「ザムド陽炎に現る」「尖端島 思考停止」(☆☆☆☆)
というわけで、本日から配信開始。結構何の気なしに(ある意味、新配信形態の人柱協賛キャンペーンのつもりで)視聴した亡念のザムドなんですが…… や! なにこれ! 面白そう!
いやこの2話だけでも面白いのは充分面白いんですが、やっぱりしょっぱなの掴みと言うだけあって、畑に種を植えるが如く、伏線を張り巡らせるところに注力しているわけで。ほら、こういう段階だと、どんな話だって面白く見えるじゃないですか。これからの展開に期待しながら、って言うところを考えると、面白そう! すっごい面白そう! と言うところですねー。
ただどこかでちらりと拝見した監督インタビューでは、見た人それぞれに答えがある、なんて言う方向に雪崩れる事なく、きっちりと作中で答えを描いていくつもり、とのことでしたので。そういう意味では本骨頂に期待が持てそうな感じです。
いや、この2話だけでも、でもかなりお腹いっぱいです。尖端島の設定のこまかいところ(スクールバスの乗降口に憲兵が立っていて、学生の服装をチェックしている&そしてそれを出し抜く主人公)とか、ザンバニ号のあれこれとか(紅皮伊周が伝声管とか、アナログなカタパルトで放り出されるナキアミの小型機とか)。
日本であるようで日本ではない、どうやら被占領地域であるらしい尖端島。その中立地帯であるはずの尖端島を挟んでの北政府と南大陸自由権が睨み合いと言う図式は、どこか、冷戦時代にあっての、沖縄のような立場を彷彿とさせる雰囲気。
まだはっきりとは作中では語られていませんが、垣巣中佐やナキアミの言葉からは、「ザムド」は珍しいものではあるものの決してオンリーワンではない、と言う事もすでに出てきていて。こりゃあちょっと本腰入れてチェックしないといけないかもな雰囲気になってきておりますよ。
毎回、2話ずつ配信になるのかどうか判りませんが、着々とチェックしていきたいと思います-。
ちなみに今の時点でのお気に入りのキャラクターは、垣巣中佐と汗馬博士だったり。忠実さと性格の悪さを同時に強調した汗馬博士の性格はこれからの期待株。楽しみにしていきたいと思います-。
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