KHR 4thアニバーサリー観戦記(1)
本日の会場は浅草ROX、半屋外の会場です。本日はここで二足方向ロボットキット・KHRシリーズ4回目の誕生パーティ、KHR4thアニバーサリが行われています。
会場に到着したのがちょっと遅れ、陣取った頃には丁度第二試合が終わったところ。外から見えるだけあってお客さんの入りは上々、実はこの場所僕は好きな会場です。
ともあれ、色々な競技の行われる本日ですが。今日はここでKHRバトル、ことに自律に注目していきたいと思います。
第1試合(1回戦第1試合) :
○ANV-1 vs ×Barbarian
第2試合(1回戦第2試合) :
×BLACK TIGER NEO vs ○Cavaliar
第3試合(1回戦第3試合) :
×Eorz vs ○EZ-FIGHTER
この試合の途中から見ておりました。動きの良いイージーファイターが翻弄しての勝利です。
第4試合(1回戦第4試合) :
○GANGA vs ×KGU一式
親子チームのガンガーに対し、肩に角張った外装をつけたKGUの勝負。まずしゃがんで横歩きのガンガー、KGUは小刻みに震動していますが、その場で待機の構え。まずは前転からキックを放ち、ガンガーを回転攻撃で巻き込んで1ダウン先取。このルールではスリップがないので、なつかしの捨て身技が有効となります。やや不安定に横歩きを行うKGUに対し、離れたガンガー、横突きでつついていきます。腕を伸ばす突っ込みのような攻撃。当たって一瞬遅れてKGUがスリップしています。しかしこれはダウンにはならず。ガンガーの攻撃が有効になる前にKGUがスリップ、なんだか懐かしい感じの展開です。転んだKGU、状態の力が弱く起き上がれず、起き上がり不能の10カウント。ガンガー勝利を収めます。
起き上がり不可はバッテリ切れが原因とのことでした。
基本的に同じキットのロボットの勝負の対決となりますので、操縦や戦術、そして整備などの周辺環境が大きくものを言う勝負となります。
第5試合(1回戦第5試合) :
○KHR-赤 vs ×KYB-01
バトルカップにも登場したKHR赤、ヒロイックな外装がかっこいいロボットです。これに対しては大きな声援が送られたKYBの対決。
大股に前進するKYB、しかし裏側に回ったKHR赤がダウンを奪う。ゆっくりと向きを変えるKYBに対し、慎重に位置を取るKHR赤。突いたあと捻る動きでダウンを奪う。最後は踏ん張ったKYBを正面から突き倒し、一気にKHR赤が勝利です。
第6試合(1回戦第6試合) : ×KYB-03 vs ○think02
thinkmoverさんの操る漆黒のKHRシンク02、対するは先程のKYBさんと同じチームなんでしょうか、KYB03の登場です。大股に近づくシンク02、KYBはスリップして転倒。リング中央で睨み…… おっと、KYBまたスリップ。アッパーのような攻撃を繰り出しますが、シンク02に斜め後ろから倒される。起き上がったところに声援が飛びます。シンク02が仕掛ける前に、KYBがぼろぼろスリップしてしまう。なんでしょう、ちょっとしなを作るような動きから、ちょいっと突っ込むような横突き。シンク02、ゆっくり踏み込みますが、今度は自分がスリップ。おっと、反対にダウンしたところにさらにKYBがスリップ。シンク02にボディスラムをかまして反対に倒れてしまいます。吹っ飛んで倒れたKYB、起き上がりの拍子にリングアウトして2ダウン。さらにリング脇に追い詰められる。シンク02は横突きを跳ね返されスリップ。両方とも立ち上がっているシーンが少ない。大丈夫でしょうか。最後は残り5秒と言うところでシンク02がみぞおちへ一撃、3ダウンでぎりぎりの勝利です。
第7試合(1回戦第7試合) :
×THKR-2 vs ○か~る
THKRと対決するのは、久々に見ました、大きくないほうのかーるです。懐かしいー。ちょっとかーるスリップ、頭から突っ込むよいにスリップ。起き上がり肩を変更して復帰ですが、リング脇に追い詰められてしまう。ゆっくりと旋回したかーる、背中合わせにTHKRとパンチの撃ち合い、今度はTHKRがスリップ。かーる、リング脇から動かない。作戦でしょうか、後退して起き上がり干渉から回避しますが、THKRころげまわりながら進みますが起き上がれない。
このワンスリップが致命傷のテンカウント、THKRノックアウトで、かーるが勝利を収めました。
ここでレフェリーから、気軽にタイムを取って下さい、と言う申し出が行われます。
第8試合(1回戦第8試合) :
×コア vs ○コディガア
第九試合、パトカー風の白い外装がまぶしいコアに対し、スーパーディガーのジュニアサイズ、コディガアの登場。まず素早く接近したコディガア、素早い位置取りから攻撃を放ち、コアから連続してダウンを奪う。コディガアは動きが非常にいい、これが同じKHRだろうかと思うほどの機動性です。一回二回とダウンを奪った後、いったん距離を置いたコディガア、素早く殺到して3ダウン目を奪い、一気呵成の勝利を収めました。
