第1回バトルカップ観戦記【予選グループD・一回戦】
さあ、やってきましたは株式会社アールティさん特設リング! ここにやってくるのも二日ぶりです。しくしくしく。
まあそんなことはどうでもいいのです。一ヶ月にわたって繰り広げられたロングキャンペーン・第1回バトルカップ、いよいよ予選も最終ラウンド。すでに六席決定した決勝トーナメントへの進出者、最後に空いた二つの席が埋まる時がやってきました。埋まるはうずまると読んで頂ければ。
さあ、Dグループ予選いよいよ開幕です…… おお、今日は初の自律ロボットも登場ですよ。
まずはお決まりとなりました、バトルカップ特有のルールの説明が行われます。スイス式トーナメントにより各機三回ずつバトルを行い、勝ち点の合計により順位者を決定していくルール。同点の場合、与ダウン・被ダウン差により決定。そしてリングアウトは一発ゲームオーバーのリアサドンデスルールです。
おっと、ここでサプライズ。本日は1チーム欠席のため、特別解説のGIYさんがミャノイで参戦されるとのことです!
さあさあ。くじ引きのあと、注目の一回戦のカードが発表になりました。
デシュミット vs キャバリア
ミャノイ vs 舞妓さん4号
竜鬼Ⅱ vs BLACK TIGER NEO
MASAKADO vs ACCEL
まず第1フェイズは、この四組のカードでスタートです。
■一回戦
×デシュミット vs ○キャバリア
さあさあ、いよいよ試合開始です。巨大な脚を持つ大型ロボット・キャバリアに対し、KHRモデルとおぼしきデシュミットはこれがデビュー戦。猛烈な体格差勝負ですが、キャバリアはキャバリアでモーションが入っていないらしいと言うのが問題みたいです。どうなりますか。
さあ試合開始、両者前進、途中で一端停止したあと、両者接触していきます。まずは仕掛けたのはデシュミット、裏拳突っ込みのような構えでファーストタッチ。両者、しかし攻撃が切り出せないまま移動しつつの睨み合い、横に行っちゃダメだ、と言う声が飛ぶ中、横を通り抜けて後ろへと抜けかけたデシュミット。しかしキャバリアの後退に巻き込まれてダウン。起き上がりの体がリングの淵のほうへと進んでしまい、そのままリングアウト! 圧倒的なフィジカルの強さを見せつけて、キャバリアが勝利を収めます。
×ミャノイ vs ○舞妓さん4号
さあさあ、第二試合。最強のリザーバーGIYさんですが、ミャノイがバトルをするのを見るのは初めての気がします。大丈夫でしょうか? 対するは舞妓さん4号、こちらもKHRバリエーションの機体のようですね。機体のあちこちのクッションが気になります。
猛烈に駆け込んだミャノイ、方向を修正し、ゆっくりと前進する舞妓の正面へ。ミャノイ、機体を左右に振ります。横突きで両者接触、しかし正面からぶつかったミャノイ、舞妓に弾き返されるように後ろへ、1ダウン! ミャノイ、両腕を振り回しだだっ子風猫パンチを連打するも、舞妓倒れない。連打と言うか腕を振り回す感じですが、しかし起き上がりに舞妓前進し、ミャノイ後方へ。足首が引っかかって巻き込まれるように舞妓もダウン、これで2-1。
起き上がり直後、ミャノイがスリップし後方ダウン! 「……今のは?」と尋ねるGIYさんに、非常の3ダウン宣言。
なんと舞妓さん4号、デビュー戦でGIYさん(ミャノイですが)を倒す衝撃のデビューです!
奥の調整リングでは、なぜかコガルーが走り回っています。
×竜鬼Ⅱ vs ○BLACK TIGER NEO
さあ次は注目の勝負! 二足界で尤も輝くロボット竜鬼Ⅱに対するは、大会初にして唯一の自律型バトルロボット・ブラックタイガーネオの登場です。コントローラーを持たず、なぜかうちわ一枚手にして登場のIKETOMさん。
試合開始、竜鬼Ⅱに接触して攻撃を仕掛けるブラックタイガー、殺到する動きは驚きの早さ。竜鬼Ⅱの脇から回り込んでダウンを奪います。少しずつ回転しながら相手の動きを読むブラックタイガー、斜めに接近して向きを変える突き、竜鬼Ⅱは攻撃の拍子に姿勢を崩し、横につんのめってダウンしてしまいます。さあ両者止まって睨み合い、なるほど。イケトムさんがうちわを使って誘導しているんですね。リング脇のほうに歩きかけたブラックタイガー、その場で旋回して敵を探します。慎重に接近した竜鬼を目ざとく発見し、攻撃を仕掛けていく。しかしここは竜鬼Ⅱ、バランスを取って逆襲しブラックタイガーを薙ぎ倒す、復帰中に自分もダウンしてしまった竜鬼Ⅱですが、これはファイトコールがかかっていないためノーカウント。
リングアウトのピンチでしたが竜鬼Ⅱ復帰、45度ずつ旋回しつつ待ち受けるブラックタイガーに果敢に挑む。しかし交錯した攻撃は、竜鬼Ⅱの足の上にブラックタイガーが乗りかかるようにして両者ダウン、3-2のダウンでブラックタイガーが勝利を収めます!
解説のGIYさん曰く、「知っている限り、自律のロボットがバトルで勝利したのはこれが初めて」とのこと。歴史的勝利を飾ったブラックタイガー、一勝の足跡をここに刻みました!
さて次は第一回戦、最後の組み合わせです。
○MASAKADO vs ×ACCEL
さあ、最後もなにやら異色の対決。全身緑色のロボット・マサカドと、腕に車輪のついたバイク風ロボットアクセル。有線のアクセルです。両者慎重に慎重に、じりじりとリング中央へ。アクセルは両腕を繰り出すパンチを、おっと転倒。なんと大変。アクセル起き上がれないようです。
両者、慎重に慎重に再び接近。両腕を広げたアクセルに対し、左右の腕を交互に繰り出すパンチでマサカドが1ダウンを奪います。さらに手での起き上がりで、これで一気に2ダウン。
しゃがみ込んでパンチを繰り出すアクセル。両腕を左右に広げたまま、腰の軸をアナログで回転させて回転攻撃を繰り出すシステムのようです。GIYさんの解説が終わったところでマサカドのパンチが後方からどんと突っ込み、アクセル、吹っ飛んで3ダウン。ユニークなデザインが好評なアクセルでしたが弱点は致命だった、マサカド、一回戦の勝利を収めます。
リング上で、おなじみサアガが縦横無尽に駆け回る中。そのかん二回戦の抽選が行われます。
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