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2009.07.12

アット・ザ・ベルばら・アンド・ガンダム・デイ(☆☆☆☆)

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 うおおおおおおおー!?

 なんだかんだで、ドラクエもすれ違い通信ができるくらいのところまで来てしまったので。すれ違いがてら、ちょっと出かけてくることにしました。
 買い物だなんだと細かいやることはいっぱいあるのですが、せっかく出かけるんですから、気になるところは押さえとかないといけません。そんなわけで目当ては二カ所、一カ所目はまずここ。秋葉原の新スポット・ベルばらです。
 いきなり何の話しはじめやがるのかこの男は、と思うかも知れませんが、ベルばらとはこれがこと。

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 くーさーむらにー なーもーしれずー

 秋葉原中央通り沿いに新しく出現したイベントスペース、ベルサール秋葉原略してベルばらです。別に狙ってやっているわけではなく、ベルサールと言うのは住友不動産が展開しているイベントホールの言わばブランド名で、次はベルサール新宿がオープン予定です。それが秋葉原だから略称ベルばらなんて出来過ぎもいいところですが、これ最初に思いついた人は膝たたいて笑ったんだろうなあ。
 ともあれ、オープン最初のイベントはインテル主催のCPUイベントでした。今のところ自作熱は落ち着いている(そのぶんSSD熱に奪われている)ので、ひととおり冷やかしてUQ WiMaxの話だけ聞いて帰ってきます。

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 奥のほうにちっちゃい緑地がありました。かわいい。
 ここを抜けるとまんだらけの黒いビルが見えてきて、その向こうはクレバリーとかT-ZONE DIYのある辺り。
 その両店でSSDの価格とかちょっとだけチェックしたあと、はやばやと秋葉原を離脱。JRに戻ってゆりかもめを目指します。
 目当てはもちろん、現代に建立されたる、お台場の大仏様権現様なる例のお方です。よくよく目を懲らして見れば、レインボーブリッジの途中くらいからうっすらと肉眼でも視認可能。比較対象がばかでかいホテルとかなので、うっかり小さく見えてしまいますが、もちろんとんでもなかった。

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 お台場の駅を通り越して、船の科学館駅より視認。いました! 白い奴です!

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 このへんにちょびっと。肉眼ではもっとよく見えたです。
 それにしても意外と見えないもんですな。直線では600mかそこいらしか離れていないはずなのに。

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 全力パワーで光学ズーム!

 ご家族連れの皆さんが日曜の午後をのんびり楽しんでいる潮風公園をぽっくりぽっくり。目指すはガンダムただ一機、とばかりに、方角にあたりをつけててくてく歩いて行きます。ガンダムの最寄りは台場駅のほうなので、船の科学館側には特に案内もなにもありません。

 ぽっくりぽくぽく歩いて行くと、果たして木々の中から頭が見えてきましたが、遠近感が微妙に狂う光景にやや現実感を失いかけてみたり。そんなこんなで歩いていたら、スタッフらしい揃いの恰好の皆さんが。立て看板に「30分待ち」って書いてあるのを見てぞっとしましたが、それはグッズショップの行列だったみたいです。……みんなそんなに限定のガンプラ欲しいのか。ちょっと欲しかったですけど。
 ともあれ、ようやく辿り着きました。裏口からなのでいきなり後ろ姿。

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 でかいなー。

 すでに周囲は人人人、人また人。ご家族連れも同志の皆さんも、思い思いにカメラを抱えて、このものすごい被写体を狙っています。足下の地面は草原が踏み固められて干し草状態。完全に乾燥していて、なんというか市民運動会によくある匂いみたいな雰囲気になってました。そうだ、草加ふささら祭りのときの匂いだこれは。
 ともかくもまあガンダムですよガンダム。写真では伝わらないこと間違いないくらいの大きさ。もうなんていうか、引きつった笑いが漏れるくらいの大きさです。こんなものがビームサーベル構えて走ってきたら、なんていうか泣く余裕ができるかどうかも解らない。まして跳んできたらもうあなた。

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 でかいしか出てこないなー。

 足下のフェンスと人の大きさとで、まあ想像して下さい。
 ちなみにガンダムの股の下をくぐるには並ばないといけません。無病息災に過ごせると言われています(ないない)。……そういえばお賽銭箱がなかったな。
 そして大きいだけじゃなくて、細かいところまでものすごく良く出来ています。

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 こういうディティールを見ていると、すごくすごくもんのすごくでっかいガンプラって感じがすごいしますな。こんな大きいのに作り込んであることあること。そこらじゅうにデカール、なわけがないですが、注意書きが書き込んであります。

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 でもこんなでかいの。

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 光の角度のせいで、正面からの絵がいまいち。残念。

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 そんなわけですっかり開き直ってしまった絵。
 ジオン兵にはこんなふうに見えるんだろうなあきっと。

 横でテレビの撮影(めざましテレビらしい)していて、連邦士官服のコスプレをした人達が取材を受けておりましたよ。人混みの向こうなので確認しきれませんでしたが。
 それはいいんですが、発泡スチロールのシャアザク(人間くらい)が置いてあったのにはびっくりしました。因みにこのシャアザク、あとで撤収されていましたが、分解されて透明なビニール袋に入れられて、リヤカー(本当にリヤカー)2台に搭載されて運ばれておりましたよドナドナと。しかも途中で部品が一部おっことされて素早く回収されてました。もの悲しい。

