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2006年11月

2006.11.30

いつのまにやらPLC(☆)

リンク: PLCアダプター PLC-ET/Mシリーズ|パソコン周辺機器ならアイ・オーデータ機器.

 有線LAN、無線LANに続く第三のネットワークシステム、電力線経由でデータをやりとりするパワーラインコミュニケーション。その第一世代の端末が登場であります。
 なにやら「つまらないものですが」みたいな感じで、鳴り物もなしで控えめに登場してきた印象のあるPLC機器ですが、読んでみると最初の製品のはずなのに、大きさもまずまず。相互認証ボタンもありますし、使い方も結構洗練されている印象を受けます。
 一個の親機にぶらさがる子機の数が、家庭用にしては多く、業務用にしては少ない気もしますが、この下にハブをつければ実用上はいいわけですしね。

 考えてみれば、理にかなってるんですよね。パソコンも家電も電気で動く以上、必ずコンセントの近くに設置するわけですから、そのコンセントをLANケーブルの引きまわしの代わりに使って、云わばラスト1マイルをPLCアダプタ&LANケーブルに代行させる、と云う仕組みな訳で。
 家の中でパソコンをあちこちに設置している家はそんなには多くない、いやきっと多くないと思いたいですが、最近はちょっとしたテレビにもLANポートがついているご時勢。例えば、新築の家やマンションに最初からビルトインされたり、一寸気の効いたマルチタップに組み込まれたり。このままの形でなくなる方向で進化を見せそうな製品だ、と思います。

 それだけに、まずは製品同士の相互接続性、その次は他の家電との干渉、そしてセキュリティ面が今後問題になってきそうですね。まあ、現状の無線LANの使われ方を見ていると、PLCに置き換えちゃった方がむしろ安全ですヨと云う気もするのですが。ともかく、Wi-Fiのような相互認証の仕組みが出来てくれれば、購入する方も安心できそうですね。

 雷サージとか、どうなってるんでしょうかねそういえば。楽しみな反面、心配なことも。

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2006.11.29

バットマン7位、アイアンマン8位、レックス・ルーサーはランク外(☆☆☆)

リンク: 経済誌フォーブスが選ぶ「最もリッチな架空キャラクターTOP15」 - Planet Comics.jp 海外コミックとアメコミ情報.

 おっもしろーい! と云うわけで、雑誌フォーブスが発表した、世界の億万長者ランキングです。と言っても、こちらは架空の世界の話。架空のキャラクターで一番のお金持ちは誰? と云う、可笑しくもばかばかしい問題に、「ちょっとした常識とたくさんの皮肉」で真剣に取り組んだ結果であります。こういうの大好き。

 さて、実際のランキングはplanetcomics.jpさんの記事を見て頂ければとして。馴染み深い名前では、バットマンことブルース・ウェインが7位に、そしてアイアンマンことトニー・スタークが8位に入っています。

 DCとマーヴルを代表する、億万長者のヒーローですね。特にスターク工業は、イラク戦争の長期化を受けて軍需部門が延び、今回初のランクインとのことで…… ブラックですねどうも。まあ、アイアンマンアーマーに費やした研究費が、会社に還元されたと云うあたりでしょうか。

 会社のお金をちょろまかして人工衛星(しかも居住可能)をこしらえちゃう、そんなお茶目なブルースですが、スタークには二倍以上の差をつけて貫禄の7位。「ブルース・ウェインとして忠告しよう。金は金を稼ぐ為に使うものだ」(「HUSH」より)の一言も重いです。聞いた話では、一年間ばかりバットマンを休業していたそうですし、ウェイン産業は好調なのでしょう。
 一方でレックスコープとレックス・ルーサーはランク外。まあ、大統領辞めて行方不明になって地下に篭ったりして、色々ありましたしね。
 ブラックパンサーとかDr.ドゥームもお金持ってそうですけど、あの人達は一応国家元首だから個人資産じゃないのかな。色々奥が深そうです。

 ちなみにトップの常連はサンタさんですが、今年はサンタさんは(架空部門からは)集計対象外。「実在するって子供達が言ってたから」だそうです。
 ともあれ、こういう冗談は生真面目であればあるほど大好きなので。日本版にも乗ってるのなら、一部買ってきちゃうかもです。

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2006.11.28

2の後継は1だった:KHR-1HV(☆☆☆)

リンク: 近藤科学、旋回軸が追加された二足歩行ロボットキット「KHR-1HV」を発売.

 KHR-1の生みの親、ROBOSPOT運営中の近藤科学さんから、第三世代のロボットキット、KHR-1HVが登場となりました。
 第一世代がKHR-1、その次がKHR-2HVだったので、名前からするとKHR-1.5くらいなのかな、と思っていたら、そういうものではないようです。KHR-3HVでも良かったと思うんですが、何かまずかったのかな。

 KHR-2HVの記事と比べると、足のつけねところにサーボがひとつずつ、計ふたつ追加されているのが判ります。これを使えば足をひねって、より表情をつけたりダイナミックな動きが出来るようになる、と云う事ですね。全体的に、部品周りもアップグレードされていて、その分お値段もアップグレードされている様子。
 云わばKHR-2HVの上位モデルと云う感じですが、従来機と併売されるのかどうかも含めて気になるところです。

 充実しつつあるロボットキット。皆さんの改造箇所を見ていると、次のモデルあたりでは胴回りに回転軸が入りそうですねー。

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パピヨンキーボード(☆☆)

リンク: Folding Keyboard Papillon 「パピヨン」.

 これこれ、こういうやつですよ欲しいのは。
 まさに下の写真の用例の通りなんですが、es本体を固定するパーツがあればさらに言う事なしですねー。
 ダイヤテックだけに、油断してると作っちゃいそうですけども。
 

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2006.11.27

テレビとか何とか。(☆)

 例の黒いアレ入手に備え、テレビとか液晶ディスプレイとかを物色しに行く。
 今あるテレビのリプレースなので、テレビの方が有力候補。ディスプレイもそのうち交換したいとは思うんですが、今あるディスプレイ(15インチ/SXGA)に不満は特にまだないし、そもそもこれ以上になると、グラボの性能がおいついていきません。
 じゃあグラボを換えようって言っても今時AGPなので、と色々考え合わせると、Vistaが出てしばらくしてから、マシンごと交換した方がお徳だよなあ、と云う事になり、とりあえずディスプレイは見送り。したい気分。でもすごい迷うんですが。
 ゲームをやることを主眼に考えると、画面が綺麗と言っても32型とかはあまりにも大きすぎるわけで。画素数そのものはそんなに変わらないので。小さい液晶でドットピッチが小さくなると、それだけ見かけ上は綺麗に錯覚してしまうわけです。
 テレビでフルハイビジョン画質のものは、値段からして論外。サイズも大きすぎるとゲームをする場合困る(視界に全画面が入っていないとイヤなタイプなもので)ので、20~大きくても26位がいい。

 ところで液晶ディスプレイだと、このクラス(24V型)とかでも、余裕でフルハイビジョン再現可能な画素数のものが出ています。じゃあこっちでもいいかなあ、とは思うんですが、でもちょっと待たないといけない。画素数が細かい場合、液晶のスケーリング性能が良くないと、解像度の低い画像(D4接続でDVDを再生したとしても、「解像度が低い」と云うことになってしまう)を表示する場合、わりと残念なことになりがち。スケーリング性能とかはカタログとかではチェックしきれないので実機を見るしかありませんが、たとえ実機の展示であっても、よほど運が良いか悪くないと、わざわざ解像度の低い画像を拡大表示なんかはしていません。
 この手の高画質化手法は、やはり本業の液晶テレビの方が一枚上手なんでしょうねー。いや、詳しくは知りませんが。

 色々考えて、20型ワイドくらいがお手ごろでいいのかなあ。なんて考えている今日この頃です。
 15インチ液晶でDVDを見るよりは、きっと豪華感があると思いますし。RGB入力を一応つなげておけば、PC内に録画しておいた動画ファイルを、何の工夫もなく再生できる。おまけに、小さいと使いまわしも将来的に効きますしね。これはあくまで相対的な問題ですが、お財布にも優しいし。

 そんなわけで、気がゆるんだらテレビ衝動的に慎重しちゃいそうな今日この頃です。

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2006.11.26

踏みとどまったけど踏みとどまれるか。(☆★)

 用事があって、地元の隣の駅で降りまして。ふとゲーム屋さんがあったのでぶらっと入ってみたら、PS3がござりやがりましたですよ。
 新古品&20GBモデルだったので思いとどまりましたが。ああでも帰り道に気が変わるかもしれない。あの葡萄は酸っぱい。酸っぱいに違いないんだ。嗚呼。

 いろいろ考えた結果、テレビはドットバイドットよりもスケーリング性能の方が大事なのかもと考え始めた次第。だとすると、小ぶりなサイズの液晶テレビのほうがいいのかなあ。20形とか。

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【三惑星周遊記】グラール右往左往

 体調は良くなってきたものの、お外に出かけるほどの気力はなく。
 そんなわけで、久々にファンタシースターユニバースをやってました。

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(C)SEGA

 くまったさんと合流して今週新規配信のクエストにトライ。暴走列車でテロリストと戦うというなんかイカす展開。終着駅は海底基地でした。

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(C)SEGA

 別の新規クエストを受けに行く途中。モトゥブはなにやら火祭りの最中でした。

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(C)SEGA

 時間制限付きのブルースミッションに挑む。初挑戦なのでもちろん失敗。

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(C)SEGA

 謎の地底湖から……

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(C)SEGA

 坑道を抜けると、そこは氷河でした。洞窟の奥には焚き火もあったりして。

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(C)SEGA

 とりあえず埋まってみる三人。

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(C)SEGA

 必殺技フォトンアーツは、使い込めば使い込むほどレベルアップ。ライジングストライク二段。

2006112508
(C)SEGA

 まあ、そのくらいではどうしようもない力の壁と云うものはあるのですが……。
 ドラゴンでかすぎです。

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2006.11.25

取らぬ狸の情報収集。(☆)

 一種メモ的に。

・三菱のRDT261WHだと、HDMIでドットバイドット出力が出来るらしい。(実際にやった方記事)。
・アイオーデータのLCD-TV241Xでも、起動時に多少の小細工をすればドットバイドット表示が可能らしい。
・ただし、241Xの件はあくまで1080iの時の話で、PS2のゲームなどをするときなど、物を云うのはスケーリング性能らしい。
・PS2の解像度をドットバイドット表示させると、スケーリングしないので映像は綺麗だけども、当然ながら画像そのものは小さくなるわけで。大きなディスプレイに暗黒の空間、真ん中に画像がちょこんと云う感じではないかと。これは泣けそうだなあ。

・逆に、大型液晶テレビのHDMI端子にパソコンからDVI経由で画像を表示させているところが時々あるけれども、店頭で見る限りは常用に使うには厳しい感じの表示品質に感じる事が多く。
・DVI&HDMI両入力対応の液晶ディスプレイが、もうちょっと出回ってくれないかなあ。とか思う事もある多少です。噂のFP241Wは、実物そのものがまだ品薄らしいですし。噂では、新規出荷分からファームウェアが改良されて、1:1表示に対応するかも(しないかも)とか云うことみたいですけれども。ううん。

 まあ、買うかどうかは判らないわけですが。
 そもそも本体がないんですよ本体が。

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2006.11.24

テンカウントは遥か遠く(★☆☆)

・結局のところ風邪だったらしく、ダウンして午前半休。今日は絶対やらにゃいけない仕事があったため、午後からえんやとばかり置きだして会社へ。案の定残業して帰宅。単に自主フレックスタイムだったような気もしなくもなく。

・振り返ると今週は異様に消耗していて、はてなんでだろうと思っていたら。練習会が1回とGPが2回立て続けにあったんですね。どうやら自分のテキスト出力能力と云うか、馬力を過大評価していた様子。若くもないんだから加減しなくちゃ。

パプリカとかすごい気になるんですけど、明日はたぶん、大人しく寝てる事にします。いやまあ、我慢できなくなって外出してる可能性も大なんですが。
そういえば時をかける少女は評判が良かったのに見に行かなかったし、そもそも自分ともあろう者がX-MEN3を結局見逃しちゃったんですよ。貴様それでもアメコミファンかと。シロー・ヤシダとビッグヒーロー6に謝れ今すぐ謝れ、そんな感じの自分です。

・ティーンタイタンズのブシドーさんの説明にちょっと感動。「彼の本名はRyuku Orsonoと云うんだけど、Orsonoと云うのはあんまり日本人の姓っぽくない。ローマ字で「Oosono」(オオソノ)と書くともっともらしい日本人名になる。で、これを発音すると「柔らかいR」になるんだ」(大幅に意訳)。
・しかし「武士道家」って言う職業は謎だ。しかも母親の後を継いだらしい。

・東京ドームシティのGPのレポートにも埋め込みましたが、23日、僕はロボットが華麗なバックドロップを決めた瞬間を目撃しました。
 当事者であるスギウラブラザーズさんのblog記事に動画が掲載されていますので、これは是非もううんと是非。常日頃、ロボットー? ふーん? なんて言うリアクションな皆さんにも、是非是非見ていただきたいと思います。もうなんていうか、浮いているというか飛んでますよ。すんごいですから。

・帰り道、PS3を何故か二台抱えた夫婦を駅で目撃。あるところにはあるんだー。

 と云うか、何故二台。

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2006.11.23

ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ【三位決定戦~決勝】

【三位決定戦】

×アリキオン vs ○トコトコ丸

 今日の試合もさて、残すところあと二試合。サンタアリキオンと平安朝風のトコトコ丸の対決となります。松田さんのコールも気合が入ります。横で寝てた赤ちゃんが目を覚ます位に。
 ここまで来てふと気づいたんですけど、どの選手も激しい試合の割に、バトルダメージをあまり感じさせないんですよね。アリキオンは先ほどの試合でやや足首に不安がありましたが。
 トコトコ丸とアリキオン、リング中央からやや脇でまず交錯。アリキオン、ダッシュ攻撃を放ちますが、トコトコを押し切れません。腕を伸ばしての攻撃ははるかにトコトコ丸よりも長い間合いですが、長い腕は力が伝わりにくいのでしょうか、ダウンまで攻めきる事が出来ません。
 積極的に動いて位置を狙うアリキオン、しかし移動しざまにトコトコ丸が一撃を放って1ダウン先取。しかしアリキオンも直後に真正面から一撃し1ダウン奪回、さらに直後にトコトコ丸がアリキオンの移動中を狙って一撃。あっと云う間に両者あわせて3ダウンが飛び交います。
 アリキオンがヒット&アウェイを狙い、トコトコ丸が追いかける展開。先川原さんからは「トコトコ丸に積極的に攻めてほしい」旨の声が飛びます。
 アリキオンはリング脇を移動しつつ戦いますが、横に動いていくアリキオンにトコトコ丸が一撃を決め、3-1。最後はアグレッシブに攻めたトコトコ丸、アリキオンを押し切って三位となります。

【決勝戦】

○旋風丸 vs ×キングカイザー

 さていよいよ最終戦。剛拳唸る旋風丸に対するは、マスタースレーヴを封じ、パイロットが急遽交代して、それでもなおも勝って進んだキングカイザーです。
 乱打乱打の旋風丸は勿論の事、キングカイザーもラッシュに入るとうかつに近づけない存在。速度戦もありえれば乱打戦もありえる、両者の勝負です。

 開始直後の進撃は真っ直ぐではなく、互いに相手の進路を読むかのような複雑な曲線。接触した両者、キングカイザーは脇からダッシュ攻撃を放って旋風丸を吹き飛ばします。リング脇に旋風丸を追いつめるキングカイザー、旋風丸の攻撃を後退し巧みにかわしますが、しかし攻撃の隙のカウンターで旋風丸が今度は1ダウンを奪回。
 1-1から両者、近場の間合いから一気に接近し、腕を振り回しあう速攻モードの勝負です。打ち合いの激しさに、キングカイザー。旋風丸と攻撃した腕が交錯。攻撃の反動で体が後退し、一気にリング外まで吹き飛びます。するっと落ちてこれで2ダウン。
 しかしリング中央での交錯の際に一撃を打ち返し、これで2-2となります。もう試合の早さに、どの攻撃が決め手になったのか見極められない始末です。うう。

 両者、同時に攻撃してお互いに派手に吹っ飛ぶ展開の後、しかし猛攻の最中、旋風丸の攻撃が一枚早くキングカイザーにヒット。わずかにバランスを崩したかキングカイザー、倒れて3ダウン目をロスト。旋風丸がキングカイザーを制し、みごと優勝を飾りました!

【表彰式】

 優勝は旋風丸、二位はキングカイザー、そして三位はトコトコ丸となります! 優勝の行方は如何になるか、わかりにくくなってきたこの展開。そして表彰台の上では、記念撮影のために並べられたはずのロボットが、何故か即席のランブルを始めていました。ここぞとばかりに泡を吹きまくるアフロは、やっぱり子供達に大人気です。

 残すは来年、最終戦。福島スパリゾートハワイアンズにて、1/7に開催となります。

 後でコイズミさん城間さんと会場で話をしていたんですが、城間さん曰く、優勝決定の瞬間、GIYさんが喜びのあまり、なんかどなたかに抱きつこうとしていたとかいなかったとか。
 僕は決定的瞬間を見ていなかったんですが、真相はたぶん、どなたかのカメラの中にあるかと思います。


 会場終了後、コイズミさんにご一緒して頂き、こっそりわんだほー会場予定地に忍び込んできました。工事中っぽかったので、見つかったら怒られてたかも。
 気配というにはあまりにも濃厚な人の存在を背後に感じつつ、こそこそ退散して参りました。いや、でも広い。大丈夫。

 スパリゾートハワイアンズの大会とかぶってるってところが、なんとも痛し痒しです。うううん。

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ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ【二回戦~準決勝】

【二回戦】

○旋風丸 vs ×メタリックファイター

 厚木準優勝の旋風丸に対するは、連覇のペントを制したメタリックファイター。二回戦第一試合です。
 両者真正面から交錯、いきなりの一撃目で接近ざまに1ダウン! メタリックファイターも捨て身技を放ちますがタイミングが送れ、吹っ飛びながら捨て身技を繰り出してしまいます。
 リング脇の旋風丸、しかしメタリックファイターが近付くとするすると位置を変えていきます。メタリックファイター、真横に腕をまっすぐに、恐らく体重を乗せて突き出す豪快な突きで、旋風丸がリングから転げ落ちるほどの打撃。これで1ダウンを奪います。
 リングでの小競り合いのあと、メタリックファイターが再び先ほどの大技を繰り出します。勢いで再び、旋風丸がリングから転げ落ちるほどの凄まじい横突き! これで2ダウンとなります。

 ダッシュ攻撃を二回放ってしまいイエローを貰う旋風丸ですが、今度はお返しとばかりメタリックファイターをリングアウトさせる一撃。これで2-2。リング中央での競り合いのうちに時間切れ、これも延長戦となります。

 さて両者、調整時間に電池交換作業。両者パワーを充電して再開です。慎重に慎重に、旋風丸が先に接近。旋風丸の攻撃でメタリックファイター、その場でスピンしてしまいますが倒れません。最後はしかし、豪快な横突きを繰り出した瞬間に旋風丸が後方へと攻撃を放ち、メタリックファイターは構えの姿勢のままダウン! 旋風丸が次へと駒を進めます。

○キングカイザー vs ×アフロ

 さて次は、キングカイザーとアフロの対決となり…… あれ。アフロサイドに城間さん(アフロTシャツ装備)が。
 さて試合開始。アフロにキングカイザー、素早く接近して横から攻撃を仕掛けます。横パンチはアフロに凌がれますが、ダッシュアタックを放って1ダウン。しかしアフロもリング脇で連続頭突きを放ち、キングカイザーを押しのけて1ダウンを奪い返します。
 キングカイザー、強烈な攻撃を放ちますが、アフロなにもないところでふんにゃりと倒れてしまいます。キングカイザーの、すくう、と云うか地面に押し付けるような縦にフックするパンチがアフロを弾き倒しますが、ファイトの掛け声が入る前のため、これはダウンとして認定されません。

 動きがおかしいのは電池が足りないからなのか、積極的に仕掛けられないアフロに対し、キングカイザーもアフロを押し切ることが出来ません。パンチはヒットするのですが、アフロの防御力は格段に向上しています。なんていう安定がいい感じで。頭に打撃を貰っても、しゃがんでいると倒れていきません。なんでやねんパンチと称されたアフロの横パンチ、真横に入ったあと、少しすくい上げるように動くんですね。キングカイザーの下にフックす横攻撃とは逆を向いているんでしょうか。そうこうしているうちに、1-1で延長戦に突入となります。

 延長時間内に電池を交換し、両者戦闘準備よろし。延長戦に入ります。動きの非常によくなったアフロですが、ごろんと転がってしまいます。両者、接近して姿勢を落とします。打撃はお互いの体をかすりますが、倒すところまで辿り着きません。この姿勢を落としてのパンチの打ち合いは、過去の大会で時折見た覚えのある一寸懐かしい雰囲気。キングカイザー、立ち上がって接近し、ひたすらにパンチを連打。最後は右フックを引っ掛けるように当て、アフロがダウン。延長戦を制したのはキングカイザーでした。

【準決勝】

×アリキオン vs ○旋風丸

 シード選手のアリキオン、対するは旋風丸。多少タイプは違いますが、長得物を持ったロボット同士の勝負となります。
 積極的に攻める両者、ぴたりとしかし停止して、横に移動しての位置の読見合いとなります。お互いに横にスライドするように動きながら、攻撃正面を読み合います。真横から攻撃を放つ旋風丸、しかしアリキオンが後退してこれを凌ぎ、逆に両腕の剣で挟み込むようにして、旋風丸をほとんど巻き込むようにして倒します。アリキオン、まずは1ダウン先取。
 旋風丸の突きを下がって凌いでいたアリキオン、リング脇に追いつめられても脱出しますが、しかし旋風丸ここで1ダウンを奪回。お互いスピードはとても速く目まぐるしく、背中を向けたままリング中央を移動していたかと思うと、リング脇を弧を画いて移動していきます。

 旋風丸は位置の読み合いから、一気にリングアウトに追い込む戦術でしょうか。アリキオンは攻撃を受け止めてはいますが、そのたびに後方に大きく押されています。リング脇で受け続けると危険でしょう。旋風丸、アリキオンの足元めがけて一撃を放ち、2ダウン。最後は真後ろから背中めがけて一撃を放ち、アリキオンこれで3ダウン。3-1で旋風丸、勝利。前回に引き続き、決勝戦に駒を進めます。

