« ROBO-ONE1kg以下級大会観戦記【目視の部】 | トップページ | 安藤さんファッションショーに行く 予定(☆☆) »

2009.03.15

ROBO-ONE1kg以下級大会観戦記【カメラの部】

2009031507

 リング上ではサイコロ1号とブラックラビットが、目視でリングを見ないでスパーリング。レフェリーも操縦者もプロジェクタに表示されている映像を見ながら操縦しています。
 さてこんどは第二トーナメント。このように、操縦者もレフェリーも、カメラに映った画面を見ながらの操縦となります。

■トーナメント(カメラの部)

サイコロ一号 (東京理科大学Ⅰ部無線研究部) vs メタリックファイター ジュニア (チーム めた)

 「動きます動きます。でもまだ動かない」と森永さん。メタリックファイターとサイコロ1号がリングに登場です。
 ちょっとカメラがちらついてましたが、ここで試合開始。中央にゆっくりと慎重に接近する。カメラがちょっと揺れています。サイコロ1号、しゃがんで姿勢を落とし、メタリックファイター姿勢を崩していしまう。両者接敵できません。ここでメタリックファイター、宇宙リングアウト。今度は接近しますが倒れてしまう。サイコロ1号、慎重に距離を置きます。頭のトップカバーが外れつつあるメタリックファイター、二度目の宇宙リングアウト。これで2-0、
 積極的に仕掛けようとするサイコロ1号。倒れた瞬間にネジが外れてしまったメタリックファイター、倒れた拍子に頭が戻りますが、戻りぎわに自分のネジを踏んで転んでしまう。ネジみたいな小さいものは、操縦者の見ているカメラにはほとんど映っていません。最後はサイコロ1号、パンチがメタリックファイターの腰をつかまえて殴り、これが3ダウン目。
 2分10秒、4の目パンチにより、サイコロ1号がメタリックファイターを制しました。

ソウガ (イガア) vs Black Rabbit (クボ)

 高すぎる機動性があだになりそうなこの勝負。ソウガはそれでもものともせず、積極的に投げを狙っていきます。押し戻したブラックラビットの反撃でソウガが1ダウンを失う。脱力したソウガ、起き上がりました。ブラックラビットも軽快に動き回って、リングを広く使う対決です。後ろから掴みに行ったソウガ、ブラックラビットの腕を掴んで投げにかかりますが不発、膝が絡んでしまい両者分けます。リングの端での勝負、カメラから視界のいいところでの勝負。ブラックラビットがカメラの範囲から出てしまう。迷いのない追随性でブラックラビットを攻めていくソウガ、しかしブラックラビットの反撃でさらに1ダウンを失う。直後に体当たりで1ダウンを奪い戻し、2-1。ブラックラビット有利のまま、しかしリングぎりぎりでブラックラビットスリップ、起き上がりでリングアウト。残り40秒で2-2、中央でぶつかいりあい。
 両者距離を置いて、ソウガが積極的に投げを打ちに行く。ブラックラビット、背後を取りに行く。最後はブラックラビットがスリップしたところで2-2、サドンデスの延長戦にそのまま入ります。
 距離を取り合い、ソウガが転倒。しかしこれはスリップ。距離を置いて再接近したところで、ブラックラビットのパンチがソウガの胸板を捉えた。これで延長戦を制し、ブラックラビットが勝利を収めます。

ウォルフラム (kupakuma) vs Pixie (えまのん)

 えまのんさんはまだ来ていないので、Pixieが不戦敗。ウォルフラム再び不戦勝となります。

コセキト (電気通信大学ロボメカ工房) vs Whil (ごーすと)

