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2009.01.12

第6回わんだほーろぼっとか~にばる観戦記【ボトルトラクション】

 さあ、次はパワー系競技、ボトルトラクションの開催です。
 今回はルールが少々変更になりました。非力・通常・剛力の三カテゴリは以前の通りですが、押しと引きはルール上スコアは同点に。そして非力と通常はそれぞれ190ml、500mlのペットが12本を上限、剛力は1.5lの代わりにスコアが三倍となります。

 さて、新ルールでのボトルトラクション、すでに練習でも無茶な事態になりつつあります。皆さん機体にカゴをセッティングして、準備万端の構え。まずはいしかわ委員長からルールの説明のあと、いよいよ競技開始となります。

No.1 ガルー(くまま) vs No.2 トコトコ丸(あみの)

 さあ、まずはボトルの本数をまずは申告しなくてはいけません。ガルーは1.5lを5本、一方のトコトコ丸は500を12本、リミット勝負です。
 かなり伏せるような構えのガルー、一方のトコトコ丸は背中にくくりつけての構え。これも前屈みになって四つんばい勝負です。ここからはドデカクロックがスタートを取ります。
 まずは一気に、なんかタイヤを運ぶような勢いで前進するガルー、一方のトコトコ丸、髪を振り乱しながら前進しますが、引っ張り切れていない。まだ先に出られないか、一生懸命引いていきますが出きられない、ちょっとずつ進んではいますが、ここで終了となります。ガルーはいきなりの完走、3000ポイントとか言う声が聞こえますが、トコトコ丸は51cmとなります。

No.3 GAT(ガット)(K(クボ)) vs No.4 ホワイトドワーフ(えまのん)

 さあ、ガットとホワイトドワーフ、大型機同士の対決。ガットは1.5lを4本、一方のホワイトドワーフは500mlを8本。大きなカゴを持ち帰った筈なんですが、とえまのんさんに声が飛ぶ。さあ立ち上がった、いきなりガット、立ち上がる前に後ろにひっくり返った。大丈夫なんでしょうかホントに。あ、ホワイトドワーフ、1本減らして7本です。ここでスタートが、おっといしかわさんがトナーを変えている。大丈夫なのか。競技開始。
 後ろに引きずられるガット、後ろに倒れてしかもがつんと腰のあたりをカゴにぶつけている、大丈夫なんでしょうか、一方のホワイトドワーフは着実に前進して7本を引ききってこの間に完走、ガット、男らしい歩行っぷりなんですが、もう反動でひっくり返って開いた股をぶつけてしまいます。時間切れで43cmのガット、一方のホワイトドワーフは完走でした。

No.5 サアガ(イガア) vs No.6 さくら2号(チームさくさく)

 さあ、これもなかなか侮れない勝負、サアガがなにやらペットボトルを大量に積み込んでいます。どう見ても自重より重いです。大丈夫なんでしょうか、一方のさくら2号は通常ペットを限界まで積む作戦、まずは練習、着実に押しています。サアガは1.5lを6本、TOBBYさんからは「ふざけるな」とコメントが。さくら2号は500mlを最大12本でのトライです。
 両者、力を入れて後ろから両手でうんとこどんとこ押していくスタイル、力強い押し方でほとんど曲がる事なく、一回修正した、サアガは前進していく、一方のさくら2号は、足裏から膝へ、そして腰へと順次前進する面白いモーションで着実に前進。サアガは169cm、一方のさくら2号は187cm。どちらも好記録となりました。

No.7 ファントム(ブラック) vs No.8 ハーデス(まつしろ)

 さあ、中量級ロボット同士の対決となります、ファントムとハーデスの勝負。ハーデスは6本、ファントムは12本マックス。どちらも着実に押していく構えです。
 両腕先のフレームできちんと駕籠を掴んだファントム、余裕でゴール。2400点。一方のハーデス、後ろに転倒してしまう。軽快なジャンプで旋回するハーデス、しかし兜が取れてしまう。駕籠を攻撃モーションで突き飛ばし続けますが、残念ながら時間切れ。距離は112cm、672点となります。

No.9 Gram(芝浦工業大学SRDC) vs No.10 AeroStriker(アエロストライカー)(いすぜん)

