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2007.12.01

ROBO-ONEグランドチャンピオンシップ in 国際ロボット展2007観戦記【一回戦】

一回戦 第1試合
×Neutrino-RX (飛騨神岡高校)
vs
○Aerobattler ぺんと (なぐ)

 さあ、いよいよ試合開始です! 最初の試合はペンギンの皮を被った破壊魔ペント、対するは飛騨大会開催地からの登場、飛騨神岡高校チームのニュートリノRXです。

 あ、試合前にデモンストレーションがあるみたいですね。
 まずはペントから。「原点復帰完了! ピキーン!」 ……ぴきーんて! ぴきーんって言った! サーボが焼き切れるまで戦うぞ! 遠くにありて耳に聞け、自ら名乗りを上げてペント大登場です。
 続いてニュートリノ。連続歩行でのスラロームからキャッチボール。あ、90度その場回転ジャンプはやらないんですね。腕のセンサーでボールを感知してキャッチ、右腕に持ち替えてアンダースローでひょいっと投擲です。

 さてペントが再び原点復帰完了、いよいよ第1試合の開始となります。まずはペントが攻め込む、ニュートリノがやや回避し側面から攻める。胸元を突くニュートリノ、しかしペントの両腕を同時に広げるダブルラリアートに倒される。これで1ダウン、ペントもスリップ、ニュートリノ、踏み込んで突きますが、攻撃してバランスが崩したところをペントになぎ払われ、これで2ダウン。スリップのあとカウントを重ねて起き上がりますが、反撃に移る前に立ったままのポーズで斜めにかしぐ。バランスを取り戻す事が出来ず、そのまま横に転倒。ペント、3-0で圧勝を飾ります。
 連続パンチでペントの攻撃の出を潰す作戦でしたが、これは実らず。ニュートリノ残念ながら一回戦での敗退です。

一回戦 第2試合
○トコトコ丸 (チームとことこ)
vs
×ファイマン7 (エア)

 さあ、これも面白い対決。可愛いだけでは生き残れない、飛騨大会で伝説級な強さを誇ったトコトコ丸と、ロボット野郎Aチームの守備の要、ファイマンとの対決です。

 デモは試合後に行うとのことで、いきなり試合開始。中央に詰め寄るファイマン、トコトコ丸、やや斜めに構えて、袖口からの扇子の一撃! ファイマンを出会い頭に倒してまず1ダウン。トコトコ丸、リング脇まで後退。ファイマンが倒れ込むように押しますが、これは有効とならず。しかし交錯ざま、トコトコ丸の頭にファイマンの腕が当たり、トコトコ丸1ダウン。しかしファイマンも反動で倒れ、これでスリップ。2スリップでファイマンダウン扱い、2ダウンとなります。
 2-1から睨み合い、しかしファイマンここでスリップ。両者位置の読みあいから、間合いをちょっと見誤ったか正面衝突。ファイマン2スリップとなり3-1、トコトコ丸が勝利を収めます。

 デモ、トコトコ丸は阿波踊りのモーション。サンタスタイルに扇子を出して阿波踊りをちょいちょいと披露です。
 ファイマンのデモはサッカーとお酌。普段はデモで使用を禁止されている液体を、あえて使ってのデモです。ちょっとデモモードに手間取りましたが、なんとか開始。ボールをねじ込んでスローインのあと、ジュースを注ぐデモを行いますが、これがちょっとこぼれてしまいます。ロボットを自動化するのに何人も人間が必要なんだなあ、と言う西村さんに、「掃除するモーションを入れておけばよかったんですね」と。

一回戦 第3試合
○rsv3 (吉田ファミリア)
vs
×タマ(A-Do Type11) (スガワラユウスケ&影)

 さあ、頭頂高で言えば今大会最大のタマに対し、バランス優れるrsvが挑む試合。まずはタマのデモから行われます。拍手に反応して前に進み出るタマ。キャッチボールを行うと言うことでお子さんがステージの上に上がります。

