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2008.10.11

第十四回ROBO-ONE観戦記【予選編(3)】

 さてさて、宇宙大会選抜競技も終了し、ここからは予選会を再開です。
 ここまで出走したロボットは全部で56体。エントリ114台なので、おおよそ半分と言う風情です。
 残るは58台、最後には地方での大会を勝ち抜いた決勝進出権を持つ強豪組が控えています。ちなみにここまで、スロープを通過して予選に参加したロボットは20機でした(参考デモを行ったのが1チーム)。

53 No.566 〇七式(機巧師団)

 さて、水色のフレームの07式。産業用のマイコンを使用していると言うロボットです。まずは足をぎゅぎゅと回しながら旋回して前進。センサーを一切使用せず、アルゴリズムのみで計算して動いているとのこと。小刻みにきゅっきゅとバランスを取ってのダンスから、腕を回転させながらのジャンプ、しかしなかなか体重が浮ききらない。三回目を繰り出したところで転倒し、四回目で人の手が入りましたが、ちょっと手助けに入った人を咬んでしまう。惜しい感じのデモンストレーションでした。
 
54 No.702 NULL(RMF-OB)

 タキシードにこぐまの頭のロボット、Null。黒服姿がキュートです。ポーズを時折決めを入れつつ、音楽に合わせて可愛らしいダンスを繰り出していきます。ちょっと考え考えっぽいのがなんか可愛い感じ。やや屈み込んでから、ジャンプを二回、そこから小刻みに三回転ジャンプを三回、さらに逆方向にも三回決めて、軽量級らしい非常に軽い動き。きちんと体を浮かせたムーブで、よくまとまったデモでありました。

55 No.704 アリス(大同工業大学 ロボット工房)

 なんかものすごいものが出てきました…… ええと、大型機ですね、これは大型機です。ピンク色のエプロンドレスも可愛らしいドール型ロボット。アリスの登場です。
 調整に手間取っていましたが、立ち上がると同時にぐわっと姿勢を起こす。足は小刻みに歩行。これは子供用の靴を履いている、かなり小さな足裏です。腕を小刻みにわきわき振って…… おっと危ない危ない。前に出すぎて落ちそうになります。後ろに押し戻すパフォーマー。肩のあたりが着崩れているのを直します。修正点が細かい。
 あまり動くことはありませんでしたが、デモンストレーション終了となりました。

「明日闘うんでしょうか」と聞かれて大弱り。これ、でも重量級は弾が足りませんから、きっと出てきますよね……。

57 No.267 竜鬼Ⅱ(AZM LAB)

 さあ、コイズミさんの竜鬼Ⅱ登場。ROBO-ONE1光るロボットです。まずは喋って自己紹介と、礼儀正しく一礼で開始。両腕をわくわく広げて前進し、腕を広げて小刻みに回転ジャンプ、それはもう旋風のようにぐるんぐるぐる回っていきます。回りすぎて旋回しながらダウンしましたが、転倒しても「コロンデシマイマシタ」とコメントしながら起き上がる。これは会場から好印象。
 足裏の行動は特殊になっていて、と言う説明中にちょっと倒れてしまう。「首が取れた」と言われますが、首ではなかったみたいです。なにか無線の受信みたいな部品的なものの様子。スピンターン、高速回転してからそのまま減速して停止するスピンターンを綺麗に決める。最後は「キョウギシュウリョウデス」と自ら宣言して終了。ダイナミックに確実に、これまでにない動きを決めてきたデモ、喝采で終了となりました。

 スピンと制止の仕組みを説明するために、自分自身もジャンプして仕組みを解説したコイズミさんの身軽さに注目の的。「最終的にはトリプルアクセルが出来るところまでやりたい」とのこと。

