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2008.06.17

さようならブライアン。(☆☆☆)

 というわけで。かなり前に買っていたライフ・オブ・ブライアンをようやく見ましたよ! 本編だけですけども。

 オープニングから脱線しっぱなしだったホーリーグレイルに比べると、かなり普通の映画っぽい感じです。スタッフロールの裏で延々とヘラジカの話したりしてないですしね。モンティパイソンらしくしつこくしつこく脱線しながらも、話の筋はわりとシンプルに進んでいきます。

 かのイエス・キリストと同じ日、お隣で生まれた割には、あんまり関わり合いになることもなく。口うるさい母親と一緒に、日々それなりにつつましく暮らしてきたユダヤ人の青年ブライアン。ところが母親のある告白をきっかけにローマ人への憎しみを募らせ、ついにはユダヤ解放戦線に身を投じて反政府運動に身を投じる事になる。と書くとかっこよさげですが、そこはモンティ・パイソンですから。内ゲバと会議にばかり明け暮れるユダヤ解放戦線やら、あまりにもなまりのひどすぎるローマ人の総督。そしてちょっとした誤解が雪だるまどころかネズミ産式に拡大再解釈され、ブライアンのあらゆる行動を救世主としてのきざしとして誤解し、そのあげくにあれが正しいこれが正しいと早くも宗派争いを始める群衆達。
 怒濤のようにごろんごろごろ、弁解も抵抗も空しく、救世主扱いへと転がり落ちていくブライアン。わけもわからないままに追い詰められて追い立てられて、そしてその先に用意されていた終着駅。

 悲劇と喜劇がないまぜになってしまったかのような、ここまでくると笑うしかないと言うようなお話であります。
 追い詰められた先に完全に開き直ったラストシーンは、確かに何かが昇華されてしまうものがありました。コメディに生きて生き抜いてきた、パイソンズの方々の叫びが朗々と聞こえてくるかのような。

 主役のブライアンを演じた、メンバーで唯一の故人・グレアム・チャップマンの葬儀の折には。ラストシーンの曲を残ったメンバー達が絶唱したと言います。いつも人生の明るい面を見て生きようよ。

 人生はショーだ。笑われていこう。
 ちょっとなにか、心に引っかかっていたものがあったのかも知れません。だいぶいいタイミングでいい映画を見た。そんな感じで、うっかり感動してしまった一本でありました。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

うちにもDVDを見られる環境がほしいです。。。
せっかく「ベルリン陥落」買ったのに。。

投稿: ヨッコ | 2008.06.19 02:26

 今ならかなーり安いですから一台買っても……(笑)。
 パソコンにDVDドライブつけるほうが安いかも知れませんが。

 でもまあ、ゲーム機禁止だとDVDドライブは割と手に入りにくいかも知れませんねー。そのあたりは妥協が必要かもです(笑)。

投稿: sn@散財 | 2008.06.19 22:28

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