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2007.03.24

第十一回ROBO-ONE観戦記【予選編(1)】

【午前の部】

No.61 鳳仙花(Kちゃんズ☆カンパニー)

 さて、いよいよ予選デモンストレーション開始! 一番手を切るのは青いロボット、鳳仙花と書いてホウセンカ。まずは規定演技の縄跳び、腕に洗濯バサミでロープを固定し、縄跳びを行いますが、一回目は失敗。二回目は全周回転する腕を利用して、大縄跳びの縄を廻す、と云う技を繰り出します。
 歩行はやや不安定気味ながら、体をゆすって全身。
 「人の役に立つこと」はバリアフリーチェッカー。段差を認識して教えてくれる機能…… と云うことだったのですが、わずかに時間が足りずに披露できず時間切れ。惜しい終了となりました。

No.262 ビリジアン(ブラスト)

 次に登場は緑のロボット、ビリジアン。輝く外装の美しいロボットです。まずはお辞儀から、横に大きく踏み込んでの横突き、足を大きく振り上げての左右キック。体があまりぶれません。
 縄跳びは面白い仕組み。クランクのように曲げた針金を操縦者さんが掴んで廻し、それをビリジアンが跨ぎます。
 人の役に立つ事はゴミ捨て。足元にある缶とか石とか、いろんなものを両腕で掴んで、籠の中にぽこぽこ放り込んでいきます。クールな外見なのに可愛い動きですね。

No.402 サビー(沼田 京)

 沼田さん製作のサビー。赤青でキカイダーみたいな微妙な色合いですが、これはマノイですね。
 腕にテープで貼った縄を引っ張りながら、体を揺すって縄跳びをクリア。なんていうか縄を通しながら兎跳びと云う感じでしたが。
 人の役に立つ事は雑巾掛け。腕立て伏せの姿勢で震動していますが、なんか後ろに進んでしまっているような。時間をだいぶ残して終了となりました。

No.160 BBR4(チャーリー)

 頭にみかん星人のようなものが張り付いた、オレンジのロボットBBR4。敵が近付くとファイティングポーズを取り、怒ったポーズを取ってオートアタック。しかし勢い余って転んでしまいます。
 縄跳びは非常に長い、細い縄を使ってトライ…… 一度目は惜しくも失敗、しかし二度目、三度目は連続して成功! 長い腕を有効に生かして有効に攻撃します。
 胴体は180度以上大回転するアーム。いつかのオムニゼロのように上体を旋風のように廻しながらペットボトルを薙ぎ倒します。
 人の役に立つ事はじゃんけん。息子さんと時間ぎりぎりまで二度ほど勝負を展開しました。

 ここまでのデモで、歩行などの基本事項が見られない、と云うコメントが。基本的な課題をクリアすることでも点数が入るとのこと。
 縄跳びはまさか出来るとは思わなかったとのこと。手首が柔らかいことがポイントになりそうです。

No.320 ナガレブラック(フラワー戦隊 ナガレンジャー)

 山形長井市から、ナがレンジャーのナガレブラック登場! 開始するなり、いきなり縄跳びに成功! うっかりすると見逃すほどの堅実な成功です。
 ロープを持ったまま、今度は人に役に立つこと。課題はロボエクササイズ。力強いスクワット含め、安定性を披露しつつロボットがばりばり筋トレしていきます。マッシヴなデザインですからこういうのは映えますね。 
 最後は兎跳び三回からもう一度縄跳び! 時間ぴったりでの終了となります。

 今回はROBO-ONE本大会にもファミリー得点が入るのですね。ファミリー点は20点とのことでした。
 今回は規定演技をかなり重視しているとのこと。審査員席から強いアピールが入ります。

No.128 マキナ(千葉工業大学総合工学研究会Mチーム)

