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2007.06.02

KHR 3rd Anniversary観戦記【二回戦~決勝】

【二回戦】

○ファイマン vs ×さぶろー

 ファイマン対さぶろー、両者リング中央まで歩み寄ってから、にらみ合いと言うか位置の取り合い。両者、向きを変えながら攻め位置を奪い合います。と言うか、ロボットの旋回に操縦者の動きをシンクロさせるのに苦悩している様子で。
 そうこうしているうちに、ファイマンがまずは攻撃で1ダウンを確保。さぶろー、下からまくり上げるようなパンチを放ちますが、ヒットレンジにファイマンを捕らえきれません。逆にファイマンが戻りに狙いをつけて、反撃を入れて2ダウンを奪います。
 攻めに入るとちょっとスリップしてしまうファイマンなんですが、最後はのしかかってきたところを、逆に押し返しはじき飛ばすような攻撃。これで3ダウンを奪い、ファイマンの勝利。惜しくもさぶろーはここまでの終了となります。

 さてさて、あっと云う間に8試合+1試合が終了。
 ここで10分間の休憩が入った後、すでにベスト8から一角の欠けた残り七体。頂点を目指して残る6試合が行われます。
 倒れない事と倒す事。ベースはどちらも同じ機体だけに、モーションでの工夫がものを言う勝負となっていくのではないか、とのことです。
 さて、二回戦はあと三試合。すでに準決勝への進出権を得たのはファイマン、残り三つの椅子を競います。

○fighting-γ vs ×Cavalier

 第二試合は、ガンマとキャバリエ。これも少し似通った構成のロボット同士の対決です。攻めていくガンマに対し、キャバリエはやや慎重気味のコンタクト。まずは両者、同時に攻撃を放ちこれはスリップ。キャバリエ、見事な捨て身を放ってガンマを倒した、と思いきや、ガンマも捨て身技で反撃。両腕をすこしずらして頭上に落ち上げ、がちっと落とし込んでキャバリエを直撃。これで2ダウンです。
 ガンマの攻撃をキャバリエが胸で受け止め、両者攻撃ポジションを求めて、相互真横に滑りながらシンクロして横へと移動していきます。
 キャバリアがしかし、何度目かの転倒のあと起き上がれないトラブル。ちょっと審判とのやりとりのあと、手を伸ばしてスイッチを入れます。これはタイム…… なんでしょうか? 残り30秒でのにらみ合い、キャバリエがやや安定を失ったかと思った直後、γがまた両腕を添えての大きなのしかかり。キャバリエをなぎ倒して、これで両者2ダウン。時間切れとなります。
 会場の表示はγが1ダウンになっているんですが、さきほどのスイッチ入れたのがタイムと見なされたようですね。2-2、両者バッテリ交換などは行わないまま、そのまま再開となります。
 両者、素早く寄って攻撃のチャンスを睨みますが、なかなか攻撃までは踏み切れない状況。γの両腕突撃もやや浅く、キャバリエの胴体前面を掠めますが倒し切れません。γの伸ばした腕の戻りにキャバリアの腕が引っかかり、絡んだとしてレフェリーが分け。γが積極的に捨て身技を放っていきますが、なかなかキャバリエを倒せません。キャバリエのパンチもなかなか決まり切らず、ここで残り30秒。最後はγの突撃がキャバリエの足下あたりを掠め、これがサドンデスダウン。粘るキャバリエを沈め、ベスト4に名を連ねます。

