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2008.03.12

怪ロボットあらわる! ブラックオックス登場の巻(☆☆☆)

リンク: [ブラックオックス] Vstone Co.,Ltd..

 かつて鉄人28号(のロボット)を発売したヴィストンさんから、今度はブラックオックスがまさかの登場です!
 リンク先の写真を見ていると、立ちポーズが猫背なあたりがいかにもブラックオックス。この背中の丸め具合がたまりません。

 さてブラックオックスと言えば、ほとんどライバルロボットのアーキタイプとも言うべき存在。自分も大好きなロボットのひとつで、一番好きなロボットは何かと問われたら軽く一昼夜は悩む自信はありますが、その中でも確実に最後の五指に残るであろうロボットのうちの一体がブラックオックスです。
 元祖鉄人28号に登場したこの漆黒の巨人は、派生した鉄人作品のほとんどで再登場。あたかも敵の復活を感知して蘇る悪鬼の如く、鉄人の前に立ちはだかり、また鉄人と肩を並べて戦ってきました。
 鉄人の持つ飛行能力こそ持ち合わせていない(FXなど少数の例外あり)ものの、鉄人に匹敵する強力なパワーと装甲に破壊兵器、さらには鉄人をも含めた周囲の機械を動作不能にしてしまう、強力なジャミング能力(初代の製作の経緯を見ていると、単にものすごい電波漏れのような気もしなくもないですが)を併せ持つブラックオックス。
 全身ほとんど真っ黒黒で、のっぺらぼうに等しい顔に黄色い目だけが煌々と光る姿は、不気味でありながらどこかスタイリッシュ。両掌をぶらりと広げ、やや前屈み気味に前進する不気味な姿は、まさに「怪ロボット」の名を冠するにふさわしい押し出しです。

 初代鉄人28号では、不乱拳博士により「ものを考えるロボット」として作成されていたものの、とうとう思考機能は完成しないまま、突貫工事で改造されて対鉄人戦闘に駆り出される事に。それでもほとんど単体で桜田門の警視庁に殴り込みをかけ、逮捕されていた黒覆面の仲間を救出。襲い来る鉄人を殴り倒し、さらに南の島にあるアジトまで捕虜とともに逃走までしてみせると言う、これだけ自律(ものすごいプログラムなのかも知れませんが)してて、何がまだ不満なんだろうと思うくらいの高性能ぶりを発揮。
 妨害電波で鉄人と正太郎をさんざん苦しめたものの、最終的には警視庁が稼働状態で確保。
 以後、鉄人が苦境に陥ると、敷島博士等のコントロールのもと、鉄人の救援に赴く助っ人として華麗な転身を果たします。それこそ、「かつて敵だったロボットが主人公の味方になる」と言うケースの、これも原形だったと言えるでしょう。

 以後の作品でも、このスタイルは基本的に踏襲されています。「太陽の使者」しかり、「鉄人28号FX」しかり。今川版鉄人では上記の設定に沿ったかたちで敵として、また味方として、最後には再び敵として。地を埋め尽くさんばかりのブラックオックス軍団が鉄人を追い詰めます。あ、「白昼の残月」ではそういえば登場していませんね。バッカスとかは出てきたんですけども。警視庁の地下に封印されたままになってたんでしょうか。
 長谷川版コミック「皇帝の紋章」においても、世界七大ロボットの一つとして登場。念願の自律思考能力をとうとう備えたブラックオックスは、驚異的な反応速度と妨害電波で鉄人を追い詰めます。鉄人がブラックオックスに対抗するために編み出した、とんでもない、そしてアナログな手段。ブラックオックス編は皇帝の紋章の作中でも一番の白眉。もちろんその後は鉄人とタッグを組み、強力な味方として戦いを繰り広げます。
 因みに関連作品としては、ジャイアントロボの「地球が制止する日」では第何話かのオープニングのワンカットだけ登場。猫背で歩いています。「地球の燃え尽きる日」では、今川鉄人宜しく(こっちも脚本は今川監督ですが)一度に何体も登場。しかしさすがにジャイアントロボが相手では、アンドロ軍団のロボットみたいに薙ぎ倒されてしまい、あんまりいいところがありません。残念。

 さてさて、一口にブラックオックスと言ってもいろいろありますが、僕の一番好きなブラックオックスは(初代も長谷川版も今川版ももちろん好きですが)、重馬敬さんの小説版鉄人28号に登場するブラックオックス。
 コンセプトからしてすでに、鉄人と対を為す存在として描かれているブラックオックスの姿が非常に魅力的であります。る。

 鉄人28号はアトムと並んで、ロボット物語の祖型と、ロボットの神話と言ってもいい存在です。これからも何度も、何度でも、必要とされる限り蘇り、新たな物語が語り継がれる事でしょう。
 そして光あるところに、必ず影もまた生まれるように、ブラックオックスもまた。バッカス、モンスター、サターン、VL2号、ギャロン、そしてファイア2世・ファイア3世ら、敵対者達の筆頭に立って蘇り来る事でしょう。鉄人と戦い、鉄人に打ち倒され、また鉄人の味方となるために。

 やっぱりその時も、ブラックオックスは、黒くて強くてかっこいいに違い有りません。
 そうであってほしいものです。

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