第2回わんだほーろぼっとか~にばる:サイコロシュート
賽の河原は一里塚、冥土の沙汰も運不運。サイコロの出目で点数が変わる、運と実力のワンオンワン、それが競技、サイコロシュートです。
ルールは要するに1対1のサッカー。リングの外にサイコロを蹴り出し、重要なのは。その蹴り出した際のサイコロの出目がスコアになる、と言うところ。
最悪の場合、6本ものシュートを決めたとしても、たった一本のシュートで出目6が出れば、その結果が覆ってしまうこともありえるのです。
いかにもわんだほーらしいと云う評価を得ているこのサイコロシュート。いよいよ開始と相成ります。
次の試合は両面マッチ。二つのリングで、同時に試合が行われます。
1.○クロムキッド vs ×メカボンB (14-0)
2.○ヨゴローザ vs ×繭 (11-3)
奥のリングは一位対決、クロムキッドvsメカボンB。手前のリングは繭とヨゴローザの勝負となります。
両者、リング中央部での激しい押し合い。クロムキッド、腕でサイコロをキープしてしまいます。このままダッシュしてゴール! しかし出目は直前まで6だったものが2に。これでクロムキッド、2点を先取。
一方のヨゴローザと繭、リング中央での押しあいとなりますが、ヨゴローザなんとサイコロを爪で掴んで運搬! リングの外まで放り出せば、狙い済ましたように出目は6、いきなり最高スコアをたたき出してヨゴローザ、出鼻から先制します。さらに繭を押し切ってゴールを決めますが、これで1点追加。7-0となります。
クロムキッドも順当にスコアを伸ばし、メカボンBを圧倒します。一方のヨゴローザ、ゴールぎりぎりまで押しますが、繭に押し戻されます。一方のメカボンBも押し合いを制して、クロムキッドに追加点を許しません。
一方のメカボンBは、繭ごとサイコロを押すような勢いで4点追加。一方のクロムキッドもロングシュートで1点を追加。ワンサイドゲームになりつつあります。
その間、ヨゴローザを押し出して繭、3点を逆転。激しいぶつかり合いに、リングがばらけてしまいます。
すさまじい点差となったこの勝負。勝ち点がそのままスコアとなる都合上、クロムキッドはここで有利な態勢となります。このまま独走に入るんでしょうか。
3.×ミャノイ vs ○フロスティ (0-2)
4.×素体kun vs ○noir (9-12)
フロスティ、パワーで着実に攻め立ててミャノイを押しのけ、まずはワンシュート先制。一方のnoir、素体kunをかわしてぎりぎりまで追いつめますが、ライン際で押し切れません。綺麗なキックで素体kun切り返そうとしますが、noirに押し切られオウンゴール、2点を失います。
noir、素早い足さばきでさらに5点を追加、一方のフロスティはミャノイとリング中央での押し合い。なかなかボールの支配権を奪えないミャノイ、ここの展開はフロスティのペース。そうこうしているうちに素体kun、素早いバックドリブルで押し返して5点! noir、激しい押しで反撃に転じます。ロボットもろとも押しのけて2点を追加。ミャノイ、転ぶたびに鈴がりんりん鳴っていきます。激しい勢いで押しのけたnoir、凄い勢いのドリブルでさらに3点を追加。フロスティとミャノイ、中央で押し合いとなります。
最後は時間ぎりぎりで素体kunが逆襲のゴール、しかしスコアは僅かに及ばず、ぎりぎりでnoirの勝利となります。
5.×ガルー vs ○マヌイ (0-4)
6.○キャバリア vs ×Tストーム (8-0)
中央で激しい押し合いを演じるキャバリアとTストーム、ガルーはマヌイを尻目にスコアを決め、Tストームは綺麗な超ロングシュートでいきなりの5点を奪います。キャバリアしかしボールを抱え込むように前進していきます。一方のガルーとマヌイ、やはり機動性競技はちょっと苦手とするのかマヌイ。ガルーがぐいぐい押す展開です。Tストーム、リングぎりぎりのシュートはちょっと力弱かったのですが、多彩な蹴りで点数を着実に追加。ガルーもリングぎりぎりで追い込みのシュート、出目は2となり2点を先取。マヌイはネジを飛ばす奮戦振りです。
ここで残り時間1分、キャバリエ押しますが、なかなかスコアを奪うところまで辿り着けません。Tストームのシュートは恐れるに足る威力。
ガルーもマヌイをかわしてシュート、最後は4-0で勝利となります。