「3番の子が早かったので」「3番って普通にトレーナーに3って書いてあるだけじゃないですか」

 すがわらさんの拍手でヘッドマスター分離。切り離された頭がお子さんのところへ。お子さんがキャッチして、たまに投げ返しますが…… 頭がどうも浮いてしまっているようです。なんていうかどんどん浮いてしまいます。光が強いのかなかなかタマが頭を認識してくれません。最後は手渡すように頭を差し出しますが、タマの胴体のほうがリングから転落してしまい、「そしてリングアウト」。
 つづいてはタマがカタパルトと合体。お子さんの合図で動き出した発射台からボールが射出! しかし前方に出過ぎたタマがリングから発射台もろとも再度リングアウト。そしてリングアウト。お子さんのコメントに「大人ですねー」と先川原さん。隙無く突っ込みます。
 というわけでタマのデモはこれで修了。光認識と画像認識についての解説。ちなみに20軸くらいだそうです。
 続いてはrsv3のデモンストレーション。キャッチボールを行うためのアームのアピールが行われます。こちらは手のぶんを加えて25軸。一回の充電で動けるのは5分、これはこのクラスのロボットの宿命的なものでしょうか。

 またタマの頭が割れないかどうかちょっと心配ですが…… あ。新ルールです。頭が割れたら1ダウンだそうです。
 第三試合開始。突撃するrsvに、挨拶するタマ。中央で睨み合います。rsv、頭を掴もうと待ちかまえます。そしておじぎするタマ。あぶないあぶない。両者、距離を置いて睨み合い。…………これは! タマが頭を切り離して攻撃し、rsvが後方に転倒! これで1ダウンです。
 しかし両者中央ややリング脇で交錯し、タマが1ダウン。起き上がりにリングアウトしてしまいますがこれはカウントならず。rsvがスリップしたあと、両者交錯してダブルスリップ。rsvの攻撃はヒットしてタマが2ダウン、しかしrsv、突撃ざまにつんのめって2-2。
 タマ、最後は攻撃を仕掛けたところでスリップし、これが2スリップ目となり3-2。接戦となった勝負はrsvが制し、二回線へ駒を進めます。

一回戦 第4試合
×レトロ (スギウラファミリー)
vs
○YOGOROZA-V.5 (だうと)

 これはテクニカルなロボット同士の対決です。……呼び込みが行われますが、だうとさんがなかなか現れません。準備中なんでしょうか。どうなんでしょうか。ああ、大丈夫です。ザクレロ風のマスクを被り、豪腕ヨゴローザ登場。対するは近未来で火星大王なレトロ、今日も元気に銀色です。
 これは試合を先に行うようですね。向きを変えて様子を見るヨゴローザ、中央でガードを固めるレトロ、ジャブを繰り出しますが、ヨゴローザの巨大な爪が真っ正面から襲う! ガードの上から殴り倒し、ヨゴローザ1ダウンを奪う。中央で交錯しヨゴローザ攻撃、しかしこれはスリップ。2ダウン目を真っ正面から奪ったヨゴローザ、背後から接近して掴みでのダウンを狙いますが、追い詰められたレトロも交わし続けます。
 しかし最後は真横から、移動中のところに攻撃を放ったヨゴローザ。爪の一撃がめくるように飛び込んで3-0。一気に勝利を収めます。

 「レトロはあんまり強くないのでー」と言うブラザースさんの声をよそに、ボクサー風にガードを固めたり小島よしおを繰り出したりするレトロ。一方30分前に足がもげたと言うヨゴローザ、寝っ転がってのんびりアピールです。

一回戦 第5試合
○Aerobattler MON☆ (なぐ)
vs
×スーパーディガー (ひろのっち)

 さあ来ました巨大ロボット・モンに星と書いてモンスター、対するは九州からの刺客、三銃士スーパーディガーの対決です!
 まずはスーパーディガーのデモから。サッカーボールとスイカがステージに。スイカ割りを行うとのこと。ボールは蹴…… あ、掴んでスローインです。腕の関節の動きが非常にスムーズ。機械っぽい関節の動きが素敵です。命中したスイカの頭がスカッと切り落とされて、二度目で見事成功。モンスターはデモはないようです。
 正面から睨み合うと実に強い。詰め寄るモンスター、かわしていくスーパーディガー、側面から背面を狙うか、しかし間合いに入りきれません。近づくと回転パンチを固定砲台のように打ち続けるモンスター。リング中央に陣取って攻撃を狙います。ディガー接近し中央で…… あー、しゃがんだディガーの頭上を、モンスターのパンチが通り抜けていきます。アルゴリズム体操状態です。リング脇にディガーを追い込んだモンスター、回転パンチを放ってディガーにヒット! 1ダウンを奪います。絶えず立って歩いて、と注意が飛びますが、広い間合いでリングを制圧するモンスター、一度攻撃態勢に入ると安全地帯がほとんど無くなります。そこにディガーを捉えられると…… あー、後頭部を殴り倒され2ダウン。ディガー、間合いを見て攻撃を狙います。背後を取ったディガー、しかしその場回転でモンスター、正面へ。掴み攻撃を狙いますがこれは実らず、しかしここで時間切れ。2-0、モンスターが圧倒的な大きさを生かしてリングを制圧しました。
 立ち上がり際の隙を狙ったディガー。一方なぐさん、土田さんに呼ばれるなり「卑怯です!」て。両足ダブルサーボでトルクは30kgx2の60kg、総数34軸。もうほとんどウォーズマン理論の世界です。