×トコトコ丸 vs ○キングカイザー

 そろそろ扇子にもバトルダメージが目立ち始めたトコトコ丸、キングカイザーとの対決。まっしぐらに接近したキングカイザー、しかし位置を読むトコトコ丸に対し慎重姿勢にシフト。位置の読み合いから後ろを奪い、すかさず突撃。トコトコ丸を薙ぎ倒し、1ダウンを奪います。
 のしかかるように動くとかなりの迫力のあるトコトコ丸。軽快に駆け回るキングカイザーと、それを追うトコトコ丸と云う展開となります。トコトコ丸も攻撃を放ちますが、キングカイザーからスリップ以上の打撃をなかなか奪えません、頭でのしかかるように仕掛けますが、キングカイザーに押し戻されてしまいます。そのトコトコ丸が、接近しざまに生じた隙に、キングカイザーがカウンター。2ダウン目を奪います。トコトコ丸、扇子の攻撃を放ちますが、姿勢を落としたキングカイザーに防御されてしまい、なかなか攻め手を見つけることが出来ません。そうこうしているうちに残り30秒、トコトコ丸、追いつめてリングアウトを狙う作戦でしょうか。キングカイザー、トコトコ丸の後頭部を小突きますが、これは浅いと言う判断。キングカイザーも縦に一回転するほどの猛攻ですが、3ダウン目を奪う事が出来ず。2-0で、キングカイザーの勝利となります。

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ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ【一回戦】

 さて、予選デモが終了し、トーナメント戦が開始となります! 準備時間にルールの解説が再度行われたあと、いよいよ試合開始。
 所謂「捨て身技」が一回限定と云うこのルール、各機体のパワーバランスへの影響は大です。どうなっていきますでしょうか。

【一回戦】

○メタリックファイター vs ×ペント

 まず先陣を切ったのはメタリックファイター。そして対するは全勝の怪物、嘴の取れる悪魔ペント。連勝記録はこのまま伸び続けのでしょうか。
 ペントのコントローラーの電池が落ちちゃったりしますが、なにはともあれ試合準備。こうして見ると、メタリックファイターに比べてペントの大きさが目立ちます。

 試合開始! ペント、いきなりメタリックファイターに背後を見せてしまい、メタリックファイターが後方から突撃して1ダウンを速攻で奪います。ペント、サーチモードに入りますが、メタリックファイターは斜め後方から接近。死角に入ったんでしょうか、ペントが攻撃を繰り出す前に打撃を加え2ダウン。
 ペントの反撃はやや遠く、メタリックファイター、よろけますが倒すことができません。そうこうしているうちに、斜め後方からメタリックファイター、さらにもう一撃。信じられないほどの速攻劇で、ペント3-0で一方的に沈んでしまいます。三連覇は緒戦でストップ、いきなりの波乱の開始です。

 やはりペント対策をしっかりしてきたのが勝因ではないか、との分析。ペントも弱点を読まれてきていた様です。ううむ。

×アリウス vs ○アフロ

 タイプの全く違う両者、アリウスとアフロの対決です。アフロは交換用のバッテリも、竹筒のようなものに入れて完備。戦闘態勢万全です。
 積極的に突っ込んでいったアフロ、いきなり仕掛けて1ダウンを奪います、突起物が二股になったアリウスも突撃を仕掛けて1ダウンを奪い返しますが、しかし直後に自らリングアウト。アフロ、あっと云う間に2ダウンを奪います。

 姿勢を落としてアフロに密着したアリウス、パンチを繰り出してアフロから2ダウン。イーブンに持ち込んでからの速攻ですが、アリウス倒しきれず、縦に転がってしまいます。
 アリウスとアフロを分けたところ、アフロちょっと力なく倒れてしまいます。大丈夫なんでしょうか。アリウスは捨て身技で突撃しますが、アフロ倒れません。これが二度目と看做されてアリウスにイエローカード。密着から離れたところで、アフロ倒れてしまいます。背中合わせからアフロもパンチを放ちますが、これもなかなか倒せません。アフロはなにやら突撃というか、よろけているような格好です。
 積極的に乱打を仕掛けるアリウスですが、最後は伸ばした腕にアフロの伸ばした腕がヒット。バランスを崩したアリウス、2-2からの凌ぎ合いを押さえきれず。アフロが二回戦に進みます。

×プティ vs ○旋風丸

 次なる対決はプティと旋風丸。柔のプティと剛の旋風丸、対照的な試合運びになりそうな予感がしますが、どうなるんでしょう。
 開始直後、中央へ走りよる両者。プティ、パンチで旋風丸を倒しますがこれはスリップ。一方、素早く後ろに回りこんだ旋風丸が1ダウンを奪い返します。旋風丸、リング脇を歩きますがちょっと危ないよろけ方。リング中央で両者、競ってパンチを打ち合います。プティもスリップはしますが、ダウンはなかなか奪えません。お互い攻撃すると言うよりも絡まってしまう展開ですが、攻撃が交錯し、なんと両者ダブルダウンの判定! その直後、交錯しざまの攻撃でプティがさらに1ダウンを奪う。これで2-2となります。

 ほとんど全方位に攻撃の放てるプティに、正面に強い旋風丸、リング中央で再び交錯しますが、これは両者スリップ。旋風丸はより起動性を駆使しますが、プティも待ち構えてパンチを放ちます。プティと旋風丸、両者時間切れぎりぎりにダッシュ攻撃まで繰り出しますが、ダウンを奪えず。そのまま二分間の延長戦に入ります。

 調整後、サドンデスの延長戦開始。待ち構える旋風丸に、慎重に踏み込むプティ。一点倒立からの回転キックまで繰り出しますが、旋風丸を倒せません。お互いに位置を奪い合っての戦い、旋風丸が積極的に仕掛けますが、プティを倒すに至りません。最後は横歩きに接近した旋風丸、プティの背後にするっと滑り込み、後方からパンチ一発。プティの腰を崩して、サドンデスマッチに勝利を収めました。

○キングカイザー vs ×レトロ

 操縦システムを切り替えてきたキングカイザーは、紆余曲折の結果、お父さん操縦となったようです。対するは操縦性の素直さを証明したレトロ。頭には、なんかちっちゃいお面がついています。

 開始直後、慎重な読み合いからキングカイザーが接近。いきなりレトロ、前転キックを放ちます。立ち上がりざまに横ストレート、キングカイザーが1ダウンを奪います。
 ここでしかし、レトロとキングカイザーにものすごいことが! 背面から飛び込んだキングカイザーのボディを、レトロの腕が持ち上げて投げ飛ばします! これはもう、見た事もないような見事なバックドロップ! レトロ、1ダウンを奪い返します。

 レトロ、横へひょいひょいチョップを放ちます。後方へ回り込んだキングカイザー、後方からダッシュを仕掛けますがこれはヒットせず。しかし歩行中のレトロの足元を狙ってパンチ、2ダウン目を奪います。
 レトロしかし、ダッシュ攻撃を繰り出してしまいイエロー。両者分けます。下がっていくレトロにキングカイザー、当たったら一気にリングアウト級の追い打ちを入れますが、これはやや遠くヒットせず。ここで試合時間は時間切れ、スコアは2-1、キングカイザーが勝利を収めました。

 ……いやー、でも壮絶でした。後方に向かって飛び込んだキングカイザーのボディを、レトロの腕が受け止めてさらに上に持ち上げると言う、なんていうかコラボレーション状態の見事な投げ技でした。敗れはしたレトロですが、これはちょっと歴史的瞬間見てしまった感じです。

 お休みのあいだ、キングカイザーの丸さんにご挨拶させていただいたのですが、その時にこのバックドロップのお話を伺いました。レトロは実は前転攻撃を仕掛けようとしていたところが、キングカイザーが先に仕掛けて技の出がかりを潰してしまったもので。レトロの「前転するための腕の動き」に、自分でジャンプしたキングカイザーが乗っかってしまい。その結果があの美しいバックドロップにつながったようです。もうミートくんも納得。
 今日は取材の人も多かったみたいなので、どこかのテレビ局の人が決定的な瞬間を取ってくれていることを期待したいですね。

【追記】

 レトロの開発者、スギウラブラザーズさんのスギウラブラザーズのロボット開発日記にて、この試合の超バックドロップの映像が掲載されています! 
 改めて見ても、完全に浮いてます。むしろキングカイザー飛んでます。すっごい……。

 関係ありませんが、取材の方がソニーのHDVカメラ持ち出してました。無造作に床に一台ごろっとか言って。すごい気になってたんですけど。なんかスタッフの人が、ブランクのブルーレイディスク取り出してラベル貼ってましたし。すーごーい。

 さて、ここで長めの休憩。そのあと三時半から、一回戦再開となります。

(ここで一時間休憩)

 さて意外な展開あり超必殺技ありの本日の試合も後半戦。残す四体も、これまた強豪揃いであります。

×グレートマジンガア vs ○アリキオン

 本気モードのグレートマジンガアに対するは、クリスマスデザインに衣替えしたアリキオンです。試合開始、中央に接近する両者、やや慎重な位置取りです。先に仕掛けたのはアリキオン! グレートの防御姿勢の上から強引にのしかかる攻撃で、力で1ダウンをもぎとります。
 リング脇を移動するアリキオンに対し、マジンガア積極的には攻めていかない展開。慎重に位置を読み、ダイビングロケットパンチを放ちます。正面からの交錯、しかしマジンガア、攻撃が入っていきません。どうしたんでしょうか、ちょっとマジンガア力弱い感じです。リング脇にアリキオンを追いつめますが、ダイビングロケットパンチも横フックもダウンを奪うほどの勢いを得られません。攻めあぐねましたが、アリキオンの移動の隙をつき、マジンガア1ダウンを奪回! イーヴンに持ち込みます。残り30秒、しかしマジンガアの行動スピードがどうにも上がっていきません。何も無いところで後方に倒れてしまいます。時間切れぎりぎり、マジンガアは攻撃ポジション近くで位置を読みますが、アリキオンに攻撃を放つところまでは行きませんでした。。

 両者1-1のイーヴンのまま時間切れ。延長戦に持ち込みます。電池交換するアリキオンに対し、スプレーでモーターを冷やすマジンガア。

 延長開始! アリキオンに対し、やや後退して位置を読むマジンガア。一撃にかける展開でしょうか、両者ダッシュ攻撃を使いきってしまったため、伸びる腕が有… アリキオン、横向きに接近してマジンガアの正面から、胸の真ん中に正拳突き。マジンガアがのけぞって倒れ、サドンデスをアリキオンが制しました。

×ダイナマイザー vs ○トコトコ丸

 さて一回戦最後の試合は、ダイナマイザーとトコトコ丸の対決です! とにかくタフに歩き走るこの両者の対決、機動戦が期待できそうです。
 両者、リングにセット。まず接近するのはダイナマイザー、しかしトコトコ丸も素早い。リングの広さを遣いきった両者の動き。ダイナマイザーが積極的に位置を変え、トコトコ丸を攻撃するポジションを探しに行きます。一方のトコトコ丸も、なかなかダイナマイザーに横や背後を見せません。しかしトコトコ丸も、なかなか相手を攻撃レンジに捕らえ切れません。扇子を伸ばした時には、もうダイナマイザーは後退し転進しているのです。
 ダウン攻撃が両者交錯! ダイナマイザー、リングぎりぎりで前転キックを繰り出しますが、トコトコ丸、そのキックを頭を受けて押し戻し、反動でダイナマイザー、リングから放り出されてしまいます。これでトコトコ丸、1ダウンを奪取。
 厳密に言うと服が地面につくとダメなんですが、と言っているうち、ダイナマイザー、位置を読んで攻撃を仕掛けますがダウンを奪いきれません。しかし残り10秒を切ったタイミングで、ダイナマイザーの攻撃がトコトコ丸にヒット! 時間切れぎりぎりに1ダウンを奪い返します。再開直後、トコトコも仕掛けますが時間切れ。延長に突入します。

 延長、慎重に位置を読み会う展開からトコトコ丸接近、ダイナマイザーがめまぐるしく旋回し、トコトコ丸が向きを変えて対応します。ダイナマイザー、トコトコ丸に体の一部が引っかかって転倒しますが倒しきれません。最後はダイナマイザーの攻撃をリーチの差で凌いだ、パンチが顔すれすれのあたりを通っていたトコトコ丸。攻撃直後にカウンターを入れ返してダウンを奪取。相次ぐ延長戦を制してダイナマイザーを倒し、トコトコ丸勝利となります。幾多のネジがリングに散らばる激戦でした。

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ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ【デモンストレーション】

【デモンストレーション】

1.アリキオン

 トランスミッタと一緒にステージ上に登場のアリキオン。BGMを絞って挨拶からですが、轟音が飛び交うのでちょっと打ち消されがち。喋りながらの歩行、旋回、高速での横移動、さらに歩行スピードの途中切り替えを繰り出します。
 ちょっとダイブアタックが予期せず飛び出した後、サンバのダンスで締めとなります。

 アリキオンの声が聞こえるトランスミッタ、FMの周波数は87.9だそうです。現在、ランキング8位との事。

2.アフロ

 続いてはアフロ登場。帽子のエンブレムは城南通信機です。厚木に続いて、会場でお客さんが操縦するデモを披露。会場の手拍子で動かすというものです。ただ、今日は会場、頭上を時々ジェットコースターが飛び交うような環境です。変な騒音が多いのですが、大丈夫なんでしょうか。
 あ、今日は会場からお客さんを募って、代表者が手拍子を行う様です。「じゃあお名前聞いてみましょうか。あ、時間大丈夫ですかね」って。デモの枠を越えたアフロオンステージであります。
 流石に騒音渦巻く会場だけに、またちょっとアフロがあさっての方に飛んで入ったりしましたが、最後は仮想キングカイザーを見事になぎ倒して見事ヘッドバット完遂でした。アフロはランキング現在5位、新しい攻撃を編み出して来たとのことで期待大です。

3.トコトコ丸

 さっきほっぺたが光っていたような気のする、陰陽師っぽいスタイルなトコトコ丸。今日も危なげなく、歩いて回って扇子を繰り出します。厚木の激戦でぼろぼろになった扇子と頭も修理完了。扇子は百円ショップで調達とのこと。
 あみのさんが喋っている間も、全く動揺もないトコトコ丸。抜群の安定性です。使っているサーボは23個、扇子の制御用に、手先に左右一個ずつ仕込んでいるのだそうです。1個は腰なのかな。

 ここで会場から質問が飛びます。隣のお子さんがまっしぐらに手を挙げて、後ろのご両親が動揺します。そして質問は 「買ってみたい」 て。それは質問と云うよりこう。
 「非売品ですが製作費は150万円位」との事でした。

4.ペント

 2lペットをふたつ従えて登場のペント。ここまで負け知らず、まさに突然変異のパワーを絶賛発揮中です。ちょっと声が拾いにくいみたいですね。やっぱり会場がうるさいせいでしょうか。ちょっと腕の当たり、しわがよっていて怖いですが。

 続いては、ペントの強さの秘密、自動追尾攻撃のデモ。2lのペットボトルを左右フックで素早くなぎ倒します。そしてペント、デモでじゃんけんを披露。いつも会場外でお子さん相手に繰り出している隠し芸が、いよいよ表芸に進歩です。

 二人のお子さんに二連敗のじゃんけんですが、バトルはぶっちぎりの一位。ここで自動追尾システムの解説となりますが、両手先に赤外線センサがあり、体を回しながら敵をサーチ。センサに感があると攻撃を繰り出して、相手をなぎ倒すのだそうです。

5.レトロ

 次なる登場は、ビハインドカメラ装備のレトロ。今日ももちろんツインスティックです。後ろの巨大モニタに画像を出力、厚木の時に比べると、画質が上昇というか安定している印象ですね。歩くとカメラそのものが派手に揺れますが。
 そして両腕の上に売店で買って来た焼きそばを乗せたまま、歩行し旋回。重量バランスが変わった状態でも安定した動作を強調です。

 最後は会場のお子さんがレトロを操縦するデモ。歩行、旋回、攻撃ですが、ブーメランフックにワンツーパンチなど、普段あんまり見たことのないモーションが色々繰り出されてました。

6.アリウス

 今回登場は前モデルなんでしょうか、頭の突起物の形状が以前のタイプですね。年期の入ったアリウスは、何故か一緒にロボノバが登場です。
 アリウス、まずはすさまじい高速機動。旋回前進横歩きと、強烈な安定性を披露。さらに安定性のデモとして、前後から衝撃がかかると、自らたたらを踏んで一歩踏み出し、倒れるのを防ぎます。
 そしてアリウスもなんと自動攻撃を披露! ゆるく上体をひねて敵をサーチし、発見するやダイブ攻撃を繰り出します。光の具合でちょっとうまくいきませんが、最後にはダイブで一閃。さらに動く標的をサーチする攻撃を繰り出します。サーチ中は目が緑に、標的を発見すると赤く光るのが印象的。
 こちらのセンサーの搭載位置は胸。胸板に測距用のセンサーを二個装備し。それで彼我の距離を測定、追尾しているとのことでした。

7.プティ

 やや膝の入った髭ダンス立ちから、プティのデモはスタート。逆関節屈伸から伸脚、人間くさいラジオ体操を繰り出します。新技の手首足首から、頭で地面に直立してのカポエイラキック、さらに腕に追加パーツをつけてピンポン玉をいきおいよくスルー、長いパイプをつたって綱渡り、はちょっと調子が悪いみたいですが、両足を先に降ろしての着地。今日もひとりROBO-ONEイーグルなデモでした。

8.旋風丸

 「お母さんの方が有名になってしまった」「まだ嫁さん募集中です」とひさびさのいじりが出たGIYさん。旋風丸は今日も切り詰めた孫の手を装備。力いっぱい攻撃する動きを次々と繰り出します。
 今度はサッカーのモーションで、ボールが宙を飛んでいく奇麗なシュート。さらに腕立てから倒立しての腕立て伏せ、最後は早九字を切っての決めポーズで、デモ終了となります。

9.ダイナマイザー

 新旧ダイナマイザー揃い踏みとなるダイナマイザーのデモ。今日は息子さんの操縦です。「どこかで見たことのあるような」と言われる軽快な歩行から旋回、S字歩行などを次々披露、さらに片足バランスも。いつ繰り出しても会場からどよめきが漏れる人気の動作です。
 今日は観客参加デー状態、会場のお子さんがダイナマイザーを操縦する企画です。なるほど、旧ダイナマイザーの方をお子さんが操縦するんですね。操縦系はテンキーパッドですが、ちょっと操縦に苦労している様子。レトロに比べると直感性には欠けてしまう様ですね。
 もうかりまっかコントローラの名称の披露。元祖ダイナマイザーとHVダイナマイザーの紹介で終了となりました。

10.グレートマジンガア

 さあこちらも息子さんが操縦となる、グレートマジンガアの登場です。控え室でトラブルがあったとの事ですが、その辺はどうなんでしょう。歩行はやや前後に危なっかしさがありますが、そこからマスタースレーヴシステムをデモ。ペットボトルをフックで軽くなぎ倒します。右腕で一撃、さらに今度は左裏拳で一撃! 足裏にはセンサがあり、軽く押してもたたらを踏んで倒れない。という安定性強化のデモを繰り出します。

 デモの後は、マスタースレーヴの仕組みを解説。操縦者のつけている、なんて言うんでしょう、ハーネスを背中から見る光景は、なかなか珍しいものがありました。

11.キングカイザー

 今日はいつも操縦している長男さん不在のため、マスタースレーヴ装備ではないキングカイザー。まずは歩行、高速のその場旋回、横っ跳びに飛ぶようなサイドステップからを次々と繰り出します。
 キングカイザーの攻撃、仮想的はペント。後方フックから、ペットボトルに穴が開くんじゃないかって勢いのサイドアタック。ものすごいべこんぼこんと言う音と共にペットボトルが凹んでいきます。「このようにボロボロにしたいですね」との事。

 ちなみに弟さんは8歳。キングカイザーの兄弟機・キングカイザーJrの操縦担当で、今日はJrの操縦システムをキングカイザーに移植したとの事。皇帝に死角なし、です。

12.メタリックファイター

 さて最後は、単眼の古豪メタリックファイターが〆の演技を行います。
 礼儀正しい挨拶から、腰をひねる柔軟体操、憲法の構えのような開脚。さらに百八十度足が開いて、地面に足がぺったりつきます。
 後方からの自動置き上がりを繰り出しますが、ちょっと一回引っ掛かり気味になるものの復活。さらに両手のひらを地についての一回転から、手のひらを開いての二点倒立。最後はガッツポーズで〆となりました。

 解説の先川原さんから、ここで総評。安定性と機動性が上がり、ロボットの出来る事が格段に増えた、との事。さて、これからいよいよ試合となります。

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ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ【入場編】

 さて、厚木の熱戦の興奮も冷めやらぬ23日。やや天気の優れぬ今日ではありますが、地上はROBO-ONE GP第四戦。東京ドームシティジオポリスでの開幕です。

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 現場到着は、少し迷った後の開場30分ちょっと前。会場のジオポリスというのは、要するに東京ドームシティアトラクション内の吹き抜けの下なんですが、ちょっと場所が判りにくく、辿り着くまでに一苦労でした。
 東京ドームシティだけあって、しかし回りは人が一杯。皆さん調整でロボットがリングに上がると、いっせいに人が一杯群がってきます。ロボットが退場するとまたはけちゃうんですけど。

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 ペントvsグレートマジンガア。

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 ダブルダイナマイザー。

 リングの上ではなぜか元気にミャノイも踊っています。あれ、旋風丸は……。

 ややあって、GIYさん、なぐさんとご挨拶させていただきます。皆さん、打倒ペント!を心に誓い、三連覇阻止を目指して本気モードとのこと。マジンガアとダイナマイザー、二大強豪は正規パイロットである息子さんたちがそれぞれ操縦するとのこと。そもいかなる船も、その乗組員以上の性能を発揮することはない、と云ったのはアリステア・マクリーン。真の力を発揮知する昨年上位の二機、王座に最も近いペンギンの簒奪者ペント、そしてキングカイザーはじめ九機の戦士。早ければ今日で今年の決着がついてしまう、ってまあ今月3日に始まったばっかりなんですが、ROBO-ONE GP後楽園、12時45分の開幕まで、いましばしの待機です。

 12時半。オールスタンディングの筈だったのが、早くもすっかり座り込んでの観戦モードです。立ったまま入力システムは全部無駄になったんですが、よかった無駄になって、とそういう感じ。
 皆さんお昼でしょうか、先程からリング上はお留守ですが、だんだんと人が集まりつつあります。時折屋内ジェットコースターの轟音と悲鳴が飛び交う中、イベント開始まで後15分。もうちょっとです。

 2分前。人の入りはまあまあというところでしょうか。流石に厚木の時には及びませんが、ロボットが動けばまだまだいけそう。

 そして時刻! 宇宙大会の映像とGP2006のデモ映像に続き、選手入場です。
 まずはアリキオン、そしてアフロ。どうもほっぺたが光っているように見えるトコトコ丸。現在ぶっちぎりの一位ペント、オーバーヘッドカメラ装備のレトロ、アリウスは前バージョンでしょうか? 続いてはプティ。轟き唸れ悪魔のサーボ旋風丸、ダイナマイザーとグレートマジンガアが相次いで登場、続いてキングカイザー。トリはメタリックファイター… まさか息子さん操縦でしょうか?

