第1回草加ロボットフェスティバル観戦記
現在、午前9時35分。
天気は残念ながら曇天模様ですが、この雰囲気はかなり独特のものがあります。広大な会場に、並び立つ出店のテント。都会のお祭りの風情もかくや、現在の所在地は松原団地、第16回草加産業まつりの会場に来ております。
そしてこの草加産業まつり特設リングで開催されるイベントこそは、史上初の第1回草加ロボットフェスティバル。アタモの製作者オマタさんと、ネジマイスターねじあさいさんの努力により開催されることになりました、非常にユニークなロボットアピールの大会です。
個人的に、こういう「通りすがりの人が思う存分ロボット見られる」って言うイベントは非常に珍しくかつ重要なものだと考えるだけに。非常に楽しみであり、かつ行く末を見守りたいと思っていたイベントでありました。
とか思って居つつも、松原団地の駅で降りるのは初めてなもんで。どっちに行ったらいいんだろ、とうろうろしていたら吉田さんに拾って貰い、バスが予想外の挙動をしたために会場を探して歩き、ようやく到着した会場が、なんかものすごく広大な空間でかなり飲まれたりしておりました。中央近くのテントには、世にも立派なロープの四角いジャングルが出来てますよ。
今日はなんだかプレス席状態のところに座らせて貰って恐縮しきりです。予告の時みたいに酔っぱらってないで、これはまじめにやらないと。
代表の方の挨拶が続いている状況下、ここで9時46分。ロボットの話がちょっと出てましたね。もうリングでロボットが動いているだけで、通りすがりの人の見ること見ること。
実は@niftyの接続設定をしていなかった事に今更気がつきましたが、ただいま接続設定も完了。司会のアニメイダーさんも登場し、いしかわさんもまもなく到着との由です。
さあ午前10時。草加ロボットフェスティバル開催となりますー。
まあお客さんはぶっちゃけ10人弱ぐらいの現状ですが、いしかわさんもまだ到着していないと言うところですし、のろのろやっていきましょう。
のろのろやってたら、地面に落っことしたノートの電源コードに柔らかい土がすっぽり詰まってしまうと言う事態発生。これは予想していたらその方が心配なくらいの予想外。かなり焦りましたが、ボールペンの軸だけ使ってなんとか泥を取り除く事に成功。火ィ吹いたらどうしよう、とびくびくしつつも、なんとか無事でした。
さてさて。拡声器を抱えてネクタイを締めたアニメイダーさんの仕切りで、イベント開幕。なんか会場で太鼓叩いてますね。まずは最初は練習試合としての野バトルから開始となりますよ。リングにはメタリックファイターからrsv3が次々と上がっていきます。こうして打っている隣ではガルーがセットアップしてリングにたったいま移動。この生々しい雰囲気はさすがですねー。こんな近さで見られるのは全く楽しいことですよ。
まずは最初から順次紹介。rsv3にメタリックファイター、なんかアニメイダーさんのインタビューが入っております。何気に森永さんへのインタビューを、緊張しているアニメイダーさんでありますよ。
そしてガルーのくままさんにインタビューしている最中に、何気なく登場するくぱぱさん。クロムキッドも登場して動いております。今回は「指つき」のクロムキッド、黄色いボールを掴んで投げております。
リングはいつのまにか、ガルーとクロムキッドの夫婦対決となっておりますよ。やっぱりロボットが動くとお客さんの見ること見ること。どんどん人が増えていきます。
ここでキノピー、リングに登場。登場するなり「ぼくきのぴー!」と自己紹介。もうお子さん達がリングにすずなり状態になりつつあります。怪我だけはしないようにご注意を。ガシャペリオンも、ボールをつかんでキャッチボール。SLANさんが操縦していないで、完全自律で動いているのがポイントですよ。ああ、なんか主催者席の方は写真撮影でえらいことになっています。
