第2回草加ロボットフェスティバル観戦記~ わんだほーろぼっとか~にばる・ぷち編【ボトルトラクション】
今日は全般的にのんびりムード。ながーいお昼休憩がここで入ります。国際色豊かな屋台のコーナーにうっかり引っかかり、トルコ料理とかペルー料理とか頂いていた自分でした。せっかくだからバングラディシュ料理とか、食べたことのないのにチャレンジすれば良かったなあ。それはともかく、もうすぐ午後の競技のお時間。
午後一回からはまず第二の競技。ボトルトラクションの開始となります。
休憩時間中に急遽いろいろとルールの調整が行われます。ダッシュ2000とは逆順に、エントリーNo.の大きい順からスタート。先にネジと賞品とで選手がウエイトを自己申告、1m50cmのレーンを片道ダッシュし、1分間のあいだ引き続ける。距離かける重さがスコア、完走すればそのまま賞品をゲットできると言うルールです。
シグマやエンドレスさとぼなど、多脚・非人間型ロボットの活躍がパワー競技でどんな味を出してくるのか。興味は尽きません。
さて、そろそろ10分前。いよいよ14時から第二競技、ボトルトラクションの開始となります。すでに賞品の品定めに余念の無さすぎる選手の皆さん。つかみ取り大会みたいな様相です。趣旨が勘違いされてないかやや心配がありますが、そろそろ開始の心持ちです。
お時間です。競技の紹介と解説が行われます。
さあ、賞品には草加せんべいも加えらました。
No.22 VARIANT-Ⅰ(ヴァリアントワン) ( 東京理科大学Ⅰ部無線研究部 )
No.23 小雪 ( シムカ )
ごっそりとまずは積み込んだ、いきなり乗せすぎとか言われているシムカと、小型だけにパワーには不安材料があるか、控え目に搭載したヴァリアントワンの対決です。
小雪1.25kg、ヴァリアントは700gで開始となります。
スタートの小雪、動けない。さあ大きい賞品を外した小雪が動き出した、一方のヴァリアントもネジを捨てて動き出した、なんとか前に、いえ、斜めに進んでいきます。小雪も頑張って進んでいるが、カゴがなんとか…… 入りました。ヒモが長すぎるようですね。残念ながら半ばまで進んだところで終了、ヴァリアントワンは道半ばで終了となりました。最終的な重量は940gとのことでした。
No.20 MetalArthur(メタルアーサー) ( Kuro )
No.21 メカボンBRX ( みすみロボット研究所 )
さあ、続いてはメカボンビーとメタルアーサーの対決。どちらも重量競技には未知数の実力同士の対決となりますが、どうなりますでしょうか。メカボンBは1.04kg、メタルアーサーは2.2kgです。こりゃあ重い。重いぞ。「ロボットより200g軽いです」 大丈夫なんでしょうか。
メタルアーサー、着実に引いている。メカボンBはちょっとコースからそれてしまったか、しかし大股に運び始めました、引いている。引き始めた。荷物を減らしたメタルボンビー、大股に引いてゴール。残り数秒、残り4秒か、引ききった。メタルアーサー、こちらもぎりぎりで完走しました。
メカボンは1.14kg、メタルアーサーは1.45kgでした。
No.19 マヌイ ( カイン技師 )
No.助 マノイオー ( アニメイダー )
さあ、マヌイとマノイオーの対決…… なんですが、マノイオーの荷物は皆さんが勝手に積み込んでいる様子。あー、出ちゃいました。はみ出てます。でかいキングギドラが。マノイオー2.2kg、一方のマヌイは…… アニメイダーさん、マヌイの荷物になんか載せようとしています。
さあ、スタート。忙しいアニメイダーさん。いきなりすてんと後ろに滑り倒れるマヌイ。そして釣られて倒れるマノイオー。二人して仰向けにぱたーんです。横向きに向きなおったマヌイが引き始める、キングギドラを排除してようやく歩き始めたマノイオー、しかし引けないマノイオー。歩いていくものの、止めて下さい止めて下さいと言いつつ、お子さんからブーイングを貰っているマノイオー。やや所在なさそうなアニメイダーさんです。仰向けに倒れてしまったマヌイ。そのまま両者ゴールできず、中途転倒で終了となりました。
マヌイは53cmの0.84kg。マノイオーはまたのちほど。
No.17 NOVAGON(ノバゴン) ( KENTA )
No.18 ゼルファー ( 白風M(シラカゼエム) )
さて、次はノバゴンとゼルファー。やや軽量級同士の対決となります。ノバゴンは重量的にほぼ自分と同じ重量での勝負。コミックが一冊外されます。言い忘れてましたが、賞品がかなり滅茶苦茶な雰囲気でした。ハーロックとかコナンのコミックとか、ガンダムのボトルキャップとかなんか海洋堂作品みたいなのとか、ネジとかラジコンプレーンとか。ゼルファー、なんかでかい紙袋が乗っかっています。重量は1.8kg、これはゼルファーよりも重い重量です。紙袋の中身は地球儀サッカーボールでした。
