第1回バトルカップ観戦記【予選グループB・三回戦】
さあ、インターバルの間になんかえらいことになってます。ロボスポットからくぱくまさんがガルーひっさげて登場。リングの上ではなんてこと。GAT&サアガvsガルー。すごい絵です。大丈夫でしょうかこれは。
ガットまたなんか腕もげてます。このあと試合あるのに。
さて、ここまで全勝はKHR-赤とサアガの二機。一勝のEorz、ドリラー、GATがそれを追いかける展開。さあ、リング上でみんな暴れている間に最終組み合わせが発表になりました。
ゼルファー vs コバル
ドリラー vs NOVAGON
GAT vs Eorz
サアガ vs KHR-赤
これでいよいよ決勝の三週目、三回戦の開幕です。
■三回戦
○ゼルファー vs ×コバル
さてちょっとした調整のあと、ゼルファーとコバルの対決から再開です!
開始…… 直後、コバル、くたっ、と足首からくずおれてしまいます。接触していないのでノーカウント、コバルちょっと調整が…… おっと、断線との声が聞こえてきます。大丈夫でしょうか。あー、回路断線とのこと。残念ながら棄権、ゼルファー不戦勝となります。
×ドリラー vs ○NOVAGON
さて第二試合は、ドリラーとノバゴンの対決です。開始直後、両者慎重に接近。ノバゴン駆けた、一気に駆け寄ります。ドリラーは両腕を大きく広げた攻撃のあと、腕を片方に伸ばしながら移動と攻撃を同時に行うサイドアタック。しかし攻撃中にノバゴンの反撃が足下に入り、これでバランスを崩してダウン。ドリラー、倒れた直後に再び先程の暴走を開始してしまいます。ごろんごろごろ腕脚を伸ばして転げ回るドリラー側、タイムを申請。1タッチで2-0となります。
激しく震動しているドリラー、大丈夫でしょうか。試合再開からドリラー接近、ノバゴンは旋回しながら脇を攻めていく構え。しかしノバゴンが離れたところに、ドリラー、リングの継ぎ目に引っかかったか前のめりにダウン! これで3-0となり、ノバゴンが勝利を収めます。
待ち時間のあいだ、リング上ではガルーが登場。RBを相手にスパーリングです。ちょっと調子が宜しくないみたいですが。
×GAT vs ○Eorz
さあガット、本日最後の試合。相手はEorzです。もう慣れてもいいはずなんですが、それにしてもサイズの違いすぎる勝負です。てきぱきと接近するガット、大きいのに脚捌きは妙に綺麗。しかし素早い横歩きでガットの接近を躱すEorz、ガット、転倒してまた腕がもげてしまいます。これは接触ではないので0カウント。
ガット、接近してしゃがみ回転パンチを放ちます。しゃがんだままかすかに移動、なんだか勢いで前進している気もしますが。Eorz、素早い動きでどんどん移動していきますが、実際どう攻めるんでしょうこの体格差。足下に駆け寄って接触、これで試合有効。真ん中で回転パンチを放ち続けるEorzですが、……おっと、ガット転倒してリングの横へ! 起き上がりモーションが入りますが、なぜか上下が逆に。綺麗な倒立で脚を天井に向けて直立したガット。そのまま一瞬静止して…… 変な沈黙のあと…… 脚からばッたーんとリングの外へと倒れます。それはもう、ものすごい勢いで痛そうな音で。
起き上がりにかかるガットですが、いや腕はもちろんもうもげてますが、起き上がりの最中でガリガリガリガリガリーと妙な音が。ギアが欠けている、と言うことでレフェリーからストップが入り、ここで試合終了となりました。
もげた腕をぶらさげたまま、カーペットの上をものともせずに歩いていくガット。これだけ大きくてこれだけダメージを受けたのにものともしません。素晴らしい。
リングの奥ではなぜかキノピーが登場です。攻撃のモーションがかなり本気な感じ。
さあそれにしても面白くなってきました。Eorzが2勝となったことで、最終のサアガとKHR-赤の勝負次第では、最終戦まで勝ち残る目が出てきそうです。
○サアガ vs ×KHR-赤
さあ、凄まじい勢いで殺到したサアガ、赤に密着してめくりあげるパンチを連発します。何度目かの攻撃で背中から薙ぎ倒し、これで1ダウン。やや離れたところで横にパンチを放つ赤、猛攻を仕掛けるサアガ、しかし勢い余って自分が倒れてしまい1ダウン返し。互いに伸ばした腕先が交錯し、がちんと言う音とともにスピンする両者。直後、KHR赤をなぎ倒し、サアガが2ダウン目を奪います。
2-1の展開から、サアガが姿勢を落とします。両腕を繰り出して姿勢を落とし、がちがちがちがちと震動するように接近する仕草。掴み突進です。伸ばした腕先がKHR赤の胴体を見事に抱え込みます。
すでにどよめきの起きた会場、そのまま一気にKHRを頭上に抱え上げて、頭からリングに叩き付けるバックドロップ! なんとサアガの体はこの時点では、足裏以外着地していません。つまり3-1で決着です。
サアガ、全勝の最後を見事なフィニッシュホールドで飾り、堂々のトップ決着となります。
さあ、これで全試合終了。
集計のあいだリングの上は無法地帯となります。キノピーやクロムキッドまで混じったリングの上は、ガットが思う存分猛威を振るう地獄の様相です。
最終戦終了の段階で、私的集計では勝ち点上の一位はサアガ。二位はEorzとKHR-赤、ゼルファーとNOVAGONが4位、ドリラーとGATが6位。コバルが8位となるわけですが。EorzとKHR-赤のどちらが決勝に進むか、ダウン数が問われる展開です。
さあ、公式の順位の発表です。
1位 サアガ
2位 KHR-赤
3位 Eorz
4位 ゼルファー
5位 NOVAGON
6位 GAT
7位 ドリラー
8位 コバル
というわけで、こちらの組からは。圧倒的な強さで全勝を飾った、組み討ちの覇者サアガ、そしてKHR-赤が最終決勝へと駒を進めました。
最後は全ロボットを並べ、コンクールドエレガンスの投票が行われます。後回しにされたガットが圧倒的な支持を集め、コンクールドエレガンスを獲得しました。
さて、ここで第二予選まで終了です。
半分がた席の埋まったこの勝負。次は第三予選となります!
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