 さて最後の勝負。両者なかな動かない。静かな勝負となりました。一歩進んでよろけて前に倒れてしまうウィル。転んだ拍子に何か折れてしまう。爪の先みたいです。逆立ちしてしまったウィル、今後は部品が落ちたら減点にするとのこと。
 リングぎりぎりで旋回していくウィル、電波が届かないとのことで、コセキトが動きにくい。電通大チーム、肩に操縦機を担ぐ格好でなんとか動かしています。ウィルも妙な動き、接近したところでしゃがみこむ。しかしまた逆立ちしてしまうウィル、いや、これはこういう起き上がりなんでしょうかね。危ういところでバランスを取り戻し…… あれ、なんだかおかしい。足首がふらふらしています。コセキトはその場で回り続けています。立ち上がりきらないところでウィルがダウンし宇宙リングアウト。ここで宇宙タイムが申請され、脚が半分外れてしまったウィルの脚を修理します。
 これで2-0。脚の修理とバッテリ交換を経てウィル復活。残り45秒。やはりなにかおかしな感じです。再び上下逆になってしまったウィル、危うい姿勢で立ち上がりかけますが、後方の宇宙リング外へダウン。これでコセキトの勝利となりました。
 2分42秒リングアウト。コセキトが勝利を収めます。「すみませんとしか言えねえ」とコセキトチームさんでした。

【二回戦】

 二回戦からは、さらに違うカメラに切り替え。かなり小さなカメラでの勝負となります。これはわからない。しかもタイムラグもあります。

Black Rabbit (クボ) vs サイコロ一号 (東京理科大学Ⅰ部無線研究部)

 中央で止まりながら睨み合う両者、ブラックラビットはそれでもサイコロ1号に肉薄して攻撃を仕掛けようとしますが、起き上がってからワンクッション置いて立ち上がるような格好。ほとんど画面上ではかろうじてロボットが認識できるような状態です。まっすぐダッシュしたサイコロ1号、宇宙リングアウト。
 1-0から復帰、ブラックラビットは攻撃をするのですが、しゃがんで回避し、孤を描いて移動するサイコロ1号をうまく攻めきれない。パンチを放ったサイコロ1号、のしかかってしまう。リングアウト寸前で踏みとどまって戻ってきたサイコロ1号、しかしブラックラビットのパンチでダウン。横倒しに倒れると起き上がれないサイコロ1号、一生懸命もがきますが復帰できず。そのままテンカウント、ブラックラビットの勝利となりました。
 2分20秒、テンカウントでした。起き上がりがなくても、「宇宙では起き上がりはいらない」と強気のサイコロ1号チームでありました。

コセキト (電気通信大学ロボメカ工房) vs ウォルフラム (kupakuma)

 やはり動きの早さがあだになりそうなこの勝負。ウォルフラムの動きも非常に慎重です。自分のロボットの動きにカメラが追随しきれていない、と言う状況。ウォルフラムのパンチがコセキトに引っかかり、のしかかったまま止まる格好に。姿勢がわからなかったものの、復帰するコセキト。ウォルフラム、コセキトをリング端に追い詰めていくと言うか、リング脇に行ってしまうコセキト。ウォルフラムのパンチがコセキトの足下をすくい、姿勢を崩してダウンを奪い。しかしコセキト動かない、立ち上がれない。音がしません。大丈夫なんでしょうか。ここでテンカウント…… いきなりセブンから入ります。そのままコセキト、復帰できず動けず。電源が切れたわけでもなく、無線コントロールが切れていた様子。
 2分3秒、下段払いによりウォルフラムの勝ち。

 試合終了後、どうやら大きな問題もなさそうに復帰したコセキトに。「じゃあ三位決定戦だ」と、先川原さんにこやかに断言。流石です。

【三位決定戦】

コセキト (電気通信大学ロボメカ工房) vs サイコロ一号 (東京理科大学Ⅰ部無線研究部)

 サイコロ1号とコセキトの三位決定戦ですが…… 映像が昔のサイレント映画のような光景、と言っているうちに、サイコロ1号ダウン。転がったまま起き上がれない。そのまま脚をじたばたさせて角度を変え、少し動けそうな雰囲気を見せますが、しかしやはりそのままテンカウント。
 試合開始から45秒。テンカウントによりコセキトの勝利となります。

【決勝戦】

Black Rabbit (クボ) vs ウォルフラム (kupakuma)