さあ、ノバゴンが引いて進んでいく、ゼルファーはがしがしと膝で押していきます。ゼルファー、滑らかな動きで引っかかり無く一気にゴール、引ききれないノバゴン、兎跳びのような姿勢で引いていきますが倒れてしまいます。起き上がったノバゴン、慎重に調整して突っ込みますが、制限時間60秒が重くのしかかる。再スタートも空しく時間切れ、完走ならず終了となりました。
記録1.18kg。
No.15 薬魔(ヤクマ) ( 湘南工科大学ロボット技術研究会 )
No.16 ガシャペリオンMk-II ( SLAN )
ガシャペリオンは1.8kg、「草加煎餅1.8kgですか!?」と突っ込まれるSLANさん。実際はネジとカゴも含んでです。そして大型ロボットのヤクマも1.76kgでチャレンジです。謙虚に見えながらロボット材料を入れてきている、と突っ込まれるヤクマチームです。
さあスタート、ガシャペリオンは、小刻みに押していきます。ヤクマは大きな脚でストラウド大きく、蹴り飛ばすようにして進んでいきます。しかし途中で曲がってしまった、真横に押すような格好になってしまう。ガシャペリオンは草加せんべいを押し切れない、ヤクマに手が入って押せるコースに戻った、もうちょっと、押し切れるか。草加煎餅を押すガシャペリオン、しゃがんだ姿勢で安定した押し、時間との戦い、残り1秒でガシャペリオン、見事にゴール。ヤクマも数十秒を残してゴールの完走でした。
ヤクマは1.76kg、ガシャペリオンは1.84kgでした。
No.13 BLACK TIGER NEO ( IKETOMU )
No.14 Aonori3(アオノリ3) ( 千葉工業大学文化会総合工学研究会 木村俊彦 )
さあ、続いてはブラックタイガーとアオノリの対決。バランスタイプのロボット同士の勝負です。それぞれ1.81kg、1.95kgとなります。ブースカ出ました。なんかカゴからブースカが顔を出してるぞ。カゴを横向きにしてブラックタイガー、設置完了か。アオノリは紐をつけて引きの構えに入ります。
さあ、これは早い勝負。ブラックタイガー、押していくがちょっとコースが逸れた、ほとんど横に並んで引っ張り続けるアオノリ、ブラックタイガーが一歩早くゴール、アオノリも紐をかなり残してではありますが、これでゴール。この時点で30秒以上も残しての余裕のゴール、両者圧倒的なスピードの対決はブラックタイガーの勝利でした。
重量はアオノリの1.95kgに対し、ブラックタイガー1.81kgでした。
No.11 Kinopy(キノピィ) ( 小田利延 )
No.12 竜鬼Ⅱ ( AZM LAB )
さあ、キャラクター対決再び。竜鬼Ⅱ、2.14kg。山形から持ち込まれたお酒が入っています。純米大吟醸を争う勝負になってきました。キノピーは1.96kg。まあまあ、拮抗した重量同士の対決です。
竜鬼Ⅱは押し、キノピーは肩に縄を担ぐ構え。引いてます。よいしょって言ってます。お客さん喜んでます。負けじと竜鬼Ⅱもご挨拶。
さあ、スタート。まずは押した竜鬼Ⅱ、しかしカゴがちょっとコースから逸れてしまう。コースを修正した竜鬼Ⅱ、また猛烈な勢い。ちょっと斜めにそれてしまいますが、これは綺麗にゴール。一方のキノピーは、よいしょっと(ぴこぴこ)よいしょっと(ぴこぴこ)と、一生懸命引きながら進む構え、残り7秒、残り1秒の最後の一引きで、なんとかゴール! 「なんとかうまくいきましたね」と小田さん。「試合に勝って勝負に負けた」とコイズミさんでした。
2.14kgの竜鬼Ⅱ、キノピーは1.96kgでした。
No.9 Aerostriker(アエロストライカー) ( いすぜん )
No.10 ナガレブラック ( フラワー戦隊ナガレンジャー )
さあ、完成したばかりのアエロストライカーと、ナガレンジャーのフラッグシップ、ナガレブラックの対決となります。ボトルトラクション初挑戦のナガレブラックに対し、もちろんアエロストライカーもこの競技はロボットとしては初挑戦。この初挑戦カード、どういう結論になりますでしょうか。アエロストライカーの挑戦重量は1.8kgとなります。
さて、スタート。ナガレブラック、開始直後にダウン。起き上がりの反動で弾き飛ばしつつ、膝で押していきます。しかし前のめりに倒れて、頭がカゴに引っかかってしまう。なんとか起こして貰う。アエロストライカーは着実に膝で押していきますが、時間が足りなさそうな雰囲気。ナガレブラックは勢いよく押すのですが、反動で後ろに前に倒れてしまいます。ここで時間切れ、予定通りの歩幅で予定通りの距離を進んだ、と評されたアエロストライカーですが、これは両者ともに完走ならず、途中で終了となりました。