 今日も選手の紹介から入ります。レトロは今日も操縦制御のデモをやる様子。アリウスは新機能を仕込んできたとの事。気になります。マジンガア隊は息子さん、テストの最中なのに呼び出されてきたとの事。大変だこれは。
 続いては出場者の紹介。ROBO-ONEガールズは三人でフル編成だそうです。今回のルールも捨て身技一回限定、飛び道具型には厳しいルールです。

 今日は先に12機分のデモを行って、そのあとトーナメントになるようです。厚木の時はそれぞれの機体が一回戦の直前にデモをやっていたので、ちょっと変更みたいですね。

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2006.11.22

えほえほえほ。(★★)

 ここのところ寒かったせいしょうか、やや体調悪化。と云うか、ここのところ気がつかないうちに眠りこんでいたり気が付くと朝だったりしたわけで、ずいぶん前から実は体調が悪かったのかも知れません。

 人形つかいさんから頂いたコメントを見て卒然と思い出すよう、[es]はUSBホスト機能があるから、そのへんのUSBキーボードを差せば入力環境が劇的に改善できると。さらにまつしろさんから頂いたアイデアに基いて、一脚か三脚でキーボードを支えれば([es]はどこかキーボードの上に固定すれば)。X41Tをぐらぐらさせなくても解決! と思ったのですが。この挑戦は、次の機会になりそうです。今回は普通にザウルスで。その前に、自分が会場に辿り着いて、なおかつ数時間直立できる状態になっていなければ。うむ。


 今日ははやくねます。

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2006.11.21

総製作費400円くらい。(☆☆)

 きのう今日で一応の完成を見たと云うか、そもそも完成とかなんとか云うほど加工していないノートサスペンダ。ノートの重さに耐えられるかどうか…… と云うところだったものの、稼働時間はそれほど必要ない、と思い追加バッテリを外してみたところ、まあまあいい感じで安定しました。

 問題はむしろ別のところにあって。一日会社で仕事をしていたらすっかり冷静になってしまって。これをつけて僕はおんもを歩くのかとか。それも文京区をとか。お隣でボウケンジャーショーやってるようなとこでX41Tを弁当売りみたいにぶら下げて歩くのかとか。
 なんだか正気に返ってしまい、そう冷静になって考えてみると、重量こそ軽くなったものの、ノートを「落っことす」リスクは相変わらず解決していない訳で。これを使うべきなんだろうかどうか迷っている今日この頃です。
 こういう時には小さくてキーボードも気の効いたザウルスの出番再びかも。と云うわけで、よく使う単語(ロボット名とか)くらいは、ザウルスに単語登録しておこうかと。
 両方準備しておけば、土壇場で選択肢が増えるなり、であります。

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2006.11.20

ノートサスペンダ(☆)

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 立ったまま入力の荒行に備えて開発中。
 万が一の時のための安全ストラップがほしいところ。

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2006.11.19

ROBO-ONE GP in 厚木【三位決定戦~決勝】

【三位決定戦】

×アフロ vs ○プティ

 さて、三位決定戦。今日のお客さんは運がいいですよー、アフロの試合がこんなに見られるなんて。プティもしかし、本日ダメージが蓄積しているわけでもありません、どういう展開になるのでしょうか。
 両者一礼から試合開始、二体とも微妙にずれて前方への突撃。回転しながらの読み合いから、アフロは留まってからの攻撃、プティは動き回りながら隙を睨みます。アフロ、押し込みかけたところを逆にプティに押し戻され、これで1ダウン。
 プティ、ハイスピードの歩きでアフロの動きを回避しつづけます。プティ、回転しての攻撃がちょっとアフロと絡まってしまいます。今度はアフロが頭突きを打ち返し、プティから1ダウンを確保。しかしアフロ、起き上がりができなくなって… いや、起き上がります。密着しての押し合いから、プティ両腕をぶんぶん振り回し、アフロの後頭部を叩き倒して2ダウン。さらに最後にはアフロを猛烈に吹き飛ばして、一気に3ダウン。3-1でプティ、第三位が確定です。

【決勝戦】

×旋風丸 vs ○ペント

 もはや羽先のフレームがむき出しのペント、決勝に駒を進めてきました。一方の旋風丸も猛攻のスピードでは負けません。
 まずはペントの横突きが先に旋風丸を捕らえます。一撃目は外れますが、旋風丸の逆襲を凌いだ後、二撃目でダウンを奪います。リング脇の旋風丸に一撃を放ちますが、カウンターで旋風丸が放った攻撃にやられてスリップに。起き上がった拍子にまた嘴がとれてしまいます。
 旋風丸の攻撃を一歩下がって凌いだペント、手が止まった隙に突撃してダウン攻撃でさらに1ダウン! しかしペント、移動中に旋風丸の攻撃を受けて1ダウンを奪い返されます。背後を取った旋風丸に、しかしペント、後方へ一撃ニ撃と攻撃を放って凌ぎます。両者、横突き同士が工作。どちらもバランスを崩してしまいます。
 旋風丸、ちょっと起き上がりざまに落下しかけます。ペント、伸ばした腕を叩かれ、これで2ダウン同点。伸ばした腕がぎりぎりを届かないあたりを歩いていた旋風丸、しかし一瞬間合いが近くなる。ペントが伸びる伸びる腕を最大に伸ばして旋風丸の胸にヒット! 一瞬よろっとよろけた旋風丸、後方に崩れ落ちて3ダウン。これでペント、3-2で勝利を収め、くちばしが取れたまま優勝となりました。

 ペント、優勝コメントを自ら述べますが、ちょっと音楽が大きくて聞こえなかったみたいですね。会場が静かになったタイミングで、名乗りが妙に大きく流れちゃったりしております。

【表彰式】

 かなーり大きなトロフィが入賞者に贈られます。一位はペント、二位は旋風丸、そして三位はプティでした。

 最後は次回第四戦、そして最終戦の紹介が改めて行われた後、大会終了となりました。

 全五戦のうちに、すでに二戦で優勝を手にしたペント! GP一位への道がぐっと近くなりましたが、急に出てきたこの勢いを止められる者が果たして現れるんでしょうか。あと二戦、楽しみにしたいと思います。

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ROBO-ONE GP in 厚木【二回戦~準決勝】

【二回戦】

○旋風丸 vs ×トコトコ丸

 さて、今まであまり対戦カードのなかったこの組み合わせ。乱打タイプの旋風丸に対し、トコトコ丸は大型ですが、どちらかと云うと機動戦寄り。しかし戦い方が柔軟なロボットでもあります。どうなるでしょう。

 さて試合開始。サイズで言うとトコトコ丸のほうがはるかに巨大ですが、トコトコの胸をうまく突いて旋風丸、まずは1ダウン獲得。しかし押し戻されて直後に1ダウンを失います。巧みに姿勢を落とすトコトコ丸、後方から旋風丸は手数多く攻めていきます。頭のあたりを押されると、トコトコ丸ちょっとぐらっとしますね。
 起き上がったトコトコ丸、旋風丸に押し崩され1ダウンをさらに失います。正面からの猛攻はトコトコに入りません。一方、旋風丸、戻ろうとしたところをトコトコ丸に狙われダウン、これで2-2となります。最後はバランスを崩しかけたトコトコ丸に旋風丸が猛攻を仕掛け、立ち直る暇を与えず手数で圧倒。一気に押し崩して3-2で辛勝をものにしました。

×キングカイザー vs ○アフロ

 さてさきほど仮想キングカイザーを倒したアフロなのですが、初撃からいきなり絡まり発生。キングカイザーの広げた腕幅がアフロの頭にぴったりで、かっちり挟まってしまいます。
 がっちりアフロの頭をはさんだキングカイザーを分け、試合再開。お互い前方への突撃を繰り出しあう展開となりますが、アフロは外装がクッションに、キングカイザーは間合いを調整して有効打となっていきません。機動性に勝るキングカイザー、あっと云う間に攻撃ポジションをものとするのですが、しかしうまくアフロが倒せません。アフロ、非常に安定が良くなっています。何気に横歩きで接近するアフロ、キングカイザー、前転キックを放ちますが、アフロの頭にめり込んでしまいます。
 防御力の高さを発揮して、凌ぎに凌ぐアフロ、キングカイザーの攻撃を受けきります。しかしアフロも攻め口が見つけられない展開、ここまでまだ両者0ダウンです。あー、アフロ、何もないところで転んでしまいます。大丈夫でしょうか。
 最後はリングアウトさせる勢いでアフロが突進しますが、ここで時間切れ。今大会初の延長戦に突入します。

 2分の調整時間の間に、両者ともにバッテリを交換。延長戦に入ります。
 先にダウンが奪ったほうが勝利のサドンデスルール、キングカイザーまず先制で突撃。アフロ、まだちょっと力弱さがあります。アフロ、至近距離から頭突きを放ちますが、キングカイザーを押し切れません。一方のキングカイザーもアフロの服で打撃が滑ってしまう状態、さらに両者カウンターが潰し合いとなり、なかなか攻撃の攻め口が見つかっていきません。ここで残り10秒。キングカイザー、アフロを倒しますが、これはファイトの掛け声の前に終了となってしまいます。

 最後は会場の拍手で決定することになります。両者ほぼ互角の拍手…… 吹いてます、アフロ泡吹いてます! 最後は勝利の執念が認められ、アフロが準決勝に進出となります。

 さて、次は準決勝となります。

【準決勝】

○旋風丸 vs ×プティ

 竜巻のような猛撃が持ち味の暴れん坊・旋風丸。レトロを破ったプティですが、この相手をどう凌ぎどう倒していくのでしょう。
 開幕直後、ちょっと下がり気味のプティに、いきなりの猛攻は旋風丸。攻めては離れ、リングを廻っての距離の読み合いとなります。間合いの読みはプティがしかし有利か、プティの何気なさそうに伸ばした腕が、旋風丸から1ダウンを奪います。
 横突きのパワーは相当強烈なものか、旋風丸、胸をつかれるたびによろけていきます。リング際に追いつめられたプティ、旋風丸の攻撃でリングから転げ落ちてしまい、1ダウン。プティの相手に背中や脇を見せる独特の構えに対し、旋風丸はがんがん接近していい来ます。
 旋風丸の放つ真後ろへの攻撃を、ぎりぎりで回避するプティ、しかし攻撃の出がかりに巻き込まれ、1ダウンを失います。プティも旋風丸の足元に軌道の低い攻撃を仕掛けますが、これはダウンとならず。再度の攻撃で2ダウン目をしかし奪い取り、これで2-2。またも延長に突入します。

 両者調整なしで、即座に延長戦に突入。開始直後、背後を取った旋風丸がプティをクリーンに薙ぎ倒し、サドンデスを制しての決勝進出となりました。

○ペント vs ×アフロ

 お子さんの人気者同士、なんていうかある意味夢の対決です! しかしこのカードは準決勝、お互い相手を薙ぎ倒してここまで辿り着きました。どういう勝負になるんでしょう。でもしかし。

 ペント、一気に攻め寄ります。余裕で手を振るアフロ、しかし出会い頭に頭突きを叩き込んでまず1ダウン。ペントも逆襲しますが、これは浅いと言う判断。しかしさらに肉薄、密着してから攻撃を繰り出して、伸びる伸びるペントのアームがアフロを薙ぎ倒します。これで1ダウン、さらにバランスを崩しかけた所に追い討ちを入れて、ペントが素早く2ダウンを確保。

 今度はリング中央で交錯、アフロがスピンするくらいの勢いでスリップ。ペントの攻撃が何度もアフロの服に引っかかりますが、衝撃が吸収されているのか、表面が滑るのか、なかなかダウンに至りません…… しかし最後はペント、後方から迫り来るアフロに大して、何気ないくらいの勢いで後方打撃! ストレートにダウンを奪いこれで3-1。決勝に駒を進めます。

 残るは決勝と三位決定戦、と云うところで、ここでまた5分間の休憩と相成ります。

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ROBO-ONE GP in 厚木【一回戦後半】

 振り返ると、会場はさきほどよりさらにさらに人が増えていますよ。子供が会場の前のほうでころころ遊びまわってますが、再開時刻が近くなって会場が暗くなってくると「いそげー!」と席に駆け戻って行きます。

 さて、休憩の後は、一回戦の残り三試合です。

○"赤き闘神"キングカイザー
 vs
×"青き稲妻"ダイナマイザー

 片や真紅、片や紺碧。旗色も目に鮮やかな実力者同士の対決です。
 まずはキングカイザーのデモから。パワー、スピード、操縦者のテクニック、全てが高いレベルで統合された闘うロボットです。歩行の安定性とスピード、とんでもないスピードの横歩きから、マスタースレーヴでの腕の動きを披露。先ほどの試合を髣髴とさせる高速の連続打撃、さらにマスタースレーヴに拠らない攻撃モーション、サイドブローからフック、抜きの動作まできちんと入った攻撃を披露。そつのないアピールです。

 一方のダイナマイザーは、久々のスギウラファミリーお父さんの操縦です。柔軟から腕立て、ころっと転がってからの腹筋、前方に一回転してからS字を画いてスピンをしながらの歩行。高速再度ステップからその場旋回など、歩きの軽快さをアピールしていきます。さらには飛行機からの復帰など、こちらも安定性をアピールしてのデモとなりました。

 機動性では元祖スピードスター、ダイナマイザーに一日の長がありますが、速度戦型のロボットは、操縦者に要求される技量が非常にシビアです。操縦するお父さんの錬度に不安があるのでは、と云う声が実況席から飛びます。一方のキングカイザーは、専門パイロットのお子さんの操縦。この勝負は、如何なものでしょう。

 開始直後、いきなり中央での交錯! ダイナマイザーは常の通り速攻で仕掛けます。ダイナマイザー、さらに回り込んで攻撃しますが、キングカイザーもその場旋回で対応。凄まじいスピード同士の対決、攻撃を放った時には相手がそこにいないと言う展開で、両者中距離の間合いを計りあいます。ダイナマイザーがリング脇にいると、攻撃の余波で自分もリングから落ちかねないため。キングカイザーも迂闊に攻め入れません。
 キングカイザー、1ダウンを奪った後、再び両者中距離から突撃攻撃の打ち合い。手が伸ばしても届ききらない、微妙な距離を保ちます。ダイナマイザーしかし、ちょっと操縦にミスが混じるのか、攻撃が時折意図せぬものになってしまっているようです。
 攻撃ポジションを素早く奪いにくキングカイザー、ダイナマイザーも仕掛けていきますが、瞬間的に姿勢を落とすキングカイザーを押し切れません。手数はダイナマイザーの方が多いのですが、なかなか有効打になっていきません。キングカイザーもあと一歩が詰め切れないまま、ここで時間切れ。
 1-0でキングカイザー、押し切っての勝利となりました。

×"孤高の戦士"メタリックファイター
 vs
○"爪を隠した歌舞伎者"トコトコ丸

 まずはメタリックファイターのデモ。リング中央から一礼。小刻みな歩行から高速回転、前方倒立からの浴びせ蹴り、と見せかけて一回転立ち上がり、さらに両腕を広げて地面をつかんでの、しっかりした逆立ち。ここからは綺麗に復帰します。足をちょろっと捻っての立ちポーズから、ガッツポーズで〆。

 さて引き続いて登場のトコトコ丸。くるくる廻って扇子を出して、ゆるゆると扇子を広げて舞い踊ります。踊りの振り付けは操縦者あみのさんの自作との由。安定した歩行から扇子でちょろっと横突きなどを披露して、短めのデモの終了となります。

 さて試合開始。攻め入ったメタリックファイターに対し回り込んだトコトコ丸、後ろからなぎ倒しに入ります。逆襲のメタリックファイター、浴びせ蹴りを放ちますが倒しきれず。逆にトコトコ丸の横突きを受けてバランスを崩し、1ダウンを失います。
 起き上がりぎわにちょっと髪の毛の乱れたトコトコ丸、対するメタリックファイターもちょっと起き上がりに苦労してしまいます。正面からの交錯は頭の大きいトコトコ丸に利があるか、押し戻すようにトコトコ丸、2ダウン目を確保。絡んだ展開からレフェリーが分けます。
 トコトコ丸しかし、扇子が敗れ頭が割れつつあるという厳しい戦い。がつーん、とひときわ痛そうな音とともに、メタリックファイターがリング脇へ。起き上がりぎわに転落してしまいますが、これはスリップダウンとなります。
 2-0のまま、試合は続行。最後はトコトコ丸の猛烈な突きがメタリックファイターにヒット、起き上がりざまにリングから勢い良く転落するほどの勢いで、トコトコ丸、バトルダメージを受けながらも、3-0で勝利を掴みます。

○"銀河の魔術師"アフロ
 vs
×"白刃の妖精"アリキオン

 アフロの二つ名、ちゃんと聞き取れていたかちょっと自信がありません。後半が「魔術師」なのは間違いないんですが……。ともあれ、やや漠戦風味入ってるアフロと、見るたびにスーパーゴージャスに強化されていくアリキオン、我が道を行く二体の勝負です。

 まずはアフロのデモからスタート。第十回予選でお目見えした、会場の手拍子に反応し、アフロが動き出して停止する、と云うデモがふたたび登場です。
 会場の手拍子一回で旋回、二回で前進し、拍手を打ちまくると頭突きをする、と云うデモ。ちょっと調子が悪かったのか何回か調整しつつ、しかし会場は手が痛くなるほどの大拍手。最後は泡まで吹き出しつつ、仮想標的キングカイザー(紙製)にヘッドバットを叩き込み、見事終了となりました。

 続いてはアリキオンのデモ。トランスミッタから声を飛ばして、声を出しながらの動作を披露します。一個一個の動作に声が入っており、攻撃モーションも自ら技名を叫びながら繰り出すと云うデモとなります。
 UFOからカーニバルに進歩した、おなじみダンスのモーションも、もちろんきっちり織り込んできています。

 さてアピールこそ本領と云う感じの両者ですが、もちろん試合もきちんとやります。
 開始直後、両者中央で交錯…… しますが、アリキオンいきなりダウンしてしまいます。アリキオン、特徴となる伸びる両腕を伸ばして攻撃しますが、アフロに対しては服がクッションになるのか、打撃が浅くなり倒せません。アフロの攻撃もやや遠い間合いか、放ってはいきますが、アリキオンを倒すに至りません。
 しかしアリキオンの攻撃の隙をついて肉薄し、ほぼゼロ距離からの頭突き。これで強引に1ダウンをもぎ取ります。ちょっとアリキオン不安定なんでしょうか、自分で倒れてしまう展開が続きます。アフロ、慎重に位置を読んで攻撃を睨む展開。リングの脇にアリキオンを追い込んでいくんでしょうか。頭を地についての浴びせ蹴りも疲労しますが、これはあさっての方向に。アリキオン積極的に攻めますが、なかなか打撃に結びつきません。一方のアフロも、いまひとつ攻め口が見つけられないのか、攻めにくそうな展開。あ、残り10秒でイエローカードが出たようです。
 時間切れ、1-0でアフロの勝利となりますが、なんか実況席から「えー」とか言う低い呻きが聞こえています。因みにイエローカードは捨て身攻撃の二回使用に対するもの、とのことでした。

 さて、これで次は二回戦。シードとなるプティとペントは直接決勝となりますが、残る四台で準々決勝が争われます。

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ROBO-ONE GP in 厚木【一回戦前半】

【一回戦】

×"ミスターバックドロップ"レトロ
 vs
○"踊る不死鳥"プティ

 後頭部になにやら巨大な突起物が追加されたレトロ、対するはトーインフェニックスチームの擁する赤いロボ、今日も頭の四角いプティです。

 さて今回のGP。第一試合はバトルに先立って、各自両者二分間のデモ時間が与えられます。。

 まずはレトロから。後頭部から出ているアームは、先にカメラがついていて、背後のディスプレイには、レトロの撮影した画像が映っています。つまり、「自分自身の後から見た光景」を画面に表示させているわけです。

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そのさまは、まるでFPSのシューティングゲームのよう。会場の子供を選んで、ツインスティックで操縦してもらうデモを披露します。リングわきを歩き回って、会場をひやひやさせるお子さん。初めて触るのにかなり軽々と動かせるわけで、操縦性の良さと云う特徴をアピールです。

 続いてはプティのデモ。スムーズな動きと云うことから、まずは体操。前後方逆関節屈伸の凄さは会場に伝わりにくかった様子。あれ気持ち悪くて面白いんですけども。
 ラジオ体操から柔軟体操、なんかモーションが増えて手首足首が加わってます。歩行のあとぺちっと前転、一回転落しちゃいましたが、ぺちっとまた後転。さらに頭を下に突いて、下半身をぐるんぐるん廻すカポエイラキック。さらにはリングの上にポールをわたし、ぶらさがって移動の後、足だけ離して柔らかに着地。最後は腕にオプションを追加しての、ボール投げを披露して終了となりました。ひとりROBO-ONEスペシャル状態です。

 さすがに両方ともよく動くなあ、と感心しきり。さて、両者調整に入っていよいよ試合に入ります。

 さて、試合開始! 両者中央でコンタクト、レトロが側面を見せて接近するのを、プティパンチで牽制します。レトロ、一回転して前転攻撃を放ちますが、プティ側面で受けてこれを凌ぎます。パンチを放ってバランスを崩すプティですが、しかしレトロ、固定していたバッテリが外れてぶら下がってしまいます。バランスを失ったところにレトロの一撃が入り、まず1ダウンを失います。レトロ、ここでタイムを申請して2ダウン。
 追い込まれたレトロ、相手の背後を取りに行きます。しかしプティ、振り向きざまに腕を引っ掛けて、レトロのお株を奪う引き倒し。3-0でプティが駒を進めました。

○"突然変異の最強ペンギン"ペント
 vs
×"流星の騎士"アリウス

 石川優勝で名を上げたダークホース・ペントに対し、角先が二股になった強化型アリウス。スミイファミリーは遅れていた奥さんも登場して勢ぞろいです。

 まずはペントのデモ。「原点復帰完了!」のペントの叫びにまず会場からどよめきの起きる中、ペントのデモは自力でBGMを演奏してのダンスから開始。最後は転びかけたところでなぐさんの手が入りましたが、次はおしゃべりと云うか名乗り上げ。歩く時の歩行が「右、左、右、左」と台詞を出すのは従前通りですが、速度が違う。「みぎひだみぎひだ」くらいでものすごい早くなっています。最後は自動追尾システム。2lのペットボトルを仮想標的に、自動で発見してパンチで薙ぎ倒します。しかし認識が早いこと早いこと。これが石川優勝の原動力だったのですなあ。。

 対するアリウスは、歩行のデモからスタート。歩きの早さから旋回へ、そして安定した回り込みに横歩きと、この「歩く」と云う事の徹底した安定性をアピール。歩く最中で何気なく、お家芸のシェーも披露。頭の突起を使っての起き上がりから、逆立ちからの両足振りまわしと、基礎的な動きの完成度の高さをアピール。
 さらに攻撃を受けた際、自動に打撃方向に「よろける」ことで、倒れにくくなると言う、自動防御の体制をアピールします。

 さて、動き回るアリウスに、ペントの新装備ホーミングシステムがどう食らいついていくのか、と云う展開になりそうですが。さて。

 試合開始! ペント、いきなり前につんのめりますが、アリウスまっすぐ突進。ペント、腕を伸ばしながら攻撃。アリウス、突撃していきますがペントを押し切ることができません。しかしペントも、転倒した拍子にくちばしが取れてしまいます。リング脇に追い込まれるペント、しかし決定的な攻め口が見つけきらないアリウス。ペントの攻撃を受けて逆に薙ぎ倒されてしまいます。
 1ダウンを奪ったペント、自動追尾の霊験あらたかと云う感じですが、どうやらファイトの掛け声の前に攻撃を仕掛けてしまうのが難点でしょうか。最後はペント優勢のまま時間切れとなり、1-0でペントの勝利となります!

