お手伝いロボットプロジェクト決勝観戦記【ファッションショー】
No.1 : 4 トコトコ丸(ちーむトコトコ)
まず一番手として登場したのはトコトコ丸。魔法使い風のファッションですね。裾にはかぼちゃの模様。なるほど、ハロウィン・デザインなんですね。サプライズ仕込みのショーとのこと。楽しみです。
ファッションショーは横で操縦ありとのこと。おっと、曲が。曲がはじまりました。バックのスクリーンには過去のトコトコ丸の映像が。浴衣、サンタと、歴代トコトコ丸の季節限定衣装が紹介されています。
まずはマントをばさっと脱ぎ捨てます、そして帽子を…… 上手く取れない、ちょっと手が入りますが帽子を脱ぎ捨てると、金髪の髪の下から紫色の髪に。新造のアームの両手に扇を、いつものものではなくこれは人間用のものですね、その扇を手でつかんで、上半身で舞いを踊ります。扇子を離して床を前へ、これは普通の地下街のタイルの床を、スムーズに前進し後退、足踏みから旋回していきます。大型の利点を生かし切って床状態にもかかわらず安定した歩き。ちょっと旋回で足下に危ないところはありましたが、最後は表情豊かな掌を生かして観客に両手を振り、終了となりました。お客さんからも可愛い可愛いと大好評。喝采の終了となりました。
なんとトコトコ丸、来週エクアドルに行くんだそうです! エクアドルの日本文化祭で大使館に招聘され、アフロとトコトコが出かけてくるんだとか。
「来週の火曜日に予防接種を受けます」
「飛行機で33時間かかるそうですね」
「飛行機を三、四回乗り換えるそうです」
「標高4000メートルだそうですね」
なんだか責め立てられております。
No.2 : 154 くまたろう(Team MSS)
さあ、次なる登場はくまたろうです。予選で見せた、背中のメカにくまたろうが寄生されていると言う感じのデザインはかなり改良されてきて、なかなかに肩車と言う感じになっております。小さい車と、弟分いぬじろうもステージに登場。
楽しげなマーチとともにステージ開始。くまたろうが歩行すると、後ろで小さい熊が運転するカートがくまたろうのあとをついてきます。カートが超音波センサーでくまたろうを検知して追っていく。一方のいぬじろうが動きません。自律で、くまたろうを検知するカートをさらに検知して、いぬじろうがさらに追いかけていく、と言うデモみたいなんですが、いぬじろうが動きません。
次に音楽が代わり、マスタースレーブシステムの紹介。とうとうくまたろうもマスタースレーブを搭載です。メカくまたろうを改造したアームを人形風に操作することで、それに併せてメカくまたろうのアームが動く、と言う、なんていうんでしょう。シンクロ型マスタースレーブです。おっと、カートに押されてバランスを崩したか、最後は前に倒れてしまい時間終了。前のめりに倒れて、くまたろうの顔がいい感じにつぶれています。倒れた状態で惜しくも時間終了、そこで終了となりました。
No.3 : 652 Aero-Blue(CAPプロジェクト)
三番手はアエロブルーの登場です。ステージにはテーブルと何やら調味料かなにかでしょうか? ファッションショーじゃありませんでしたっけ、と言う疑問の声に、きっぱりデモンストレーションと言い切って……
音楽、おっと、三分間クッキングだ! この曲はキューピーだ。何かする気です。その場で歩いて旋回したアエロブルーの前に、道具の並んだテーブルが並びます。こちらもマスタースレーブシステムを搭載しているロボット、マスターロボットを操作する事で、腕だけではなく首などカメラ角度なども変更できると言うシステムの紹介が行われます。
テーブルの上にあるものを、マスタースレーブでアエロブルーがいじりはじめます。ケーキの上にクッキーをトッピングしようとしているようですが、審査員席で笑いが起きたところを見るとやや凄い事になっている様子。次にフォークを掴んだアエロブルー、ケーキに振りかざして上から突き刺しております。ちなみにロボットと操縦機との通信、映像が双方向になっており、操縦している人の顔がアエロブルーの胸のディスプレイに映っているのだそうです。ケーキを突き刺して食べさせる、と言うデモ、パフォーマーの人に食べさせようとする動作は、最後はなんだか逃げていくフォークを口で追うような有様になっていましたが、時間切れとはなったものの拍手で終了となりました。