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 ゲリラ的に出現していたシャアザクさん(スチロール製)。

 とにかくぐるりと一周しよう、と思っていたら、途中でどよめきが。

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 うおっ。

 かなりいい感じに響いてくる初代のBGM(戦闘しているときのやつ)とか、聞いてそれと察する駆動音とともに、人々のどよめき。首が動いて周囲を睥睨しています。おお動いてる動いてる、と感心していたらBGMが変わり、いきなりぶしゅうッと全身からスチーム(たぶん本当はミスト)がッ。

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 よくよく考えると関節から蒸気(のようなもの)が吹き出しているのは絵的にまずい気もしますが、しかしむやみやたらにかっこいい光景です。再びどよめき。これはさすがに撮ってしまいました。

 そしてぐるりと一周。また背中に戻ってきました。
 でも、しかし。かっこいい背中だなあ。この背中はなんでこんなにかっこいいんだろう。

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 たとい誰か一人でも。大人になってとき、きっかけはなんだったんですか、って聞かれた時に、お台場でガンダムの背中を見たから、と答えてくれる人が、この雑踏の中にひとりでもいればいい。いないはずがありませぬ。
 有無を許さない、この存在というもの。本当に作ろうと思って作っちゃった方々に、呆然たる尊敬を捧げつつ。口がはんぶん空いたまま、帰ってきた次第でした。

 あれは見たほうがいい。多少ムリをしてでも。

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コメント

すげー、すげー、すげーすげー、、すげー!!
しかでてきませんんんん-ーー

本当に、本当にいたんですね。

写真がすばらしい!!!

投稿: のり(長野) | 2009.07.13 01:00

 コメントありがとうございます! お褒めのお言葉まで。ありがとうございました。

 実物の迫力は、あまりにも有無を言わせなさすぎです。ちょっと油断すると半笑いになっちゃいそうであります……(笑)。
 それにしてもこのサイズの実物があると、周りに人が群がる環境がある、と言うだけでも。将来このくらいのものを作る時の参考になりそうですよね。来るべき日の基礎データになっていると喜ばしいとか思っております(主に勝手に)。

投稿: sn | 2009.07.14 22:04

 ・・・うわー。うわー。うわー。やっぱりすごい。最近は暑い時期にはめっきり外出をする気力を失いつつなる軟弱者ですが、うわー・・・。18きっぷで行って見ようかなー・・・。

投稿: かこむ | 2009.07.18 23:54

 やや、これはごぶさたしております! コメントありがとうございますー。

 超立体ガンダムさんは一見の価値があると思いますが、お台場の人出具合はかなりのものです。覚悟を決めるか、混みそうな時間をあえて外さないと、いろいろ厳しいかも知れませんね……(汗。ましてこれから酷暑もいいところですし。
 とりあえず、有明まんがまつりの時期だけは確実に避けたほうがいいんじゃないかとか思う次第です。はい。

 ……だいぶ小さいですけど、上井草の駅前には小さいガンダム様がいらっしゃいますので、ついでがあったらそちらにも参拝していってください(笑)。

投稿: sn | 2009.07.20 18:45

 こちらの記事を読んで、どうしても行きたくなったので行ってきました!

…やっぱり見てよかったです。 感動するのはもちろんですが、あの頃は
夢でしかない光景…だけど、その夢を叶える力を30年も育んで来たんだ、
多くの人に愛された作品だからこその光景であり、そしてその中には自分も入っているんだと……  叶えたのは自分ではないけれど、願いは必ず
誰かの心に伝わっていくものだと… とまあ、それくらい感動しました。
 観客の言葉も多様でした。 大阪弁、津軽弁、英語、イタリア語… 世界中から注目されています。耳慣れない言葉でも「ガンダム」ははっきり
聞き取れました。 私たち世代の表情とは、また違った笑顔で。
 神様という程怖くない、戦車という程リアルでもない、神と人との間に立つのは「夢」そして「希望」なのだと…  長々と失礼しました。


投稿: J・久我山 | 2009.07.21 20:16

 コメントありがとうございました!
 かつリアクション執筆おつかれさまでした&ありがとうございました(ド私信)。

 あの背中がまたかっこいいんですよね。皆さんそう思われているのか、背中から撮った写真が妙に多いです。
 光の具合で違う表情を見せるのもなかなかですが、意外なお勧めは「ライトアップが消えた夜間のガンダム」です。真っ暗な中にシルエットの巨人が浮かび上がる姿をゆりかもめから見ると、これまた存外な存在感。

 とにかく「ある」って言う事は有無を言わせないですね。誰がなんと言おうが、そこにあるわけですから。そんなことを思った昨今ですよ。
 思うんですけど、ロボットにまつわるこういう話って、古代の神話や神々が産まれた方法論がそのままスライドしてきてるって思うんですよね。やっぱりこう。

 こないだは気付かなかったんですが、足下にお賽銭箱(正確にはプロジェクトへの寄付受付箱らしいですが、どう見ても賽銭箱)があるようなので。こんど行く時にはなにか祈願してこようと思っております。五穀豊穣あたりで(外し狙い)。

投稿: sn@散財 | 2009.07.21 23:04

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