○"必殺旋風怒涛の舞い"旋風丸
 vs
×"唸れ正義の鉄拳"グレートマジンガア

 今日は孫の手バージョンでの登場は、白と緑の旋風丸。対するは元祖豪腕グレートマジンガア。いよいよの登場です。

 まずは旋風丸のデモ。忍者ロボットなんだそうです。知らなかった! 手裏剣風のモールドが追加されていますが、これは投げられないとのことで……。そういえば孫の手はシュピーゲルブレードみたいに見えなくもありません。旋風丸はちょっとパワーを持て余しているんでしょうか、動作の後に転倒してしまう体制がちょっと続いてしまいます。

 今日のグレートマジンガアは、息子さんではなく娘さんが操縦。マスタースレーブシステムもきっちり背負っています。起き上がりからマスタースレーブシステムの仕組みに移り、ロボットが人間の動きをトレースするシステムを細かく披露。ただ動きに追随するだけではなく、ロボットが自動で重心を操作して、マスタースレーヴでの重量の移動に対応していることなどの説明が入ります。
 続いてはいくつか攻撃モーション、両脇へのパンチから真横へのダブルパンチなどを披露。今日は操縦者が違うということで、操縦の錬度が心配なところではあります。

 さて試合準備のあと、開始。グレートと対峙してみると改めて思いますが、小柄な印象のある旋風丸、結構結構大きいですね。まずは中央で交錯、すさまじいパンチの応酬。旋風丸のしゃかりきな振り回しに、グレートがマスタースレーブで応じます。グレート倒れますが浅いという判定、今度は真横を取ってのはたき合い、腕が引っかかってグレートが倒れますが、これもスリップ。両者ともに倒れますが、なかなか攻撃が有効となりません。両者、リング中央で再び激しく交錯。両方とも後ろへ吹っ飛んでしまいます。何度めかのパンチの打ち合い、マスタースレーヴに切り替えたグレートのパンチが、旋風丸から1ダウンを奪います。
 背後を見せて接近するグレート、しかし抜き打ちの一閃で薙ぎ倒して旋風丸が1ダウン奪回。両者、激しく手数の多い戦いぶりです。中盤の戦いぶりは、ちょっと近付いては猛襲し、両者スリップダウンすると言う展開。一度などは、旋風丸とグレートの腕先ががちっとぶつかり合った程。
 離れて再びのアプローチ、旋風丸の腕がグレートの腰を後ろから突き崩してダウン。グレート、後方への攻撃がスリップと看做された後、続いての攻撃が出かかった瞬間、カウンターで旋風丸の突きがヒット! 倒れながらもダブルパンチの続きを繰り出したグレートですが、3-1で旋風丸の勝利となります。

「大人気ない勝利でしたね」とは先川原さんの弁。

 三試合終わって、一回線は残り三試合。さて、ここで10分間の休憩となります。残るは6体、勝ち残って駒を進めるのは3体です。

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ROBO-ONE GP in 厚木【入場編】

 小雨模様の天気を突いて、一路向かうは本厚木。
 新宿から小田急線快速に乗り換えて小一時間、待っているのは一年ぶりのROBO-ONE GPです!

 そもそもROBO-ONE GPとは、通称「GP組」と呼ばれるROBO-ONE界のトップファイター陣が一年を通じて戦いぬき、その総合成績で年間グランプリを決めると言うもの。まあ一年と云うか、今年は始まるのが遅かったので実質三ヶ月くらいなんですが、昨年は年間八戦、今年は年間五戦を戦い抜きます。
 既に11月初等の連休に第一戦・第二戦が終了し、流山の開幕戦では古豪アリウスが、石川の第二戦ではダークホースのペントが、それぞれ優勝を納めています。一見ペンギンでその実ペンギンのペントですが、石川での暴れぶりで「破壊王」の二つ名をものにしたとか。がぜん、今日の大会も期待が集まります。

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 本厚木からてくてくとまっすぐ歩くと、茶褐色の建物が見えてきます。今日の会場、厚木市文化会館です。

 12:35、文化会館着。さてちょっと様子を見…… 会場の厚木文化会館は、なんだか大変な事になっています。開演は13:30のはずなのに、海上30分前の段階でmすでに30人ほどの行列ができています。

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 包み隠さず正直に申し上げますが、GPで行列が出来てるのなんて初めて見ました。
 一体どうなっているのだろう。

 その後も、行列はなにやら順調に穏当に伸びてゆきました。ちなみに先頭間際にハイパーエアさんがいらっしゃいましたよ。

 13:00、そうこうしているうちに入場開始の時刻です。
 整然と列が大ホールへと移動していくのですが…… 厚木文化会館の大ホールは巨大でした。圧倒的でした。
 なんでしょう、入場するとき並んでいたわりには、開場の広大さが予想以上なので、お客さんが点在していると言う感じの空気です。決して見ている人が少ないわけではないはずなんですが…… おそるべし厚木市、恐るべしコンサートホール。でも階段席なのは正直嬉しいですよね。

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 今日のリングはアキバロボット運動会の時と違い、第十回仕様の拡張型リング。赤い張り出しが廻りについているタイプですね。
 おなじみテーマソングとROBO-ONEのロゴが表示されている中、しばし開演待ちのひとときです。

 13:25。アナウンスが入ります。写真撮影・ビデオ撮影はOKだが、他のお客さんの迷惑にならないように、とのことです。

「不知火来たらどうする? 北海道から」って後ろの席の人が。すいません今日は旋風丸だと思いますって言うか、GIYさんいつのまにか北海道の人にされてますよ。何故だ。

 座ったのは二列目だったのですが、周りの席の人がROBO-ONEに詳しいのに驚きました。、ロボットに興味のある人がだいぶ掘り起こされている雰囲気ですよ。アキバロボット運動会の余波なんでしょうか。一列目に座っていた親子連れのお客さんは、KHR-2を買って机から転落させてしまった由。ロボットを見ながら、親子であれこれ何かの打ち合わせをされていました。
 後ろの席の人(不知火が北海道から来ると思っていた方)は、テレビで見た事のある方みたいですね。ロボットの映像が出るたび、後ろの席のちびっこがロボの名前を叫ぶんですけど、「ありうすー!」とか「あふろー!」とかは判るんですけど、「おむにぜろー!」「めたりっくふぁいたー!」って、次々出てくるロボット全てにビビッドな反応。君、詳しいね。

 13:31、ちょっと押して開始。宇宙大会のOPが流れはじめます。
 ……宇宙大会のOPに続いて、GP2006のOPです。二足が「弐速」と表記された、新作のデモ映像です。かっこいいんですけどダイナマイザーのデモで、ずっと〆切Fが薙ぎ倒され続けていたのが気の毒で気の毒で。

 GPのオープニングのあと、今回は最初っからリングアナさん登場! ロボットと製作者さんが呼び込まれていきます。プティ、レトロ、流山優勝アリウス(操縦はスミイ父さんの様子)、石川優勝者ペント、グレートマジンガア(操縦はなんと娘さんの様子)、不知火に代わって登場の旋風丸、ダイナマイザー、キングカイザー、トコトコ丸、メタリックファイター、アリキオン(スミイ母さんは会場に向かわれている最中とのこと。代理でアリキオンを持っていたのは城間さん)、そしてアフロ。
 いずれ劣らぬ名優強豪、競い並んだ十二体。……やっぱりR-blueはお休みなんですね。

 ひとりひとり、意気込みと紹介が行われます。ブラザーズ&ファミリーのダイナマイザーチームは地元神奈川なんですねー。
 司会解説、レフェリーの紹介のあと、新ラウンドガールお二人の紹介。リングアナの松田さんの紹介のあと。先川原さんからROBO-ONEとGPの紹介が行われます。

 先川原さんの解説によれば、今年のGPは全五戦だそうです。第四戦は東京ドームシティ、最終戦は於スパリゾートハワイアン、来年1/7に開催されるとのことです。1月7日。1月7日!? 第二回わんだほーろぼっとか~にばると被っているわけなんですが。ううむ。

 さて、GPルールの解説。捨て身技が一回しか使えないとの事。ここ最近の流れで、突撃型のロボットには不利なセッティングです。

 さてこのあとは、さっそくがんがんと試合開始となります!

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今更アマゾン。(☆)

 ネットの三大やったことがないことと云うのがありまして、すいません嘘です今考えたので、二つまでは浮かぶけどあと一つは何にしようって感じなのですが、それはともかくアマゾンで買い物をしたことがありませんでした。というか、全般的にネットで通販はやったことがなかったのです。

 それには理由があって、要するに宅配で送ってもらっても、家にいないから受け取れないんですよね。例外的によく使ってたのはセブンドリームで、近場のセブンイレブンで荷物の受け渡しが出来るからなんですよね。家にいなくても受け取れるし、現金引換え払いなので、カード払いと違って使い過ぎる心配がある程度薄いかなと。会社も家も最寄のコンビにがセブンイレブンだから、と云う特殊事情はありますが、やっぱりすごい便利。

 色々状況が変わって宅配も受け取りやすくなり、楽天にも登録したりしたのですが、やはり洋書とかを手に入れようと思ったらアマゾンにしくはないな、と登録してみた次第。
 ワンクリック注文とか1500円以上送料無料とかで、うっかり色々買いすぎてしまわないように、今以上に自制心の強化が必要です。散財は計画的にしないといけないのです。ううむ。

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2006.11.18

第14回関東組ロボット練習会 in JSロボティクス

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 TX駅にお目見えした、噂のCPUチップをまぶしたクリスマスツリー。

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 11月18日、今日はつくばのJSロボティクスにお邪魔しています。
 今日はここ、つくばロボット秘密工場にて2回目の練習会です。

 秋葉原からつくばエクスプレスにて、端から端まで一路移動。降りるとそこはつくばであります。駅でオマタさんにお会いし、Jinさんに連絡してJSロボティクスへ。草は短く伸びてきて、実りの秋。お隣の畑で、栗がたわわに実っています。
 縁起のよい蛇の抜け殻(天然産)を見せて頂いたり、新商品と云う八軸の小型ロボットを見せて頂いたり。ちっちゃいロボットで、切ったペットボトルのしっぽを外装として被れるかわいい一品です。
 単三乾電池4本で稼動するのも興味深いですが、サーボの負荷が変更できると云うのも、試させて貰って面白かったですよ。なんていうか、力み具合が調整できるので、手で角度を変えようとすると、手ごたえが変わってくるのです。すごーい。
 お値段を聞いて又びっくり。うわ、これはちょっと欲しいなあ。

 後で見せていただいた、カーボンが切れると言う鋏にもびっくり。普通の鋏とは別次元。恐ろしいほどよく切れます。水滸伝とかの名剣の表現で「髪の毛を吹き付けたら切れる」ってのがありましたが、思いっきり強く吹いたら切れるんじゃないかってくらいで。
 一万円弱って言ってましたが、うっかり欲しくなるほどの代物でした。

 そうこうしているうちに、城間さんにアニメイダーさんが続々と到着。いや、今朝の段階で参加希望者がいしかわさんとアニメイダーさんと僕だったので、「これは史上初のロボットの無いロボット練習会なのか!?」とわくわくもとい焦っていたのですが、大変な杞憂でした。人数は少なめですが、ロボットはむしろ盛況です。

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 アタモ(何故か下から見た図)。
 外装を外した姿は、思ったより足が長かったですね。

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 お近くにお住まいの、練習会初参加のromaさんが持ってこられたロボット。かっこいい!? もろにATタイプ、ブルーティッシュドッグ似です。ううむ、ぴかぴか。

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 アニメイダーさんは圧倒的メイド号(仮名)を建造中。セガリオンを改造しているとのこと。

「ロボットは重くないとダメなんですよ! ロボットは堅くないとダメなんですよ!」
「でも肩幅狭いんですね」
「可愛くないかなと思って」

 重くて堅くて可愛いロボットが目標だそうです。一体どんな…… いやなんでしょう。判るような。判らないような。

 話はやはり第11回大会の予選とレギュレーションについての話題。人の役に立つ事ってのはどういうのだろう、と云う感じで。その間、城間さんはJinさん製のソフトを駆使して、ひたすら設計に専念している様子。

 そうこうしているうちに、いしかわさんも登場。SDレイズナー(仮)もきちんと直立する勢いです。

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 到着後、モーション作成にかかったいしかわさん。開始1時間弱で音をあげたりしていたものの、足踏みの作成から歩行、さらにその場旋回へチャレンジと順調に推移していきます。

 かくしてSDレイズナー、本日歩行に成功。いしかわさんは首をひねってましたが、ある意味歴史的瞬間の到来です。
 極めて不鮮明ではありますが、一応動画も。

ダウンロード 2006111801V.3GP (52.9K)

 かく言う自分は、23日に待っている「立ったまま入力」の作業に備えて、どんな道具が必要か考えたりしておりました。
 立ったまま入力できると色々便利そう。100円ショップで探してみようかなあ。

 外はとっぷりと暗くなって参りました。ピザを頼もうという話をしている間、ストーブは調子がいまひとつ良くない様子。アニメイダーさんが「機械には愛情が必要なんですよ」と撫でながら様子を見ていますが、Jinsatoさんが横合いからおもむろに一撃。調子が良くなります。「鞭担当なんで」。

 ほどなく届いたピザを平らげつつ、長めの夕食タイム。チョロメテやマノイの開発生産時の色々な苦労話や、金型はお金がかかると言う話、また何故か警察絡みの話になり、いしかわさんが勘違いされて連行されたと言う話などを色々。

 夕食後、再び皆さん相談したり打ち合わせしたりしつつの調整タイムが再開。
 時間も押してきてしまったため。泊まりの皆さんと分かれ、オマタさんと一緒に退出することとなりました。この時間から参加のかがりさんと駅で一瞬だけご挨拶したあと、一路帰路についた次第です。

 人形つかいさんが来られたら、歩けたと自慢すると言っていたいしかわさん。顛末はどうなったのでありましょうや。

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2006.11.17

ROBO-ONE GP in 厚木&東京ドームシティ(入場時の注意)

 11月に入って矢継ぎ早の展開のROBO-ONE GP。今週末日曜には厚木で、来週木曜祝日には東京ドームシティで、それぞれ大会が開催されます。
 うっかり目を離していたらROBO-ONE GPのページが更新されていたわけですが、それによると大会細目は以下の通り。

■ROBO-ONE GP in 厚木(あつぎ未来オールテクノフェスタ2006内)

 厚木市文化会館大ホール(13:00開場、13:30開演、16:00終了予定)

 登場選手:ペント、アリウス、キングカイザー、トコトコ丸、アフロ、グレートマジンガア、アリキオン、旋風丸、プティ、ダイナマイザー、レトロ、R-blue、オムニゼロ

 観戦には注意点があります。あつぎ未来オールテクノフェスタのサイトで事前登録が必要となるようです。
 どうも扱いとしては「セミナーを受講する」と云う形になる様子。迷いましたがサイト右下の黄色い「参加受付はこちら」から申し込んでみました。これでも、子供の分とかっていちいち全員分登録するんでしょうか… ううん。

 さて23日祝日は、東京ドームシティでの開催です。

■ROBO-ONE GP in 東京ドームシティ

 東京ドームシティ ジオポリス(開演12:30 終了16:15予定)

 登場選手:ペント、アリウス、キングカイザー、トコトコ丸、アフロ、グレートマジンガア、アリキオン、旋風丸、プティ、ダイナマイザー、レトロ、R-blue、メタリックファイター、オムニゼロ

 はじめロボット以外は全部参加。これはすごいですね。

 ちなみに、こちらも入場は無料、事前登録も無しですが、全席スタンディングだそうです。…………スタンディング!? ……どうやってメモを取ればいいのでしょう。画板が必要でしょうか。試練の予感。

 どちらもロボットを間近で見られる絶好の機会です。アキバロボット運動会で味をしめた方もそうでない人も、是非是非足を運んでくださればと思います。すごいぜもう。

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2006.11.16

神を生んだ男、いま神の御許へ。(★)

リンク: 訃報:石川賢さん58歳=漫画家 「ゲッターロボ」作画-訃報:MSN毎日インタラクティブ.

 未確認情報はいくつか聞いていたんですが、ニュースソースが詳らかではないため、悪質な悪戯の伝播かと思おうとしていたのですが。
 訃報記事が載ってしまっては、残念ながら事実と認めざるを得ません。心よりお悔やみ申し上げます。

 つい2,3日前のエントリに書いたばかりでしたが、人間が作ったはずのロボットを神の如き存在にしてしまったのは、真・ゲッターが最初ではないにせよ、一つの原型なんですよね。
 そしてそれは、人間を導くとか、穢れた世を浄化するなんて云うような擬人化された神、人間型の知性を帯びた神ではなく。理解を拒み、理解させようともしていない。近づく事は死を意味する、そんな荒ぶれる神でした。

 神を作り出した人は多いけれど、人など歯牙にもかけない神を作り出した人がどれほど居た事か。

 石川賢先生の次回作はもう読めないのですね。
 心よりご冥福をお祈りいたします。

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2006.11.15

一年遅れで(☆)

 ひさしぶりに浦和の図書館へ。正気を疑うほど武侠小説が充実しているあの図書館です。
 必要があって法律関係の本を借りに行ったんですが、ふと目に付いた「東北古代史」の本が目に入って、つい借り出し。多賀城遺跡の出土品を中心に東北古代を紐解くと云うものですが、面白そうだったのでつい。

 それにしても最近手にした本が、昆虫の微小脳に古龍の武侠小説に東北古代史って一体どういうものか。
 かてて加えて、いま欲しい本はパソコン解体新書(新)だったりしますし。
 我がことながら、興味の方向性の無節操さに目を覆います。ああ。

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2006.11.14

夜空の星は五千年前の光(☆★)

 ここ数日の履歴の流れ。

アメコミくえすとさんで、Countdown to Infinite Crisisのあらすじを読む。

→ここで一回凹む。

wikipedia(英語)で、ブルービートルについて調べる(翻訳済)。

→ちょっと気になって、相棒のブースターゴールドの項目も覗いてみる。

→さらにもう一段階凹む。ヨウシャナイノネ。

 そういえばアヴェンジャーズ・ディスアセンブルの時のスコット・ラングもかなりアレだったし、キングダム・カムなんか一ページまるまるアレだったしなあ。ううむ。

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2006.11.13

「決戦前後」入手!(☆☆☆)

 葉孤城と西門吹雪、当代無双の二大剣客にいま対決の時迫る!
 二人のいずれが勝つか負けるか、賭けに盛り上がる江湖の闇を密かに這い寄る毒蛇の罠。仲間とはぐれ、ひとり都・北京を駆け回る陸小鳳、その命運や何処にか。

 そんなわけで、陸小鳳伝奇の第三巻「決戦前後」を本日入手! あくの強い登場人物が続々と登場してはばたばたと死んでいく、この凄まじい回転の速さ、古龍節はこの巻でも全開です。ええーーっこの人ここで死んじゃうのーッ!?的サプライズをばりばり楽しみつつ、読み進めているこの昨今。

 はっきり云って入手しやすいとは云いがたいこのシリーズですが、もっと安定して売れてほしいと思う今日この頃です。「人殺しの剣客に友達がいたっていいじゃないか」とか、派手に地味にいい台詞が多いです。
 ものすごいキャラの死亡率が高いので、そういうのが大丈夫な人であれば強くお勧めでありますー。是非是非是非。

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2006.11.12

おしゃべりな分身(☆)

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 ファンタシースターユニバースでは、プレイヤーキャラクターとしてロボット(作中ではキャスト)が作れます。
 そんなわけで、いやどんなわけかと云われると思いつきなんですが、自分でロボになってみました。
 主にたぶん、写真撮影用だと思いますが(笑)。

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(C)SEGA

 本当に使ってるキャラクターはこんな感じ。
 巨大ガリガリ君みたいな武器でフルスイング大売出しです。

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2006.11.11

【モブ】ある朝の風景

Img011

 すっげ。

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2006.11.10

雑感:アトムと鉄人と、ロボットの背負う時代(☆☆)

 いつかちゃんとまとめたいと思っていることの雑感として。なんかこれ、いつか書いたような気もしますが。

 あくまで日本におけるロボットのアーキタイプと言うか、フィクションとしての起点を上げるとすれば、まずもって「アトム」と「鉄人28号」が上がります。
 アトムは自律型、鉄人28号は(なんか時々自律してるくさい動きをしますが)操縦型。
 アトムは天使のような(山本弘の講演の内容に沿って修正するなら、「人間が想像する天使というものに似た」)心を持つロボット、穢れなき存在としての人造人間。鉄人の持つ属性は、「いいも悪いもリモコン次第」と云う言葉に集約されている通り、ロボット自体は善悪の判断を行わず、あくまでそれを行うのは操縦する人間である、と云う事にある。
 これはそれぞれの原作者の性格と云うか、世界観の反映なのかも知れません。手塚治虫がロボットに託した、科学への期待がアトムなら、横山光輝がロボットに抱いた科学への懐疑が鉄人なのかも知れません。
 実際、横山光輝作品では、例えば完全な自我を持つ三つのしもべ(特にポセイドン)が、時にバビル二世に、時にヨミに操られ、善悪両方の振る舞いを行います。ロボット=科学は善悪はなく、それを使うのはあくまで人間である、と云う意識が、そうさせたのかも知れません。

 その精神はそのままマジンガーZでも踏襲されています。元々、マジンガーZはロボットではなく、変身ものとしての側面を持っている通り、「ある日君がもし、人間以上の力を持ってしまったとしたら」「マジンガーZがあれば、お前は神にも悪魔にもなれる」と云う言葉は、科学の理非は、それを使う人間に依存する、と云う事を、鉄人よりもよりどぎつくアピールしていると思います。
 さて、マジンガーやゲッターの時代は、ロボットはあくまでオンリーワンであり、一つのロボットを動かすのに一つの理論、一つの超エネルギーが必要でした。ゲッター線で動くロボットはゲッターロボであり、光子力エネルギーで動くのはマジンガーZです。テキサスマックやダイアナンAも設定上はそれらの動力で動いていましたが、大きな意味でのカテゴライズはされていませんでした。「ゲッター線で動くロボット」を指す、(作品中での)一般名詞は無かったのです。

