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2008.08.17

お手伝いロボットプロジェクト予選観戦記【午後編2】

 さて、最終組。残るロボットは2体。

No.13 : 2 Dynamizer(スギウラファミリー)

 ぎりぎりまでシステムを調整されていたと言うメガダイナマイザー。寝たのは6時、起きたのは8時と言う努力は報われますでしょうか。

 さあ、頭に大きなゴーグルのようなユニットをつけたダイナマイザー、演技開始。軽快な動きでぽんぽんと歩いて前進していきます。テーブルの前に近づいたところで横歩きに切り替えてテーブルに近づく。脚についているオレンジのテープはなんでしょうか、と思っていたら後方に倒れてしまう。目だけ赤く光っているっぽいところが格好良い。接近して足下に、慎重に位置を取りながら卵のすぐ近くまで距離を取ります。しかし前進を続けています、位置を上手く取れてますでしょうか。両腕を同時に振り上げたダイナマイザー、突き込むように両腕を下ろしますが、これは掴めない。一度腕を下げて…… おっと、引っかかってしまった。腕で落とします。一瞬の沈黙。誰かの携帯が鳴ってます。もう一度腕を広げ、逆さまに掴みに入る。あっと、これは、これはまずい、大変だ。駕籠もろとも卵を全部掴んでしまったダイナマイザー、仰向けにひっくり返って卵を全部ぶちまけてしまいます。豪快な勢いで転がっていく卵、落っこちた駕籠もろとも卵が全部転がってしまいます。ぐうっと上体を屈み込ませて、卵をぐーっと見に行きます。ちょっと小首を傾げるような格好で。駕籠をまず拾わなければと言っているところで時間修了、これで時間切れとなってしまいます。
 卵が割れて殻が散乱していると言う凄まじい有様での修了。当初の予定のような生卵ではなくて良かったというところで。

 さて、次はTシャツ畳みです。小刻みに前進したダイナマイザー、その場で旋回して…… ちょっと回りすぎたみたいすね。戻りました。手前側に置かれたTシャツの駕籠の前を通過し、テーブルに近づいていきます。屈み込んで駕籠の中を覗き込む姿勢、さらにちょっと位置を調整。覗き込む姿勢をもう一度、シャツを掴んで持ち上げ…… あっと、その場に落としてしまいます。しかも二枚。なんてことだ。かがんで覗き込んでいます、ここからどうするんでしょうか。床にあるシャツを持ち上げかけますが、前のめりにずるりと倒れてしまいます。頭を打ち付けて横にごろりと転がるダイナマイザー。屈み込んでシャツを覗き込みます。残り1分30秒程度。片腕を床にのばしますが、もうちょっとのところで掴みきれない。完全に足下にあるものは掴めるみたいなんですが、そこでちょっと微調整が難しいみたいですね。ああ、掴みかけたんですが落としてしまった。残り30秒。
 最後はエアーTシャツ畳みを繰り出したところで修了となりました。

 さて、そうこうしているうちに8周と4/5でフライディ優勝。クロムキッド8周、作業用オートモ7と3/4周、ドカ1は6周半で4位となりました。大接戦となった第二レースはフライディの優勝となりましたようです。

 さて、このあとが最後の選手。マルファミリーの新型がいよいよ登場です。

No.15 : 14 Musashi(MARU Family)

 さて、最後ロボットはマルファミリーのムサシ。……これはちょっと無骨な感じですね。作務衣に単眼剥き出しな感じの外見と、マスタースレーブを思わせるコントロールシステムが特徴的です。岩気社長が介添人につきます。

 突撃したムサシ、ちょっと前に向きに転倒してしまう、歩行がちょっと安定性が厳しい感じです。ちょっと歩き、ちょっと歩き、と言う感じでテーブルに近づいていきます。ちょっと歩き、ちょっと歩きで、首を少しずつ角度を上げて状況をサーチします。一歩歩いて下を見て、一歩歩いて下を見て、と言う感じの動作で状況を睨んでいく。位置につきましたか、微調整。さあ両腕を上げた、掴みにかかります。片腕を突き出しました。かっこいいけどこのあとどうなるんでしょう。お、マスタースレーブとカメラ映像で掴みました、カメラで見ても判るほど掴んでいます、綺麗な動きでケースに一個移しました。二個目にトライ、これも成功。ツボにはまると早い、カゴを掴みかけますが復帰。
 最後は三つめを掴んで持ち上げ、スタンドの上まで持っていったところで惜しくも時間切れタイムアップ…… レフェリーが卵を落としてもいいよう手を添えますが、掴んだままの卵を自分でカゴに戻し、綺麗に修了。二個成功で卵はこび、見事に成功です。