 続いてはやや大型のグラムとエアロストライカーの対決。どちらも通常の500mlでの勝負です。グラムは機体を横に構えての引き、一方のアエロストライカーは前後逆にコースに構えます。アエロストライカーは6本、グラムは12本でのトライとなります。
 重心移動で着実に横向きに引いていくグラム、一方のアエロストライカーは本数を減らして前進を計るが動かない、まず進んでから後ろに進んでいく、一方のグラム、腕から紐が抜けてしまって慌てて付け直します。アエロストライカーはダッシュの勢いで引っ張ろうとしますが、94cmのグラムは、2本減らして940点。アエロストライカーは28cm、140点です。

No.11 黒銀(クロガネ)(TDUヒュー研(ティーディーユーヒューケン)) vs No.12 竜鬼Ⅱ(リュウキツー)(コイズミ)

 続いては準備も十分か、体のイルミネーションも光り始めた竜鬼Ⅱ。頭のボンボンも絶好調のクロガネとの対決です。本数は両者8本、同じ条件での対決です。竜鬼Ⅱ、ちょっと体が横にそれてしまう。駕籠を後ろから蹴って、もろともに前進する作戦です。一方のクロガネは後ろから体重を掛けてのっそりと前進していく作戦。ドリブルするように前進する竜鬼Ⅱ、姿勢を小刻みに直しながら、残り10秒を切ったところでゴール。道半ばでクロガネは時間切れとなりました。
 完走の竜鬼Ⅱは1600点、クロガネは101cm、707点となりました。

No.13 デシュミット(GR2(ジーアールツー)) vs No.14 BLACK TIGER NEO(IKETOMU)

 続いてはデシュミットとブラックタイガーネオの対決。デシュミットの方が手足が長いように見えますが、パワーはどんな感じでしょうか。ブラックタイガーは7本でドリブルのような蹴り押し、デシュミットは腕立て伏せのような構え、肘が逆に曲がって四足になっている状況で駕籠を押しにかかります。最大の12本でトライ、どうなるんでしょうか。
 ブラックタイガーネオは軽快な勢いで前進、一方のデシュミットも、腕を壁のように構えたままでがんがんと腰で押していきます。ちょっと曲がってしまったブラックタイガーに、追いついてきたデシュミット、残り30秒を残したところで完走! 一方のブラックタイガーも完走、両者完走でデシュミット2400点、ブラックタイガー1400点となりました。
 
No.17 黒かじろう(ナベ☆ケン) vs No.18 だんだだん(オマタ)

 さあ、続いては黒かじろうとだんだだんの闘い。だんだだん、また頭の中になんか入って、いきなり開いた。なんか入ってたみたいです。気になるー。また開いた。なにかが入っています。なんなのだ。黒かじろう、駕籠に12本入れて何かの構え、見えた見えました。だんだだん、2/1の草加のコンサートの紹介です。なんて隙がないんだ。
 だんだだんは3本とバイキンマン一体。黒かじろうは12本入れてます。これも代わった構え、後ろ向きに駕籠にもたれかかったような格好です。これはどうなるのか。だんだだん、紐を体にひっかけて、姿勢を落として引いていきます。要所要所で立ち止まって顔をぱかっと開けるだんだだん。一方の黒かじろう、カゴにもたれて腰で押すような格好で、着実に進んでいきます。丁度先程のデシュミットとはうつぶせと仰向けの姿勢の違い、かちかちとだんだだん拍手しています。
 黒かじろうは149cm、だんだだんも距離は同じ149cm。1788点の黒かじろうに対し、だんだだんは447点となりました。

No.19 Kinopy(キノピイ)(小田利延) vs No.20 マヌイ(カイン技師)

 さあ、続いての勝負はキノピィとマヌイのキューティーパワー勝負。引きの構えで、紐を肩にかついだキノピィに対し、マヌイはカゴの後ろでお行儀良く押しの構え。マヌイの本数は4本、キノピィは4本。まずは互角の構えとなります。
 よいしょっ(ぴこぴこ)よいしょっ(ぴこぴこ)と着実に引いていくキノピィに対し、マヌイの押しがやや早い、進んでいます、時折コースを修正しながら走っていく構え、なんと危なげなくゴール。キノピィも半ば以上まで稼いできました。
 完走のマヌイは800点、キノピィは130cm。520点となります。

