン攻撃で2ダウン目を狙いますが、同じ技と判定されてダウンだと認められません。
 ニュートリノ、正拳突きを繰り出しますが、触るくらいでヒットできません。1-0で制していたブラックブレイド、しかし時間ぎりぎりにリング脇でスリップダウン。3分の時間が切れても、自力復帰できなければ勝ち名乗りは上げられません。
 ……しかしここで、立ち上がりに失敗。リングアウトしてしまったブラックブレイド、これによってスコアは1-1となり、ロスタイムでの失点のような扱いで、2分の延長戦に突入します。

 延長戦。電池交換して両者、準備を整えます。格段に動きの良くなったニュートリノ、一気に仕掛けていきます。ブラックブレイド、背後を取って様子を伺います。
 数秒後、両腕をクロスさせてブラックブレイド、背後から一気に突撃! ニュートリノを倒し、これでサドンデスの試合を制します。

第4試合
○キングカイザー vs ×AFURO(A-Do Type10)

 さてなんか、すごい勝負になってきました。キングカイザーvsアフロ、このカードは想像していませんでした。
 リング中央で一気に突撃する両者、キングカイザーの突撃攻撃がアフロと重なりますが、首筋あたりに飛び込んだキングカイザーの攻撃がヒット。アフロ、まず1ダウンを奪われます。
 しかしキングカイザーが攻撃に入ろうとした一瞬に、アフロの頭がのしかかるようにヒット。押されたキングカイザーが倒れ、スコアは1-1に戻ります。素早くなったアフロ、旋回しつつ回り込み、キングカイザーのダッシュ攻撃をたくみにかわしていきます。
 キングカイザーの攻撃に、先に攻撃を重ねキャンセルするアフロ。好勝負が展開しています。アフロは、先程見せた、両腕をついての回転攻撃までも披露。しかしアフロがとことこ歩いているところに、キングカイザー横合いから体重をかけてヒット。2ダウン目を奪います。
 2-1となり、リング脇間近での押し合いの展開。最後にアフロ、回転攻撃を放ちますが、2-1でキングカイザー勝利のまま時間切れ。
 文字通り生まれ変わったアフロ、獅子奮迅の活躍でしたが、さすがにキングカイザーには及ばず。皇帝が実力通り駒を進めます。

 しかしこうですね。アフロからダウンを奪った時の、マルさんの全身でのガッツポーズがものすごく印象的でした。
 ううん、確かに今年のアフロは強かった。(逆説的な理解の仕方)

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