お手伝いロボットプロジェクト決勝観戦記【表彰式・感想】
さて、このあとはいよいよ結果発表となります。
表彰式と、メダルの授与が行われます。
1位 No.10 : 655 アリモプレナ(スミイファミリー)
2位 No.7 : 601 ファイブ(ロボットフォ-ス)
3位 No.8 : 2 Dynamizer(スギウラファミリー)
地元神奈川のスギウラファミリー、ダイナマイザーが第三位。準優勝はロボットフォースのファイブ。優勝はタイム的にも安定性的にも圧倒的なものを見せたアリモプレナでした。安定性のみならず、色々な手段を多数繰り出した柔軟性も評価されたものだと思います。
優勝のスミイファミリーには、賞状と金メダル、そして今後の実用化を目指して、と言うことで奨励金が贈られます。
最後は西村委員長からの講評で、全競技終了となりました。
さてさて、これにて新機軸となりましたお手伝いロボットプロジェクト、これにて第一回は全競技の終了となりました!
やはりと言うかなんというか、全く新しい競技だけに、多くの未知の技術を開拓し、それをどう上手く使いこなすか、と言う部分が。皆さん「定番」となる技術がまだ確立されていないだけに解法がそれぞれユニークで、目が離せなかった競技でした。
大型化した機体の統御や安定性の確保、それに無線LAN経由でのコントロールのノウハウと言うのは予選でも皆さん苦しんでいたところですが、そのあたりの改善は劇的なもので。そして本日は一歩踏み込んで、ロボットと周辺環境の関わりと働きかけ、フィードバックを確実に得るための方法、ロボットを使ってのコミュニケーションの方法などなど、実にもりだくさんなものが乗せられていたと思います。本職の研究者の方なら、この木からどれだけの果実を収穫できるのだろう、と言うような。
僕の見ていたところ、なんとも面白いと思ったのは。「人間がロボットを動かし、そのロボットが他の人間に何かをやってもらう」と言う発想でした。ロボットの能力に限界があって、周辺環境にうまくマッチできないのなら、むしろ周辺環境の側からもロボットに歩み寄って貰えばいい、と言うもの。ロボットと言う柄と、ロボットのいる環境、と言う地の両方に目を配った考え方です。ここがいいなあ、すごいなあ、と。
これはそれほど無茶な発想でも無理な発想でもないはずです。たとえば自動車は、自動車そのものと言う柄と、自動車が能力を発揮できる環境、と言う地の両方が揃っているからこそ、今日のような利便性を発揮しています。ロボットの能力だけで全てを解決しろ、と言うのなら、道路は舗装されてしまってはならず、そもそも道路もあっては駄目で、全ての車はオフロードカーになってしまうことでしょう。
そういう意味では、会場がアゼリアと言う、ある程度有限な空間であったことも重要だと思います。たとえばお買い物でSuicaを使ったロボットのデモがありましたが、「全ての店舗でSuicaが使えるアーケード」であれば。決済手段として一種類だけを想定しているロボットでも、十分やっていけるわけで、そういった空間はロボットとは関係なく、すでに実在しているわけですから。
そんなこんなで、収束していかなさ加減が原石的な魅力を放ったお手伝いロボットプロジェクト、今回はこれにて終了となりました。
これも例年化して行われる由で。次回以降も、また楽しみにしたいと思いますー。
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