 さて、今度は大変です。いよいよbluetoothカメラが登場。ウォルフラムの頭にbluetoothカメラが搭載されます。向きが違っていた事が分かり、向きを戻して胸に貼り付ける事に。カメラを貼り付けている間にくぱぱさんの顔が大写しになっているのが恐いです。
 結局、ブルートゥースの股間にカメラが装備されることに。アシモのカメラと一緒だそうです。
 さて、これで準備終了。さあ、これは厳しい。ウォルフラムのジャンプ旋回が行われた瞬間に、視界が一瞬完全にぶれてなにもかも見失ってしまう…… おっと、なんてすごい。カメラに相手を捉えないままで攻撃を行い、見事に捉えて攻撃を放ちます。1-0、吹き飛ばしてダウンを奪う。
 その場でジャンプして旋回し、標的を探すウォルフラム。IKETOMUさんのブラックタイガー自律モードを彷彿とさせる動き。背景に書いてある地球がカメラに映って「地球だ!」と言うコメントが出た直後、その地球に向けてダイブするようにブラックラビット。最後はブラックラビット、リングアウトにより3ダウン目、これで3-0、ウォルフラムがハンデをものともしない
 1分33秒、リングアウトによりウォルフラムの勝利。トーナメント二回とも勝利を収め、これでアンダー1kg級はウォルフラムが勝者となりました。

 くぱぱさんがインタビューに解答。「正面に見えたら、一回旋回して(真横にいるはずの相手に)パンチを打つ」と言う戦術で、相手を正確に真横に捕らえて倒していたのだそうです。……なんていうか、聞いてると簡単に聞こえますけど、普通にものすごいことやってますよ。さすがだなあ……。

 ロボットからの情報のフィードバックが大事、と言うコメントが審査員からのコメントが行われていたのですが、それはそれとしてリング上ではウォルフラムとソウガの戦いが繰り広げられております。
 「JAXAを初めとした真面目な方々に、どうやって仲間に入れて貰うかと言うところが重要なところですね」と、宇宙大会のこれからに向けて先川原さんのコメントでした。

 リング上ではメタリックファイターJr(完全版)とウィル、ウォルフラムとソウガがじったんばったん野良バトル中です。

 このあとは表彰式と審査結果の発表。
 宇宙大会想定大会はナベ☆ケンチーム。証書はのちほど送ると言う事で、賞金の授与となります。準優勝はカッチさん。
 ROBO-ONE 1kg以下級、優勝はくぱくまさんのウォルフラム。賞状と、賞品のロボビルダーが贈られます。
 1kg以下級目視の部、二位はメタリックファイター。賞品が贈られます。三位はイガアさんのソウガとなります。
 今度はカメラの部、優勝のウォルフラムはさきほどと同、二位はブラックラビット。賞品はロボットシミュレータの製品版が完成したら贈られるとのこと。おおお。三位はコセキトとなります。

 今回の大会の中で、認定を受けていない人に認定権が贈られます。譲り合いの結果、今回は電通大チームのコセキトに認定権が贈られました。

 いやいや、見慣れない機体が並ぶだろうu1kg級を見に行っただけのつもりだったんですが、面白い大会でありました。見ている人達から「最初の頃の大会を見ているような」と言うコメントが多いのが印象的でありました。
 軽量なロボットの動きは非常に軽快で、製作した人達の狙いや操縦技術がわりとダイレクトに出る印象。カメラ経由での操縦は、なんていうか操縦者の想像力と言うか、現状把握する能力が物を言う感じの大会に。もっとも、そういうツールを開発されていると言う話でしたが、ロボットに搭載したセンサーなどからのフィードバックを操縦者側に伝えられるような仕組みがあれば、人間の技量をロボットがサポート出来る形になるはずで、非常に面白いものだと思います。
 本家おてゃまた別に、こっちの方面での進歩や大会なども、もっと見てみたいと思う。やっぱり行ってみて良かったと思った日でありました。

|

« ROBO-ONE1kg以下級大会観戦記【目視の部】 | トップページ | 安藤さんファッションショーに行く 予定(☆☆) »

ロボット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11580/44356168

この記事へのトラックバック一覧です: ROBO-ONE1kg以下級大会観戦記【カメラの部】:

« ROBO-ONE1kg以下級大会観戦記【目視の部】 | トップページ | 安藤さんファッションショーに行く 予定(☆☆) »