ノバゴンもリングに登場。頭にセンサーを搭載したいかすロボット、キャッチボール動作を行われております。そしてずっと喋っているアニメイダーさん。頑張ってます。かなり頑張ってます。
おお、ガシャペリオンの投げたボールをお子さんがキャッチ。これは上手い。
お、サンダーボルト…… ではなく、これは量産型KHR-2(改)ですね。48さんの操縦でリングに上がります。リングでは絶好調にKHRがアピールしまくっています。もうお子さんの見ること見ること。片手腕立て伏せから腕をhりまわして愛想アピール。おお、ここでサンダーボルトが登場。三本爪の死神がパンフレット持ってアピールですよ。
お子さんにパンフを渡すサンダーボルト。「ぶっちゃけKHRの8倍くらい値段がするんですけれども」 ぶっちゃけました48さん。ああ、名刺持ってる名刺。なんとサンダーボルト、草加市長さんと名刺交換を行いました。史上初ですたぶんおそらく。名刺交換をするロボットの登場です。しまったー、こんな面白すぎる光景、写真取り損ねましたよ。
間近で見るの初めてですけど、胸元を見るとKHRカスタムと言う思惑を感じさせますね。
「前掛けを忘れたと言っていたペント、急増の前掛けを装備してリングに登場。なんか原点復帰完了の音がグレードアップしてる感じがしますよ。「(ヒュヨヨヨヨヨヨ)原点復帰完了!(ピキーン!)」みたいな感じで。
……と思っていたのですが、どうも最後のピキーン!は会場の違う音が混じっていたような気もしてきました。なにしろ、会場はあっちこちが賑やかで騒々しく、ことにステージ上で行われている色々なこと、吹奏楽の演奏とかヒーローショーとか、巨大スピーカーでそこら中に大増幅されているくらいでして。
話し込んでいるうちにキノピーがリングジャック。KHRとサッカー合戦、お子さんがもうものすごい勢いで鈴なりで大人気ですとよ。
野バトルの準備となりますが、ガルーの対戦相手募集中の状況。おっと、リング上ではロボビーファイトとなるようですよ。
さてさて、ここでロボビーiを使った体験操縦会。お子さんがなんか半分口空いた感じで見ておりますが。ガルーは対戦相手を求めてカウンターで待機と言う感じです。ずーっとアニメイダーさんが喋ってるのがなんとも心配ではあります。体験操縦はそれにしても食いつきがいいですな。これでKHRが動き出したらばどうなってしまうんでありましょうか。
処で「地震体験車」に皆さんが大注目。あの中でロボットを動かしたらどうなるのか、って言う話をしていたら、なんかガルーがリングに登場です。ロボビーiが2体動いているリングの中にですよ。もはやボスキャラ扱い。くままさんがどうしたらいいのか困っています。そしてさきほど登場したえまのんさん、キャバリアを投下。リングの上はもう体験操縦だかなんだかよくわかんない状態と化しています。ほどよく混沌と化して参りました。そんな最中にサンダーボルト、キャバリアと交替してリングイン。キノピーも脇から登場ですよ。ガシャペリオンは今日はとことん自動デモみたいな感じですね。遠慮無くロボビーiを蹴っ飛ばすサンダーボルト。かなり気分良く吹っ飛びます。遠慮ないなあ。
11時。予定では休憩みたいですが、リングの上ではサンダーボルトとロボビー軍団が暴れ回っております。そしていしかわさんは駐車場が見つからず困っているとのこと。どうするどうなるいしかわさん。
なんだか流れで、昼食に行く人行かない人あれこれ出ております。リングの上はロボビーだけが展開しているまったりムード、しかし見物の人は耐えません。
ステージでは仮面ライダー電王ショーが行われていますが、これが電王ショーのメインCVのおにいさんの頑張り具合に感動しきりです。おにいさんの頑張り具合に感動。ヒーローショーって匠の技だなあ。