ここまでのキーワードは大型化と歩行の安定化、そしてマスタースレーブシステムの搭載、と言うところですね。予選から見て安定性の大幅な向上に、解説の芳賀さんからも驚きの声が上がります。
No.4 : X ARRC-X(BB)
さあMr.X、中盤のここで登場です。ステージ上ではなく、直接床にセットアップされたアークX。音楽開始。小刻みな歩行でやや蛇行しつつ前へ。首からくねらせたポーズを取り、反対側に向き直って両腕を広げてポーズを取ります。カメラの前で何度か決めポーズを取るリズミカルな動作。ステージの奥へ前進してきます。くりくりと首を捻っております。なんか背景に関係のない光景が一瞬映ったりしましたが復帰。超音波センサーがやっぱり目に見えますね、こうなると。あれ、一瞬沈黙。電波が切れてしまったようです。お、復帰。あれ、タイマーがおかしいみたいですね。残り時間僅か、歩きながら戻ってきて終了となりました。
着ているのはちなみに、子供服とのことでした。
No.5 : 533 作業用オートモ(チーム九州)
さて、次なる登場は作業用オートモ。特徴的なおなかのギミックには黄色い覆いが被せられていますね。
音楽スタートと共に立ち上がる。音楽はおなじみ成層圏の瞳。黄色と黒の作業用重機のイメージのロボットです。まずはコンセプトとスペックの説明、歩行からしゃがみこみ、さらに胴体部を持ち上げておなかを伸ばし、高所から作業を行える、と言うアピール。ちょっと後ろにひっくり返ってしまいます。
さらにプレステコントローラを使って、操縦者が簡単に動かす事が出来る、と言う点がアピール。さらに操縦機側にICカードをかざすことで、支払いの作業を行える、と言う説明が行われます。操縦者に特別な負担をかけずに、行動オプションを増やす、と言う仕組みですね。
因みに片手には1000円、反対の手には5000円が、お買い物用にセッティング済とのことでした。
No.6 : 546 ドカはるみ(ドカ プロジェクト)
なんだかしばらく見ないうちに名前の変わったドカはるみ。赤いワンピース姿で登場。立ち上がった状態でポーズを取りつつ上体を左右に回して自己主張。ネットタンサー頭と長い指が特徴的です。体をくねらせてのアピールのあと、親指を立てて突き出す、名前の通りの例のポーズを披露。
長い指を使って大きな円を描くなど、表情豊かな指先です。指の展開と腕の動きを絡めることで、実際の腕の動き以上に動きが大きく見えるアピールになります。指を使って「指で数を示す」と言う動作も。なめらかで表情豊かです。頭がひらべったいネットタンサーってところがまたこうかえって趣が。なかなかに表情豊かなデモでした。
No.7 : 601 ファイブ(ロボットフォ-ス)
続いては今日型大型ロボットのパイオニア、ロボットフォースのファイブが登場。今日は帽子をかぶってます。ちょっと調整が入ってますね。……あっと、不調の様子。後回しになります。
続いてはダイナマイザー…… あっと、これもパスです。急に出番が繰り上がったので、さすがに対応できなかった様子。ちょっと時間が空いちゃいますか。
ちょっとホビーロボットのキットの紹介やコストのお話などが行われます。
お、ダイナマイザー来ました。
No.8 : 2 Dynamizer(スギウラファミリー)
ちょっとくまっぽい顔になったダイナマイザー、こちらも頭にキャップを被っています。
なんてことだ。なんか歌ってますダイナマイザー。音声合成の自己紹介の背後では、ダイナマイザーの歴代映像の紹介が行われています。歩行するダイナマイザーをマイク持っておいかけられてます。てくてくと旋回して歩行し、横歩きを歩くダイナマイザー。スギウラさんによる紹介が行われている中、なんか何事でしょう。高揚感漂う感じと盆踊りっぽいムードが混ざった音楽が流れてきました。これはダイナマイザーのテーマだ。何事だ。
背後では映像のデモンストレーションが流れ続けます。そして衝撃、ダイナマイザーと相棒レトロが釣りをしている光景が。ぶらり途中下車の旅でも流れたこの映像、そしてこのあとはこうなっちゃうんですね。レトロ水没の衝撃的な映像が流れます。あれ、時間切れみたいですね。実機のダイナマイザーが後ろに倒れ、ちょっと帽子がずれたところで終了となりました。
No.7 : 601 ファイブ(ロボットフォ-ス)
ファイブ登場。後ろのお子さんから「あーーーーっ!」と言う声が出てきたのが印象深く。元気よく挨拶するファイブ。さすがに西の方なイントネーションで「買い物に来たよー」と音声で挨拶を行います。大型のスピーカーを搭載している事で、大音量を出しているわけですね。