 次なる登場は銀色のマキナ。今回はしょっぱなから縄跳びを披露するロボットが多いですねー。前後から縄跳び、角度を変えてさらに縄跳び。ロープを外して、今度は基礎動作。以前よりもさらなる高速化と安定性を確保。頭の上まで飛んでいくハイキックは非常に美しい大上段蹴りです。
 人の役に立つ事は、ちっちゃな肩たたきと、異様に腰の入った雑巾掛け。あれはリキ入ってました。

No.226 ベーチック(ジャポン△テンテ)

 ……なんか微妙に名前が変わっているような…… それはともかく、赤くて四角いベーチック君の登場です。サーボ数は20個に増加。大股で足を上げてぽこんぽこん歩きます。横突きを絡めて軽快な横突き動作。
 人を役に立つこと、の視点は、「人の道具をそのまま使える」と云う着眼点から、「落ちたものの場所を指示する」と言う能力を披露。ペットボトルをリング上で捜索し、その足元まで自力移動して、ぱちぱちぱちと胴体を叩いて場所を教えると言う動作を披露。ここで時間終了となりました。

No.145 Flyaway(福井大学)

 福井大のフライアウェイ。青い目の光るロボットです。製作者さんが喋っている横で、ストレッチから準備運動。こちらは人の役に立つ事から先に開始。ペットボトルを掴んで立ち上がり、よろけながらも立ち上がって移動します。
 縄跳びはなんと縄を忘れてしまったとのこと。えええええ。惜しい。ペットボトルを持ったままジャンプしています。ここでしかし、デモの内容はここで終了。1分を残して、終わりとなってしまいました。

No.146 ドリラー(法政大学電気研究会)

 大学勢が続きます。次なるは小金井からの刺客、法政大のドリラーです。ドリルだからなのか、何故か皆さん安全メットにつなぎ姿での登場です。登場はしかもオカモチ。異様な光景です。

 さて、まずは縄跳び。ノーマルのサーボで大ジャンプして、縄を飛び越えるという動作を披露。今回のテーマは「スマートかつ土木」とのこと。やっぱりドリルだからなんでしょうか。巻きを入れながらの横突きから、膝のドリルでだるま落し。
 腕にシャベルを持って、穴を掘る動作の後。最後はオカモチのドアを開けるところが、人の役に立つところということで。ええと、「人の手を煩わせない」と云う観点なのだそうです。審査員でちょっと競技が。

No.412 JEZAIL(工芸大ロボ拳)

 これはジザイルと呼むんでしょうか、大学勢が続く中で今度は黒いロボットの登場です。さてジザイル、その場でくるくると回転しながら腕を広げてアピール。ロボットを倒れざまに雑巾を押し込んで、雑巾掛けをまず披露。
 残り40秒で縄跳びに取り掛かりますが、ちょっとモーションと縄のセットが遭わなかったか失敗。最後は少し時間を残しての終了となりました。

No.407 めいきんぐ・なう(法政大学電気研究会)

 法政大からの二台目は、めいきんぐ・なう。なにやらケーブルがちょうちょ結びをされている感じですが…… KHRベースの一年生チームによるロボットだそうです。
 自由度の高い足の関節を利用し、上体を前に後ろに大きく倒す姿勢を披露。めいきんぐ・なうは自作が原則の法政大チームの中にあって、既製品が混じっているので未完成、と云う意味合いの名前、とのこと。
 小さい鍋を持っての料理が人の役に立つことの演技。縄飛びはしかし三回チャレンジし、三回目に縄が外れてしまうなど失敗が続き。残念ながらここでの終了となります。

 ここで先川原さんから、「人の役に立つこと」の解説が。「現在のロボットのサイズで役立つこと」「将来、大型化した時に役立つこと」の二種類に分けられるのではないかと。先川原さんがほしいのは「褒めちぎってくれるロボット」だそうです。僕もいっこほしいです。
 ナガレブラックの動作ですが、リハビリ体操を演技指導するロボット、と云うのは、実際に運用というか実験というか、されたことがあるのだそうです。これは驚き。

No.33 コーネリアス(HIDE)