今しもステージに上げられたお子さんをステージ上のおにいさんがいじるいじる。「君いくつ?」「11歳です」「11歳にもなって仮面ライダー電王もないだろう!」「君は?」「7歳」「独身?」 すごいです。面白すぎる。
いしかわさん登場ー。
特大超ネクタイで遊んでますよ。きししし。
さて電王ショーが終わったところで本日一人目の迷子のお知らせ。続いて二人目の迷子のお知らせです。こういう時にはつきものですね。
さて、12時からは体験操縦会。なんかもう客席はお客さんが詰まってきました。いよいよ大事になって参りました。
まずは体験イベント…… の先に、デモンストレーションからですね。最初に登場したのはrsv3、演目は2lのペットボトル倒し。4本のペットボトルを自動起き上がりを交えて、一気に薙ぎ倒してしまいます。
今度は体験コーナーですね。カスタマイズドKHR-2がステージに登場。48さんにマイク、と言うか拡声器が渡されて、ステージでアピールが行われます。体験操縦の申し出に会場のお子さんが名乗りを上げます。さりげなくお子さん達のフォローに入る森永さん。
リング上で体験操縦が繰り広げられる中、なんだか急激に、すんごい勢いで日が照ってきました。かなり逆光レインボーシャワーです。
リングでは相変わらずKHRが大暴れ。ふと客席を見ると、なんか荷物で席がキープされている形跡があるんですが、楽しみにしている方がいるとすれば嬉しいところですねー。
そしていしかわさんは何故かSDレイズナーの調整に入られた様子。ステージではいつのまにやら、キノピーのステージが始まろうとしております。ミニサイズのシロフォンを持ち出して、キノピーが木琴を演奏ですよ。手先があるので、きちんとスティックを持って演奏できると言うのがポイントと言うわけです。音が小さいからもあるのですが、リング脇にはお子さんとお子さんでない人達がぎっしりです。良きかな良きかな。最後にキノピーがひっくり返って、真後ろにいたお子さんがびっくりしてましたが。
それにしてもキノピー、お子さん達に大人気です。なんでか知りませんが、みんなキノピーの頭の先のとんがりに触りたがりますねー。さすが現関東ロボット界のアイドル。一方、いしかわさん。会場で見るお子さん見るお子さんに悉く、レイズナーのことをガンダムと言われております。捨て鉢気味に笑っているいしかわさん、反論も力弱いです。その後意見を集約したところ、大河原メカデザインの特徴(ことに赤いアゴ)を捉えて、子供らはあれをガンダムだと言ったんじゃないか、との意見でした。
ちなみに横でずっと見てましたが、レイズナーだ、とビビッドに反応したお父さんがお二人いましたよ。
因みに「自分で作ったロボットなのに動かし方判らないの?」とものすごい厳しい突っ込みをするお子さんも。さすがは子供は残酷だ。
リング上ではクロムキッドとガルーがテストファイトしてますが、リング上に赤いコーンが並んでるのが、なかなか優れてわけがわかりません。
クロムキッドのすくい上げは相変わらず避けがたい厳しい角度です。ちょっとした不具合で中指が立ちっぱなしになってしまったクロムキッド、調整のために後退。ちょっと色々まずいですからね、ええ。
リング上にはバッテリ交換を経てペント登場。なんか最初からくちばしが無いモード。なんですか、スライムと言うか鳥山系生物みたいな口がついてますよ。リング上は子供すずなり大人気。ステキです。
さてさて。なぜなのどうして、と色々聞きたそうな男子と、いろいろあれこれ話し込んでいるうち。リングはトーナメント開催の合図。いよいよ試合開始…… ではありますが。お子さんのリングへのすずなり具合は最早、ランバージャックデスマッチどころか。オリに逃げ込んだ人間を襲わんと群がる、野獣か何かの集団さながらの状態です。大丈夫なんでしょうかほんとに。
リングに有志による人間の壁が設営され、いよいよ本日のメイン企画、ロボットファイトが行われます!