つづいて歩行のデモ。歩行は早くは無いものの、重い荷物を積んでも歩けるようになっているとのこと。缶ビール…… ええと、パックかどうか判りませんが、缶ビールを持って運べるくらいのことは出来るとのこと。その場で旋回と横歩き、ちょっとヒップホップっぽい動きの横移動です。
人間と同じ服が着られるのも特徴、と言う事。やはり通信がうまく繋がっていないようで、最後は上着を脱がせてもらって終了となりました。やっぱり無線が鬼門みたいですねー。
上半身のボードの調子が良くなくなったらしく、これで終了となりました。
No.9 : 195 クロムキッド(kupakuma)
さて、次の登場はやんちゃっぽくなったクロムキッド。BGM無しでのデモになるとのこと。抱き起こされると子供服着てる感じですが、足回りだけは大人用の靴の改造品みたいなのを履いてますね。やっぱり足裏に合ってるんでしょう。脚のサイズは24cmだそうです。
さて、ステージ上の箱に腰掛けたクロムキッド。これで準備は終了のようです。
さあデモ開始。よいしょと立ち上がって、両手を前にあわせてお辞儀して挨拶。夢は野球の選手とF1レーサーです、と続き、スピーカーの声が大きくなる。ランニング、と言うことで、ちょっとあぶなっかしい感じながらも前にダッシュ。次に脚を伸ばすと、結構背が高い事が判って観客からもびっくり。ボールを手渡されるとそれを掴んで前方に投げ出します。
次は指を広げ、ハンドルをキープ。脚でアクセルを踏んでハンドルを回しながら回します。口で、って言うかスピーカーでなんですけど、「ぶーんぶーんぶーん」って自分で言ってるのがなんとも子供っぽい感じで素敵。
転んでも起き上がれます、って言ってますけど、転び方が結構がガツンって感じで痛そうな転倒。もちろん起き上がりは標準装備の域、上体を軽く捻って腕を地面について起き上がります。
時間ぎりぎりまで綺麗に使ってご挨拶で終了。計算されたデモでした。
「見かけ子供なのに、起き上がる時によいしょって言うのがいいですね」と言うご意見が。
No.10 : 655 アリモプレナ(スミイファミリー)
さて、最終選手になりますでしょうか。うしくん改めアリモプレナ、往年のアリキオンを思わせる派手なデコレーションでの登場です。マスタースレーブでの操縦用の小うしくんもステージ上に登場です。スミイ(父)さんは慎重に調整中。
さて、デモの開始です。やっぱりアリキオン的な要素を盛り込まれてますね。見立てはファッションショー。スミイママさんの紹介でショーが始まります。旋回と前進でくるくると声を上げるアリモプレナ。マスタースレーブモード、と宣言して…… MSシステム周りの電源が入ってませんでした。
もう一度最初から、と言う事になります。ええと、無かった無かった。ということで衣装の紹介。手作りとのことで。電源立ち上げないと駄目みたいです。お昼ご飯ちょっと待って下さいとの声が。「設計ミスでー」とか発言が飛び出しちゃってますけど、ええと大丈夫でしょうか。あの用意されているタンバリンが何に使われるのか気になります。
おっと、復帰です。復帰しました。というところで、マスタースレーブモードと自分で宣言してマスタースレーブに復帰。小型うしくんの動作でマスタースレーブで両腕を振った動作のあと、自動認識のデモに。現在のモードを自分で宣言するのはいいですね。渡されたものを自動で認識し、食べ物かどうか認識して、食品とそれ以外に分析してカゴに入れる、とのことですが、出されているものにそれぞれコメントが出ています。これはカテゴリだけではなく、個別に「それがなんなのか」認識しているようですね。これはなかなか。豆腐が無造作に落ちるのもちょっと恐いですが。
最後はアリモプレナが歌ってのステージ。横でスミイさんが笛とタンバリンを担当しておられました。あれは自分で使われるものだったんですね。
個別認識は、あれは画像認識だった様子。カメラ部分のネットタンサーを作成したバンダイの芳賀さんも「こんなの(うちの製品以外で)見た事ない」と言うほどの出来でした。
さて、マルファミリーのMUSASHIが棄権と言う事でしたので、これで午前中は全種目終了。
休憩を挟んで、午後は1時から。いよいよお買い物デモが行われます。
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