第1回バトルカップ観戦記【決勝戦・一回戦】
さあさあ。いよいよやってまいりました、バトルカップは本日決勝戦。
これまで予選四回。四月に毎週1回行われてきた予選の結果選ばれた、二体四組、計8体のロボットが、トーナメントで最終優勝を競います。
さあ、登場するロボットは以下の8体。
予選A組 : Gram シーラカンス
予選B組 : サアガ KHR-赤
予選C組 : コガルー さくら2号
予選D組 : キャバリア 舞妓さん4号
さあ、いよいよ開始。本日は通常の勝ち抜きトーナメント形式。因みに、これまでは勝ち点1を分け合ってきた引き分けですが、今回は時間切れの段階でダウン数の少ない方が勝利、同点の場合にはサドンデスのゴールデンダウン方式で決着となります。通常のバトルトーナメント方式ですね。
GIYさんの前に置いてあるエイトマンマノイが商品と勘違いされたりしている中。一回戦のカードが発表となります。
Gram vs 舞妓さん4号
サアガ vs さくら2号
コガルー vs KHR-赤
キャバリア vs シーラカンス
さあ、わけても気になるのはキャバリア。予選でも圧倒的な強さを見せましたがさらにパワーアップを果たし、一昨日、名古屋で行われたロボチャンプでは見事優勝。歴代キャバリア最強の呼び声高いキャバリアです。
さあ、いよいよ決勝戦。一回戦から試合開始の構えです。
■一回戦
○Gram vs ×舞妓さん4号
さあ、最初の試合は。学生さんチームで唯一の決勝進出チーム・グラムと、初登場ながら予選会を制し、決勝へと進んできた舞妓さんとの勝負からです。
試合開始、まず一礼の舞妓さんに、体格に勝るグラムは一気に接近。相手側に攻め込んだところで体の側面をぶつけてワンツーパンチ、舞妓さんからダウンを奪います。しかし試合再開直後、交錯中にグラムが自爆気味にダウン。ちょっと怪しい起き上がり、しかし立ち上がったグラム、ストレートパンチを舞妓さんにぶつけ2ダウン。しかし体半分リングの外に出てしまった舞妓さん、ぎりぎりのところから、もう一度立ち上がりを、のレフェリーの激励も空しく、起き上がりモーションでリングアウト。サドンデスでグラム、緒戦で勝利を収めます。
○サアガ vs ×さくら2号
続いては二回戦、注目の勝負。優勝候補サアガに対し、これも機体の新機体、rsvの流れを汲む新鋭機・さくら2号の対決です。
さあ試合開始、まず突進したサアガに対し、リング脇に回り込んださくら2号…… おっと、いきなりの一撃でリングアウトしたさくら二号、これでいきなり試合終了か、と思いきや、さくら2号、上半身がはみ出た状態から起き上がりでリングに復帰! どよめきの中、攻撃を空転させたサアガ、その場で回転するようにダウン。ひとりでに投げられたような構えです移動しながらの撃ち合い、サアガの伸ばした腕がさくら2号の起き上がりに引っかかるような格好で、またもダウン。サアガ、攻撃を逆に利用される形で次々とダウン。姿勢を落としたさくらは、低い姿勢のまま起き上がっての攻撃を仕掛ける形。しかし伸ばした腕がサアガに引っかかり、めくりきれずに姿勢を崩し腕から落下。これで2ダウン。2-2のイーヴンカウントからサアガが仕掛ける、姿勢を低く取って両腕を広げ、わきわきと殺到する投げ技の構え。一度目は空転、二回目も回避されますが、再び攻撃の腕が引っかかったさくら2号、腕を振り上げる勢いで自ら、のけぞるように後方へダウン。3-2、ぎりぎりの勝負を制してサアガ、勝利を収めます!
○コガルー vs ×KHR-赤
どんどん行きます第三試合。こちらも優勝候補、豆戦車コガルーに対し、非常に勇者ロボな外見のKHR赤の対決です。
さあコンフリクト。まず接近するKHR赤に対し、コガルー方向転換しつつ接近。両腕のシールドを一気に突き出す攻撃から、微妙な距離から接近。片手突きを繰り出しては位置を調整する構えから、両腕突きでまず1ダウンを奪う。再開、きびきびと動くKHR赤、コガルーの脇を通って後ろに回り込もうとしますが、ここにぐーんと伸びる横突きで2ダウン。
復帰後KHR赤、コガルーの斜め後ろから接近を試みますが、接触したところで後方に倒れてしまい3ダウン。これで決着、3-0でコガルー、一回戦勝利を収めました。
○キャバリア vs ×シーラカンス
さて一回戦最後の試合! いよいよ登場、メカタカアシガニ・キャバリア。真鍮の足裏はなんと1kg超の重さがあるとかないとか。強引な安定性を持つロボットです。さあ、一気に殺到したキャバリア。シーラカンス回り込んで回避しますが、キャバリアがたがたと揺れながら追い詰める。アタックレンジに入った瞬間、沈みこむような強烈な横突き、シーラカンスが一気に崩れて1ダウン。復帰直後、ちょっと距離を置いたところからキャバリアが接近、今度は屈み込んで回転パンチ、台風のような攻撃に巻き込まれて2ダウン。さあ今度はシーラカンス、距離を置いて逃げ回る構え。キャバリアから微妙な距離を置きつつ引き回すようにリング脇を逃げ回るシーラカンス。このまま逃げ続けるか、いや反撃。膝の裏から捲り上げるように一撃しますが、腕が引っかかったまま持ち上がるシーラカンスの体。そのまま地面に倒れ落ちて3ダウン、3-0でキャバリア、圧倒的な強さで勝利を収め、二回戦に駒を進めました。
つづいては準決勝戦となります。
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