×か~る vs ○まつもとKHR

 ブラックタイガーを制したか~ると、ホリ・ツーのユニークな攻撃をかわしきったまつもとKHRの対決。両者、積極的に攻めにかかります。リング中央でのファーストタッチ、か~るは起き上がりまで絡めて積極的に押していきます。ゆっくりと接近してから、頭を地面につけての大がかりなのしかかり。か~る、押しのけるようにしてまつもとKHRを倒し、これでまず1ダウン。
 やや絡まったのかレフェリーが止めて分けた直後、しかしか~るの突きがまつもとKHRにクリーンヒット。これでなぎ倒し、さらに1ダウン。苦労して起き上がりなおったか~るですが、ここでまつもとKHRの反撃に遭いダウンを失います。小競り合いのうちにラスト1分、両者絡まって寄り添うように転倒してしまいます。……あー、これは危ない。まつもとKHR、起き上がりにくくなっています。か~るにパンチを放つも逆にはじきかえされ自分が転倒してしまう状態。しかし、か~るも攻撃の出がかりを巻き込まれたか、まつもとKHRの攻撃になぎ倒されて、時間ぎりぎりでの同点星。前試合に引き続き、延長戦に突入します。

 両者バッテリを交換し、試合準備…… 道楽、さんが何か話していますが、大丈夫でしょうか?
 延長戦開始、いきなりあびせ蹴りで攻めかかるか~るですが、これはヒットせず。横突きで狙うか~るに対し、何故かまつもとKHR、喜ぶモーションを繰り出してしまいます。か~る、大きな横突きで仕留めに行きますが、体のやや脇に攻撃がずれたところにまつもとKHRの逆襲がヒット! これが決勝打、まつもとKHRがか~るを制し、これも準決勝へと進みます。

○ホリ・ワン vs ×ピエール

 さて二回戦最後の試合、積極的に攻めるホリ・ワンですが、しかし先制を奪ったのはピエールです。お辞儀の姿勢からのしかかるように放つダウン攻撃ですが、二回目はヒットしきらず。ホリ・ワンを倒しきれません。素早いダッシュで回り込もうとするホリ・ワンですが、ピエールに突かれて倒れてしまい、立て続けにダウンを奪われてしまいます。やはり助走がつかないと決まりにくいのか、ホリ・ワン、ピエールに有効打を放てません。しかしほとんどゼロ距離から放った横突きがヒット、ホリ・ワンがピエールをはじめてリングへ沈め………… 起き上がれません。苦しんでいます。これはどうなっているんでしょう…… あ。アナウンスによれば、サーボが壊れたとの由。優勢に試合を押していたピエールですが、ワンダウンに泣くことに。ここでホリ・ワン、最後の椅子を手に入れました。

 二回戦までの総評の最中………… なんですけど、あれ、なんだこれ。揺れましたよ今。結構大きい。
「先川原さん、優勝する秘訣はなんでしょうか」「倒れない事と、相手を倒す事ですね」 ぬぬぬ。さっきそのお話確か。

 さてさてここで。KHR-2のデモが、もう一回入った後、一時休憩の時間。
 プレス対抗のロボットサッカー試合などが行われている間、ちょっとトーナメント戦はお休み。

 ……えー、ここでちょっとの休憩のあいだに、プレス対抗ロボットサッカートーナメントと言うのが行われましたんですが、ことのなりゆきとは恐ろしいもの。ついうっかり「いいスよ」とか言ったばっかりに、「兎チーム(ファンサイトチーム)」の一員として、サッカーの試合に初挑戦する事になってしまいました。他の皆さんだって日経BPチームとかRobot Watchチームとかですよ!? 僕いいのこんな茶色い服着てて!?

 えー、とりあえず試合には普通に負けましたとだけ。でもシュート一本決めたとですよ。
 なんていうか、お客さんが見ている前で試合をすることになった事実に焦ってびっくりでした。トホ。

 さてそんなことはともかくとして。このあと4時、準決勝戦から再開となりますよ。
 但し、こちらは別会場で行われていたBリーグの準決勝となります。別会場で行われていたトーナメントですが、ここからは統合しての開催となります。