64 No.109 鬼怒(栃木県産技大ロボワン研究部)

 さて、次の登場は鬼怒。黒とシルバーのツートンも渋いロボットです。まずは腕を振り上げてのダンスから、横に二三歩。腰を左右に揺する動きでダンスを行います。途中でアッパーなどを繰り出すなど、上体を大きく使ったダンスを繰り出しているうち、解説の人が二人で掛け合いをしながら説明を行っています。前転を一回、さらにそこから後転を一回。途中で一回脱力したかに見えてちょっと不安になりましたが、ここで終了。回転ジャンプは出ませんでしたが、これで終了となりました。

60 No.394 gundam mk-2 ver.mako(まこ)

 ちょっと順番が前後しましたが、さあ、登場。まこさんのガン……………… ガンダム。ええとその、外装がない状態での登場です。なんだか人形の中に入れるボーンみたいな細い感じのロボットが今日の三時に完成したとのこと。ちょっと歩行で前に倒れてしまいますが、ジャンプは回転まで綺麗に決めてきました。
 部品は全て手作りで削りだしたとのこと。

 ちなみに中のフレームはPGのガンダムmk2の寸法に併せてあるので、外装がそのままくっつくのだそうです。「時間さえ頂ければ」と言う話をしきりにしておられました。明日、ガンダムmkIIの勇姿が見られるかどうか。果たしてティターンズカラーなのかエゥーゴカラーなのか。それは審査の行方次第と相成ります。

70 No.16 ALCNON?(F1-project with 大産大テクノフリーク部)

 さあ、巨大ロボット登場! 怪我人を運ぶような要領で、足と肩を二人がかりで運んできます。銀色と水色のボディは1m超の巨大さ、これが噂のアルクノン。
 リングの大半を埋め尽くして横に倒れたアルクノン、ここでリングに登場です。まずは足を大きく広げ起き上がったアルクノン、足踏みをすると地響きが起こる。リングがたわむ。歩いて足踏みをしますが、リングがたわむ。両腕を広げて、協力なパンチ。さらに腕は開閉構造と伸縮構造を併せて搭載し、伸ばしながら掴むという動作を披露。しかも動きはかなり柔軟です。なめらかな動きでダンスを行う。最後は屈伸からジャンプを、いや回転こそしませんでしたがジャンプを繰り出します。その場でびよんと飛んで、ずしんと言う感じで着地。恐るべき自重です。身長は1.3mと言うこの大きさ。
 因みに足裏に入っているスプリングは、力をかけなくても自立できるように工夫してある、とのこと。
 バッテリはニッケル水素とのこと。エネルギー効率は存外にいいみたいです。

71 No.547 EAGLE ONE(ドカファイター・リョウ)

 今度はドカファイターズのイーグルワン登場。きびきびした動きを見せるロボットです。蹴りから、ちょっと転倒してしまいますが、腕をバネのように回して勢いをつける回転パンチを表一回裏一回。しかしてスロープで力尽きてしまい、ダンスモーションまで馬力が回らなかったとのこと。残り30秒ほどを残して困り果ててしまった状態、これにてイーグルワンのデモは終了となりました。

38 No.700 firebat(seo kyungchul, oh kyung june)

 また順番が前後しますが、ここで登場は再び韓国チームのファイアバット。これまた真っ赤なカラーリングのロボットです。腕を広げての回転ジャンプ、足を小刻みに動かして衝撃を吸収し、逆立ちして足を振るモーション。さらに前進しすぎて落っこちそうになったところを、慌てて殺到し真ん中に戻していきます。こちらは大学四年生の方が一人で開発されたとのこと。開発期間は半年くらい、とのことでした。

80 No.384 団暴流(芝浦工業大学 SRDC チーム・Citrus Unshiu)

 さて、今度はまたちょっと順番飛んだ。ダンボールここで登場です。頭が四角いダンボール箱風のかぶりもののついたロボット。さあ開始、しかし直後に前につんのめって倒れてしまう。腕を片方前に出した独特のニンジャ走りみたいな姿勢で前進しますが、4歩目か5歩目くらいで倒れてしまう。時間の関係で予選デモが入れられなくなったとのこと。回転ジャンプはジャンプと言うか、腕を振ってその勢いで前進をしているような風情です。
 軽量化に注力した結果、強度は1.9kgほどになっている、とのことでした。