さてさて、なんかものすごいペースで進んできてますが草加ロボフェス、いよいよお時間、ちょっと類例を見ないほどにリングとお客さんの近い状況下で、ロボットバトル開催の狼煙が上がりつつあります。
第一試合
×ガシャペリオン vs ○rsv3
まず一回戦はガシャペオンとrsv3、まずは重量級クラス同士の対決となります! リーチではガシャペリオン優位となりますが。中央、ややrsv側で両者交錯、ガシャペリオンが攻撃の手を繰り出します。向かい合うとガシャペリオンの方が頭二つ高い、しかし真っ向勝負の結果、攻撃はガシャペリオンのスリップに。一瞬屈み込んで突きを繰り出すガシャペリオン、しかしこの攻撃も安定しているrsv3を倒しきれません。二度目のスリップ。背中から向かいあいますが、これはダウンでしょうか。時間計ってない事がここで発覚。直後にガシャペリオンの攻撃がrsv3を背中からあおって1ダウン。1-0となります。rsvの攻撃はガシャペリオンが凌ぎ、続いての攻撃はスリップ。ガシャペリオンの移動ざまにrsv3が滑り込む攻撃は両者崩れてダブルダウン、2-1。しかしガシャペリオン、バランスを崩して起き上がれない、しかし8カウントで激しく震えつつ復帰。rsv3、巻き倒されますがスリップ。rsv3、強烈な横突きでガシャペリオンが一回転したあとダウン、これで2-2。ガシャペリオンは攻撃を弾かれスリップ、rsv3もリング脇でスリップのあと、リング中央で交錯するも両者スリップ、rsv3、斜め目から突きを繰り込み、3-2。逆転でrsv3勝利を収めます。
第二試合
○竜鬼Ⅱ vs ×ノバゴン
試合開始直後、まっしぐらに突っ込んだ竜鬼Ⅱ強襲! 真っ向微塵にノバゴンの胸元を突き、いきなり1ダウンを奪います。1-0で中央で交錯、しかし竜鬼Ⅱの攻撃は胸元を抉るものの、倒すに至らず。この明るい中では竜鬼Ⅱの光もなかなか目立たない、と言っているうちに竜鬼Ⅱ、攻撃で二つ目のダウンを奪います。2-0となったところでレフェリーのいしかわさんから、「ノバゴンの見せ場を作って下さい」と言う指示が。竜鬼Ⅱ、間を計りながらノバゴンと距離を置きますが、ノバゴンがなかなか攻め口を見つけられません。そうこうしているうちに残り30秒、許可が出ましたので竜鬼Ⅱ、ノバゴンを攻撃しますが、さすがにこの条件では押し切れず。竜鬼Ⅱ、2-0でノバゴンを倒し勝利を収めます。
第三試合
×キノピー vs ○ペント
いきなりのアイドルロボット対決。キノピーとペント、どちらも足音を立てるロボット同士の対決。かなりピコピコした雰囲気になりそうです。あれ、ペントの起き上がり音、前通りみたいな感じですね。やっぱり気のせいだったのかな。
試合開始直後、挨拶するキノピーに対しペントが接近。リング脇を回転して攻め口を探すペント、キノピー攻撃を放ちますが逆にスリップしてしまいます。キノピーは変わった姿勢で攻撃を放ち投げか引き倒しを狙いますが、巻き込みはできず。キノピーは移動しながら状況を睨みます。キノピースリップから起き上がれ…… 肩の調子が弱くなったんでしょうか。ああ、肩もありますが、なんと電池切れです。デモのやりすぎで電池切れになってしまいました。電池切れによりペント、キノピーを制して勝利です!
第四試合
○キャバリエ vs ×ロボビーi 金銀
変わったスタイルでの試合となります。大型1対小型2の変則タッグマッチ。この試合は特別ルールとして、ロボビーi金・銀が両方同時に倒れた時点でダウンとなります。試合開始直後、横歩きで駆け寄るキャバリエ。特別ルールをものともせずロボビー金をなぎ倒し、さらに銀を後ろからしばき倒して1ダウン。1-0となります。
この状況下で腕を振り回しロボビー金を倒す、さらにロボビーi銀も追って倒し、これで2-0。何気なく竜鬼Ⅱが乱入しますが、ダウンを奪われたところでいしかわさんに「俺の見ている前で勝手は許さん!」と竜鬼Ⅱ退場。真空切り的にダウンを奪ったロボビーi金銀。何が起きたんでしょうまったく見えませんでした。最後は金銀が離れて戦う戦術に出たものの、抗いきれず。キャバリアが攻撃をつぎ込み、3-1で勝利を収めます!
第五試合
○クロムキッド vs ×ガルー
公式戦でこの組み合わせは珍しいんじゃないでしょうか、クロムキッドとガルーの対決です。そうでありながら軽量級優勝経験者同士の対決、すごい勝負となりますか。しかしリングの大きさが気になるところです。ガルーが積極的に仕掛け、クロムキッドが離れた位置で様子を見る。ガルー、倒れますがこれはスリップ。お互い離れた位置でまくりを打ち合いますが…… おっと、まずはクロムキッドが1ダウン…… おっと、何でしょう大変だ。リングに煙りが上がります。何事。慌てて試合が中断され、ガルーがリングから搬出されます。
赤いカラーが縁起が良くないんでしょうか…… ガルー、発煙とマシントラブルにより試合中止。クロムキッドが勝者となります!