【Bリーグ・準決勝】

○Think02 vs ×WIESEL

 シンク02、標準なんでしょうか、同じモーションの横突きでリング中央での筒気合い。旋回して回り込みますが、シンク02、狙いきれません。正面から突きがヒットしますが、これはなかなか倒れません。「陽の光を浴びて戦うロボットって、世紀末っぽくていいですね」 世紀末って言った!?
 位置取りを素早く狙うウィーゼルを、シンク02狙いきれません。ひねりの入った横突きなんですが、位置取りが難しい。そうこうしているうちに、残り時間は2分。背後を取ってすくいあげようとする相手に後転あびせ蹴り、しかし両者スリップのカウント。ロボットも安定してますけど、なかなかジャッジが厳しめです。ここでダウンしたところで3分時間切れ、いきなりの試合終了です。

 さて、電池交換も終わり、西日の差す中2分延長。
 相手を通り過ぎる前進のあと、忍者のような横走り。素早い接近で距離を稼ぎ攻撃のチャンスを狙いますが、立ち止まった瞬間にシンク02、これがカウンター! サドンデスを制しシンク02が勝利となります。

○ANV-1 vs ×千葉A0-3

 まずは両者、ゆっくりと中央へ。ややANVが押し気味で両者交錯、ANV、上下に歩くと大きく揺れてしまいます。リング脇で転倒するも、なんとかぎりぎり復帰。近場まで近づきますが、ぶつかって自分が倒れてしまいます。ANV、スリップを津受け手しまいます、ちょっと上体が重いんでしょうか、腕の絡まった攻撃が捨て身技によるダウンと見なされ、ANVが1ダウンを失います。
 ANV、立ち上がりましたが、どうなんでしょう、ちょっと左足首の感じが今ひとつ調子が。足下あたりへ放った攻撃は、レフェリーがしぶい顔をしたあと1ダウン認定。ANV、時間切れ寸前に点数を奪い返し、1-1でこれも延長戦となります。

 バッテリ談義で煙はまずい、と言う結論になったところからサドンデスマッチ開始。しかし膝構造に目を奪われているうちに、ANVが左ストレートで一撃。早い決着となった試合は、ANVが制しての勝利となりました。

 さて、ここで協賛各社の紹介。マノイPF、動いてましたよー。
 さきほどのBリーグに引き続き、このあとはAリーグの準決勝戦となります。

【Aリーグ・準決勝】

○ファイマン vs ×fighting-γ

 試合開始、両者それぞれ円を描くように接近。背中合わせに押し合いますが、γの捨て身技をファイマン押し戻す。スリップとなります。中央での攻撃の撃ち合いはスリップに。カウンターで押し込んだファイマン、まずダウンを奪います。
 横歩きで素早く接近し、間合いを計って捨て身技で飛び込むガンマに対し、ファイマンはカウンターを狙うか、踏み込んで一気に押し出す戦法です。リング脇で停止したガンマの胸元をファイマンが突き、リングの外まで押し出して2ダウン。一方のガンマは捨て身技がここまでで4回、あと一回しか繰り出せない局面です。背中を見せて接近するガンマ、最後の一回を打ち込んで1ダウンを奪い返しますが、ここで時間切れ。追い上げならず、ファイマンが決勝に駒を進めます。

×まつもとKHR vs ○ホリ・ワン

 メディア対抗戦ではキーパーも務めたまつもとKHRに対し、ホリ・ワンが挑みます。横に腕を突き出して小刻みに突撃するホリ・ワンに対し、まつもとKHRは接近して攻撃の構え。しかしカウンターを打ち込まれ、まずホリ・ワンが1ポイントをダッシュ。近距離で放つと、下から重心をめくるような攻撃になるんですね。
 しかしまつもとも背後から肉薄、ホリ・ワンの動きだしに横に振った両腕を重ね、1ダウンを奪い返します。どちらも出がかりを上手く潰していく展開、今度はホリ・ワンに対し、後ろ向きに捨て身攻撃! ブリッジした、これは見事なバックドロ………… あれ。
 まつもとKHR、止まってしまいます。あわててタイムを申告し2-2。そう、KHRのスイッチは首の後ろにあるのです。バックドロップを放った拍子に、首もとのスイッチが切れてしまったのです。
 相打ちとなった勝負は時間切れまで粘りますが2-2。この勝負も、延長戦に突入します。