 さあ、これは面白そう。最後のトライにも期待が集まります。バッテリを交換し、Tシャツ畳みに挑戦となります。
 ……えー、ちょっと混乱が。マルファミリーチーム、減点のかわりにテーブルの上にシャツのカゴを入れる、と言うことで、トライとなります。今日はみんな歩行が大変で、ぐらぐらしながら接近するムサシ。介添えの岩気社長が一緒に転がってしまいます。テーブルまでまずは辿り着かなければ。三度目の支えを使ってしまったムサシ。このあとは倒れたら自力復帰せねばなりません。
 横歩きに切り替えて、テーブルに慎重に接近するムサシ。一歩ごとに下を見て、一歩ごとに下を見て、と言う風情で、テーブルに密着するところまで前進します。上のプロジェクタには、ムサシのカメラに映っている映像が映っています。マスタースレーブを入れ、カゴに手を突っ込むムサシ。しかしカゴの手すりを持ち上げてしまっています。持ち上げる最中で手を離してしまった。なかなか持ち上げられません。残り30秒、大丈夫でしょうか。残り10秒、残念ながらここで修了、カゴから半分ひきずりだしたところで、トライ修了となりました。

 さて、そんなこんなで最終トライも修了。30分耐久レースの最終組のトライがまだ残っていますが、ここで中締めみたいな感じでしょうか、審査員の皆さんによる講評が行われています。
 思った以上に難しいと言うことが判ったと同時に、色々な改善点が見えてきた事から、今後に取り組むべきところが見えてきた、と言うところではないか、とのことでした。
 神奈川県の今福さんからは「クロムキッドが良かった。余裕があれば他の方も、動きにあったデザインを作ってみてほしい」とのことでした。4階にカメラを映すと、なんだか人がやけに一杯います。なにやらトークショーみたいな雰囲気で、最後の出走の準備が整うのを待ちます。
 30分周回レースについての印象ですが、「バッテリはモニタをしっかりすれば10分は保つ。それよりもサーボの発熱などをどうするのかが問題」とのこと。
 現在は、ルンバの通信販売のケースを通じての、芳賀さんのロボットマーケティング論が展開されているところに、4階からの通信が。最後の30分耐久レースがスタートします。ファイブとダイナマイザー、ムサシとトコトコ丸が最終出走選手。トコトコ丸が後ろ向きに倒れている間に、ムサシが旋回しながら先行していきます。トコトコ丸がいきなりコースアウトしちえるところに、残り三者が三様で回転していきます。なんか道ふさいじゃってますしムサシ。

 上がレースをやってるところなんなんですが、下は休憩に入るようです。15分から競技再開となりますー。

 採点とともに25分の休憩中。なんていうか、観客席に居る人達がみんな4階のレース場に行ってしまって、ちょっと観客席がなんか寂しい現状です。ダイナマイザーは猛烈なスピードで11周目に突入、これはアリモプレナの10周を抜いて一位のペース。ピットスペースの前で一瞬だけ立ち止まってサーボをスプレーで冷却し、そのまま進み続ける様は非常にシステマティック。顔にお面つけちゃったムサシと、ゆっくりながらも大股に進むファイブがこれに続きます。残念ながらトコトコ丸は破損のためリタイア状態。
 ここでどうやらスコアの集計が修了した様子で、審査員の皆さんが席に戻ってきます。あれこれと4階と話をしているうちにゴール。バッテリ交換は15秒程度とのことでした。
 ここで最終レースの結果の発表。13周でダイナマイザー。2位は6周でムサシ。3位は5周のファイブ。そしてトコトコ丸はリタイアでした。
 大至急で降りてきて下さい、と言う事で、さしあたり4階からの中継が修了。ダイナマイザーが実質29分走り詰めと言う快挙を見せ、韋駄天ダイナマイザー、青い稲妻の貫禄を久々に見せつけての勝利でありました。

 このあとは結果発表となります。

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