第六試合
×サンダーボルト vs ○メタリックファイター
次なる試合は一種の同門対決となりますが、サンダーボルトとメタリックファイターの対決。メタリックファイター、回転蹴りとメタリックパンチを次々と繰り出します。ペースの早い試合、メタリックパンチで素早く2ダウンを奪ったメタリックファイター、これで2-0。サンダーボルトも腕先を広げたパンチを打ち返し1ダウンを奪い取りますが、しかし転倒し復帰したところで、サンダーボルトの様子が…… っと、腕がもげています。腕が肩から抜けてしまった状態でなおも立ち上がって見せるも、ここで惜しくもギブアップ。メタリックファイターが勝利を収めました。
ここでシングルマッチは終了。ここからはタッグマッチの開催となります。
-14時。
さてさて、今度は初の試みとなるタッグマッチの開幕となります。それはいいんですけど、なんでリング上でSDレイズナーと怪獣の決戦が行われているんでしょうか。なんとも不思議なノリで進む今日のこのよき日です。
タッグマッチ開催に先だって、「組み合わせ知らないんだけどどうなってるの?」と尋ねているいしかわさん。アニメイダーさんからいしかわさんと会場に組み合わせの紹介が行われます。
第一試合
クロムキッド&竜鬼Ⅱ vs ガシャペリオン&rsv3
さあ、史上初のタッグマッチは面白い組み合わせ。先程戦ったばかりの中量級の雄ガシャペリオンとrsv3に対し、クロムキッドと竜鬼Ⅱが挑みます。
タッグマッチは1-1で交代制、5ダウン先制で決着がつく勝負。ユニークなのは反則・乱入は5カウントまでOK、と言うルールです。交替はロボットがコーナーに戻り操縦者同士がタッチする事で交替となります。
まず先にリングインするんのは、クロムキッドとrsv3。まず先制、駆け寄ったrsv3が素早い攻撃で薙ぎ倒して1ダウンを先制します。ガシャペリオンにタッチしますが、代わり際を攻めてクロムキッド、再びダウンを奪います。2-0となったところで試合再開、しかし交替した竜鬼Ⅱをrsvが倒して2-1、クロムキッド乱入、5カウントを待たずコーナーに素早く戻ります。rsv3、竜鬼Ⅱを押し切れず、龍騎も押し…… 背後からのrsvの攻撃が竜鬼Ⅱをロープまで飛ばし2-2、素早くクロムキッド、乱入し返します。今度はお互い選手交代、ガシャペリオンと竜鬼Ⅱの対決。ガシャペリオンが背後から竜鬼Ⅱを襲います。スコアは4-3、残り30秒。積極的に攻めるクロムキッドに対し、動きがおかしいrsv3。長時間の試合であることが影響したんでしょうか、時間切れまで持ち込んだ試合は4-3のまま、序盤の劣勢を跳ね返し、ガシャペリオン・rsv3組が勝利を収めました。
第二試合
サンダーボルト&メタリックファイター vs キノピー&ペント
近藤科学組に対するはアイドルロボットコンビと言う感じの対決ですよ。先行は…… おっと、両者乱入! 2vs2の対決は両者1ダウンずつの同時交錯。まだ乱れ打つ戦いが続きますが、キノピーとメタリックファイターの対決に。中央でロボが絡んだのを分けている間に、交替したペントがメタリックファイターに攻撃! リーチを生かした攻撃で2ダウンを瞬く間に奪いますが、キノピーと交替した瞬間にメタリックファイター、回転蹴りを放って1ダウンを奪い返す。またしてもサンダーボルトとペントがメインに。次々と乱入し混乱する事態に、「一対一にしないとダウン取るぞ!」と怒号を飛ばすいしかわさん。起き上がり最中に攻撃が誤爆したりしているうちに、ペントは頭突きで1ダウン。これでダウン数は4-3。最後はペントがサンダーボルトの正面から頭突きを放ち、5-3で勝利を収めます! 最後は止まない試合に「止めろー! お前らー!」といしかわさんが声を荒げて止める展開となりました。
なんかリング上には怪獣だとかなんだかわかんないものだとか、次々と上げられています。どうなっているんだ一体。
第三試合
ガシャペリオン&rsv3 vs キノピー&ペント
さてインターバルのあとは最終試合。さきほどの勝者同士の勝負となります。まずはガシャペリオンとrsv3が入場。実力のあるロボットとイロモノロボットの対決と言われております。そして「中腰で操縦してください」と言われる小田さん。いきなり予期せぬハンデです。