 バナナがおやつに入りそうなコーネリアス登場。ゴリラ風味のロボットです。停止姿勢からの縄跳びに、歩きながらの縄跳び。頭を揺らし何気なくドラミング。「猿らしい動き」と云うことで、両腕を地について足を浮かせての移動を披露します。動物っぽい動き、と云うのは面白いですね。
 人の役に立つ事は、テレホンショッピング風にアピール。「インテリア」「人の代わりに睡眠を取ってくれるロボット」。    えー(笑)。

 今回は腕の長さと脚の長さの規定が見直されていますが、コーネリアスはOKとのことでした。

No.241 ファイマン 5(AIR)

 肩に赤いギミック、腕なにやら巨大なギミックを搭載したファイマン。腕に搭載したデバイスは、リモコンとのこと。本体からリモコンに給電し、ミニカーを操縦すると言うギミックだったのですが、ちょと厳しい状況に。
 縄跳びは大きな腕のアームで、縄の両端に結んだブロックを掴んで縄跳び。リモコンと云うアイデアがものすごい良だったんですが、トラブルに見舞われなければと惜しい感じのデモでした。

No.418 automo 02(Nico)(holypong)

 赤い頭のautomo登場、マノイ改造機は博多練習会からやってきた九州三銃士の一角です。
 「人の役に立つこと」は、ロボットとの意思疎通。ロボットにやってほしいことをカードに書いてかざすと…… と云うデモなのですが、automoがどうも動いてくれません。首が変なほうを向いてしまっているせいでしょうか、上手く認識してくれません。
 本来は認識して動いてくれるはずだったのですが、押しくも時間切れ。ここで終了となりました。

No.260 BLACK TIGER(IKETOMU)

 全身漆黒、ブラックタイガーの登場。腕が激しく震動していますが大丈夫でしょうか? ちょっと調子がよくないとのことですが、縄跳びにトライ。ちょっと引っかかってしまっています。
 人の役に立つことは、雑巾掛けを披露。他の人の雑巾掛けに比べると、最初から床にセッティングしてある雑巾を掴んで雑巾掛け開始するところに特徴があります。最後は置き上がり、前転などを披露。しかし時間を余しての終了となりました。

No.420 アルミン(福井高専ロボコン研究会)

 これはなかなかソリッドなデザイン。丸い頭がラブリーなアルミンです。三つ指ついて(雰囲気的にですが)丁寧な例の後、披露、攻撃モーション、一回寝返りを打ってからの起き上がり、と見せかけて倒立と、基本動作を披露。
 このロボットはハード、ソフト全てオリジナルの手作り。プログラムはC言語で行われているとのこと。残念ながら縄跳びと規定演技は見られず…… あ、リングを掃除して帰るとのこと。これが規定演技ですね。

 ここで緊急事態発生。急にX41Tがマシントラブル。
 立ち直るまでの間に、以下5体分のデモが終わってしまいました。うー……。

No.147 RL03 Indra(大同工業大学 ロボット研究同好会)

 赤と金色のツートンが生える雷神インドラ。今回も両腕が頭と尻尾になる、ビーストウォーズのメガトロン風のトランスフォームを披露。これは会場から大受けでした。

No.112 木人 海香丸 2×4(Y’s factory)

 木材フレームで作られた木人。木の匂いを振りまく、まさに歩く森林浴! と言う触れ込みです。最後は審査員に匂いをかいでもらっていましたが、先川原さんからは「匂いは審査に入りませんから」と釘差しのコメントが。

No.324 鍬丸(大同工業大学 ロボット研究同好会)

 大変申し訳ないです。
 トラブルで完全にうろが来てしまって、見逃してしまいました……(汗。

 ここで回復を諦め、再起動シーケンスに移行。

No.21 ARUMO-SiR(SISO)

 SISOさんのArumoは、ヒロイックな造形のかっこいいロボット。SISOさんとのかけあいや、小首のちょっとした動きなど、表現の生きている機体です。
 人の役に立つことは「居眠りした人を起こす」でした。

No.122 コヴァ専用かじろう(ナベ☆ケン)

