数日前の記事、「アヴェンジャーズ・アセンブル!(☆☆☆)」の私家版注釈。
※ムッシュムラムラ… アニメ版ファンタスティック・フォーを日本語訳した「宇宙忍者ゴームズ」にて、ガンロック(ザ・シング)の口癖。原文では"It's clobberin' time!"の筈。のちにダチョウ倶楽部の持ちネタとして有名になりました。
※150人を超えるマーヴルヒーロー… マーヴルコミックス社から発売されいてる&過去に発売されていたヒーローコミックのヒーロー達は、(基本的には)同じ世界に存在しており、時には、それこそこのゲームのように協力して行動する事もあります。
最近映画化された作品で言うと、「X-MEN]「ファンタスティック・フォー」「スパイダーマン」「デアデビル」「ハルク」などがマーヴルユニバースのヒーロー達。それぞれに友人や共通の敵も多数。
※ドクター・ドゥーム… 「ファンタスティック・フォー」の宿敵で、マーヴルで尤も有名な悪役の一人。悪知恵に長ける悪のリーダーと言った位置付けで、ゲーム「マーヴルスーパーヒーローズ」でも、最終ボス前の中ボスとして登場。
「ファンタスティック・フォー」の映画でも登場していましたが、ずっと「ビクター」と本名(ビクター・フォン・ドゥーム)で呼ばれていました。鉄仮面と緑のフードがトレードマーク。
※ヴィラン… ヒーローの対義語。アメコミで言うところの、所謂「悪人」の総称。「スーパーヴィラン」と云う事も。「MARVELS」の定義を借りれば、「変な服を着たただの人間」。
ちなみに「ヴィジランテ」は自警団員と云う意味。アメコミ内ではヒーローと同義で使われる事もあります。
※アヴェンジャー… 「アヴェンジャーズ」はマーヴルで最も有名なスーパーヒーローチーム。参加もしくは接触した事が無いヒーローは皆無なんじゃないかと云う位。
「CIVIL WAR」のストーリー中で目下政府側と反政府側に分裂している様ですが、どうやらアイアンマン中心に「マイティ・アヴェンジャーズ」と云う新チームが結成される動きになっている模様。
※It's clobberin' time!!… ファンタスティック・フォーのメンバー、ザ・シングの口癖。主に敵をぶんなぐる直前に(又はぶんなぐりながら)言い放つ。日本語訳は「ムッシュムラムラ!」「戦いのお時間だぜ!」「正義の鉄拳タイムだ!」等。
※150人て… いや、いるいるいます。絶対いる。数えたことないけど。
※ジャーヴィス… アヴェンジャーズの執事。だったような気が。
※ネイモリータ… サブマリナー(ネイモア)の従姉妹。だったような気が。
※全然ファンタスティックじゃない新ファンタスティックフォー… 実物を読んだわけではないですが、噂だけ。ある事件で一時的にファンタスティックフォーが行方不明になった際、彼らの代役をやろうと名乗り出たのがこの四人。
口を開けば「ハルクなぐる!」の緑色のでっかいの。いつでも全身火事の革ジャン白骨兄さん。酒好き煙草好きのホルモン剥き出し毛むくじゃら親父。この面子の中では被害者確定の、生活に疲れ気味の気の毒なピーター・パーカー。
……なんでよりによってこの四人なんだろう、とピーターを気の毒に思った一件でした。
※主にてこ入れのために… 人気が低迷したヒーローの属性を変える、と云う試みはよく行われる事で、コスチュームを変える、と云うのは、その中では最も大人しい部類のものです。『スパイダーマン3』で登場する黒コスチュームのスパイダーマン(原作でも近々復活するとか)も、そんなコスチューム変更の一環だったはず。
ただ世の中は面白いもので、スパイダーマンの黒コスチュームからは、のちに人気キャラとなる悪のスパイダーマン「ヴェノム」が生まれています。それほど有名ではありませんが、同時期にコスチュームチェンジしたヒーロー達からは、「USエージェント(キャプテン・アメリカ)」、「サンダーストライク(マイティ・ソー)」、「ウォーマシン(アイアンマン… これはちょっと違うかな)」等と言った、言わば派生型ヒーロー達が生まれました。
要するに、変えたコスチュームを(「やっぱり元に戻そう」と)元に戻した時、じゃあ元のコスチュームの行き先は? となって、面白いことに新ヒーロー誕生に結びつくんですね。ゲームのシステムは妙に現実の出来事にマッチしています。
※アルティメットユニバース… 近年リニューアルされた、「もう一つのマーヴルユニバース」の総称。
30年に近い歴史のあるキャラクター達の設定を、一度現代的に整理&リニューアル(ついでに若返り)しようと云う試みのもと始められた新シリーズ群の舞台となる世界で、本家マーヴルユニバースとはパラレルワールド的に存在しています(二つの世界同士は接触してはいない様です)。