第9試合(1回戦第9試合) :
×セイガ vs ○シーラカンス
さあ、これもすごいですよ。無冠の帝王イガアさんのセイガと、大会随一のクリーチャー系外装シーラカンス。赤いマフラーもまぶしい瀬がが接近、シーラカンスが片腕を伸ばして安定した姿勢、セイガの攻撃を凌ぎます。しかし後ろに回ったところにシーラカンスの裏拳、セイガから1ダウンを奪う。セイガはバックキックから、掴んで投げる構え、外してしまいますが非常にいい動き、大きく腕を振り回すシーラカンスの攻撃に、やや距離をおいて睨むセイガ。中距離で攻撃のチャンスをうかがいます。飛びかかっての攻撃でダウンを奪い、セイガが体当たりと投げの中間みたいな決まり肩で2ダウン。やや横に外したセイガの攻撃に、シーラカンスが薙ぎ払ってこれで2-2。シーラカンス倒れる、これはスリップ。両腕を突き出して攻撃を次々繰り出すセイガ、しのぐシーラカンス。最後はセイガの攻撃を躱したところにカウンター、シーラカンス、セイガを凌いで勝利を収めます。
なんとセイガは15種類のバトルモーションを仕込んであったとのこと。
第10試合(1回戦第10試合) :
×スピカ vs ○デシュミット
おっと、これはなんでしょう。タキシードみたいなのを被ったフル外装系のスピカに対し、色々な改造を施した感のあるデシュミット。あの紫のはなんでしょう。頭がゆんゆん揺れるスピカ、腕をラジオ体操のようにぶんぶん振りますが、デシュミットが突っ込んでダウンを奪います。腕を伸ばしての突進から、がつんとたたらを踏むような攻撃、力強い攻撃モーションです。スピカ、リングアウトして2ダウン。リング中央で体当たりをぶつけあう、1-2で再開。スピカはあまり積極的には動かない構えか、しかし頭が揺れるので攻撃位置がわかりにくいポイントがあります。見てると酔いそうです。攻撃で伸ばした腕がぶつかりあって、吹っ飛んだデシュミット。これで2-2。最後はデシュミット、本気出すとばかりにスピカを正面から倒して3-2。デシュミット勝利を収めます。
第11試合(1回戦第11試合) :
○メカヨッシー vs ×ポッキー
さあ前回チャンピオン、AIRさんのメカヨッシー登場! ファイマンのデザインを引き継いだ非常にダイナミックなデザインのロボット。一方のポッキーは胴体にポッキーの箱デザインが貼り付けられたロボットですまずは一礼から入るポッキー。メカヨッシーはエアさんが返礼します。一気に接近したメカヨッシー、ちょっと重いのか、歩きがふらふらっとしている感じです。ツメなのか腕構造を伸ばしての攻撃、しかしその前にポッキースリップ。メカヨッシー、正面に回り込みますがポッキーが先にスリップしてしまいます。両者起き上がらせ離した位置から再開。両腕を大きく広げて突きこんだメカヨッシー、ポッキーからダウンを奪う。メカヨッシーは大きな状態で不安定になるのを、定期的に屈み込んで吸収する構えでしょうか。捨て身技でメカヨッシーをめくり、ポッキー1ダウンを奪い取る。しかし起き上がりの最中に転落し2ダウン。やはりメカヨッシー、ちょっと重量が不安定な感じです。開始直後に後ろにひっくりかえりかけたりして。リング脇のポッキー、スリップ合戦となったところで転落してしまい、3-1でメカヨッシーの勝利です。
第12試合(1回戦第12試合) :
○ホリ・ワン vs ×ミラージュブレイド小雪
確か前に見た時はミラージュファイターだったような気がしなくもない、ミラージュブレイド小雪、対するはシーラカンスの兄弟機にあたるホリ・ワン。腕に長い延長部を取り付けたロボット同士の対決です。
まずは横歩きで軽快に突っ込む小雪、後ろから小雪を倒しますがこれはスリップ。小雪もホリの攻撃位置を外そうとしますが、後ろからこつんとこづかれてこれでダウン。さらにタイムを申請し、2ダウンとなります。
一気に2-0と追い込まれた小雪、コントローラーに反応しないんでしょうか、調整時間は2分。焦ってはいけないと言う声が飛ぶ名か、必死な睨み合いの状況。復帰できるんでしょうかどうなんでしょう。レフェリーは水飲んでます。お、外装をつけなおしてます。復帰可能の見込み…… あっと、ダメです。棄権です。ホリ・ワン、棄権により勝利を収めます。
無線トラブルの上にモーターが動かない二重のトラブルで、残念ながらリタイアとのことでした。
「この大会に際して、何か頑張ったことはありますか」「ないです」 素直だ。
第13試合(1回戦第13試合) :
×やりすぎTHKR vs ○黒かじろうJr
さあ純粋な一回戦最後の試合…… おっと、やりすぎTHKRは棄権とのこと。黒かじろうが不戦勝、二回戦に進出します。
さてさて、ここで休憩。このあとは注目の自律式バトルのあと、トーナメントは二回戦に進みます。
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