関東組ロボット練習会 in ろぼとま
ちょっと小雨の降りしきる中、赤羽からゆるゆるとバスに乗り。短いトンネルを抜けてみたり団地の中を走り抜けたりで、やってきたのは志村坂上。今日はろぼとまさんの店舗にて、関東ロボット練習会が行われております。
やや出遅れて二時間ほど遅れて会場着。さすがに皆さんもう到着されていて、調整にとりかかっています。ろぼとまさんの店舗は広い調整場所が用意され、真ん中には常設されていると言うROBO-ONEリングが設置されています。周りにカーテンのセーフティが張り巡らされ、なお一層巨大感を増したリングでは。最近どこに行っても絶好調のイガアさん、サアガが今日も元気に調整中です。
因みに、もろに団地と言う雰囲気の階段と入り口の向こうにあった会場のろぼとまさんは、綺麗なお店ながら、ふしぎにも昔懐かしい模型屋さんの雰囲気をどこか感じる佇まいでした。RB300からチョロメテに至るまで、圧巻はロボットのキットモデルの堂々たるラインナップ。しかし目を奪われたのはつい最近なんとなく置かれたと言うアッガイだったりして。
で・か~るを調整する道楽、さんの横に陣取り、早速リングの上に、サイコロと赤いコーンを投入してみます。
ほどなくして、くぱくまさんが到着。何気なくくままさんが取り出したものこそ、今日この日の皆さんのやる気に火をつけた、小さな怪物でした。
え? と言う顔をする周囲一同に、くままさんが一言。「コガルーです」。
コガルー。そう、明日のRTバトルカップに出場するロボットです。色々な人の事前の予測ではKHRベースでのガルー(コクロムキッドがそうだったように)だったのですが、出てきたのは並行リンクの脚部と重量足裏、クロムキッド譲りの傾斜装甲、そして巨大なシールドシャベルを持った機体です。
チロルチョコロボット大会用も視野に入れていると言うこのロボット。実は未完成で、うしろ半分基盤が剥き出しになっているのですが。出てくるなり、動くなり、いろいろな人の闘争心に火をつけました。
サアガvsコガルー。安定性が高く、パンチや打撃を逸らしてしまう構造を持つコガルー。さすがのサアガでもなかなか倒せない。
投げにもチャレンジしますが、相手の胴や腕のサイズにどうしても合わず、失敗してしまいます。
すかさずコガルーの計測を行い、すぐに席に持ったかと思うと、すぐさまモーションの改良にかっかるイガアさん。もはやコガルー倒さずば帰るわけにはゆかじ、とか、それくらいの構えです。いかん本気だ。
そしてそのあとGIYさんも参戦。YG不知火とコガルーがばちばちと対戦…… するも、それでもコガルーなかなか倒れない。思わず熱くなるGIYさんを相手にして、驚異のドロー状態に持ち込みます。
あいまあいまに微調整して投げを打つサアガですが、コガルーも持ち上がるもののなかなか飛びません。これはのしかかられてしまった格好。
くままさんからは「実はチロルチョコロボット大会にも対応」と言う驚きの言葉まで飛び出します。
こんなⅢ号突撃砲みたいなチロルチョコロボット見たことない、と言うのはさすがに帰ってから考えたフレーズですが、「どこの世界に不知火と互角に戦うチロルチョコロボットが」とか、「よくよく見ると戦車っぽい」とか、いろいろ言われておりました。
むしろ、あとでやっていたガルーvsコガルーで、ガルーがコガルーに苦戦していたのが割とショックな絵でした。強いなあコガルー。
そんなわけで、打倒コガルーで急激に盛り上がってしまった本日の練習会。近年珍しいほどガチガチぶつかりあう激しい格闘日となりました。
この期を利用して、と言うわけでもありませんが。ちょっと協力をお願いして、前々から考えていた新競技を実験してみる事に。詳しい事はまた後日書きますが、バトルビリヤード(仮名)と言うような競技です。
その場に居た皆さんに協力して貰い、その場でルールの微調整などを行っていたところ、
自分はタイムキーパーをしていて写真が撮れなかったのですが。サアガvsYG不知火の対戦が、なかなか熱く面白い事に。そのうち、別の機会で実験バトルをする機会もありそうです。
そんなことを言っていたら、自分も巻き込まれる事になってしまいました。
あれこれあって、自分もイガアさんにサアガを使わせて貰えることになり、バトルビリヤードを自ら実験してみることに。そして注目の相手とはいえば、相手は先程なにやら取材の申し込みを受けていた、ご存じGIYさんのYG不知火です。…………人生最初のバトルの相手が不知火。どんなスパルタですか。
ものすごく素直なサアガの操縦性に感度しながらわきわき羽後書いていたら、しかも初戦の1R目。操作に迷って脚を止めたところを不知火の攻撃が直撃、リングの保護のない領域に落下してしまい。なんと、足の裏のプレートが片足後ろ半分欠けてしまうと言う事態に。
しかし大丈夫だからとイガアさん。なんと引き続き、そのままバトルビリヤードの実験を行う事に。えええ大丈夫なんですかホントに、しまったほうがよくないですか、とびくびくしながらコントローラーを触ると。うわああ、動く動く。さすがに起き上がりはできませんし、叩かれるとさすがに倒れちゃいますけど、歩くぶんには全然問題もないです。なんだ。すごいぞ。
もちろん自分は順当にストレート負けですが、そして再びイガアさん操縦によるサアガ(脚欠けたまま)と不知火のバトルビリヤード(仮)。なんとこれで不知火を倒してしまいます。すごいなあ……。
丁度このあたりで、いしかわさんがどんよりした表情で登場。「最初は来ないで死亡説を流そうかと」と言いつつも、熱は下がったそうで、まあ冗談が言えると言う事は大丈夫なことですよね。原因がわからないっぽいのは不安ですが。人形つかいさんとアニメイダーさんは、いろいろ理由があって結局不参加でした。残念。
このあとは、しばらくあちこちをうろうろ。
リング上での不知火vsガルーと言う豪華なスパーリングを観戦したり。
吉田さんの新型(さくら2号)のカラーリングの綺麗さに目を奪われたり。
いやし効果のありそうなラムダくんを、地べたに座って観察してみたり。
しばらく先述アッガイと戯れさせていただいていたりしておりました。
ろぼとまの方のリクエストで、GATがリング上でデモンストレーション。腰を左右に振ってバランスを取る歩き方が人間っぽいと言う話になりますが、狙って作ったわけではなくそういうふうになっちゃった、との事。人間が適度に脱力して歩く普通の歩き方が、トルクが十分ではないせいで結果的に再現されているのではないか、とは、しまけんさんから後ほど頂いた解説でした。なるほど。
しかし歩行中にバランスを崩してダウン。腕がもげてしまいます。ここまではいつもの通りでもげてもちゃんとくっつくようになっているんですが、なんと再度反対側にダウン。なんか破片が飛んだですヨと思っていたら、サーボホーンが欠けてしまった様子。両腕が折れた状態でなおも歩くGAT。すごいといえばかなりすごいです。
明日のアールティバトルカップに登場するチームのうち、4チームが集まっているこの状況。最後は明日に備えてか、皆さんちょっとゆっくりムード。そのあと撤収と言う流れと相成りまして。
そんな感じで。バトルカップ予選の前哨戦の様相をも呈し、久々に白熱した感のある練習会でした。環境もとても良好なため、今後こちらでの機会も増えるかも知れないと思った日でありました。
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