 特に有名なところではガンダムにおいて、これは一転しました。「モビルスーツ」。ミノフスキー核融合炉と云う超エネルギーで動くロボットは、作中でガンダムただ一機ではありません。それどころか、ガンダムは「敵のMSを倒すために作られた新型のMS」であり、モビルスーツは敵味方の両方が使う、ロボットの一般名詞化だったのです。
 ゲッターやマジンガーの時代の科学認識においては、科学とは「ひとにぎりの科学者が掌握しているもの」であり、また人間の理性によって制御しうるものでした。しかし、ガンダムにおいてそれは既に一転しています。科学は「そこにあるもの」であり、善も悪も、その同じ科学を使いえます。そして、作中で善が悪を圧倒することがあるとしても、それは政治や軍事、あるいは個人の資質と云う、科学技術の管理とは全く違うレイヤーでの問題でしかないのです。機械が普及し、科学は個々人の善意によって、正しい方向へと使い得る、と云うものではなくなってきていました。

 電子レンジを使えても自慢にはなりませんが、電子レンジの仕組みを説明出来る人は意外に少ないかも知れません。まして、電子レンジを作れると云う人は、その道の専門家か好事家でもない限り居ないでしょう。科学は個々人の資質でコントロール出来るものから、今そこにあるものになり、ついには、理屈を飲み込めなくても使えるもの。高度に進化して、魔法と区別のつかないものになりました。
 人はここに至って、改めて科学を畏怖と恐怖の対象にしはじめたのかも知れません。ロボットの動力は「謎の動力」になりました。動力の謎は世界の謎に直結していることも珍しくありません。疑似科学的な説明すらもはや求められなくなる作品が出る一方、ほとんどのロボットに、共通の特徴が現れてきました。顕在的にせよ潜在的にせよ、製作者の意図によるにせよ、よらないにせよ。もはや自分の意思で動き、自分の意思でパイロットを選ぶようになったのです。
 「なんだかよくわからないけれども恐ろしいもの」と云う科学への漠然とした恐怖は、ひとまわりして、ロボットに神格にも似た自我を与えるようになりました。ロボットは「向こうの世界のもの」であり、(たとえ人間に作られたものであっても)、人間の上位に位置する審判者なのです。横山光輝の懐疑は、ひとまわりして「天使のごときロボット」に戻ってきたのかも知れません。しかし、これは古人の夢見た、科学と人間のあるべき姿なのでしょうか。「天晴れ!カッポーレ」と云う漫画で、どんなものでも作り出せるイメージ世界の話がありました。主人公はストーブやさまざまな機械を作り出し、それは一応動きます。しかし、二つに割ってみると、中身はがらんどう。「なぜか判らないけど動いている」のです。
 フィクションのロボットの神格化は、こういった中抜きの科学認識と抜きがたく結びついている気がします。

 細かい補足的な点では、現代的なロボットの面白い点は、量産型メカのプチカスタム化にあるんじゃないかとか、マジンガーやゲッターといったダイナミック系ロボットは、たくみに上記の三段階を踏んで時代とともにアップデートしてきているとか、歴史学における加上説(古い時代の出来事と看做されている神話ほど、実は成立年代が新しい、と云う説)は、フィクションのロボット開発史にもうまいこと当てはまるんじゃないかとか。色々こう。

 いつかちゃんと資料をまとめて、調べてみたいものです。

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2006.11.09

良かった見つかった。(☆)

 きのう紛失に気付いたDVDのケースですが、今日あっさりさくっと発見!
 どこを探していたのかお前は、と云う勢いでの発見でした。良かった良かった。でもとほほ。

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【モブ】赤羽移動中

・頭に【モブ】とついているときは、出先から更新しているときです。写真の記事だけ先に載せたいとか、単にesをいじって遊んでるとか、そういう時にこう。今日は試しに帰宅時間に更新中。

・今日の前の人は、とやると、ちょっとに#さん風。

・お仕事はまあまあのペースですが、今から年末は煮詰まりそうな感じ。PBMの締め切りもあるし、きっとGPの日程も詰まってそうで、11月中にのんびりしておきたい今日このごろ。

・そんな最近は、昼休みに英語版wikipediaでマーヴルの故事来歴をチェックするのと、アメコミくえすとさんの粗筋を読むのが楽しみです。不意に盛り上がるアメコミ熱。そういえば、次世代機でアルティメットアライアンスも出ますしな。

・PS3ってそういえば、今週末に出るんですよね。なんかまだ、来年のことみたいな気がしてますが。土曜日休みなら行列にチャレンジするんですが、残念ながら週末は仕事。帰る頃には入手できなくなっているでしょうのう。hmm。

・ただまあ、家のテレビも現在絶賛ご機嫌斜めなので、そっちの面倒も見てやらなくちゃです。世に散財の種は尽きまじ。

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2006.11.08

失せものの行方(★)

 文章書き中、何気なくBGVでも流そう。と思って、DVDのケースを空けたらカラでした。
 あれ? と思って、別のケースを開けるとこれもカラ。何々、何事。と思い、落ち着いて考えて見る様。……九月に長井に旅行に行った際、DVDを詰めていったハードケース。結局、長井では一度も鞄から出す事はなかったのですが、あれが家に帰ってきてから見当たらなくなっているようです。

 外では使わなかったのは間違いないので、家の中のどこかにはあるはず。しかし二ヶ月もしてから気付くとは。とほほ。
 悪くしても、年末の大掃除の時には見つけ出したいと願っている昨今です。

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2006.11.07

Zuneのデスクトップテーマ。(☆)

リンク: 窓の杜 - 【NEWS】Windowsのビジュアルスタイルを黒基調の“Zune”風に「Zune Desktop Theme」.

 Zuneそのものはともかくとして、黒+オレンジと云うカラーリングがとても魅力的。早速導入してみました。
 壁紙だけは外して(真っ黒に)しましたが、なかなかこの色合いは魅力的であります。

 Thinkpadに組み込むと、なかなかなにからなにまで真っ黒なのですが、それはそれで。

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2006.11.06

床の穴とwikiの英語(☆)

・石川のGPでペントが優勝したり、ロボサッカーで石井英男さんたちのライターチームが優勝したり、見に行けなかった大会は面白そうの法則が今。

・さてなんか家の洗濯機は最近ご機嫌斜め、と思っていたら、仕事しているうちに完全に沈黙してしまった様です。あっと云う間に手配されて後継機が明日来ることになったものの、それまで洗濯機のあった空間は、現在空白地です。
 でまあ。排水用のホースがつながっていた穴が開きっぱなしになっています。臨時で塞いではあるんですが、台所で水をいっぱい流すと逆流してくるらしく、ちょっとその辺に水が漏れていたり。風呂場から逆流はしていないようなんですが、たぶん排水系からして風呂場のほうが下流なんでしょう。興味深い。

 興味深いのはいいんですが、水を慎重に使わないといけない今日この頃。洗濯機が着くまでの辛抱です。とほほ。

・ふと思い立って、英語版のwikipediaなら、マーヴルやDCの話が詳しく乗っているかも。と思い、検索してみると、ビンゴビンゴまたビンゴ。ハウス・オブ・Mのあとミュータントが大激減したことや、シビルウォーのあおりなのかなんなのか、サンダーボルツがものすごい規模まで拡大している話とか。いやもう驚きました。
 一番驚いたのは、マルチプルマンが新Xファクターを結成したきっかけなんですが。「テレビのクイズ番組で優勝して大金が手に入ったから昔の仲間を雇った」って。    さすがだジェイミー。さすがすぎる。

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2006.11.05

元気なのはいいんですけども……&そのあとのことども

 大会はいいんですけど、頑張って最前列に席を取ったら、元気いっぱいのお子ちゃんがいっぱい居て大変でした……。ある意味もぐらたたき(無許可)状態で。

 お行儀良くしててくれると助かるんですけど、あんまり立って歩き回られたり、ベルトパーテーションを掴まれたりすると一寸色々こう。ロボットに変に触ったりすると実に危ないしなあ、と、とほほ状態。

 大人しく言う事を聞かないから子供と云う、てなくらいなんですけどね。ううん。

 後、ロボット運動会の会場を出た後、ラクーアの前を通ったんですが、23日のGPのCMがラクーア内部で流れてたみたいです。
 最後の「弐足歩行ロボット格闘大会ROBO-ONE」のテロップだけ、ちょろっと見えました。

 弐足! かっこいい!?

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記インデックス

 2006年11月4日、UDXビル(秋葉原)で行われた、アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会に関連するエントリをまとめたインデックスです。

観戦記:

【入場編】
【予選…徒競走(200cm)】
【京商マノイ チャレンジタイム】
【ロボットバトル第一回戦】
【ロボットバトル準々決勝】
【ロボットバトル準決勝】
【ロボットバトル三位決定戦&決勝戦】

番外編:

現地更新:アキバロボット運動会会場にて
現地更新:運動会待機中

元気なのはいいんですけども……

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【ロボットバトル三位決定戦&決勝戦】

 短いインターバルなので、あんまり人の移動はありません。
 決勝の行方もともかくとして、三位決定戦がなんかすごいカードなんですが、いいんでしょうかこれは。先川原さんがどういうコメントをするのか、それが気がかりな勝負です。

 さていよいよお時間、三位決定戦となります! 最前列のお子さんももう二列に並んでいる勢いです。

【ロボットバトル三位決定戦&決勝戦】

■三位決定戦

○アリキオン vs ×アリウス

 というわけで、アリキオンとアリウスの対決となります。機動性が高く突撃をこととするアリウスと、長い腕を使って手数を絞るアリキオン、意外にも両者、タイプの違う戦いとなります。

「夫婦対決と云うと、あんまりいいイメージないんですけどね」
「いいイメージが無い?」

 司会の方もねじるような突っ込みです。試合前後の掛け合いで、微妙にプレッシャーをかけられ続けるスミイ(父)さん。

「ツクモのポイントが主婦に嬉しいと云うのも珍しい家族ですけれども」

 試合開始、互いにすれ違いざまの攻撃、背中あわせに腕を繰り出しあう展開ですが、アリウス、旋回気味の攻撃に巻き込まれ後方へ。いきなり1ダウンを失います。位置をとりつつの突撃に転じ、アリキオンこれを防ぎきれません。狭めに間合いを取り返してアリウス突撃、1ダウンを奪い返します。
 積極的に動くアリウスと、狙い打つアリキオンの展開、しかしアリキオンは後方にも打撃を放つなど隙がありません。そして両者に共通するのは高い機動性。アリウスがリング脇に追い込まれた、と思ったら、あっと云う間に二体とも戦場を移動、戦いはリングの反対側へ。歩行速度に感嘆しているうちにアリキオン、抜き打ちで1ダウンを奪い返します。しかしアリウスも、普通に前に歩いて倒すと言う意外な攻撃で1ダウンを確保。
 両者2ダウンのまま、手数の多い戦いが続きます。これはハイレベルですよ。少し離れての両者睨みあい位置の取り合いから、ゼロ距離での接敵。先ほどのアリウスの攻撃をやりかえすような直進しての押しのけで、今度はアリキオンがダウンを奪取。3-2の激戦、アリキオンの勝利となりました。これでアリキオン、三位が確定です。

■決勝戦

×旋風丸 vs ○ivre

 最前列のお子さんの表現、「力対力だ!」に先川原さんも唸ります。両者とも長い腕のロボットなんですが、重心の低さと腕の重さ、そのコンセプトの徹底さ下限ではivreに長が、、そしてバランスと柔軟さでは旋風丸に利があると見る決勝カードです。

 突撃する旋風丸、ivreに押し返されてしまいます。剣道の試合のような、と評される、高速で競り合う腕と腕の振り回し合い。
 こういった戦いでは、攻撃の隙が最大の弱点となります。ivreが伸ばした腕先に一撃を貰い、倒れて1ダウン。しかし旋風丸が放った一回転の攻撃のあと、ivreの一撃が旋風丸の後頭部にがつん。1ダウンを奪いかえしますが、旋風丸の胸をかすめた一撃でivre回転、リング脇で危機に陥りますが、前方に大きく跳ぶ起き上がりで回復します。
 旋風丸の攻撃の隙にさらに1ダウンを奪ったivre、ダッシュからの攻撃も狙っていきますが、こちらの間合いは少し遠く、ヒットしきれません。接近して間合いの遠い攻撃を放ったところ、またも旋風丸に腕を狙われて1ダウンをロスト、今度はivreの攻撃が、スリップした旋風丸の頭上を潜り抜けていきます。
 2-2から一瞬の制止。リング脇に立っていた旋風丸、ivreが絡んでいない処でなんと痛恨の転落! リングアウトが3ダウン目となり、ivreの勝利となりました。

 旋風丸、激戦で足首にダメージが来ていたため、孫の手の手先がリングに引っかかってしまい、そのために不本意にリング脇で転落してしまった、とのことでした。どうやら操縦ミスだと思われていたフシがありますが。

 なんとゆさん、昨日のivreと今日のnoir、二日続けての優勝となります!

【表彰式】

 戦い終わって、外ははや暗がり。先川原さんからの講評で締めくくります。2002年にまだろくに歩けなかったロボットが、ここまで辿り着いたと云う事。本当にこう、猛烈なスピードでの進歩ですよね……。

 三位はアリキオン、二位は旋風丸、そして一位はivre。賞金はというか賞品は、昨日に引き続いてツクモのexカードでした。一位は安定化電源とexカードとなります。
 そしてこれで、第十一回秋葉原地区の代表は、ゆさんに決定したことになります!

 地区予選制度にて、第一号のシード選手。さてこれから今月には関西代表、来月は四国代表が行われる事になります!

 写真撮影の後、ロボットバトル大会はこれにて終了と相成ります。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【ロボットバトル準決勝】

 ここで再び、短いインターバル。後ろではASIMOの舞台が行われていて、皆さん大人気です。
 あの人垣を押しのけて見物する元気はちょっとないなあ。と思いますが、たぶん今日は走るデモのほうだけやってるんじゃないかな、と思っておりますが、如何。

 さて、準決勝に駒を進めてきたのは、予想通りの強豪揃い。久々に強いアリウスとアリキオンを見られて嬉しい限り、旋風丸も不知火とは異なるスタイルの動きの強さを見せ付けます。ivreの凶暴な実力は云うに及ばず、さていよいよ準決勝となります。

【ロボットバトル準決勝】

1.×アリウス vs ○旋風丸

 試合前にちょっとインタビューが行われていました。先川原さんが突っ込み放題です。アリウスのスミイファミリー(父)さん、ロボット作り始めて三年ですか…… すごいなあ。メインパイロットのお嬢さんは、今日は来られていません。

「今日はお父さんの操縦ですから、その辺ちょっと心配ですね」
「私も心配しています」

 旋風丸、何故か話題はGIYさんの体重の話から入って、旋風丸の腕の話に。旋風丸の腕構造、ハエタタキから色々なアームを経て、孫の手に進化を果たした次第の段。

 さて試合のほうは、開始直後、正面からの交錯から両者スリップ、アリウスはどうしたんでしょうか、立ち上がった直後にダウンしてしまいます。アリウス、なんとか復帰。旋風丸、すかさず正面から突っ込んでダウンを奪います。
 アリウスやや不安定、旋風丸が縦に一回転するほどのダッシュ攻撃も放ちますが、ダウンを奪えません。再度の攻勢でしかしアリウス、2ダウン目を奪います。しかし返す刀の反撃で、トンファーのように孫の手を振り回した旋風丸も2ダウン目を奪取。
 アリウスの動きも調子を取り戻してきたのですが、旋風丸が直後に第三撃をヒット、旋風丸が一気に押し切っての勝利となりました。

 旋風丸勝利の後、両者自由にリング上でアピール。アリウスは伝統のシェーを披露。気になるんですが、新アリウスは突起物構造の下に真の顔(光る)があるみたいです。ううむ。

2.○ivre vs ×アリキオン

 続いてはivreとアリキオンの対決。両方とも長い腕構造を持つロボット同士の対決ですが、ivreの姿勢の低さと、ゆさんの操縦技術は驚異的です。それにしても、絵的にすごいですねこの対戦カードは。

 先川原さんのインタビューに、「腕を振るしかないです。ただ振って倒す、それだけです」とのゆさん。ivreの腕の重量は120gから200gに増えているとのこと。第十回よりもっと重くなってんですか……!
 新型アリキオンは「リオのカーニバルのイメージ」。前より明確にさらに派手さが増しています。

「普段のストレスや鬱憤を晴らしてほしいですね」
「そうですね」
「……そうですねって」

 さてそうこうしているうち、さらっと流して試合開始。出会い頭に両者交錯しますが、ものすごい音の響いた同時ヒットはivreのダウンとしてカウント。ivreの腕と、アリキオンの突撃攻撃が絡まる展開となります。伸ばしたアリキオンの腕ですが、姿勢を落として防御体制を取るivreをひっくり返せません。また同時攻撃が交錯して両者ロック状態。睨み合いから手数を絞る攻撃手段は両者共通、何度目かの交錯はアリキオンのダウンとなります。
 伸ばしきった腕が衣装ごと弾き倒すような動き、ivreまさに薙ぎ倒す勢いで2ダウン目を確保。間合いを開くとアリキオンがやや不利か。しかし肉薄するとivreはひっくり返せません。タイムアウト間近、両者攻撃のチャンスを狙いますが、カウントダウンの中位置の世見合いをしつつ時間切れ。

 ダウンカウントは2-1でivre、僅差でivreの勝利となります!

 パフォーマンスタイムはアリキオンの独壇場。カーニバルの曲にあわせて踊り廻ります。ivreは腕をぶるんぶるん振り回す攻撃モーションを連続で披露。床をバチィンと物凄い勢いで両腕で叩く攻撃や、両腕を広げて昆虫的に襲い掛かる攻撃などを次々と披露、いやすごいです。最前列で見てた子供もびっくりしてましたが、僕もびびりました正直。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【ロボットバトル準々決勝】

 ロボットバトルチャレンジタイムを経て、わりと長ーい休憩の後。15時15分より、ベスト8による準決勝勝負に入ります。
 このあとは決勝まで8試合、一気に進むことになります。アリウス、アリキオン、旋風丸、ivre。言わずと知れた強豪が、また強豪相手にどういう試合を見せるのか、の戦いになってきそうです。

 試合時間1分前。人は会場の外、硝子のあたりから見ている人もいるほどの騒ぎです。
 選手も会場脇で待機し、いよいよ準備は十分の状態。

【ロボットバトル準々決勝】

1.○アリウス vs ×かじろう

 機動性を駆使して霍乱、勝利を収めたアリウスに対し、自分の攻撃圏に相手をおさめ、確実に撃破する作戦で駒を進めたかじろう。しかし高起動のアリウス相手に同じ戦法が通じるかどうか。
 いきなりのファーストコンタクト、いきなりのしかかったアリウス、1ダウンを奪います。さらに一回分けた後、再度突撃。あっと云う間に2ダウンを奪います。
 しかしかじろう、攻撃レンジにアリウスを捕らえて反撃一発。さらにアリウスのお株を奪うダイブ返しで相手を押しのけ、2ダウンを奪い返します。
 高速でのダウンの奪い合いはあっと云う間にマッチポイント、ここでポジションの取り合いとダイブの打ち合いになります。攻めたアリウスの攻撃がかじろうの腕をかすりスリップとなりますが、しかし直後にリングアウト。最後は予想外の結末で、アリウスの勝利となります。

 どうやらリング脇での操作ミスが原因で、かじろう自らダウンになってしまった様でした。

2.○旋風丸 vs ×クロムキッド

 続いては旋風丸とクロムキッド、同じようなカラーリングと似通った構成の、中型ロボット同士の対決になります。同種の戦術を取るかと思われる両者は、基礎的な能力の強さもまた高い者同士。この対決、どうなっていくんでしょう。
 まず正面から接触、地力で勝るか旋風丸、クロムキッドを押しのけて1ダウン。クロムキッド、早い起き上がりですが攻撃が押し切れません。旋風丸の攻撃も、スリップを誘いますがなかなかダウンに辿り着けず。旋風丸、真後ろに両腕攻撃を放ちますが、これが逆手。クロムキッドの反撃に見舞われてダウンを奪い返されます。
 前進攻撃を放って、再開直後にクロムキッド、2ダウン目を奪われます。背中合わせにリング際で競り合う展開のあと、クロムキッドと旋風丸、近距離での競り合いが続きます。攻撃の前にスリップが重なる展開、高速勝負ですがなかなか有効打が決まりません。最後はしかし、出会い頭に旋風丸が通常の横突きをまっしぐらに放ってクロムキッドを吹き飛ばし、3ダウンを確保。旋風丸が勝ち抜きます。

3.○ivre vs ×インペリアル

 動きにきれのある小型ロボット同士の対決となるカード、しかしivreの驚異的な間合いは全ロボットでも最大射程を誇ります。一方のインペリアルは腕部破損からの回復を果たしたものか、分の悪い勝負かも知れません。
 すさまじい勢いでのかち合いから、いきなり出会い頭にivre、1ダウンを先取。ivreの腕をインペリアル、かわしていって多少広い間合いの勝負となります。やや遠目の間合いからにらみ合う両者、積極的に攻めたivre、構えに入る前のインパリアルを吹き飛ばして2ダウン。さらにすれ違いざまに近い横合いからの一撃を放ち、インペリアル腰の辺りをつつかれて3ダウン。ivre、押し切っての勝利です。

4.○アリキオン vs ×ガルー

 準決勝最後のカードは、アリキオンとガルーの対決。赤いロボット同士、……あれ。ロボット製作者夫婦の奥さん同士の対決になりますね。これも珍しいカードです。くぱぱさんとスミイファミリー(父)さんがセコンドにつきます。

 ひとまわり大きいアリキオン、のしかかるような攻撃でガルーから1ダウン先取。しかしアリキオン自身も反動で逆に倒れてしまいます。攻撃の合間にスリップしてしまう展開の少し多いアリキオン。慎重に動きますが、攻撃がうまく入りません。あれ、ガルーなにか部品が取れてしまった様です。接近した間合いに一撃を受け、アリキオン、ガルーから2ダウン目を奪取。
 はずれたのは無線のモジュールでした。ぶらさげながらの戦闘を続けるガルー、しかしなかなか攻撃のポジションを奪う事ができません。アリキオン、大回りして動きつつ、攻撃のポジションを狙います。慎重に攻撃ポジションを狙うアリキオンに対し、動作に弱さが見えてきたガルー。どうしたことか、立ち上がりや動きに力弱さが見え始めます。立ち上がった瞬間にまた倒れてしまうなど、動きにキレがありません。
 バッテリのパワーダウンでしょうかガルー、しかしアリキオンも攻め手が見つからないか、このまま時間切れ。ダウン数差でアリキオン、二回戦に進みます。

「見た目はアリキオンさんの方がいっぱい電気使ってる気がするんですけどねー」

 まったくです。

 ここで、再びインターバル。16時よりベスト4による準決勝が行われます。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【ロボットバトル第一回戦】