スパイダーマンやX-MEN、FFなど、ヒーローや悪人は同じように存在していますが、設定は一部、人によっては大幅に異なっています、例えば本家では既に就職し結婚しているスパイダーマンが、アルティメット版ではまだ学生であったり、「アヴェンジャーズ」は存在せず、代わりにほぼ同じ構成の「アルティメッツ」と云うチームが存在する等。
近年、新潮社から「アメコミ新潮」のレーベルで日本語版が出版されていたのは、この「アルティメットユニバース」のほう。
※ソー… マイティ・ソー。アヴェンジャーズのヒーローの一人。北欧神話の雷神トール本人(ソーはトールの英語読み)。魔法のハンマー・ムジョルニアをブン投げて、どんなものでも神様パワーで粉砕する無敵の雷様。ものすごく強いのだが、今ひとつ目立たないような印象が。
※サンダーストライク… 本名エリック・マスターソン。二代目マイティ・ソー。訳あって一時期、ソーの代理としてマイティ・ソーとなって活動した。本人が復帰した後は、別の魔法のハンマーを貰い新ヒーロー「サンダーストライク」となって活躍するも、のち戦死。
息子のケヴィン・マスターソンは、未来のマーヴルユニバースを描いた「アヴェンジャーズ・ネクスト」で、新アヴェンジャーズのリーダー「サンダーストライク」(二世)となって登場した。
※ベータ・レイ・ビル… 異星人。安住の地を求め、冷凍睡眠状態で宇宙を彷徨う種族の守護者。サイボーグである彼はただ一人眠りにつくことなく、戦艦スカトルバットと共に、移住艦隊の守りについていた。
ある事件でソーのハンマーを手に入れというか無理やり分捕り、雷神のパワーを手に入れた超存在ベータ・レイ・ソーとなる。ソー本人と和解したのち、サンダーストライク同様、新しいハンマーを貰い、新たなヒーローとなった。
※スカーレット・スパイダー… スパイダーマンのクローンが、ヒーローとして活躍していた際に名乗っていた名前。「クローン・サーガ」と云うこんがらがった話にからまっているので、解説はちょっと難しいです。
※オンスロート… 1996年にマーヴルコミックス上で展開した大事件。度重なるミュータントの迫害に、とうとうブチ切れたX-MENの指導者プロフェッサーXが大暴走。剥き出しのダークサイドは別人格「オンスロート」となり、ニューヨークを制圧。全てのヒーローを敵に廻して大激闘を繰り広げる。主だったヒーローのほとんどが行方不明となるほどの大惨事となった(もっとも全員のちに復活しましたが)。
ゲーム「マーヴルvsカプコン」(2のほうかも)でも、ラスボスとして登場。
※キャプテン・アメリカ… マーヴルのアメコミヒーローの代表格である、不老の超人兵士。武器は円形のシールドで、これをフリスビーの要領で投げて攻撃するのが主な技。
※ゴーストライダー… 人間に乗り移った復讐の精霊。地獄の業火を纏っている、と云う事で、「炎につつまれた白骨(ツナギ着用)」と言う派手な姿で現れるのが特徴。もちろんバイクに乗っている。
ペナンスフレアは必殺技の一つで、睨んだ相手に、自分の罪の責め苦を負わせる力がある。
ニコラス・ケイジ主演で、映画版が近日公開。楽しみー。
※JJ… J・ジョナ・ジェイムスン。スパイダーマンことピーターの上司で、新聞社の編集長。スパイダーマンぎらいの頑固一徹親父。
「JJにも一枚」は、ゲーム「マーヴルスーパーヒーローズ」での、スパイダーマンの勝利ポーズでの台詞。
※アイアンマン… 本名トニー・スターク。最新科学で武装したアーマーを纏い、悪と戦う男。億万長者(本年の架空のキャラ長者番付で8位)であり天才科学者でありながら、常に自分の正しさに思い悩む心の弱さを併せ持つ。キャプテン・アメリカの親友にしてライバルで、「CIVIL WAR」では、それぞれの仲間を巻き込んでの全面対決にまで発展した様子。
こちらも映画版の企画が進行中。ちなみにリバーサルレイは掌から放つビーム。
※ホークアイ… アヴェンジャーズの古参メンバー。超人ではないが弓術の達人で、特殊な矢を使って敵と戦う。最近は「アヴェンジャーズ・ディスアセンブル」であっさり死んでみたり、わりとひどい目続き。
※ブラックウィドウ… アヴェンジャーズのメンバー。元ロシアのスパイ。確かロマノフ王朝の末裔とかそんな話だった様な。「マイティ・アヴェンジャーズ」にも参加予定。
※ケイト・ビショップ… 少年少女ヒーローチーム「ヤング・アヴェンジャーズ」のメンバーである女の子。特殊な能力は無いが勝気な上にやり手な性格で、他のメンバーに伍して戦う。
初出撃の際、アヴェンジャーズ元本部からホークアイとモッキンバードとソーズマンの武装を全部持ち出したのは正直涙がちょちょ切れました。その後「ホークアイ」の名前を名乗ることになった様子。
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