85 No.452 minihug(Seongsang-Lee,heenam-park)

 こちらも韓国チームの登場。ロボット名はミニハグ、四角い頭を積んだ、ややもってユーモラスな外見のロボットです。両足を広げて180度開脚のような姿勢を繰り出したり、自分の頭を叩くような動作。そして両腕を地面につき、自分の体をコマのように回転させて変則ロンダートのように起き上がる。さらに倒立から足を踏みならすなど、ダイナミックな動作を繰り出します。三連続ジャンプは腕を振り回して回転する今回の一般的なスタイル。最後は残り10秒を残して一礼し、デモを終了となりました。
 いやいや、久々に見ましたロンダート。やっぱり結構迫力ありますね。

67 No.194 九共大-ZERO(九州共立大学)

 さて、再び順番は前後して、九共大チームが出ました。「デモ始まっていない」と言われてデモが始まります。これは計画だったんでしょうかそれとも忘れられてたんでしょうか。新しく頭がついたのが改良点とのこと。かなりにこやかな顔とのこと。カメラが寄ります。かなり寄ります。腕の先はX字型になっており、重量級を目指しているので足裏がかなり小さくなっているとのこと。
 ……動作を始めるのを忘れていた、と言う感じのわりには、残り6秒くらいを残して綺麗にきっちりデモが終わりましたね。これはやっぱり仕込みだったのかも。ともあれ、きびきびと動いて終了となりました。

78 No.475 BLACK TIGER NEO(IKETOMU)

 さあ自立の雄、ブラックタイガーネオの登場。まずは腕をブンブンと振り回し、頭を赤くぴかぴか回転さえながらのダンス。ロボットっぽいカクカクしたダンス、関節の動きが非常にこう、ロボットみたいなってのは変な例えですが、関節が人間の動きではありえないような動き方をしてくうる、なんていうかこう、カクカクした動きです。ちょっとハニワみたいな。そして回転ジャンプは何の説明もなくいきなり始まったかと思ったら、綺麗に三連続ジャンプを決めていきます。決勝に進んだら決勝でも自律バトルで闘いたいとのことでありました。

87 No.532 BABEL(大同工業大学 ロボット研究部)

 さて、白いロボットバベルの登場。これはかなりかっこいい。バルキリーVF-1Jみたいなカラーリングです。モーションが何が入っているのか全く判らないと言うパフォーマーの方ですが、ダンスはかなりダイナミック。巨大なハサミを装備した腕を大きく繰り出してのダンスから、まるでネジを巻くように上体を半回転させたあと、一気に解放するように高速で逆回転しながらのジャンプ。三回転ジャンプの最後の一回だけを決めたような格好。バトルモーションを織り交ぜて30秒を残したものの、内容不明のデモを切り抜けて終了となりました。

 横ではスロープが相変わらず行われています。
 「この坂を上れないと出られないんですね……」と、しみじみと先川原さん。

86 No.446 Aonori3(千葉工業大学 文化会 総合工学研究会 木村俊彦)

 さて千葉工大チーム、こちらはアオノリの登場。まず前進、高速での横移動。勢い余って転倒してしまいます。ちょっと足首が弱っているのか、浅見さんが手を入れたところで三連続ジャンプに入ってしまう、制止しきれないような大暴れッぷりでリングの外にはみ出てしまう。やっと落ち着いたかとみえたら、 まっしぐらにリングの外に向けてつかつか歩き出して行きます。かなり気儘に暴れた感のあるアオノリ、しかしここで回転ジャンプをなんと五連続で決めていく! 千葉工業大学らしいデモ、などと言われていましたが、最後の最後で巻き返して終了となりました。