 マノイのチャレンジが終了後、リングの設置が行われます。
 変形八面リングに水準器を置いて、慎重にセッティング中。

 リングの設営と、安全用マットの設置も終わり、戦場はしばし戦士の登場を待つ気配。
 そうこうしているうちに、壁ではトーナメント表が完成しつつありますよ。

 すでに出来ていたとおぼしきトーナメント表にロボットの名前をぺたぺた張り込んで。、トーナメント完成。うわ綺麗ー。

            ……ROBO-ONEの本戦でも、こういうのあると助かるのになあ。

 ……おや、ロボットバトルチャレンジタイムの詳細が紹介です。先着18名、KHR-2HVを使ってのバトルに挑戦できるとのことです。アナウンスと同時に、リングにすずなりだった子供らがどんどん吸付けられていきますよ。滅多にないチャンスですからね。

【ロボットバトル第一回戦】

 戦いのお時間だぜ! It's clobberin' time!
 さて、そうこうしているうちに定刻到着。解説は先川原さん、本家突っ込み解説、バトルとなるここで登場です。優勝者はもちろん、翌年三月、第十一回大会への出場権を得ることができます!
 もう一度ルールの解説が行われます。今回のリングは第十回のリングよりも狭く、また足の速いロボットが多いため、勝負としては厳しい勝負になるのではないか、とのこと。

1.○アリウス vs ×PLASSON

 まず最初の勝負、登場するのはアリウスとPLASSON MA。久々見る、反った突起物もかっこよいアリウス。第十回大会では今ひとつ本領を発揮しきれなかった感じでしたが、今日のバトルが楽しみです。

 一礼するプラッソンに一気に突撃したアリウス。いきなりの一撃が入ってプラッソン、リング脇まで吹っ飛ばされてしまいます。まず1ダウンを奪ったアリウス、リング脇を高速展開、鼻にプラッソンの腕がひっかかりますが、バランスを崩しません。踏ん張ったプラッソン、後ろ向きで接近しますが、アリウスの回転パンチを受けて2ダウン。
 追いつめられたプラッソンに対し、アリウス距離を取ります。今日はまだ一回も突撃攻撃が出ていま…… プラッソンの反撃がヒット! 1ダウンを奪い返します。
 慎重に位置の読み会いから離れて旋回して再度接近、ヒット&アウェイを繰り返すアリウス。最後は突進攻撃を腕に引っ掛けて倒し、アリウスの勝利となりました。

2.×ワイルダー01 vs ○かじろう

 九州三銃士の一角、ラガーロボット・ワイルダー01と、外装無しで見るのは初めてかも知れません、ナベケンのかじろうの対決。既にファイティンポーズで、ワイルダー闘志満点です。
 回転しつつ接近、しかし反対のほうに突撃を繰り出してしまうかじろう。なかなか両者、うまく地歩をつかめません。しかし接近したワイルダー、横パンチで吹き飛ばされ1ダウン。脚がリング脇にひっかかって起き上がりが心配されましたが復帰、しかしまたダウンを奪われてしまいます。
 かじろうの伸びる伸びる腕に、苦戦気味のワイルダー。横から攻撃の間合いに入りきれません。斜め後方から突撃したワイルダー、しかしダッシュアタックで1ダウンを反撃。横から近付くとかじろう、強い。ワイルダー、パンチを合わせてしかし凌ぎます。しかし最後はかじろうの攻撃正面に入ってしまったワイルダー、正面から伸びるパンチを受けてリング脇までダウン。かじろう、勝利を収めます。

3.○旋風丸 vs ×素体kun

 緑の旋風丸に対するは、木材の腕もりりしい素体kun。まず中央で交錯した両者、旋風丸の横パンチで素体kun、まず1ダウンを奪われます。復帰の直後しかし、後方より危なげなく接近。孫の手のアームを引っ掛けるかちかち音のなるパンチで2ダウンを確保。
 リング転落から復帰して正面から激突しますが、ぶつかりあいでも強い旋風丸! 素体kunをほとんど押しのけるように3ダウン、圧勝を飾ります。

4.×ばけーしょん vs ○クロムキッド

 ばけーしょんって平仮名だったんですね…… わりとプレーンな構成のばけーしょんに、戦闘用のアームを駆使するクロムキッドの対決、この長い長いリーチをどうかいくぐるんでしょうか。
 接近するばけーしょんに回り込むクロムキッド、しかし両腕をあわせての攻撃をばけーしょん、凌ぎきります。両者離れてからの展開、後方にダイブしての攻撃を放つクロムキッドですが、これをばけーしょん回避。クロムキッドはキングカイザー風の起き上がりから腕を伸ばしますが、間合いぎりぎりでばけーしょんが待機、わずかに届きません。しかしほとんど零距離からの浴びせ蹴りがヒット、クロムキッドが1ダウンを先取します。
 接近距離から、クロムキッドなかなか攻撃を入れる事ができませんが、しかし押し込んでいく展開。前方パンチが崩れての押し倒しのような格好ですが、ばけーしょん、攻撃の隙を押され2ダウンを奪われます。
 クロムキッド、旋回パンチを放ちますがなかなか入りません。以前に比べ、腕が短くなっているんでしょうか? 残り21秒、クロムキッドの攻撃がギリギリでばけーしょんに重なり、3ダウンでの決着となりました。

5.○ivre vs ×武藤型アタモ

 早くも後半戦突入! 超攻撃型ロボットivreに対するは、武藤型アタモ。試合前、「地面については駄目」と投げ縄が外されます。カウボーイタイプだったんですね…。
 ivre、腕をクロスさせて突撃しますが、アタモを押し切れず。しかし顔面に一撃で何気なく1ダウンを奪います。アタモはしゃがんで猛攻を回避するも、ivreの腕の戻りに引っかかって2ダウン。そこから一気呵成に畳み掛けての3ダウン、ivreがあっと云う間に勝利をもぎ取ります。

(6.T-storm vs インペリアル)

 お互い外見こそシンプルですが、風味の濃いロボット同士の対決。T-stormとインペリアルの…… あれ。なにやらリング上で協議が行われています。
 あ、トラブル発生みたいですね。いったん調整ということで、次の試合を先に行うようです。

7.○アリキオン vs ×think03

 ここで登場、アリキオン。なんかものすごい方向にパワーアップしている気がしますが大丈夫でしょうか。操縦はスミイファミリーのお母さん。そしてthink03、thinkmoverさん、やはり頭のHMDに突っ込まれています。
 まずは頭で押し込む格好で、出会い頭にアリキオン、1ダウン先取。やっぱりなんか喋っています。トランスミッタは健在ですね。後方へダッシュアタックを放ちますが、しかしthink03、頭と腕の間に入ってこれを凌ぎます。試合中think03がトラブルなのか動きが悪化する中、後方ダウンダッシュを放って2ダウンゲット。
 think03、回転攻撃を放ちますが有効になりません。リング脇での勝負となりますが、アリキオン、いったん間合いを開きます。横パンチを耐えるthink03、回転しながらのモーメントの入ったパンチも入りますが、なかなか倒れません。最後はしかし、移動中に姿勢の一瞬下がったthink03に腕の伸びきったアタックが重なり、アリキオン3ダウンでの勝利となります!

8.×ブラックタイガー vs ○ガルー

 最後の組、ブラックタイガーとガルーの対決。KHR改造機同士の勝負、と云うことでいいんでしょうか。同タイプの勝負であれば、モーションと操縦技術の勝負になってきそうです。ガルーサイドはくぱぱさんもセコンドについています。
 さて勝負、ゆっくりと接近した両者、ガルーが前転キックを放ちますが、これは明後日の方向に。起き上がって接近したところにブラックタイガーが回転パンチを放ち、1ダウンを先取。
 慎重に分けての再会のあと、ガルー前方攻撃を放ちますがこれはスリップ。しかし巻き込まれて倒れたブラックタイガー、両腕をひらめかせてもがきます。分けて再開、ガルーの攻撃がなかなかブラックタイガーに入っていきません。回転攻撃が入りきらないブラックタイガー、伸ばした腕にガルーのヘッドバットが入り、ダウンを奪いかえします。

 両者睨み合いの展開、絡み合う展開になります。操縦者がひんぱんに場所を入れ替える中、しかしどうしたんでしょう、ブラックタイガー時折動きが止まってしまいます。そうこうしているうちに試合時間を使い切ってしまいます。
 3分を消化した段階で、ダウンは1-1。初の延長戦に突入です。

 両者メンテナンスに入ります。バッテリを交換し、試合に備える両者。先川原さんの解説も、バッテリにまつわるエピソードになりますね。今日は一般のお客さん向けに、普通な解説です。

 さて両者調整し、サドンデスマッチに突入。慎重に接近しますが、ガルー倒れてしまいます。ブラックタイガーもスリップ。両者、ちょっと安定性が失われてきたのでしょうか。慎重に接近し一撃を放ちますが、スリップとなってしまいます。ブラックタイガー、起き上がれません。どうなるんでしょう。ああ、起き上がりのモーションに問題が起きたんでしょうか。立ち上がる寸前で反対方向に落ちてしまいます。
 なんとかかんとか、後方から立ち上がり。リング脇で粘りますす。のしかかるガルーですが、こちらもなかなか倒す事が出来ません。リング脇での攻防が続きますが、最後は両者、ダウンを奪えず時間切れ。
 最後は審査に入り、ガルーが勝利となりました。

6(再).×T-storm vs ○インペリアル

 さて、先ほど順延となったT-stormとインペリアルの試合が、ここで行われます。細い脚が特徴のインペリアル、ふたまわりも大きいTストームにどう挑むのか。
 攻撃しますが重量差か、自分が倒れてしまうインペリアル。慎重に接近したTストームにインペリアルが回転攻撃を放ちますが、これがヒットせず。ああ、一回転したあと、寝っころがらないで、そのまま起き上がっちゃうんですね! すごいなこれは。歩行の隙に一撃を叩き込み、1ダウン先取はインペリアル! ちょっと起き上がりに手間取ったかと見えたTストーム、しかし変形開脚起きに会場から歓声が飛びます。
 身軽に横蹴りを放つインペリアル、攻撃後も上体をひねって巧みに起き上がります。攻撃の瞬間にTストーム、胴体に攻撃を叩き込んでインペリアルに逆襲、1ダウンを奪い返します。しかし直後、Tストームが棒立ちになった瞬間を狙ってインペリアルさらに反撃。見事に1ダウンを奪い返します。
 しかしここでインペリアルにトラブル発生。片腕がおかしくなったらしく起き上がる事ができません。ここでインペリアル、タイムを申請。これでお互い、2-2のタイとなります。
 インペリアル、腕まわりを慎重に調整。しかしそうこうしているうちに、残りは14秒。延長になるのか、短時間で決着がつくのか。Tストームがインペリアルを押し潰しますが、しかしこれはスリップ。あっと云う間に残り時間が消化され、延長戦に再度突入します。

 インペリアルはドライバを持ち出して慎重な調整。Tスチームもバッテリ交換でしょうか、競技可能な態勢を整えます。

「人間も筋肉を取り替えられるといいんですけどねー」
「肌も取り替えられるといいですね」
「そう来ましたか」

 調整時間中、先川原さんが防戦に廻る展開。むむむ、これは。

 さてそうこうしているうちに、延長に突入、Tストームの攻撃をしかし自ら回転して回避、インペリアルに積極的に仕掛けるTストームですが、勢い余ってリング脇から転落! これでインペリアルが一回戦を制しての勝利となります。

 一回戦の総評を求められて、先川原さん一言。

「びっくりしましたね、こんなに面白いとは思いませんでした」

 さすがだ!?

【ロボットバトル チャレンジタイム】

 今度は間髪居れず、KHR-2を使ってのバトルチャレンジタイム。会場に来ている、子供さんが操縦してのチャレンジとなります。
 操縦系の解説が行われますが、これ結構面白いですね。いいなあ。

 ……あー、見ていたら会場になにやら涼風が。どこかの窓が開いたんでしょうか、空気が流れてるみたいですねー。たすかるー。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【京商マノイ チャレンジタイム】

【京商マノイ チャレンジタイム】

 会場は相変わらずの熱気ムードですが、コースにはチャレンジタイムに登場するマノイが登場。ノーマルマノイが三体に、Dr.GIYさんカスタムのミャノイを入れて計4体。さきほどからのんびりと調整と、ちょっとしたアピールが行われています。
 そろそろ席の前のスペースにお子さんがすずなりになりはじめます。この空間はお子さんスペース、って約束ごとが出来つつある雰囲気ですなこれは。

 さて、12時15分より京商マノイのチャレンジタイムとなります。新型のマノイATタイプのアピールとなります。5m走等が12月10日に行われるアスレチックヒューマノイドカップの紹介です。エントリーは京商のページにて、来週からエントリー可能になる予定とのこと。

 さて、一般参加走の前にエキシビジョンマッチが行われます。ちなみに今日の競技用マノイ、足裏とゴールラインに測定器をつけており、これでタイムを正確に測定するのだそうです。
 登場は道楽さんのか~るMと、GIYさんのお馴染みミャノイが登場。おお、電子音でスタート。ミャノイフライングですが、普通にそのままダッシュ続行。か~るMが倒れている間に、ミャノイがなんなくゴールを達成。踊って鈴を鳴らしながらアピールです。その間にか~るMもゴールし。30秒と40秒のタイムでそれぞれ出走となりました。ミャノイは子供にアピールしつつ、GIYさんの元へ自力でもりもり帰ってゆきますよ。

 エキシビジョンの後は、一般のお客さんがロボットを操縦しての2m徒競走となります。参加賞はクロイノフィギア、勝者にはロボプロカードをプレゼントを10枚前後プレゼント、との事ですよ。
 登城してから子供さんに操作方法説明をしています。これはなかなか時間かかりそうかも。……いやなんか、コントローラに「前」とか「横」とか操作方法が張ってあるみたいですね。しかしただ前に走ればいいと云うものでもなく、コース修正などの制動をかけながらいけないようです。

 さすが子供、慣れるのが早い。最初の組はコース修正を素直にこなしてなかなかのクリアですよ。

 子供達が、時折大人がチャレンジに参加するのを、しばし見学です。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【予選…徒競走(200cm)】

【予選…徒競走(200cm)】

 ざわ…… ざわ…… と云う感じでざわめきの続く中。すでに会場は立ち見がいっぱい出る状況。人垣すずなりです。

 そうこうしているうちに、予選会が開始。予選会は昨日の徒競走と同じ、2mのダッシュ、二台一緒の出走となります。
 自律ではなく無線による操縦方式ですが、コースアウトした場合は、そこで試走終了となります。

1.○バケーション+ vs ×電龍RO03

 昨日に引き続き、操縦者の妹さんがお兄さんと一緒に登場のバケーション+に対し、青くて四角い電龍。この両者の対決からスタートです。
 バケーション、軽快ですがコースから曲がってしまいます。ああ、バケーションの足元になんかネジが。ネジが。そして電龍、ちょっといやな転び方。片腕を真下に横倒しに転んでしまいます。起き上がりに苦心しているうちに、バケーション+、先行して突破。電龍は復帰後バランスを維持しつつ前進、最後に転倒してしまいますが両足がぎりぎり出ず。起き上がっての突破となりました。

2.×インペリアル vs ○バケーション

 インペリアルに対するのは、陸戦型ガンダム型ロボット、バケーション。今度はお兄さんの登場です。対するインペリアルは細い足が印象的なロボット。
 順調な歩行は好勝負。途中で一回軌道修正を挟んでバケーション、16秒でゴール。あぶなげなく進んだインペリアルも、敗れはしたものの18秒代の好タイムです。

3.○アリキオン vs ×ローリングピラニ

 ここでアリキオン登場! もともとフィジカルの強いロボットですが… 超高速の横歩きから後ろ向きになり、ここから後ろ歩きに移行、いやスピン気味に半回転しつつ前進! 動きにロスはありそうですが、にも関わらず15秒の好タイムです!
 ローリングピラニは33秒のゴールでしたが、ゴールした瞬間に操縦者が猛烈な勢いで駆け寄っていったのが印象的でした。大丈夫でしょうか。

4.○ワイルダー01 vs ×think03

 昨日も登場した両者の対決、ワイルダー01は再び横歩きでのチャレンジ。途中での進路のゆがみまで計算したような構えから、ワイルダー01猛烈な勢い、ゆるいカーブを画いたコースで一気にゴール! 6秒代の猛速ゴールでした。think03も19秒の好タイムでした。

5.○アリウス vs ×メカボンB

 いよいよ登場のアリウスに対し、昨日は不調だったメカボンBも登場。
 アリウス、やや左右に蛇行しつつも猛突進、ワイルダーを上回る5秒代でのゴールとなります。メカボンBは残念ながら転倒、37cmの記録となりました。

6.×か~る vs ○かじろう

 横歩きの元祖か~る、しかしスタート直後に転倒! かじろう、転びそうになった時にしゃがんだ姿勢で安定化する動きで、ゆっくりと着実に進行。最後は旗に突っ込んで薙ぎ倒しつつ、23秒でのゴールとなりました。か~るは惜しくもコースアウトとなってしまいます。

7.×竜鬼 vs ○T-storm

 黒いロボット竜鬼と、見かけはシンプルながら強固なTストーム。順調な歩行のTストーム、危なげのない歩きでまっすぐ直進してゴール! 7秒代のタイムを当然のようにたたき出し、ゴールラインでデモを披露する余裕の安定性を発揮します。
 竜鬼は残念ながらリタイアでした。

8.×武藤型アタモ vs ○素体kun

 メキシカンな感じのアタモ、頭が重いのかちょっと不安定気味。腕の角材も格好良い素体kunが7秒ジャストの好タイムで余裕のゴールのあと、アタモも右に左にぶれてしまったものの、24秒でのゴール到達となりました。

9.×ガルー vs ○クロムキッド

 なんといきなりの夫婦対決となります、赤いガルーと緑のクロムキッドの対決となります。どちらも安定性と地力に優れたロボットですが、なかなかこれが好勝負。斜めに進んだガルーと、途中から横歩きに切り替えたクロムキッド、ほとんど同着のゴールとなりました。

10.×鳳仙花 vs ○ivre

 昨日優勝のゆさん、noirに代わっての本日は、バトルバージョンのivreが登場! 赤銅のアームが唸る戦闘ロボットです。
 noir同等の危なげのない動作で、8秒代の勢いをたたき出してあっと云う間のゴール。 鳳仙花は片脚のバランスがよくないのか、左足の進みがやや弱いのでしょうか。右側に転倒しながらの全身となってしまいます。起き上がりが着実なのが幸い、転びながらも着実に前進していきます。横歩きに切りかえて進みますが、途中で反対側に倒れたりしつつも、会場の応援を受けてゴール達成でした。

11.○PLASSON vs ×ファイマン5

 機動性ではPLASSONに分のありそうなこの勝負、先行でダッシュしたPLASSONが中盤でやや安定性を欠いたのに対し、ファイマン、横歩きで極めて着実に前進していきます。しかし安定性を取り戻したPLASSONが一気に突撃し、旗を巻き込む勢いで追い抜いて先行ゴール。着実に進んだファイマンも無事にゴールに達し、両者達成となりました。

12.○旋風丸 vs ×ブラックタイガー

 YG参号機・旋風丸も登場、ブラックタイガーとの対決となります。先ほどの試走はだいぶ安定していましたが、どうなるでしょうか。
 開始、旋風丸、危なげの無い歩行で全身します。途中やや蛇行してコースぎりぎりの走行となり、コースアウトの危機に見舞われますが、直前で停止して進路修正。9秒47の好タイムで突破。
 ブラックタイガーも最初でつまづきましたが、コースを修正して突破となりました。

13.アルフ

 伊勢原中学校の超小型マシン・アルフ、今日もスタンドアローン、単独出走となります。残念ながらしかし、開始直後にダウン。20cmの記録での終了となりました。

 さて、ここで予選会は終了。上位16体がこれから選出されます。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットバトル大会観戦記【入場編】

 思った以上の大盛り上がりを見せた(いや本当にお客さんすずなりだったんですよ)昨日に引き続き、本日二日目はロボットバトル大会。ROBO-ONE秋葉原予選です。
 10時半からのイベント開始にも関わらず、既に10時には席が埋まり始める状況。いつも決勝は席の確保に苦労するものですが、今日もどうやら混み合いそうな雰囲気です。

 さて、今日の秋葉原大会。予選~決勝、と云う流れで大会が行われます。
 そんなわけで今日は地面にコースが設置。リングは脇に片付けられています。赤いクッションがなんかこう。たらこじゃないんですから。

 そうこうしているうちに、コース上には皆さんロボットを持ち出して調整を開始されています。中には何やら、何故だかプラモデルにサーボを仕込んだっぽいνガンダムが。
 予期せず一斉に登場してきたロボットに、お客さんは大喜び。僕ももちろん大喜び。今日の旋風丸、腕は孫の手みたいですねー。さすが歩きは安定してますなあ。並み居る強豪が次々登場なわけですが、(ガンダムは別枠として)見物の子供達にはアリウスが一番人気。

「ドリルロボだドリルロボ」
「アリウスだよ、ほんとにアリウスだ」

 ドリルロボって何だろうとか一瞬思いましたが。
 そして超ドレッドノート級に派手になっているアリキオン。アタモはなにやらヒゲメキシコ帽。もともとポンチョっぽい服なせいか、サボテンブラザーズな雰囲気になっています。豪華な光景でありますよー。

 会場の看板に出ている予定表によれば、午前中は10:45より予選の徒競走。
 ここで上位十六傑を選出し、13:15より決勝トーナメントを行うとの事。その間には昨日もやっていたマノイチャレンジや、詳細は不明ながらロボットバトルチャレンジと云うイベントも行われます。

 さて、現在10時6分。ASIMOのデモ映像の音声を横で聞き、コースの状態を慎重にチェックしているロボットの動きに感嘆しつつ、開会式の時間を待ちわびます。

 むむ、ここで会場にゴキブリが乱入。会場の一部で「ゴキブリロボットなのでは」と云う声が飛びますが、どうやら生ゴキブリだったようです。ありえないとは言えない懸念ですな。うむ。

【開会式】

 というわけで30分、式典開始。開会式は順調に進展……。「ぜろわ……? ROBO-ONE」とか一寸とちられていた事はここに是非書き残すべきで(こらこら)。
 今大会のエントリーロボットは32体、うち午前に予選会が行われ、上位16体が午後のトーナメントに進みます。
 決勝は第十回ROBO-ONEルールに準拠、3分1R3ダウン先取により決定。延長の場合は2分のサドンデスマッチ。但しリングは第十回の拡張タイプではなく、第九回以前と同じ狭いタイプのリングとなります。そうか、何か違うと思ってたら、ふちの赤いのがなかったのか。

 さて式典は終了。すでに会場脇ではロボットを持って皆さん待機されています。最初の競技まではいますぐでありますよ。

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2006.11.04

【モブ】運動会待機中

2006110403a

 のんびり待機中。
 このあとはマノイチャレンジカップだそうです。

 きのう見逃したのでチェックしてみる所存。


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【モブ】アキバロボット運動会会場にて

Img004

 出先から細々更新。
 パソコンじゃないのは電池節約のためであります。

 今日はバトル大会。午前に徒競走の予選で16体に絞り込み、午後からバトルだそうです。

Img003

 今日はASIMOさんも登場ですよ。
 床には画像認識用のマーカーがありますねー。

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2006.11.03

安藤さん2.0をUDXに見た!