 さて、バッテリ交換のあと延長戦開始! ……終了ッ! 開始直後、あの特徴的な姿勢で片腕を上げて突っ込んでいったホリ・ワン。まつもとKHRをなぎ倒し、決勝戦に駒を進めます。

【Bリーグ・決勝戦】

○ANV-1 vs ×Think02

 これはちょっと驚きの事態。両機体、ファーストアニバーサリー記念のフレームを付けたロボット同士の対決となります。「これは偶然ですよね? なにか有利な点とかあるんでしょうか」「うーん、ただ黒いだけですね」 そんな。そんな(x2)。

 さて開始した決勝戦。両者ゆっくりとリング中央へ、シンク02が回転し、ANVが慎重に位置を取ります。次々と種類の異なる捨て身を繰り出すシンク02、しかし両者、手数は違うものの有効打を奪えず、どちらもスリップを続けてのままま、0-0で中盤戦へ。
 パンチは当たるのですが、あるいは当たらないのですが、なかなか有効打が奪えない撃ち合いが続いた後、不意にANV-01が放った攻撃がヒット。これが初のダウンとなります。
 再開後も、再びリング中央での位置のにらみ合い。ANVも横っ飛びに飛ぶような突きで仕掛けますが、自身がスリップしてしまいます。同じモーションでの横突きが交錯、シンク02、背後をとりますが攻め込みきれず、ここでタイムアウト。……時間切れと同時に、最後の攻撃1ヒットが決め手となり、ANV01、SLANさんががBリーグの優勝を飾ります!

【Aリーグ・決勝戦】

 さていよいよ最後は決勝戦! 「賞品が目の前にちらつきますからねえ」と、的確に邪念を煽る先川原さんの言葉のあと選手二人が登場。「二週間前に作ったばかりなので、ここまで行けるとは思っていませんでした」と言うハイパーエアさんに、「緊張しています」と言うほりほりさん。
 これが本日、最後の対決となります……。

○ファイマン vs ×ホリ・ワン

 相手に横を向いて突撃するホリ・ワン、背中側からファイマンも、小刻みな歩行で素早く接近していきます。横歩きはファイマンも素早い、相手の背後を取って背中からすくい上げ1ダウン!
 さらに相手のすぐ脇から両腕を添えて突撃を切り込みますが、これはホリ・ワンに絡んで持ち上げて仕舞います。しかしこれは絡んだ、と見なされて分け、ノーカウントとなります。もう一度突撃が外れますが、ファイマン、ホリ・ワンを場外に落として2ダウン!
 接近したところにホリ・ワンが逆襲を仕掛け1ダウンを奪回、またリング脇のあたり、手を伸ばしてぎりぎりお互い届かないくらいの距離でのにらみ合いとなります。ファイマンの捨て身技の出がかりにホリ・ワンの突きが絡み、これは両者ダウンしてスリップ。両者、お互い攻撃が相殺しあいスリップまたスリップの続く展開、最後にはしかしお互い攻撃を打ち込み続ける中、時間切れ。

 時間切れになってみれば2-1。ファイマン、ホリ・ワンの反復突撃を凌いで勝利を獲得。Aリーグでの一位、総合優勝を獲得しました!

 決勝前コメントでも優勝コメントでも、キットの良さをアピールしていたハイパーエアさんでしたが、隣の席で解説してくれたなぐさんによれば、膝や肩など、重点となるサーボを的確に強化していたのが大きいのでは、とのことでした。いいベースキットに、いい改造を施しての勝利、と言うことですよね。
 ちなみにプレス対抗で行われたロボットサッカー大会のMVPも表彰。森山さんがKHR2を貰ってましたよ。

 さて、これにてKHRサードアニバーサリー、ロボットバトル大会はこれにて終了。
 明日はKONDO CUP、ロボットサッカー大会となります。

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