7.×ファイティングγ vs ○ローリングピラニ (1-4)
8.×アタモ vs ○アエロキッド (0-8)
ピラニの動きをかわしてファイティングγ、着実な蹴りでサイコロを支配して行きます。一方のアタモは激しい動きで押していきますが、アエロキッドの着実なブロックに阻まれていきます。ファイティングγ、横蹴りからの順当な蹴りでワンシュートを決めるも、スコアは1点に終わります。
一方のアタモとアエロキッドは中央で、サイコロを挟んで睨み合い。試合はなかなか動きません、最後はしかしアエロキッド、アタモを押し切ってシュート、3点を奪います。出目が渋くなってきているような気がする現状、ピラニちょっと調整をしたのか、奥のコートで中断が。ファイティングγを強引に薙ぎ倒すようにしてシュートを決めますが、出目がいかんせん1。しかし念願のゴールで1点を奪い返します。
アタモとアエロキッド、中央での睨み合い。時間ぎりぎり、しかしアタモとアエロキッドの両者、動きが弱くなってしまった気配。そのまま試合終了となります。
9.○ブラックタイガー vs ×げんさん (6-5)
10.ブルーアーマー vs かじろう (-)
ブルーアーマーに対しかじろう、腕を伸ばす攻撃で押していきます。ブルーアーマーをかわして、倒れざまにワンシュート。一方、げんさんとブラックタイガーはリング中央での睨み合い、げんさんをかわしてブラックタイガー、シュートの態勢に入ります。そのまま先制してブラックタイガー、2点を先制。
一方のコートでは、ブルーアーマーとかじろうがリング中央で睨み合い。転んだ拍子にブルーアーマー、頭がすぽんと取れてしまいます。ブラックタイガーは着実にスコアを重ね、4点追加。
一方のかじろう、ブルーアーマーを押していきますが、外れたブルーアーマーの頭がサイコロを跳ね返し、ゴールを阻まれます。その頭が取れてしまったブルーアーマー、懸命に競技を続行しようとしますが、最終的には行動不能に。この競技、棄権となってしまいます。
一方のブラックタイガー、げんさんがもろともに薙ぎ倒して、5点を奪い返します。時間ぎりぎりまでゴール前まで粘りますが、げんさん残念ながら、あとわずかでゴールというところで時間切れ。一歩及ばず、6-5でブラックタイガーがこの試合を制します。
11.×PLASSON MA vs ○ファイマン (0-19)
12.×竜鬼Ⅱ vs ○ガノア (2-6)
ガノアと竜鬼、リング中央での競り合い、竜鬼、起き上がりにガノアと絡まってしまいます。プラッソンとファイマンは激しいぶつかり合い、ファイマンが小刻みな横歩きとシュートモーションで押していき、プラッソンがやはり綺麗な蹴りモーションで押し戻す展開です。竜鬼調整の間に、ガノアボールをクリアしに向かいますが守りきれ…… おっと、ガノア。残念ながらオウンゴールです。
一方のプラッソンとファイマン、両者ともどもリングから飛び出すほどの激しいぶつかりあい。その間にファイマンの決めたシュートは6点! 有利な地歩を築きます。
一方のガノア、挑発して綺麗なシュートモーションを入れますが、着実に歩くガノアに、竜鬼は大股ですぐさま追いついてしまいますしかしガノア、着実に攻めていきます。一方ファイマン、プラッソンをかわしてゴール手前までサイコロをキック。寸前で止まったサイコロを押し戻すべく激しいへし合いになりますが、最後に決めた一手は2点。これが追加点となります。またもいい蹴り、さらに6点。大量得点の気配です。
激しい蹴りあいの大型ロボの勝負に対し、リングのはしにひっかかるサイコロ、さらに押した一押しでさらに5点を追加。ガノアも着実に6点シュートを繰り出し、これで逆転。ガノアが勝利、そしてファイマンは実に19点の大量勝利を達成です。
13.○電龍 vs ×うたたん (9-0)
14.○シロ助 vs ×鋼人機零式 (7-0)
サイコロの方が大きいような具合のシロ助なんですが、これはどうなるんでしょう。実証したところ、サイコロ二個とほぼ同じサイズですシロ助。対するは鋼人機零式。
シロ助、なんと確実な動きでゴールを目指します。一方の零式はなんと側転で高速移動、シロ助に追いつきます。
電龍は素早いシュートで先制しますが、うたたんはなにやらちょっと調子が悪いのか。シロ助、確実な動きでゴールをゆっくりゆくり目指していきます。シロ助、このままなんと、サイコロを腕で押し付けてゴール! 3点を先取します。