82 No.320 ナガレブラック(フラワー戦隊 ナガレンジャー)

 さあナガレンジャーのフラッグシップ、ナガレブラック登場。切れのある動きでぴっぴっと上体を切ってノダンスのあと、ウェブからつかつかと足を高く振り上げて上る、のっしのっしと言う力強い歩行を繰り出す。力強すぎてリングの外に飛び出しそうになりますが、これで起き上がる。前と後ろおn起き上がりデモを繰り出します。
 起き上がりデモを何回かやったあと体育座りでやや休憩。ここで起き上がりデモ。成功。回転パンチに挑みますが、ここは一回目で転んでしまう。起き上がりで一瞬痙攣して起き上がれなくなってしまう、ちょっと再起に問題を来してしまったか、連続パンチを繰り出しきる事が出来ず。ちょっと惜しい終了となりました。

95 No.450 YOGOROZA-V(だうと)

 背が伸びてだいぶスリムになった印象のあるヨゴローザがリングに登場。まずは起き上がり、小刻みに歩いて前へ。後ろに倒れて後方回転、倒れても起き上がる、と言うアピール。さらに腕を大きく開いてバンザイのポーズから広い腕先を使って右二足点、左に側転。再び起き上がりジャンプ旋回。これは何回とかもうそういう問題ではなく、飛んで飛んで二周くらい回ってしまいます。全く危なげもなく前転を一回。さらに腕を繰り出しての素早い攻撃からもうこれでもかとばかりに回転。うさらに周りながら腕を上げたり下げたり広げたり。
 最後はぴたっと止まった後、腕とか足とかぱたぱた畳んで運搬しやすい形態に変形。真四角に近い上体になったヨゴをだうとさんが持ち上げて、デモは終幕となりました。

96 No.533 automo 03(Sandan)(holypong)

 さあ、黒帯もまぶしいオートモの登場。まずはストライド大きく前進、前進しながら手拍子と言うか、拳をがちんと打ち合わせ、さらにテンポアップしてがちんがちんと打ち合わせます。ジャンプは小刻みに連続して三回転ジャンプ。これを危なげなく決めてから、タップダンス。足を下ろす際に力強く足を振り下ろしてカカトで力強く音を出します。さらに素早い回転ジャンプから、短く腕をかざして型を披露。最後は大上段から瓦割りを繰り出し、大技打ち込んでフィニッシュとなりました。

 デモ終了後に、ちょっと追加。「頭頂部のセンサーに腕を翳す速度でデモの速度が変わる」と言うことで、ややスピードの早いバージョンのデモを披露して終了となりました。

93 No.657 九共大-紫電(九州共立大学)

 さて、九共大チームは紫電の登場。腕先がXの字になっているのは九共大チームの共通点なんでしょうかね。前進して横に移動しての紫電、非常に小刻みと言うか、回転ジャンプ的なものから、今度は腕先をリングについて、なんでしょうか。なにか狙っている動きではないみたいです。あ、サーボが一個動かなくなって、逆立ちが不発になってしまったようです。20秒を残して完全に沈黙してしまいましたが、紫電、これにでデモは終了となりました。

「今日のために、今日のために。朝から作ってました」「今日の朝から!?」

98 No.674 Heavy Metallic Fighter(森永 英一郎)

 さあ登場、ヘビーメタリックファイター! まずは一回転しての起き上がりから開始、腕でリズムを取り両腕を激しく振り回してリズムを取った後、上半身を床について腕で肘を叩く。さらに起き上がってジャンプ、まずは回転しない普通のジャンプ、明らかに浮いている。大きなジャンプを三回連続で決めた後、リズムを取って旋回ジャンプ、しかしこれは途中で転倒してしまう。さらに逆方向への旋回ジャンプ、これはジャンプそのものは綺麗に決まったものの、旋回の角度はちょっと角度的に小さいもの。そのまま勢いのいいノリでリズムをとり続け、最後まで完走しての終了となりました。リング上で小さく動くヘビーメタリックファイター。やりきって肩で息をしている、と言う風情だそうです。

 ここでおそらくは最後の休憩。
 このあとはいよいよラストフェイズ、GP組などトップグループがいよいよ登場してきます。

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