 重量級で下半身に重心を置いているロボットが多くなっているとのこと。現況は重量機体は3kgで区分し、最重量は規定はないものの、リングの耐久力を考えると10kgくらいが限度ではないか、とのことでした。

一回戦 第6試合
○アリウス (スミイファミリー)
vs
×R-Blue (イトーレイネツ)

 世に出回る量産型KHR、その始祖たる機体こそ、原型機でありウービルトであるRブルー。対するは一角専心の高機動ロボットアリウス。頭の突起物の先に、なにやらカバーがついています。

 Rブルーのデモは歩行。計算しての歩行は実にスムーズ。バックから斜めに、そのまま旋回に、と、シームレスに歩行モードを切りかえて動作するのと、転倒を防ぐモーション。衝撃が加わった際、自動的にたたらを踏んで衝撃を吸収し、転倒を防ぐ、と言うシステムを披露します。ポテンションメーターを片足に仕込み、傾斜がつくと自動に動くようになっているとの由。

 続いてはアリウスのデモ。胸の超音波センサーを使ってのお留守番と言うデモ。泥棒役のロボノバが前を歩くと存在を感知し、自動で攻撃する、と言うデモです。ちょっと泥棒のロボノバが転倒し、拍子で覆面が取れて正体出ちゃったりしてますが、感知成功して攻撃。これでデモの修了です。

 その場で回転し横向きに接近するアリウスに対し、Rブルーも接近。肩を地面に突くようにしてのショルダータックル気味の攻撃。起き上がりもなめらかで、Rブルー動きがかっこいいです。しかしアリウスの攻撃により後方にダウン。これで1ダウン…… おっと、転倒したRブルー、誤動作してしまったかデモモードに入ってしまった様子。ちょっと調整してから復帰、Rブルー、再開直後に出会い頭の攻撃でアリウスからダウンを奪います。しかし攻防は90度ほどリングを動いてリング脇で、アリウスの攻撃でRブルー、ダウン。絡んで分けての再開直後、両者スリップで中央で間合いの世見合い…… と思っていたところ、アリウス、腕先を伸ばしたぎりぎりがRブルーの体のへりに命中し、これがヒットして3ダウン! アリウス、Rブルーを制して勝利を収めます。
 試合後のアリウス。Rブルーを相手に、一回も使わなかったヘッドバットを繰り出します。

「高いセンサーを使うのではなく、ちょっとした部品で高度なことができる、アマチュアのいいところだと思います」との由。

一回戦 第7試合
○ケルビム (ロボットフォース)
vs
×ナガレブラック (ナガレンジャー)

 さあ歴代開催地・長井市から、ナガレンジャー第一の戦士・ナガレブラックの登場です。ナガレンジャー系の機体は膝に特徴がありますねー。そして対するは可変ロボット・ケルビム。擁するは勿論、プッシュくんでも有名なロボットフォースの岩気社長です。
 ナガレブラックさんのデモと言うか長井市の紹介のあと、ケルビムは変形とキャッチボールのデモ。センサーで感知してボールをキャッチし、上半身の展開部を利用してボールをたくみに投げ返します。

 さあ、試合開始。しゃがんだ姿勢から起き上がるケルビム、一方のナガレブラックは一礼から。中央で接近した両者、ケルビム速攻の一撃で1ダウンを奪います。交錯直後、自らもスリップする一撃で2ダウン目。非常に早い展開、今度はナガレブラック、パンチで1ダウンを奪い返します。孤を描く強烈なフックを繰り出し、肉薄して両者猛攻を続けますが有効打が放てず。ナガレブラック、1ダウンを奪い返し2-2。最後はケルビムのパンチは浅いものの、ナガレブラックが転倒、スリップを取られ3-2。圧倒的な体勢から追い込まれたものの、凌ぎきってケルビムが勝利です。
 どうもちょっと調子が悪くなったのか、序盤の猛攻のショックが両者にあったようですね。ともあれ、ケルビムが二回戦に進みます。