ここで「優勝者に豪華な景品があります!」と言う発表が。景品! 賞品じゃないんだ!? なんでも長井市から送られた素晴らしい賞品だそうですよ。気になる。
まずはキノピーとガシャペリオンが先制です。キノピーの肩は大丈夫なんでしょうか、両者まずはスリップ、キノピー、後方へゆっくりとダウン! まずはガシャペリオン組が1-0で先制。ガシャペリオンとペント、中央で交錯。ペントが中央からガシャペリオンを押し戻して1-1、ここでタッチ、rsv3がリング中央へ。リング中央、ややペントサイドで長い腕を伸ばしてのぶつかり合いです。がりがりと厳しい一撃を放つペント、倒れますがこれはスリップ。しかし復帰ざまにrsv3、カウンターを打ち込みこれが有効、2-1となります。ここで2分。
睨み合いからパンチを放ったrsv3、ロープに引っかかるほどの一撃で3-1、ここで両者交替、キノピーとガシャペリオンリング中央へ。睨みあいからの攻撃、しかしガシャペリオンの攻撃は待機するrsvにがちがち当たってしまいます。キノピー、ガシャペリオンを押し崩して3-2、しかし逆襲を受けたところでペントに交替、4-2。しかしペントの攻撃がガシャペリオンを崩して4-3、rsv3、激しい逆襲を仕掛けますが、ペントに逆襲を受けて残り5秒で4-4。ここでなんと時間切れ、同点で終了となります!
最後は延長戦かとなりますが、いしかわさんの判断により会場判断にゆだねられる事に。最後はキノピー・ペントチームがより会場から多くの拍手を集めたとされ優勝。史上初のタッグマッチトーナメントは、キノピー・ペントチームが勝利を収めて史上初の優勝となりました。
試合後は何気にランブルが行われたりした後、急遽、リングを使ってのサイコロシュート大会が開催! いや、このリングの最下段のロープだけを外すと、サイコロシュート用のリングとして最高なのですよ。
rsvとキノピー、サンダーボルトにメタリックファイターとサイコロシュート大会。すずなりになった子供とリングの間の壁になっていて疲れました自分。このリングとサイコロシュートは相性がいいですなー。
リングではロボビーi同士の体験操縦との試合の合いの子みたいな感じで、子供達がいしかわさんの仕切りでロボビーを繰り出して大はしゃぎ。疲れ果てていたら、ステージでは二度目の電王ショーが始まりました………… けど、いくら二回目とはいえ、電王ショーが始まったのに、子供達がリングに張り付いて見てるのが凄いですよね。すごい光景だよなあ。
こののちは。リングの上にさらにリングを載せて、その上でロボビーiを操縦する、と言う企画をいしかわさんがレフェリーとして…… と言うか、現実的には子供の海にいしかわさんが沈んでいた、くらいの勢いで順次開催。皆さん揃って「いい夕日だ」とたたえる、長く緒を引く秋の夕日の差し込む中。いい休日であった秋のお祭り、草加ロボットフェスティバルは暮れていったのでありました。
そうこうしているうちに、本体であるところの商工会議所のお祭りそのものも、電王の握手会が終わったのを待ちかねたように〆のご挨拶。因みにそうそう、いしかわさんは写真撮りたい写真撮りたいとずっとうずうずしておりました。いしかわさんが特撮好きだとは知りませなんだ。
夕暮れの中、会場の他の出店も撤収を続けている状況下で、ロボットテントも〆のご挨拶。予想以上に楽しく、そして予想以上に疲労した一日はこうして一区切り、となったのでした。
その後は懇親会を設けて頂き、出演者の皆さんと一緒に参加させていただきまして。色々驚くべき話を伺いそりゃもうかなり仰天ましたが、さしあたってはアニメイダーさんから「ROBO-ONE絶対優勝してやる」宣言が飛び出た事だけは明記させていだきます。
そんなこんなで、終わってみれば楽しく疲れた土曜日の休日でありました。ほんと、なんであんな子供って元気なの。動きすばやいし。
思う処は少なくないですが、ともかくも、ロボットを見る、ロボットに接する、と言う、またとない機会になったと思います。実物を見る事は極めて大事だと思いますがゆえに。次回、来年度も開催されることを期待しつつ。写真関係のことは、例によって後日追記しますね。
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