ぼくのわたしの東京マラソン。(☆)
昨年第一回とはうって変わり、好天に恵まれました2月17日。この日曜日は、第二回となる東京マラソンの日となります。
もちろんランナーとして参加するわけではありませんが、これでも東京都民の端くれ。お祭り騒ぎに一枚噛んでこそ、まがいものではあっても江戸っ子と言うものでしょう。そんなわけで好天にも誘われて、はるばる都内まで出かけてきた日のことでした。
まず到着したのは新宿。
20分以上かかったスタートも終了し、市民ランナーの皆さんもおおかたスタートしきって西武新宿駅前の靖国通りはほぼ無人。交通封鎖された両岸に人がばらばらばらっと言う感じで群がっています。ここは普段でも人通りが多いですからねー。ボランティアの人たちが「通行制限なので向こう側には地下街を通ってー」としきりに呼びかけています。ほら、ここにも拡声器を持って呼びかけている人が。「コーヒー100円でーす」マックか! マックなのか! 人通りをあてこんでなのかなんなのか、お店の呼び込みもかつてない盛況でした。マックの制服姿のお姉さんが半袖で呼び込みをしているのはちょっとかわいそうでした。
通りを歩いているといきなり「がんばれよー!」と言う歓声が。ふとそちらを見ると、なんか道端のセブンイレブンから飛び出してきたランナーが通りを駆け出していくところでした。気分悪くしたかなんかだったんでしょうかねー。その方が最後近くだったらしく、あとを走る人はあまり……
おっと自転車です。ここで自転車の登場です。靖国通りの真ん中で止められる自転車。そして警官の皆さんがそれこそ犬ホームズの警官隊みたいな勢いで登場。あっと言う間にキャプチャされる自転車の人。ああどっか行っちゃった。
道にはいろいろ変わった車が止まっています。
一見ただのはとバスに見えますが、後部には「収容」の文字。ランナーさんが休憩されているみたいです。
この超かっこいいのは審判車の様子。
うろうろしていたら、規制解除の瞬間に立ち会いました。
「もうすぐ規制解除です」と通知している車が通り、高速道路の事故表示みたいな電光掲示板をつけた車が通った後、なんとなくと言う感じで規制解除が進み通行止めが撤去されるようです。
とくに向こう岸に用事はなかったんですが、お巡りさんが「渡っていいですよ」と言うので、せっかくだからと横断歩道を渡ることに。ところが真ん中辺りまで来たところで別のお巡りさんが「歩行者信号守らせろー!」と拡声器でかなりの大声の指示。えええわたっていいって言ってましたよさっきー、と、震え上がりながらこけつまろびつ横断歩道を横断。お回りさんの怒鳴り声は怖いです。自分に向けたものでなくても。ぶるぶる。
さて、すでにランナーもいないので、ここいらに居ても仕方がないのも事実です。勢いで道を渡ったらそこは伊勢丹界隈だったので、新宿三丁目から地下鉄に乗って市民ランナーの皆さんのいそうなところに回り込むことに。先頭ランナーはこのころ田町のあたりでした。ワンセグってべんりー。
メトロに乗って九段下。
俎板橋を渡って直進したところで、ようやくランナーの皆さんを発見しました。
手旗を渡されそうになったりしながら、元気な市民ランナーの皆さんの脇を歩いて進みます。途中、道を渡れないところがあったので、ややコースを離れて迂回。
いい天気で散歩日和ですよ。ときどき、勝手連ランナーなのか、普通にジョギングしている皆さんに追い抜かれたりすれ違ったり。
歩くつれづれ、ふと携帯電話でミクシィを見ると、マイミクシィのコータンさんが走破したとの報告が。おおー。お祝いを打ってから電車に乗り、ランナーの皆さんがちょうど走っている辺り、兼10kmコースのゴールである日比谷界隈まで移動します。
ランナーの皆さんはばりばり元気。あとで聞いたら完走率も相当高かったそうですよ。
歩いていたらこんな看板。関門封鎖されちゃってるみたいです。
日比谷公園の辺りは人とテントでいっぱいの様子でした。なにやら出店のようなものもありましたが、部外者がほいほい行っていいムードでもなさそうなので、遠巻きに見守る程度に。ここいらあたりは付き添いの人とか走り終えたランナーの方とか、とにかくこれまでで一番人でいっぱい。地下鉄の駅もロープが張られ、登る人と降りる人でコースが分けられていました。ちなみに僕の前を歩いていたのは、ランナースタイルのおじいちゃんでした。リタイアして電車で移動されてたんでしょうか。
これは勿体無いですけど、でも仕方がないと思うところ。
市民ランナーの皆さんが走っている反対の車道では、スタッフの皆さんがミネラルウォーターを大量に処分しているところでした。給水所に並んでるあれですね。処分といっても、まあ、道に撒いていたわけですが。気温が思ったほど上がらなかった(この頃は日が翳って、さらに気温が下がっていました)せいか、非常にあまってしまった様子で。
なにしろ一度開封しちゃってるので元に戻すわけにもいかず、さりとてスタッフの皆さんも勿体無い勿体無いと思いながら仕方なく処分されていた感じがありありと。反対側の車道を走るランナーの皆さんのほうを見て「これ向こうの人にあげるわけにはいかないんですかねー」と言ってたり、また道端で見物している人に配っていたり。捨てるくらいなら、と2lくらいのペットボトルを男飲みしている人もいました。
これは勿体無いとは思うものの、どのくらい需要があるか判らない以上は仕方のない話ですよね……。去年は逆に足りないということで(バナナですけど)いろいろ不都合が出たわけで。丁度ぴったりってわけには、どうしてもいかない訳でしょうからねー。
のちのち、写真週刊誌とかワイドショーとか都議会とかでこのことが問題にされちゃうのかなあ、とか。それもどうなんだろうなあ。とか、そんな風に思ってしまった次第でした。
このあとは寒くなってきたもので、普通に帰りました。
それにしても、この日のことはいろいろ面白い体験でありました。どこもかしこも通行止め、なのに地下鉄は普通に動いている。この普通なのに普通じゃない感じ、これが全都内的に展開しているんだと思うと、どうもこの非日常感が愉快で愉快で。そうか、これを味わいたくて都内を一日うろうろしてたんだな、と。そんな風に帰り道、ひとり納得していた次第でありました。
それにしても情けないのは、走ってもいないのに足が疲れてたりとかしてた事。運動不足にもほどがありますね。ジム通いをまじめにやって、来年くらい、10kmコースくらいは走れるようになれてもいいなあ。
願わくばどうか次回も好天でありますように。出るにせよ、出ないにせよ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 振り返り2024年インデックス(2024.12.31)
- 振り返り2024年(PBW)(2024.12.31)
- 振り返り2024年(ゲーム/PBW以外)(2024.12.31)
- 振り返り2024年(旅行&外出)(2024.12.31)
- 振り返り2024年(読書)(2024.12.31)
コメント
東京マラソン
なる行事の存在を、今年当日夜にはじめて認識しました
投稿: ヨッコ | 2008.02.19 03:15
千葉には知れ渡っていないんですね……。
知名度的にはまだまだですなあ。全国とは言いませんから、せめて関東一円くらいにはメジャーになってほしいものでする。
投稿: sn@散財 | 2008.02.19 21:06