一回戦 第8試合
○メタリックファイター (森永英一郎)
vs
×ナガレイエロー (ナガレンジャー)

 デモでちょっと見た新技を見るのが楽しみです、独眼竜メタリックファイター。対するはナガレブラックの仇を討てるのか、ナガレホワイトに代わって急遽ナガレイエローが参戦です。

 まずはデモから。メタリックファイター、爪を使っての逆立ちから開始。綺麗に復帰して立ち上がってから、今度は開脚状態からの逆立ち! これこれ、これです新技。両腕で地面に突っ張り、抱えた膝を体の前へ。この状態で開脚した後足を畳み、体の後ろへぐりっと回して倒立します。すっごいなあ……。
 今度はナガレイエローのデモですが…… イエローにかわり、試作中と言うナガレグレーが登場。ちょっと響きがリトルグレイみたいです。歩行がなんとモンローウォーク、両足を交錯しながら歩行します。大きなロボットのほうが簡単だと言うモンローウォークを、難しい小型ロボットで実現です。普通に歩く歩行もなにげなく力強く、完成が楽しみです。

 試合開始、しかしイエローいきなりスリップ。横滑りするように正面に回りこんだメタリックファイター、しかし仕掛けようとしたナガレイエローが再度スリップ、自滅的に1ダウンになってしまいます。リング脇に乗り込みながら攻撃のチャンスを狙うメタリックファイター、相手の目の前を素早い横移動で横切って反対に回り込み、前転キックを放ちますがこれは有効打とならず、しかし次々とキーパーモーションを思わせる横突きなどの攻撃を繰り出します。ナガレイエロー、倒立してからの足を振り回すカポエイラ的なキックでメタリックファイターからダウンを奪います。
 スコア的に有利になったナガレイエロー、両者スリップを重ねて慎重な攻めとなります。メタリックファイター、斜め後ろのナガレイエローに攻撃を繰り出しこれで2-2、まだ決着ではありません、と言うそばから、最後はメタリックパンチを真横から決めて3-2、メタリックファイター勝利を収めます。

 最後はメタリックファイターも協力し、ナガレイエローが倒立して足で掴んで投げる「足投げ」を披露。ナガレイエロー、最後に大技を繰り出して修了となります。

一回戦 第9試合
○ガルー (kupakuma)
vs
×プティ (トウインフェニックス)

 さて久々に見ましたトーインフェニックスのプティに対し、軽量級の切り札、優勝候補ガルーの登場です! 特に同じクラスのウェイトの相手と戦う時には殲滅的なまでの強さを誇るのが、クロムキッドとこのガルー。この勝負どうなりますでしょうか。

 さあ両者、まずは中央、いや、ガルー、フットワーク軽く位置を取りに行きます。プティ、前進しますがアッパーを胴体に貰い…… いやこれはスリップ。パンチがあたる前に、自ら後方に倒れてしまっています。しかし起き上がったところに今度こそガルーのアッパー、これで1ダウン。続いてプティの攻撃が空振りでスリップとなり、2スリップで2ダウン。プティ、回転パンチを放ちますが、間合いから逃れたガルー、かわしたところから踏み込んでパンチを当て、めくりあげて3ダウン! 電光石火のスピードであっと言うまに3ダウンを奪い取り、ガルーが3-0で勝利を収めます。

 ガルーのデモはリング脇までダッシュ。しかしガルーのダッシュはただごとではありません。宙に浮くほどのダッシュを端から端までアピールする、見事なデモです。
 トウインフェニックスに関連して、大学などのサークルでの技術継承の難しさについて、あれこれ議論が交わされます。
 引退試合となるものの、負けたら留年だヨなどと言われていた先輩さんに。後輩さんからは「頑張ったんじゃないでしょうか。留年は勘弁してあげて下さい」とのコメントでした。

 さて、これで一回戦九試合は全て修了! 今回の注目選手はメタリックファイター、と言うお話などのあったあと。休憩を挟んで、1時20分より二回戦が開始となります。

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