電龍、うたたんと睨み合いの展開。両者倒れつつ進みつつのちょっと厳しい展開が続きます。シロ助はふたたびゴールを狙いますが、カットに入った零式に巻き込まれ、一瞬宙に浮いたあとダウン。さらに零式の起き上がりがボディプレスになりつぶされてしまいますが、それでも進みますシロ助。零式、側転して違うほうに行ってしまいます。シロ助、さらにゴールを決めて4点を追加。
電龍、睨み合いからシュートを放ちますがなかなか届かず、しかしそこからうたたんの上にのしかかってしまいます。と云うか、うたたんさんは倒れっきり…… あ、バッテリー切れのようです。隙を睨んで突撃した電龍、念願のシュートを決めるも…… 1点。
シロ助、意外すぎる検討で勝利を勝ち得ます。
15.×メイド号 vs ○か~る (0-13)
17.○イデア vs ×サイクロプスX (12-0)
(16.ドリラー vs ブレイブハート)
しかしブレイブハート、試合前にサーボの破損が明らかに。棄権によりドリラー、変則マッチで、先ほどブルーアーマーがリタイアした、かじろうとの対決となります。
一方のメイド号は漢の有線操縦、果たしてサッカーそのものが成り立つのでしょうか。いやメイド号は、電源も有線で賄う超有線状態。しかし代理で登場のかじろうの状態も、あんまりよくありません。ちょっと状態がよくないです。
ここで先に、マノイvsサイクロプスXの試合を先に行う事に。メイド号とか~るの試合と、並行して行います。
イデアとサイクロプスX、リングの中央で激しい押し合い。一方のメイド号は「動かないんでしょうか」と言われてしまうそんな状態。メイド号を相手にか~る、サイコロを何故か動かしかね…… いや、動きました。着実なドリブルのあと、そのままもろともに転げ出て5点を先取。一方、イデアとサイクロプスとの試合は、イデアがかわして3点をシュート。
メイド号、やはり十全に動けません。と云うか、たまに動くといったほうがしっくりくるような状況です。か~る、なんというか押していきます。一方のリングでは、イデアの蹴りをサイクロプスが跳ね返してしまい、ゴール寸前へ。それをイデアが押しこんで5点を奪います。一方のか~るも、順調に5点を追加。
全体的にイデアがサイコロを支配する展開、か~るの方は言わずもがなですが。イデア、適度に転がして4点を追加、か~るも3点を追加。なにやらか~るのボーナスステージ的な世界になりつつありますが、イデアもさらに押す展開。大量得点での終了となります。
18.×ドリラー vs ○かじろう (0-14)
さて、最後はシングルマッチ。ドリラーvsかじろうの大学生勝負となります。かじろう、かなり調整で苦労していましたが、どうやら稼動可能となったようです。なんかセロテープ張ってますけど、大丈夫なんでしょうか。
リング中央での押し合い、なんだかありえないような音が立ってますが大丈夫なんでしょうか。両者の激突にドリラー、両腕で押していきますがこれは空振り。その隙にかじろう、シュートを決めて6点を確保。そしてドリラーが動くのを待ち、かじろう一気に抜いてサイコロをキープ。そのまま逆転の態勢に入ります。動けば動くほどドリラー、つかみどりか何かのようにネジがぼろぼろ落ちていきます。そうこうしているうちにかじろう、さらに1点を追加。これで7-0となります。
ドリラー、正面から来るかじろうを薙ぎ倒しますが、しかしまた倒れてしまう。自力で立ち上がれないドリラー、腕のあたりがなにやらあやしい風情です。かじろう、ゴール手前までボールを追い着込みますが、なかなか動けません。このままドリラー、しかしカバーしますが間に合わず、点数を追加されてしまいます。
正面からのドリラー、手でボールを押すモーションをしますが、サイコロにかすらせることができません。その隙に押すかじろう、サイコロの上に倒れこみざま、のしかかってしまいます。時間までこのまま守りきる戦術でしょうか。かじろう、腕の角度が変ですが、そのままシュートを放り込んで追加。
かじろうが押して押して押し切る展開で、14点をたたき出しての勝利となりました。
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