No.21 小雪(シムカ) vs No.22 ローリング・ピラニ(法政大学電気研究会)

 続いては小雪とピラニの対決です。小雪は5本、ピラニは1.5lを4本のパワーチャレンジとなります。
 さあスタート、さすがに軽快に押していく小雪、一方のピラニは前後逆の構えで背中で押していく構え、なんだか新手の昆虫のような雰囲気ですが、残り30秒をの越して小雪、綺麗に完走。一方のピラニも押していきます。残り10秒でなんと完走! 両者完走!
 小雪1000点に対し、ピラニは…… なんと2400点! 久々に大記録となります。

No.23 ザウラー(KENTA) vs No.24 で・か~る(道楽、)

 さて次はザウラーとでか~るの対決。でかーるは12本、なにやら膝のまわりが非常に変な感じに変形しています。グリップ強化の足裏とのこと。一方のザウラーも12本の最大対決、おっとで・か~るが暴走。大丈夫でしょうか。
 膝を落とした姿勢で、着実に押していくザウラー、一方ので・かーる、脚の多関節がぐにゃりぐにゃりと曲がるたびに、まるで頭突きをするようにカゴが進んでいきます。このまま一気にゴール、で・か~る、残り10秒を残してゴール! ザウラーも半ばを過ぎて時間終了となりました。
 で・か~るは2400点、一方のザウラーは147cmの12本、1764点となります。

No.25 シロイノ(ぴしい) vs No.26 Eorz(零型)

 「ここいらあたりからスタンダードなロボットになるんじゃないかと思います」とアニメイダーさん。一方、シロイノ君はTOBBYさんに質問が…… 「トビイサンシアワセデスカ」との問いが。「あのテキスト読み上げむかつきますね」とTOBBYさんでした。それはともかく対戦です対戦。シロイノはショート缶2本、一方のEorzはショート缶10本からのトライとなります。
 スタアト、と呟いてシロイノスタート、まずは動かないEorz、本数を減らして動き出します。シロイノ、脚に紐をひっかける引きの構えで綺麗に引いていく。途中でなんか頑張ってポージングしてますけどどうなんでしょうか。時々ポージングを織り交ぜながら、あ、なんかコマネチみたいです。どうしてコマネチなのか良く判りませんが、ともかく…… なんか
 シロイノ83cmで166点、Eorzは39cmの8本で312点となります。

No.27 ゼルファー(白風M(シラカゼエム)) vs No.28 ひかり(denno_ono)

 さあ、次はゼルファーとひかりの勝負。ゼルファーはショートで勝負をかけるようです。ひかりは3本でのトライ、ゼルファーはショートを6本での挑戦となります。まずは軽い構えで引いていくひかり、あっと後ろに転倒。ドリブルムーブで蹴り進めるゼルファー、まず1本、そして2本と減らしていく。一方のひかり、勢いが止まってからちょっと引きにくくなった。本数を減らしながらゼルファーがかなり先行した、ところで時間切れ。終了となりました。
 152cmに4本で608点のゼルファー、一方のひかりは72cmで3本、216点でした。

No.29 おふじゃんびぃZ(B作) vs No.30 DirestradaⅡ(ダイリストラーダⅡ)(あっきー)

 次なる勝負、パワー対決でなおも先へと行けるのか、おふじゃんびぃZとダイリストラーダのトライ。3本と10本の対決です。
 着実に蹴り進めるダイリストラーダに対し、10本を丁寧な構えで押していくおふじゃんびぃZ、しかしだいぶ時間を余してダイリストラーダ、3本で完走。一方のおふじゃんびぃZも半ばをかなり通り過ぎた所で時間切れ終了となりました。
 ダイリストラーダは600点、154cmの10本、1540点となりました。

No.31 カイレイ(ダイダラ) vs No.32 メカボンBRX(みすみロボット研究所)

 さあこれは楽しみです、初上場のカイレイと、今日は調子のいいメカボンB、なんとカゴには12本、最大本数でのトライとなります。カイレイの4本に対し、メカボンBはまたミサイルランチャーのようにペットボトルが充填されていますよ。
 軽快に引いていくカイレイ、転ばないで着実に腰でひいていきます。一方のメカボンB、かつーんかつーんと床面に腕を打ち付けるような格好で、苦しみながら引いていく、カイレイその間にゴール。しかしもがき苦しんでいるうちに時間切れ。
 カイレイは800点、一方のメカボンBは52cmに10本となり、520点でした。意欲的なチャレンジですが、惜しくも及ばずとなりました。