 かじろうの「人の役に立つこと」はとてもユニーク。アルコールセンサを使っての酔っ払い検出、wiiリモコンを使ってのデモなどを行っていました。半年もののROBO-ONEカップまでも、ひさびさにリングに登場です。

 ここでようやく、X41Tが再起動終了。いらないアプリはみんな切ってても、縁が切れないIME。きっとこいつは原因です。……やっぱりATOK入れよう。そうします。

No.60 L7A1(TeamLilac)

 気を取り直して、ブラック系の新型登場、その名はL7。前回もそうでしたが、今回もBGMを切ってのでもとなります。製作者さんも沈黙し。静寂の中、ソリッドな動作音を響かせて走り回るL7A1。まずは危なげなく縄跳びをクリア。歩行に行動を披露してきます。
 残り40秒を切ったところで解説が入ります。三本指で物をつかめるL7、チケットを掴んで、一回目は失敗とのこと。一体何を…… あ! 切符のもぎりです。びちっと見事にちぎっていきます。
 腕から指までなめらかに繋がって動く生物のようなモーション。静かなるデモとなりました。

 直接は関係ないですが、後楽園ホールは人の声がものすごく響きますね。
 このL7A1のデモのような静かな時に、はるか彼方の人の声がかなり反響してきていて、結構驚きました。

No.220 ケルビム(ロボットフォース)

 西の大御所、ロボットフォースからケルビム登場。しかしちょっと調子が悪いんでしょうか。リング上で必死の調整が続きます。
 腕をくりくり捻りながら縄を捻り、縄跳びをまずは披露。次はなにやら置き台を持ち出して、階段を登る、と云う動作を披露。これが人の役に立つこと、となります。
 歩行から車輪走行、さらには膝をついて下半身だけを車輪で走行、さらには物を抱えてぴょんぴょん飛んでの移動。最後は新聞を持っての新聞配達的な動作で締めくくりとなりました。

No.13 Neutrino RX(飛騨神岡高校)

 お、これはさっきリングでデモをしていたロボット。やっぱりニュートリノの新型だったんですね。普通のソフト縄での縄跳びを、危なげなくまずは二回続けて披露。膝周りを柔らかく使っての歩行から、物を持ってもバランスを崩れない歩行。後楽園だけに座布団と云う辺りがいまひとつ良く判りませんが。
 人の役に立つことは、本職のお医者さんにリサーチして編み出した「目薬を差す」「爪を切る」と言う、特別動作。音声で使う人にアピールもしています。これはすごい。頭ひとつ抜けたアイデアだと思います。

No.154 くまたろう(引間奈緒子)

 そしてくまたろう登場…… なんか増えてるー!? ええと、いぬじろうだそうです。
 白いのと黄色いのが微妙に左右シンクロしながら前方へ歩行。なんかいぬじろうが呟いているのが気になりますが。
 くまたろうがなんか、縄と戯れているような動作で縄跳びを。なんだかちっちゃい子がやってそうな雰囲気です。
 調整後、くまたろうが腕に鍋のようなものを取り付けて登場。これは…… ああ、やはり料理です。「人の役に立つこと」の規定縁起ですね。

No.397 ICARUS1(GADGET TEAM)

 四体のロボットを擁するがジェットチーム。ああ、これは韓国チームなんですね。おお、腕でロープ(型のフレーム)両端のパーツを掴んで、前後にぴんぴんと動作を披露。
 人の役に立つこと、は爆弾の解体作業。あれです。あの「赤いコードと青いコードのどちらを切るんだ」と云うヤツです。
 目の前に置かれた爆発物的オブジェのケーブルをぷちぷち切って、タイマーのカウントダウンを止めますが、爆弾の爆発はしかし止まらない! どうするイカロス! 咄嗟に体を投げ出して中隊の危機を救うイカロス!
 なんていうか一直線にドラマチックな筋立てです。どうすればいいんでしょう。そんな勢いのまま大きな拍手で、前半戦最後のデモは終了でした。

 さてここで、一旦休憩。次は1時10分からの再開となります。

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