君の冒険はおわってる。(☆☆☆)
リンク: GA Graphic:HJ文庫Gより空中幼彩氏ら参加の新たなゲームブック! 2冊が12月刊行.
マイミクシィの暗黒星雲サトゥさんから教えて頂いた一題。
元祖にして伝説のゲームブックシリーズ、「ファイティングファンタジー」シリーズから。自分的屈指の名作、「死の罠の地下迷宮」が満を持して復活! 混沌の傷痕残る荒涼たるアランシア。チアンマイ川河畔の都市ファングには二つの名物があった。一つはこの街の支配者・暴君サカムビット卿、そしてもう一つは、彼が年に一度開催する、本物の怪物が跋扈するダンジョンを冒険者が突破する戦いと死のトライアル-- 迷宮探検競技だ!
失敗すれば嘲笑と死、成功すれば栄誉と金貨一万枚が待つこの競技に、今年も勇者達が吸い寄せられる。君は邪悪な魔法使いを倒すのではない。困っている人々を救うために戦うのでもない。誰にも強制されることもなく、己唯一個の意志で、この危険極まりない死の罠の地下迷宮に挑むのだ-- さあ、ページをめくりたまえ!
リビングストンの手によるいにしえの名作が新しいよそ ……おい で、 ええと? 復…… 活?
……君の冒険は、なんていうか、おわってる。
本を閉じること。
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コメント
「ハウス・オブ・ヘル」は「地獄の館」か…。
って、もう、そういう問題じゃねえ!
日本の出版社が、名作と呼ばれる海外小説に「現代風のアレンジを加え」、舞台設定や主題を改変した本をその作者の名前で出したら、これ『改竄』ですよね。
通常の小説だったら、許されないです。
例え作者が承諾したとしても、作品に対して失礼ですよ。
暗澹たる気持ちになるのは、これをやった出版社が、(ゲームという作品に対してもっとも理解があるはずの)ホビージャパンだってことです。
もちろん全くオリジナルの新作で作るんなら、なにも文句ないよ。
パラグラフの構成とプロットはいただいて、人気のイラストレーターを起用して、美少女キャラで萌え仕様?
俺はこれを苦笑いで許せるほど寛容にはなれんです。
投稿: キャプテン | 2008.12.04 02:15
コメント遅くなりました-。
これはほんとになんていうか。最大限、好意的に解釈して、「手段を選ばずFFを現代に復刻しようとしたら、マーケティング部門とかと妥協してるうちにこんなことに」みたいな事情…… だと、まだいいなあ、と思わざるを得ないですよね。
そもそも、絵を目当てでこの本を買う人は、ゲームブックとして遊びませんよね。挿し絵を見たいがために買った人からすれば、単にぱらぱらめくればいいだけの話なわけですから。
萌え絵の画集と抱き合わせ販売みたいな格好にされちゃって、それで売れなかった場合は、「これだけやってもダメだ。やっぱりゲームブックは売れない」って見なされちゃうわけでしょう。
(FFが)売れないのもいやだけど、(この形で)売れるのもいやだなあ。どうすりゃいいんだ僕は。ってな感じです。切ない。
投稿: sn@散財 | 2008.12.10 21:39