No.33 鏑(かぶら)(mota(もた)) vs No.34 ブレイブ・ドラゴン(あるば~と)

 さあダッシュでは軽快さを見せた鏑、メリッサの実力はパワーではいかばかりでしょうか? 重心の低さが生かせるでしょうか。鏑は8本、ブレイブドラゴンは6本でのトライ、1本減らした、5本です。鏑は後ろから腰で押すような動作、ブレはないですが、だんだんちょっと右にそれていってしまいます。一方のブレイブドラゴンは蹴りながら押していきます。サーガサーガと言われているブレイブドラゴン、一方の鏑も着実に駒を進めますが、ここで時間切れ。
 鏑は186cmの8本で1488点。135cmで5本、675点のブレイブドラゴン。またも1000点を超える勝負です。

No.35 SHR-2(サレジオ高専足歩行ロボットプロジェクト) vs No.36 RANDY(ランディー)(湘南ライナーズ)

 次はSHRとランディーの対決、両者引きでの構えです。5本のランディーに対し、3本のSHR。いきなり後ろに倒れる両者、またも同じような展開です。電池が吹っ飛ぶSHR、両者1本ずつ減らします。さらに1本減らしたSHR。残り30秒、なんとか進めていますが、まだカゴがスタートブックの向こうから出ていかない。両者、なんとかカゴの尻尾がスタートラインから出きらないまま終了となりました。
 16cm、1本で、SHR-2は16点、一方の、20cm、3本で、60点となりました。

No.37 ラムダ(しまけん)

 ここで再び、ラムダが単独出走となります。こちらは自律…… ではないみたいですね。ショート6本でのトライ。ちょっと進んだところで困った、ランディーです、と言われたところで前に転けるラムダ。両腕でカゴの端を掴んで進む、どこかでバランスを崩すとそこで転倒してしまいます。
 今度は掴みをちょっと変えた、腕を斜めに構えたところでやや進み、距離は100cm、6本で600点となります。

No.38 まりん(かつ) vs No.39 サイコロ一号(東京理科大学Ⅰ部無線研究部)

 さあ、続いてはクマボットまりんと、サイコロ1号の対決。パワー競技なんかやりそうもない絵ですが、どうなりますでしょうか。まりんはショート缶3本、一方のサイコロは4本となります。
 腰に紐を引っかけたマリン、小刻みで着実な動きでなんとダッシュ、走りきって完走! Gロボのポテンシャルを見せつけて一気にゴール、まりん600点となります。サイコロは「ツキー!」の叫びを上げながらがつんがつんとぶつかってカゴを進めていく。91cmで3本の273点となりました。

 「GIYさんから『あのサイコロ蹴ってやりたい』と言うコメントが。失礼千万ですね」 会場でもネットの中継がモニタされております。

No.40 ゴージャスファイブ(ムイムイ) vs No.41 プロトタイプ(津田裕一)

 さあ、ボトルトラクション最後の対決! またずいぶん小さいロボット同士の勝負ですが、ゴージャスファイブとプロトタイプ、最後を飾るはアンパワーロボット対決です。プロトタイプはショート3本、一方のゴージャスファイブもショート4本での勝負となります。
 押しの構えのゴージャスファイブ、ちょっとカゴと合わないか動きが空転してしまう。一方のプロトタイプは紐をたすき掛けにして引いていきますが、引いていくところで後ろに横に転んでしまう。転倒しながら距離を稼ぎます。一方のゴージャスはコントロールに苦しみながらも、最後に前転を押し込んで…… おっと、ちょっと戻してしまいました。前後逆のまま計られているゴシックファイブ。
 ゴージャスファイブ、61cmで4本、244点。一方のプロトタイプは60cmの2本、120点でした。

 さて、これにてボトルトラクション第二競技は全て終了!
 ここで組み替えが行われ、次は第三競技・これぞわんだほーの神髄、サイコロシュート。サイコロシュートは16時から開催となります。

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