アエロストライカーは1.85kg…… ナガレブラックは
No.7 ナガレイエロー ( フラワー戦隊ナガレンジャー )
No.8 ファントム ( ブラック )
ナガレイエローは2.71kg! これはかなりの大負荷トライです。キングギドラがカゴからはみ出ています。一方のファントムは…… えー!? 3kgでのトライ! 2.7kgのロボットよりもさらに重いチャレンジです。
引きで挑むイエローに対し、押しでトライのファントム…… いきなり仰向けに倒れたイエロー、ギドラが外れました、一方のファントム、腕を伸ばしてカゴを両腕で支え、コースから逸れないように支えながらの押しで綺麗にゴール。「(モーションを)今日作った」と言うには思えない綺麗な動きでゴール、一方のイエローはゴール仕切れず、途中であおむけに倒れたところで時間切れ。ファントムのみ完走で終了となりました。
2.73kgのナガレイエロー、
No.5 エンドレスさとぼ ( B作 )
No.6 シグマ ( しまけん )
さあ、これは注目のカードですよ! 車輪型vs多脚型の非人間型ロボット同士の対決です。六足のシグマ、二輪のエンドレスさとぼの対決です! シグマはキングギドラ積んでます。「タコに似てきた」とのことですが。脚の設置面積が少ないので、荷物を押すのは厳しそうとのこと。
一方のエンドレスさとぼ、これもなんだか強烈な外見のロボット。手裏剣のような、とアニメイダーさんが表現しましたが、確かにそんな感じですね。シグマは2.2kg。ロボットの重さは不明だそうです。あ、計測されました。シグマも2.2kgくらいだそうです。
さあ、猛烈な勢いで押した押した押した押した押したァ、あっと言う間になんにもないかのように突っ切ったエンドレスさとぼ、何もないかのような勢いで一気にゴール! そして残り30秒を余裕以上で残して、シグマもゴール。「あと1,2kgいけた」とエンドレスさとぼのB作さんでした。両者余裕の完走、
2.3kgのエンドレスさとぼ、対するシグマは2.2kgでした。
No.3 ガルー ( くまま )
No.4 GY不知火 ( Dr.GIY )
さあ、この競技に手慣れた両者同士の対決。重量もさすがに両者ケタ外れの重量でのチャレンジ。不知火はなんと5.15kg、さらにガルーの重量たるや、それを上回る5.51kg。5kg級同士と言う凄まじい対決になります。しかもこの勝負、勝算のある勝負。
猛烈な勢いで片腕で引いていくガルー、大きく腕で引きますが、しかし脚がおかしいのか、脚が開ききらず押し戻してしまう。一方の不知火は、腕立て伏せのような、前屈みに突っ込むような姿勢で一気に引いていく。ガルー、なんとか体を引っ張ってゴール、不知火も残り10秒を切ったところで全て引ききってゴールでした。
両者、5kgの重量を見事な動きで引ききってゴール。「不知火ならこれくらいは軽い」とDr.GIYさん。一方のくままさんは「もうちょっと運べたかな」とのことでした。
さあ、このあとは最後の勝負。これはまたどうなっちゃうんでしょう、重量の違いすぎる両者の対決です。
No.1 GAT ( K )
No.2 サアガ ( イガア )
すでに賞品が無くなってしまったので、持ち込みのペットボトルが重しに使われている状況です。軽量級のサアガは腕に固定用のアーム。運ぶ荷物は4.6kgとのこと。一方のGATは、草加煎餅をこれでもかとばかりに詰め込んで、2.24kgです。体に紐を巻き付けて、引きの準備の構えは終了です。
「自分の体を維持するので手一杯なので、パワー競技は苦手です」とKさん。どうなりますか。
さあ、スタート、大股に横に引くガット、一方のサアガはカゴに腕を載せ、上体を傾けて体重をかけるように着実に押していきます。時々脚が後ろにずるっとずれていきますが、押している。押していきます。ガットは大股に危なげのない歩きでゴールに到着。サアガも押して押して、残り10秒でゴールラインに辿り着いた、残り4秒でカゴが完全に入りきり、これで到達! 最後は両者、綺麗な完走で競技終了となりました。Kさんが草加煎餅をお客さんに配りまくっています。
「もうちょっと配りたいと思います」とKさん。これにて、ボトルトラクションは全選手終了となりました。
次の競技は3時30分、最終競技キューブが行われます。
助っ人の点数扱いについて、実行本部で怒号が飛び交っていますが、まあ、いつものことですので。はい。
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