 このあいだのエントリで、日頃ロボット関係ではない方にも比較的好評だったのが、新型アクトロイドさんの記事。
 ロボット運動会の会場には、本人と云うか実機というかが来てました。さすがにと言うか当然というか、人だかりが出来てカメラの砲列も出来る人気ぶり。近くで見るとちょっとコワいですが、あれこれ撮影してみましたよ。

2006110312

 これが噂のアクトロイド。

2006110313

 台座の上に立っている(台座まで含めて本体)ので、視点は高め。

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 「脚」の表現が大きな特徴。どちらか忘れましたが、足裏経由で人間型部分と台座がつながっています。

2006110315

 身振り手振りのほか、手の表現も豊か。ただどうしても、目が座っているように見える違和感はぬぐえません。
 外見が人間に似れば似るほど、違和感もまた強まるんでしょうねー。遠くから見ると気にならないんですが。


 つまり眼鏡をつけろと?(誰に聞いている)

2006110316

 皮膚の表現は、静脈までモールドされた精巧なもの。ちょっと特殊メイク風です。

 ついでに動画も。

 ■「2006110301V.MOV」をダウンロード(MPEG4/Quicktimeにて再生。8.94MB)

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記インデックス

 2006年11月3日、UDXビル(秋葉原)で行われた、アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会に関連するエントリをまとめたインデックスです。

観戦記:

【入場編】
【ロボット徒競走】
【ロボット大玉ころがし】
【ロボット紅白玉入れ合戦】
【ロボット障害物競走】
【ロボット生き残り合戦~優勝決定戦】

番外編:

安藤さん2.0をUDXに見た!

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【ロボット生き残り合戦~優勝決定戦】

 今日の発見:
 子供になんかじっと見られると、原稿を書く指がにぶる。

 さてインターバルを挟んで、最終競技はロボット生き残り合戦。8体のロボットによる、ランブルルールです。要するに自分以外は全部敵、憎いあンちくしょう共をリングから力の限り叩き出せ! レッドハーベスト! ラストマンスタンディング! そういう感じのルールです(おいてくな)。
 さて今回のランブルが特殊なのは、外側だけではなく真ん中にも転落ゾーンがあること。

2006110310

 このため、通常だと普通の正方形になるはずのリングが言わば正方ドーナツ形状になっており、安全地帯が大幅に減少しています。
 元々はわんだほーで、リング八枚でランブルをやった時のルールの応用編。あれは結構面白かったので、応用フェーズでこれがどうなるのか。非常に楽しみであります。

 まずは最終競技、登場するロボットの紹介から。
 noir、バケーション、ワイルダー01、か~る、スーパーディガー、クロムキッド、繭、automo、この8台が最終参加します。
 noirとクロムキッド、繭とか~るといった古豪強豪、新星バケーション。そして何より九州勢強し! 団結力を発揮すると強そうですが、どうなんでしょうか。

 円形に並んだ八体、競技開始! noir、戦闘態勢に入り全高が半分くらいになります。姿勢を下ろすと、もう誰も制圧できません。か~るとクロムが睨み合い、九州勢三機を相手に繭が奮闘する中、バケーションがまず自爆気味にリングアウトしてしまいます。

2006110311

 九州勢三体を相手に廻し戦い続ける繭、半分体がはみ出たところで復… いや、スーパーディガーの一撃で立ったままリングアウトしてしまいます。
 残り六体、円を画くように戦場が移動していきます。九州勢、今度は押し合いを開始。クロムキッド、軽快に戦いの輪を抜けています。意外にノーマークのnoir、絡みにくそうです。ワイルダー01、ブラックホールに半分落ちかけますが、起き上がりで脱出。リングの脇でクロムキッド、包囲される態勢です。気が付けば全リングの1/4に全ロボットが押し込む超過密状態から、か~る、ブラックホールに転落。ここでか~るが脱落。
 残余は5体、九州勢健在ですが、しかしautomo、リング脇で復帰の努力を… あ、立ち上がりのモーションでリング外へ。残りは4体です。
 ワイルダー01、戦場の圏外から突入。クロムキッドに激しい攻撃を仕掛けますが、自らブラックホールへ転落、脱落してしまいます。残り10秒を切って、生き残ったロボットは三体。
 最後まで生き残ったのは、noir、クロムキッド、そしてスーパーディガーの三体でした。

 ここで内部情報をこっそり。noirとスーパーディガーが同率一位で、優勝決定戦をやるようです!
 バッテリ交換のための間隔を経て、優勝決定戦の開催が宣言されます!

【優勝決定戦】

 最後は1on1のランブル、緑の1/4リングから相手を押し出した者、リングを独占した者こそが最後の勝者となります!

 いきなり正面からぶつかりあい、姿勢を落としたnoirを攻撃するのはかなり困難です。スーパーディガー、攻め口を見つけられるんでしょうか。追いつめられた姿勢から一気に攻勢に転じるnoir、にらみ合いとぶつかり合いが交互に展開します。押し込みきれない決め手に書ける戦いですが、時間切れなしでぶつかりあう勝負となります。腕を振るいますが、スーパーディガーが転等した隙をついて、noirが猛攻! 倒れたスーパーディガーを猛烈な勢いで押し出して、noirの勝利となりました!

 これにより、一位~三位が確定!
 三位はクロムキッド、二位はスーパーディガー、一位はnoirとなりました!

 入賞賞金は(むしろ賞品は)ポイント入りexカード。表彰式の後、九十九電気社長のご挨拶の後、写真撮影が行われました。

 大会終了後は、けけさんを連れて京商のブースへ。一台だけあったマノイPFに触らせてもらい、さらに背中を押してみたりしておりました。さあさあさあ、ってなもんで。はい。

 さてしかし、アキバロボット運動会はいまだ初日。
 明日も明日の強力イベント、ROBO-ONE秋葉原地方大会が待っています!

 一部で聞いた話では、参加ロボット31体の大規模大会だとか。これもまた楽しみでありますー。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【ロボット障害物競走】

 さて、マノイを使っての徒競走のイベントが行われている二時間ほどの間、自分は会場の外でちょっと一休み。
 いやあれです。暑いんですよ、会場。人がいっぱいいて、結構照明がキツい(前列に居るともろに浴びる)もので。時刻ははや夕刻、西日も差し込むトリオ・ザ・パンチ状態。自分が熱暴走しないように気をつけないとなりません。

 第四の競技、障害物競走は言わば小型版ロボワンイーグル。小さな正方形のリングを六枚並べ、その上に配置された各種障害を突破しながら進む、と云う競技です。

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 一枚目はスポンジの三枚の段差を乗り越える段差突破。スポンジのない、板の横の狭いすきまを通っても構いません。二枚目は緩衝材(要するにあのプチプチ)が敷き詰められた床。
 三枚目は市松模様の障害(真ん中の段の通過が必須)、旗の立っているまわりをぐるっと廻る四枚目を経て、五枚目は幅の狭まった一本橋。
 最後は高さ5度ほどの傾斜の床を登りきり、その向こうで直立すれば突破となります。競技は1on1、制限時間は5分、先に居るロボットを障害物として除けても構わない、と云う展開です。

1.○noir vs ×ファイマン5

 さてこの勝負、機動性抜群のnoirに対し、ファイマンがどう対抗するのかと言う勝負になりそうです。
 いきなり転倒しつつも、前方に回転しながら突破を目指すnoir、なんと転倒の表紙に足裏が外れてしまいます。応急でつけなおしますが、やはり歩くたびに取れてしまいます。そうこうしているうちに、脇を歩いてじりじり先行していたファイマンに、noirが突撃。緩衝材シートの上で絡まってしまいます。
 一回転したファイマン、緩衝材シートを突破できません。足が外れながらも、noir、市松段差の真ん中を突破し、一気にフラッグの周りを廻って、一本橋に突入…… 寸前、やはり足裏が取れてしまいます。転がり続けるファイマンはなんとか緩衝材シートを突破。noir、再スタートしつつも、一気に一本橋を突破。ここで何度目かの足がもげる事態に見舞われながらも、noir、坂道突破を目指します。ファイマンは、後ろに進みつつ、市松模様段差に突入。真ん中に足がかかったところで制止してしまいます。
 最後にはnoir、再スタートポイントから、足がもげる前に一気に坂道を突破! 到着後の転等でまたぽろりと足がもげてしまいますがゴールです。
 ファイマン、真ん中の段差に乗り上げられないまま残り10秒。残念ながら時間切れとなりました。

2.×ワイルダー01 vs ○バケーション

 ラガーロボット・ワイルダー01と、KHR-2ベースのガンダム・バケーションの勝負となります。ワイルダー01は横向きでスタート。軽快に段差を乗り越えたワイルダー、あっと云う間にスポンジ段差を突破。しかしここでバケーション、追いつきます。
 一歩一歩慎重にタフに、バケーションが緩衝材エリアを突破。バケーションは段差を乗り上げますが転倒、しかし前転で規定エリアを突破して、市松ゾーンをも突破します。横突きのモーションで、引っかかりつつも前進するワイルダー01。
 
 バケーションは一本橋の前で悩みつつ、慎重に調整。角度を合わせ、前転で一気に突破を図ります。二回の前転で、バケーション見事に突破。坂道はほとんど気にもかけずに前進し、最後はフィニッシュに前転を決めてクリアとなりました。
 ワイルダー01、起き上がりのモーションが引っかかってなかなか立ち上がれないようです。苦労するワイルダーのかたわら、何故か二週目に突入するバケーション。
 市松段差で予想以上にはまってしまうものの、なんとか旗のあるエリアへワイルダー突入。横歩きで一気に一本橋に突入。しかし入り口で苦労しているうちに、タイムアップとなってしまいました。

3.○スーパーディガー vs ×ガルー

 小刻みな歩行のディガー、ワイルダー01に似た作戦で一気にスポンジを突破。乗りあがりに苦労しますが、ディガー、緩衝材の床も一気に突破。腕を使って体を持ち上げて、市松段差も軽く通過します。ガルーは慎重な動きですが、やや操作ミスが入ってしまったか、ディガーの進路に入ってしまいます。
 一本橋をやすやすと通過したディガー、最後は最終フィールドの段差をやすやすと前転で突破。「美しいー!」と思わず実況さんの叫びの出る、最後前転で締める見事なフィニッシュで終了となりました。
 早すぎるディガーに食われていますが、ガルーのスピードも前の競技者にひけをとりません。旗を廻って残りまだ1分45秒以上、ゴールは見える時間帯です。
 慎重に位置取りのあと、ちょっと傾いてしまいつつ、前転で一本橋のフィールドに突入するも、一回転後の補正で一本橋から落ちてしまいます。機体がどうしても右に曲がってしまうようなんでしょうか。そうこうしているうちに、後ろ向きになりつつも最終ゾーンへ突入。片脚で立ち上がるとごろんと転がってしまう状態ですが、残り13秒。前転での一気の突破を図りますが、立ち上がりに失敗しての後転で終了となりました。

4.○か~る vs ×think03

 先ほどの競技を見ている限り、足まわりに不安を抱えるか~るですが、この最終競技、一体どう乗り切っていくんでしょうか。
 いきなりの前転で切り込むか~る、think03も同じ戦術で続きます。間髪居れず、スポンジと緩衝材を突破。市松模様に突入しますが、勢い余ってリングアウトするまで前進してしまいます。think03、ちょっと心配されますが、一定時間麻痺から復活。さてそうこうしているうちに、か~るは旗エリアへ突入。勢い余って旗を倒してしまいます。
 前転主体で進むか~る、それに対しthink03、じりじりと前進して緩衝材ゾーンへ突入します。真後ろに構えなおして、ヒップアタック様の態勢で突入。さらには側転まで使用。乗り越えられない段差に次々と挑んでいきますが、なかなかここを破れません。
 その間、のしかかるようにか~る、一本橋へ突入。前転前転で乗り切った後、坂道も同じ戦法で突破、上り坂を無理やりに登りきって、か~るゴールに到達します。
 think03、各種モーションを駆使して緩衝材の床の突破を試みるも突破できず、1分を残してリタイアとなりました。

5.○クロムキッド vs ×アルフ

 大型のロボット、クロムキッドに対するは、先ほど登場した超小型ロボット・アルフ。アルフはやっぱり、コントロールしてる様子が見えないんですが……。あ、どうやら自律動作と云うか、自動プログラムで動いているみたいですね。直進専用で動いているようです。重心移動が上手く云っていない、いや足のサーボが片方破損してしまったらしく、前進できていないようです。
 そうこうしているうちに、クロムキッドは危なげも全くなく市松段差エリアへ突入。前転でむりやり段差を乗り越えて突破。旗の周りを順調に廻って、一本橋にとりかかります。慎重にかかりますが、手前に転倒。一本橋、最初の段差を乗り越えるのが一寸また難しい様です。
 登れば早いクロムキッド、一本橋から一気に段差まで駆け抜けて、最後は側転からゴールライン到達。起き上がる時にリングアウトしてしまいますが、最後は起き上がりのみとなり。ゴールとなりました。この時点で、アルフはリタイアです。

6.△PLASSON MA vs △ファイティングγ

 この時点でこの競技、トップは抜群でスーパーディガー。この勝負はどうなっていくんでしょうか。
 KHRベースマシン同士の対決といっていいんでしょうかこの対決。お互いに前転モーションを繰り出して、スポンジを突破。緩衝材に足を取られつつも、なんとか市松段差へ突入。ファイティングγ、スポンジ段差を慎重に突破。一気に緩衝材を突破して、二人して市松段差に突入してしまいます。
 同時に前転を放って前進する二体、ファイティングγ、なかなか抜け出せません。一歩制したのはプラッソン、しかしポールに引っかかってしまいます。そうこうしているうちに、突破してきたファイティングγが外側を回転、一歩リードしかえします。
 しかしγ、一本橋に入る前に転倒。プラッソンもγに引っかかり、乗り越えることができません。
 先を譲ってもらったプラッソンですが、回転一回目で足が外れてしまい、やりなおしに。一本橋の段差を乗り越える事が、どうしても両者できません。非情に始まるカウントダウン、最後は両者、完走なしでタイムアップとなりました。

7.○繭 vs ×バケーション+

 女子ロボット+女子操縦者同士の勝負となるこの対決、しかしこれまでの実績で見ると繭の優勢が光りますが……。
 繭、慎重に片脚立ちしながらの歩行で、障害物の脇を突破。なんと足が一つの軸線上に乗って交錯します。ものすごいスピードとすさまじい力強さで、中腰の姿勢でスポンジと段差をものともせずに突破。ポールを薙ぎ倒しかねない勢いで一回点、立ち直った後、なぜかもう一回ポールに突入した後、さらに一本橋とゆるやかな上り坂も全く気もせずに一気呵成に突破。転がり込むようにゴールへ突入、見事に突破となりました。
 先にゴールした繭も応援をする中、バケーション+、じわじわと前進。緩衝材の床へ突入を試みますが、なかなか上手く…… いや、一気に緩衝材を突破。市松段差に入ります。真ん中のフィールドを通過しなくてはいけない状況を、一回転で突破を試みます。繭が多種多用な応援モーションを繰り出す中、ここでタイムアウト。市松段差を通過中に、終了となりました。

8.○automo vs ×ブラックタイガー

 最後の勝負、automoとブラックタイガーの対決! 力強く先行したのはautomo、リングアウトすれすれのラインを横歩きで前進します。前転を中心に進むブラックタイガーは一揆に突破を試みますが、起き上がりに腕が引っかかってしまい、やや後退。さらに前転を繰り返してしかし、緩衝材地帯の突破を図ります。しかし、あれ。倒れたままブラックタイガー動きません。何かがおかし、ああ、起き上がりに入りました。しかし指が引っかかって起き上がれない様です。
 automo、なにやら空手の型のようなものを繰り出しつつ、緩衝材エリアに突入。其の間に、ブラックタイガーが市松エリアを突破。頭を支点に一回点して中央エリアを強行突破を試みます。しかし後から入ったautomoがブラックタイガーに絡み、起き上がりぎわにリングアウト、勢い余って地面まで50cmほど転落! 拍子で頭がもげてしまいます。リングになんとか復帰させますが、しかし緊急メンテナンスに入ります。
 一方のautomo、いつのまにか片腕がもげてケーブルでぶら下がっていますが、その状態のまま競技を続行。そうこうしているうちにブラックタイガーも競技に復帰。市松模様突破にふたたびチャレンジします。しかしここでタイムは残り10秒、市松段差と一本橋に両者チャレンジしている最中にタイムアップ。最終組の競技も、ここで終了となりました。

 一位はスーパーディガー、二位は繭、そして三位はバケーションとなります。

 さて、この第四競技までの点数に応じ、最終協議への進出者8台が決定する事になります。
 最終協議は、「ロボット生き残り合戦」。新機軸、トラップ付きランブルとなります。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【ロボット紅白玉入れ合戦】

 さて昼休みを挟んで、競技も折り返し。今度は午後の競技に入ります。
 既に会場は紅白玉入れ合戦の準備が終了。玉入れと云えば、ふつうは玉を入れるポールが立っているものですが、完全フラットな状態に、紅白の玉(これは本物に近い)が整然と並んでいます。

2006110307

 午後を迎えて、会場の人の入りは最高潮。立ち見が大量に出る大騒ぎとなっています。もちろんいつものように、最前列は子供がすずなりです。席は照明がもろに当たって、そのなんだ、かなり熱いです。具体的にはThnikpadの黒いボディが熱を持つほどに。うーぐー。

 さて玉入れは1on1の対決。10個の紅白の玉を2分の時間内に押し合いへしあい、時間切れの段階で、なるべく多く相手のフィールドに押し込んだ方の勝利となります。
 ロボットの安定性のほか、戦略の読みあいも重要になりそうなこの競技。どうなってきますでしょうか。

1.○noir vs ×think03

2006110308

 ここまで圧倒的な強さを発揮してきたnoirと、think03の対決。両者、リングのそれぞれの両脇に配意。玉を挟んで斜めに向かい合います。
 両腕を広げ、何かを狙った構えのnoir。noir、手の先につけたパター状の部品でボールを押し込んでいきます。一方のthink03はボールを蹴って着実に押し込んでいきます。そうこうしているうちに、リング中央で対峙。think03が倒れている間に、noirが腕を振り回してどんどんと押し込んでいきます。
 しかしリングから玉が出ると、点数にならないのがこの競技のシステム。動きが良すぎて、noir、赤玉を自分で蹴りだしてしまいます。
 乱戦気味となった展開、タイムアップぎりぎりまで、相手のボールを押し戻すというブロックに入ったnoir。6-2でnoirの勝利となります。

2.ファイマン5 vs スーパーツクモEX

 メカボンBリタイアにつき、……なんとリザーバーとして、ロボット王国の店長自ら参戦! KHR-2スペシャル、スーパーツクモEXを繰り出します。それで練習してたんですねお昼休み……。
 着実にボールを押し出していくファイマンに対し、KHR-STEXも確実な動作で、一個ずつボールを確実に相手ゴールへ蹴りいれていきます。リングの脇から走ってきた両者、リング中央で交錯。なんだか判りませんが、リング中央で頭を下げるKHR-STEX。ここで両者、脇から押し合いと…… なりません。小競り合いのあと、お互いの反対側へ通過。相手が押し込んでいったボールを、それぞれ押し戻していく展開となります。
 ここでタイムアップ。勘定は5-8でKHR-STEXの勝利となりました!

「店長勝ちました!」
「店長勝っちゃいましたね」
「おめでとうございます、と云っていいんでしょうか」
「大人げないですね」

 アニメイダーさんの舌が切れ味鋭く冴え渡ります。

3.×締め切りF vs ○ワイルダー01

 大きなアームの締め切りFですが、小さい標的には効果的なんでしょうか? ああ、やはり蹴っていくようです。ワイルダー01、横歩きで次々、ボールを押し出して相手コートへと押しやっていきます。締め切りFも着実な動作で押していきます。
 ゆったりした動作で蹴り続ける締め切りF、しかし残り1分で転倒。ワイルダーー01は横歩きで距離を稼ぎつつ、着実に狙っていきます。
 30秒前で、締め切りF再び転倒。ワイルダー、あと少しでパーフェクトのチャンスを得つつもここで時間切れ。9-3でワイルダー、快勝です。

4.△クロムキッド vs △バケーション

 さて、締め切りFと似たタイプのクロムキッドですが、バケーションとの勝負はいかがでしょう。
 クロムキッド、いきなりの順調な蹴り足で有利さをゲット。バケーション、蹴りのモーションと位置調整で、確実に相手コートに蹴りこんでいきます。リング中央で一瞬交錯し、相手側に移行する両者。しかしクロムキッドの方が力の差か、踏み込みが深くリカバーしにくいところまでボールが行っています。
 最後は両者分けて、それぞれ別々のフィールドでボールの押し合いに転じる中、これもまた乱戦を制したのはクロムキッドでした。
 終わってみると、4-4の同点でした。

5.○か~る vs ×ガルー

 相変わらず横の構えのか~る、しかし初動で転倒してしまいます。今日のか~るは足元の状態がよくないんでしょうか、玉を大量に巻き込んで転倒。一方でガルーも斜め方向に前進し、リング中央で交錯してしまいます。かなりどちらも転倒してしまい、なかなかボールを押し込めない展開です。か~るがボールの上に倒れてしまったときにだいぶ散乱したものが、スコアに影響を及ぼしそうな雰囲気です。
 いまひとつ安定のしないか~る、しかしそれでも最後までボールを押し込み続けます。3-2でか~る、勝利を収めました。

6.○スーパーディガー vs ×ブラックタイガー

 小刻みな歩行で好スコアをたたき出すスーパーディガー、ブラックタイガーとの対戦。両者この試合も、リングの両脇からのスタートとなります。
 確実な動作でボールを押し込むブラックタイガーに対し、おおまかにボールを散らしていくスーパーディガー。霍乱に出ているのでしょうか、ブラックタイガーのフィールドに乗り込んでボールを押し込み続けます。立ち上がりに苦労したブラックタイガー、しかし起き上がってスーパーディガーの後ろを取ります。上手い事スーパーディガーの進路を塞ぐブラックタイガー、ここで時間を稼いでいきます。
 しかしこの時点で、スーパーディガー圧倒的優勢。最後の一個を押し込んでのパーフェクトを狙い、自陣後方に飛んでしまったボールを取るべく自分のコートに戻っていきます。残り10秒、パーフェクトは出るでしょうか、……残り2秒弱で猛烈に押し込んで、スーパーディガー、パーフェクトを確保! 10-3でスーパーディガーの勝利となりました。

7.○PLASSON vs ×アルフ

 伊勢原中学校の産する超小型ロボット・アルフ、ここで初登場。プラッソンとの対決に挑みます。
 足首をねじる独特の動作で、アルフは小刻みに前進。プラッソンはばりばり蹴り飛ばしてボールを送り込んでいきます。アルフは小刻みに動いていますが、ボールの手前を込み刻みに動いています。プラッソン、着実にボールを押し込んで云っての勝利となりました。

 ……いや、なんか、アルフ動いてましたけど、気のせいか操縦してなかったような気が……? 自律? 自律ですか?

8.○繭 vs ×ファイティングγ

 試合巧者の繭に、ファイティングγがどう挑みますかこの勝負。両端からの勝負、ファイティングγ、着実に大きな蹴りモーションでボールを押し込んでいく一方、屈伸した態勢のまままさに没遮闌、遮るものなしの勢いで暴れまわる繭、なんというかもう、自分のボールも敵のボールも、構わず全部相手コートに押し込んでいく勢いです。ものすごいプッシュに勢い余って繭、ファイティングγに一撃を放り込んでいったりします。
 大雑把に押し込んでいく繭と、小刻みに着実にスコアを上げるファイティングγ。しかし地力の威力が結果を制し、6-1での繭の圧勝でした。

9.○automo vs ×バケーション+

 KHRベースのバケーション+に対するのは、ジュードースタイルのautomo。安定した動作を見せるautomoに対して、バケーションはやや操縦の練度に不安がありますが……。
 後ろ向きに進みながら押していくバケーションに対し、斜めに走りながら、仕掛けるポジションを調整していくautomo。安定した歩きでバケーションを一気に追い抜き、横歩きで速度を稼いでどんどんとボールを押し込んで…… 押し込みきれないのか、ロボットの体だけがボールのあいだを通過してしまったりしておりますが、時間切れすれすれに、両者リング中央で真正面から交錯。最後は睨み合いでの終了となりました。勝負は5-2、automoが優勢を維持しての勝利となりました。

 ここで再び、長めの休憩。
 ステージ上ではマノイの体験会が開催された後、午後の競技となるロボット障害物競走に突入します。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【ロボット大玉ころがし】

 今日はそれにしても、各種メディアがいっぱいです。取材を受けている関係者の皆さんを尻目に、会場の済でぼそぼそぼそ。

「すごいですねー。アキバのアイドルですよー」
「アキバのアイドルってなんか嬉しくなくないですか」
「あのアクトロイドにメイド服を着せるのはどうかと」

 色々毒された感じの会話を繰り返す待機時間。後ろで見ているけけさんは、数年ぶりにお会いしたわけですが、なにやらマノイに引き込まれそうになっているのを背中をやんわり露骨に押したりしているうちに、ステージの上はなにやらシュールな状態に。
 紅白に色分けされたリングの上に、やはり紅白の大玉がごろんと一つずつ。ロボット大玉ころがし、ルールはわかりませんが準備はばっちりのようです。

 11:30より、第二競技。ロボット大玉ころがしとなります。
 それぞれ、リングの角近くに陣取った二体のロボットが、それぞれ手足を使って大玉を転がしまして。真ん中にある、フラッグの回りを半回転。大玉ごとリングを廻って、戻ってくるまでの時間を競うルールです。

 言うまでもなく、途中で確信犯的にコースが交錯するので、そこをどう乗り切るのかがポイントになりますねー。

1.○noir vs ×ガルー

 新競技の大玉ころがし、第一試合はnoirとガルーの対決です。なにしろ、転がす大玉がロボットよりもはるかに大きいというこの対決。床の摩擦具合やボールの重さに大きく左右されそうな競技ですが、これはどうなってくるのでしょうか。

 noir、一撃目でボールをごろっと転がしていきます。ロボットは赤いけども白い担当のガルー、しかしこのガルーも慎重な制動でボールを押していきます。しかしボールを押すことで、自分が反対に倒れてしまうガルー。
 noir、ボールを二回ほどゴールの脇に落としつつも、ターンしてゴールラインへ帰還。第一試合はnoirの勝利となりました。
 一方のガルーはその時点で折り返し、戻りラインのなかばほど。左足が少し弱まっていたのか、体の角度がなかなか調整できません。
 残り1分をきったアナウンスがあったところで、なんとかボールがスタートラインを突破。ガルー、ここでゴールとなりました。


2.×ファイマン5 vs ○Think03

 Think03のHMDシステムはこういう競技で威力を発揮するでしょうか、積極的にボールを押して、言わば近接作戦のThink03に対し、ファイマンはボールを力強く転がして後を追いかける遠隔作戦です。
 ターンポイントで、ややThink03有利の展開。ファイマンがThink03の進路を塞ぐ形となってしまいます。そうこうしているうちにファイマン、赤いボールが転げ出てしまいます。ちょっと転がってしまいつつも、Thnik03、順調に駒を進めていきます。ファイマン5、ボールを転がすのは順調なのですが、歩行のスピードがどうなのかなかなか追いつく事が出来ません。何故か白玉を反対から押し戻すファイマン。
 そうこうしていうるうちに、ファイマンダウン、Think03のチャンスとなるも、ここでタイムアップ。両者ノーゴールでの決着となりました。

 両者がゴールしなかった場合、そこまでの移動距離を計測し、勝者を確定させます。154cmでThink03の勝利となりました。

3.○ワイルダー01 vs ×PLASSON

 フィジカルの強いワイルダー01に対し、紫のロボットPLASSON MA。解説のアニメイダーさんは、今日のステージのすべり具合と足裏設定のマッチングに注目です。ワイルダー有利と睨みましたが、いかがでしょうか。
 いきなり後方に転倒するも、ボールを勢い良く押し出し、軽快な横歩きで後を追うワイルダー。PLASSSONはちょっと床の属性と合っていないのか、足元が滑ってしまっている雰囲気です。
 後ろ向きで、また横向きで、最小の旋回半径でワイルダー、効率よく試合を進めていきます。ゴール寸前で大玉が制止したワイルダー、……あ、ゴールに到達していたようですね。ここでワイルダー01、勝利となります。
 PLASSON、安定動作を取り戻して試合に復帰。ボールを押していきます。残り1分のアナウンスですが、ここで蹴りだしたボールがゴールへ到達。残り25秒での走破となりました。

4.○繭 vs ×締め切りF

2006110306

 両者ともに、徒競走で安定した性能を発揮したロボット同士の対決となります。いきなりシールドアームを全開にして、ものすごい勢いでボールを飛ばした締め切りF、しかし反動で自分もリングの外に倒れてしまいます。
 繭、ボールを押しすぎてしまうのか、リングの外へ追い出してしまいます。締め切りFはアームでたくみにボールを押していきますが、しかし勢いあまって転倒してしまう展開が続きます。繭はボールを押しすぎて、反対側へボールがリングアウト。コース復帰後、繭が攻撃モーションでボールを制動しつつ、折り返しの体制に入ります。繭の赤玉はしばしばリングアウトしそうになり、子供達が押し戻す展開がしばしば。
 さて、折り返したところで、白玉と赤玉がひしめきあってしまいます。あと少しでゴールの繭ですが押し切れず… 最後は体ごと押し込んで勝利。締め切りFは、同じようなえリアにいるという事は…… 折り返しから押し込みきれず。ターンを廻りきれずの終了となりました。

「まさに締め切り間に合わず、というところですね」
「なかなか言いますね」

 アニメイダーさん、先川原さん風のコメントです。

5.○か~る vs ×バケーション

 か~るに対するは、膝にある出淵風の穴が気になる陸戦型ガンダム型ロボ・バケーション。歩きの安定性ではか~るに利がありますが、どうでしょう。回転キックでボールを押すか~る、バケーションは両腕パンチでボールを順調に進めていきます。
 両者着実な前進…… いや、か~るの調子はちょっとよくありません。2,3歩歩いて転倒する、そんな展開が続いてしまいます。前転を繰り返して起き上がるか~る、なかなか上手く動けません。両者、操縦者がどんどん移動していくのが印象的です。
 両方から押した二つの大玉が中央でぼいんとぶつかったりした後。折り返したバケーション、ボールをリング脇ギリギリに押し出しての勝利となりました。
 か~る、なかなか押し切れないうちにボールの前方に機体が出てしまい、残念ながら時間切れ。バケーションの勝利となりました。

6.×バケーション+ vs ○スーパーディガー

 バケーション+再び登場。お兄さんがサポートにつきます。スーパーディガーはロボットとボールが密着した姿勢からのスタート。
 スーパーディガー、初撃でボールを勢い良く飛ばし、小刻みな動きでボールを押します。さらにはバケーション+の白玉を反射壁に利用し、素早い折り返し。最後はボールを勢い良く押し出すと云う、運も味方しての壮絶なスピードゴール。すり足と飛ばしを活用しての、目が覚めるような勝利です。
 バケーション+、着実なボールさばきで折り返し。ちょっと操縦方法のレクチャを受けながらのようなので、少々おぼつかない動きの感じではあります。
 横歩きで姿勢を取りながら、バケーション+、ボールを押す位置へ。後ろ向きにボールを押していく体制でしょうか、回転と云うか、しりもちをつくような姿勢でボールを押しますが、しかしダウンしたところでちょっと操縦者が移動。ゆっくりしているけれど、丁寧な動きのモーションですね。
 またボールに密着し、後方打撃を放ちますが、ボールは届かず。ここでタイムアップとなりました。

7.×ブラックタイガー vs ○クロムキッド

 わりとプレーンな構成のブラックタイガーに対し、クロムキッドはまるでカマキリの鎌のような、戦闘用の大型アームが特徴のロボットです。
 腕でボールを押す技術も重要なこの競技、クロムキッドの動き目が気になります。両者スタート位置を慎重に調整した後、競技開始!
 ブラックタイガー、猛烈なスピードでボールを押していきます。しかしちょっと蛇行して折り返しが出来ないところまで進んでしまったところで、クロムキッドも折り返しを越えたところまで進行。両者旋回に苦労していましたが、クロムキッドがナイスキック。一気にブラックタイガーの位置までボールを薦めます。
 今度は綺麗に歩いてボールを押し出したクロムキッド、一気に本体もボールもろともゴールを割っての勝利となりました。一方、折り返しに苦労しているブラックタイガー、しかしうまくボールを操作しきることが出来ず。折り返す事ができないままに無念のタイムアウトとなりました。

8.○automo vs ×ファイティングγ

 さてこれも面白い対決。手元にデータの少ないロボット同志の対決です。両拳で一気にボールを押し出したautomo、しかしファイティングγは確実にロボットと玉が離れない手裁きで競技を進行させていきます。
 ボールを押した後、起き上がりに苦労していたautomo、復帰の後は横歩きで一気突撃。しかしボールはリングアウト…… しません。してまいません、絶妙なところで止まります。回り込んだautomo、もう一撃を加えてボールをうまいこと飛ばし、ゴールを割ります。ファイティングγ、ボールを着実に押して、転倒しつつもゴール。完走を果たしました。

 ここで、ちょっと長めの球形。次は13時から、ロボット紅白玉入れ合戦となります。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【ロボット徒競走】

 まずは開会式。20体参加の予定だったんですが、1体(最終的には二体)リタイアと云うことで、19体が競技参加となります。
 ロボットと操縦者が順番に呼び込まれ、順次それぞれ紹介された後、会場は最初の競技、ロボット徒競走の準備に入ります。

 まずは最初の競技、ベーシックに徒競走。
 200m(2m)の距離を、二体同時に出走、ゴールまでのタイムを競います。相手のレーンに入ってしまってもOK、タイムを競うという競技。但しコースアウトした場合、その時点で競技終了となります。
 制限時間は2分、途中でゴールできなかった場合は距離により測定が行われます。
 ここで解説のアニメイダーさんが登場。熱の入ったトークが見られますかどうか。

2006110305

1.○noir vs ×バケーション

 ROBO-ONE準優勝機noirを擁するゆさん、対するバケーションの谷田6丁目チームはなんと高校生。ロボットはKHRベースでしょうか、陸戦型ガンダムの外装をつけた姿はなかなか凛々しい姿。膝のあたりはやや試作三号機の雰囲気が見えますが。

 競技開始! noir、かたかたかたと短いコンパスながら軽快な足運び、左右にぶれつつも圧倒的な速さでゴール。バケーションも安定した歩行でゴールを目指し、転倒するも自動起き上がり。最後は後ろ向きになって後進でゴールを割ります。noirがまず一勝。

2.○ファイマン5 vs ×ガルー

 青い大型ファイマンに対するは、くままさんのロボット。KHR-2の改造機、ガルーは初参戦。この動きはどうなりますでしょうか。
 ガルー、軽快にスタートを切りますが斜めに前進。途中で方向を修正しますが、右に舵が切られてしまいます。結果、1m過ぎたあたりで右方向へコースアウト。
 その間、ファイマン、着実な動きでゴールを目指します。右足裏がちょっとすべるんでしょうか、左足で踏ん張り右足で進むような格好でゴール! 勝利のポーズでフラッグを倒してしまいます。

3.○ワイルダー01 vs ×Think03

 九州からの挑戦者、ついに登場。一番手はラガーロボット・ワイルダー01です。横向きの構えに会場から?の声が飛びますが、猛烈なスピードで横ダッシュ! 安定して早い横歩きのままゴール、旗を倒しながらもアピール。Think03もその間、安定してゴールでした。

4.○素体kun

 両腕に角材構造を取り付けた素体kun、メカボンBがトラブルにつき単独出走。しかし非常に安定した動作でダッシュを切り抜け、何気ない危なげなさでゴールでした。

5.×か~る vs ○締め切りF

 この競技には含蓄のあるか~る、横歩きでスタートの構え。対する締め切りFは、アスリート競技には初参上のはず。その実力や如何。
 締め切りF、先行するもダウン。安定した動作で起き上がり、大股で力強く前進。か~るは安定した横歩きで前進しましたが、姿勢制御を含みながらの前進はスピードが稼げず、締め切りFがか~るを制しての勝利となります。

6.×スーパーディガー vs ○ファイティングγ

 小股ですべるように進むスーパーディガー、猛烈なスピードで前進しますが、1m20くらいのところでダウン。起き上がりで大きな動きを出してしまい、時間をとられてしまいます。ファイティングγ、その間に着実に地歩を進めて先行してゴールラインへ。
 遅れたスーパーディガーも、起き上がり後はスムーズ。やはり猛烈なスピードでゴールを切りました。

7.○クロムキッド vs ×バケーション+

 兄妹ユニット、バケーション+に対するはクロムキッド。安定したスピードのクロムキッド、危なげのない歩行でゴールラインへ一直線! 一気に走りきった後、前のめりに転倒します。バケーション+は休み休み、立ち止まりながら前進。最後は後ろで見ていたお兄さんが操縦を代行し、倒れこむようにゴールを突破。クロムキッドの勝利となりました。

8.×PLASSON vs ○ブラックタイガー

 紫のPLASSONに対するは、黒いロボット、ブラックタイガー。プラッソン、スタート直後に転倒してしまいます。ブラックタイガーは蛇行しつつもなんとか前進、何回かの方向修正を経てプラッソンのゴールに割り込みつつも、なんとかゴールに到達。最後は勢い滑って、子供の見ているほうにヘッドスライディングしそうな雰囲気でした。
 転倒を繰り返しつつも、プラッソンもなんとか制限時間内にゴールに到達。ブラックタイガー、勝利に至りました。

9.○繭

 対戦相手がリタイアしたため、繭は単独での出走となります。相変わらず操縦者とロボットがお揃いのスタイルです。
 膝を落としての安定した走行、ちょっと左に落ちかけますがなんとか姿勢を回復。ゴール間際で転倒してしまいますが、危なげのない起き上がりで走破。ゴール後暴れ回ってフラッグを倒したりしますが、安定した好タイムでした。

10.○automo

 柔道着にヘルメットもりりしい、ちょっと石川賢なルックスの九州最後の刺客。ここも単独出走となります。
 安定した走りで全身し、転倒してもこれがまた起き上がりまでの動作が非常に速い。転倒を繰り返しつつも、前進していきます。
 なんだか非常に力強い後方起き上がりの後、目標を中心に横旋回するような動きでゴールへ突入。ちょっとはらはらしましたが、ゴール達成となりました。

 そしてわずかな間に集計実行。この辺りは非常にスムーズです。
 ベスト3は、5~6秒台の高速勝負となります。1位はnoirの5秒28、2位はワイルダー01の5.88、そして三位はクロムキッドの6秒10。リタイア3台のため、出走は17体でした。

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アキバ・ロボット運動会2006 ロボットアスリート大会観戦記【入場編】

2006110301

 諸君、ロボットしかあるまい。他にどんな秋葉原があると言うのだ(特攻元帥風)。

 というわけで、11月はロボットの月。わけてもこの三連休はアキバロボット運動会が3,4,5と行われます。3日は一方、流山でROBO-ONE GPの開幕戦も開催。明日明後日は、石川県にて、早速ROBO-ONEの第二戦も行われます。うおー。

 開催場所はアッパーアキバのシムボル(柿崎風)UDXビル。漏れ聞いたスタッフ集合時間は8時との由、入れなかったら尻尾を振って待っている勢いで、場所に到着。こんな早朝の秋葉原に人なんかいるわけが…… うわ、なんだ。結構いる。終電逃して帰れなかった人達でしょうか。

 会場UDX到着、8時半。会場内にいしかわさんやアニメイダーさんがいるのを目撃するも、会場前のテントの人に聞いたら、会場は9時からとのこと。
 そんな訳で大人しく尻尾を下げて、入場門(運動会風ですな)前で待機。先に来られていたThinkmoverさんにご挨拶させていただいたりしているうち、出場選手の皆さんが続々と登場です。
 ZIPPONさんは、今日は繭の方が登場。付き人さんに操縦を任せて、後ろで見守られるとの事。かつのさんを筆頭に、九州からはKHR三銃士の皆さんにもご挨拶させていただきます。

2006110302

 入場した会場は、UDX二階に仕切りを作って、その中に小さなブースが複数配置されている状況。名古屋大の鬼ごっこロボット、広島大学の車椅子ロボット…… 富士通のFMVでしょうか、タブレットPCがコンソール部にまるごと埋め込まれていました。なるほど、タッチオペレーションシステムが一台で賄えてますからね…… 裏出に廻って、アイオーデータのディスプレイ(備品)に見惚れていたりしてみたり。

2006110304

 会場はどこも濃い雰囲気です。RBのエアドラムのデモを始めて目撃。ああああ、ロボットでエアドラムってそういうことだったんですね! こりゃ面白いや。
 ロボット王国では各種グッズを販売中。R-blueTシャツにくわえて、アフロTシャツまで。……いかん。ちょっと欲しい。

【補記】

 ジブンニマケマシタ。
 胸に「A」ってでっかく入ってると、なんか昔の電気グルーヴみたい。

 その隣は書泉ブックマートだったんですが、これがまたロボットと電子ブロックを中心にした濃ゆい濃ゆいラインナップ。講演会の関係か、山本弘作品も多めです。ロボット関連のSFをもりもり集めているわりには、あれ、「ヴァーチャル・ガール」とか「銀色の恋人」がなかったな。
 あ、こんなとこに新ジャイアントロボが。

2006110303

 そして、大人気なのは会場入ってすぐ、目立つところにある新型アクトロイド。近付きすぎると特に目が怖いですが、離れてみるとなかなかのリアリティです。「足の静脈とか、すごいですよねー」「知り合いが足組ませたらどうだろうって言ってましたねー」と、本日の解説、アニメイダーさんとひとしきり。

 会場で選手対象の説明会が行われている中、後ろでもりもりとメモメモです。
 そうこうしているうち、開会時間は刻々と迫ります。

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2006.11.02

esを鍛えて(☆)

 ワンセグチューナユニットの発売も決まったes。教科書に従ってあれこれ整備していましたが、本格的にザウルスの置き換えをする為、もう一段階てこを入れることに。教科書を読み直しつつ、ソフトを物色します。

・優秀なテキストビューアが必要。
→○号テキストエディタを導入。

・ファイラも便利なのがほしい。
→GSfilerを導入。

・タスク管理を出来るようにしたい。
→Taskmanを導入。

 と云う三段階を経たのち、Pocketの手でToday画面の操作を変更。右ボタンでGSfilerを、左ボタンでTaskmanを起動するように変更。ボタン一丁でファイラが起動して、左ボタンでまとめて終了。スタイラスを使わずに操作出来る体勢を整えていきます。
 あとは画面のフォントが変えられればなあ…… MS UIゴシックは、小さい液晶画面だといまいち…… と思っていたんですが、外部からフォントファイルを突っ込める&システムフォントを変更できる事がわかり、シャープ製のフォントを突っ込んで、フォント変更。
 ……きれーい! 別のマシンみたい!?

 ……と云うような経緯を経て、[es]は今も絶賛強化中。
 まだメーラだけはセットアップしてませんが、このあたりの設定を強化させていけば、ほぼ第一次段階は終了ですねー。
 アプリ導入でどんどんパワーアップするes。いじりはじめるとどんどん面白くなりますねー。ほほー。

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2006.11.01

週末の動線を見越して。(☆)

 さてこの週末は、実にさまざまな予定がコンフリクト気味。
 とりあえず機器関係のバッテリだけは切らさないようにして、色々予定を考えなければ。

 3日は一日、アキバロボット運動会を観戦。9時前にはUDXの前で尻尾を振っている心積もりで。
 初日の3日はロボットアスリート大会。バトルじゃないの? と思う人もいるかも判りませんが、個性豊かな一品もののロボットの数々が、妨害(バトルで云えば対戦相手ですな)無しにのびのび性能を発揮している姿を見られる、そういう楽しいチャンスです。
 ROBO-ONEの予選に相通じる楽しさは、ライブで見ないとなかなか理解しづらいもの。観客の多いこの機会に、生で見る楽しさを色んな人が感じてくれるといいですな。
 競技の時間は行ってみないと判りませんが、結構一日、フルに動いてるかもです。

 4日はアキバロボット運動会、やっぱり9時からなので9時前には尻尾を振って以下略。
 この日はROBO-ONE公認予選、秋葉原地区代表決定戦。草試合などと侮るなかれ、優秀者は3月、後楽園ホールでのROBO-ONE決勝トーナメントへの出場切符を得られると云う、いわばセミ本戦。
 古来より電子の街、今日に至りロボットの街・秋葉原。そこの人あれメイドはとか云わない。その秋葉原最強に名乗りを挙げたロボットなればこそ、世界最強に尤も近いロボットとなりえるはずです。
 その前に立ちふさがるのは、陸続と名乗りを上げるロボット軍団。迫りくるは大阪最高、そして四国の頂点。決戦の三月の最初の前哨戦となるのが、この4日のトーナメントでありますよ。くうー。

 さて遅くとも18時には終了予定なので、大江戸線でくるっと回って文京シビックセンターへ。プライベのあと、たぶん飲みプライベがあるでしょうから、そちらに。

 5日はロボットサッカー大会なのですが、競技時間にもよりますが、詳細が今ひとつわからずさてどうしましょう、といったところ。たぶん、この頃には原稿が山とたまっているはず(汗。
 午後からはまた文京に移動。会場で原稿を書いているかもいないかも、といったところ。

 競技のほかは、新型アクトロイドに興味を持っている人が結構いたので。お土産に写真をちょっと撮ってきたいなあ、と云うところです。

 さて、それもこれも明日ちゃんと仕事が片付けばこそ。お土産を作らないようにしなければ、であります(汗。

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