散歩:浅草押上カワバンガ。(☆☆☆)

鳥居とか急にあって驚く。
TZ3も修理から帰ってきたことですし、ここのところ散歩もしばらく行ってなかったし。ということで、久々に散歩に出かけてきました。最終目的地は亀戸天満宮です。
いきなり突拍子もないように聞こえるかと思いますが、調べてみたらちょっと面白かったので行ってみよう、と思い立った次第。
例年うちは初詣と言うとお稲荷様なんですが、受験の前後ともなれば神にも仏にも、と言うのが人間マインド。受験の年だけは谷保の天神様にお参りに行っておりました。自分はかなり長い間、保谷と谷保を勘違いしていたわけですが、それはともかく谷保の天神様。wikiさんによれば関東最古の天満宮。なのですが、そのせいか狂歌でからかわれ、今日かっこうのよろしくないことを「やぼてん」「やぼ」と言うのは、この谷保天満宮に由来するのだとか。へえー。
ともあれ、その谷保天満宮と、ご存知湯島聖堂の湯島天満宮、そして亀戸の亀戸天満宮を加えた三カ所を称して、関東三大天神と称する、のだとか。谷保の天神様は昔神頼みに行きましたし、湯島の天神様は実はしょっちゅう通りがかっています。てことは亀戸の天神様をお参りすれば、三大天神様コンプリートって訳ですか。こりゃあ一丁行ってこなくては。とまあ、だいたいそんな理由でうらうら散歩に出かけてきたわけです。
実際にはもうひとつ目当てがあったので、JRで上野駅まで出て、そこから歩いて浅草へと進路を取ります。
上野の駅は浅草口から、上野公園の反対側。浅草通りを東へ東へ進みます。
このあたりは仏具店が多いのと、時折強烈に年代を感じる建物がぽこっと出てくるのが印象的。

読みは"もだんぶつだん"(ウソTM)

写真だと極めてわかりにくいですが、ボーダー的に金属の覆い(錆びている)がついていて、異様にかっこよかった建物
浅草通りを東へ東へ、ぽっくりぽくぽく歩いて行くと。ふと目に飛び込んだ看板。

あ!
なるほど、有名なかっぱ橋道具街とはこのへんがことか、と深く納得。僕が通ったのは南端だったんですね。食器類と一緒にビールサーバとか看板が出てたり、鮮烈なまでに陰惨なコックさんの像があったりして、いろいろびびりました。
寄り道をしていると先に進めなくなるので、他日の襲来を期してここは先へと進みます。

それはそれとして、カドにあるビルがかわいすぎました。
道具街のあたりを過ぎると、またあたりは仏具店と古いかっこいい建物が多く見られる通りになります。このまま直進すれば隅田川。

塔が! 塔が! 角に!

おかしいようなおかしくないような。
ト、適当な事を書こうとしていてちょっと調べたら、有名なお店みたいです。いかんいかん。
ここまではひたすら直進のてい。駒形橋を渡って、墨田区に入ります。

普通にかっこいい。
そして橋の上に出ると、もちろん見えてくるのはスーパードライホール。
と、名前を出しても何のことか解らないと思いますが、写真を見れば一目にして瞭然。

ゴールディ。
アサヒビールの本社と、隣接するホールです。こののっかってるやつ、てっきり雲だと思ってたんですけど違うんですね。

屋形船(空荷)が営業準備のために上流を目指していました。
観光の二階建て川下りの船が、屋形船とすれ違う光景を橋の上から目撃したり。隅田川にかかる橋を遠くまで見わたして、徒歩で墨田区に入ります。

三つ目が通りますよー。

公園が船っぽい形をしている。
浅草通りをずんずん進み、気になる名前の交差点を通り過ぎて行くと。やがて進路に気になる建造中の物体が目の前に飛び込んできます。まだ距離があるはずなんですが、相当な存在感。

てーれん。
これはまさしくアレに違いない、と言う事で。きょうもう一つの目当てをカメラに収めるべく、進路をやや曲がって、業平橋の駅の方面へと向かいます。


ここから先はロックアウトだ。
業平橋のあたりは、結構そこそこの人出。見に来た人なんでしょうか、見物したりカメラで撮影したりしている人がいましたよ。取材っぽい人がひとりだけ、本格的なカメラを構えていました。
言うまでもなく、ここが第二東京タワーこと、東京スカイツリーの建築現場です。東武伊勢崎線の業平橋駅と押上駅の間にある広大な空間(もともと貨物駅だったらしいですが)に、にょっきりと巨大なタワーの基部が持ち上がってきています。
それにしても大きいこと。完成すると業平橋と押上の駅がひとつの建物でつながっちゃうんじゃないか、ってくらいの規模であります。

すぐ横を川が流れています。堤防の壁にはところどころ「のぼらないでください」と張り紙が。いるんだろうなあ。

2012年開業予定。この様子を見ていると現実味があります。
堤沿いに移動しつつ、押上の駅側までぐるっと廻る事に。そこかしこにはやっぱり見物や撮影の人がいます。

ちょっと寄りすぎました。でかすぎて得体が知れない。

少し引いて見ると、ようやく基部が三角形になっているのが解ります。ここから上になるにしたがって、だんだん円形に近くなっていくと言う塩梅らしい。

ぐるっと廻って、とうとう押上の駅前まで。こっちのほうがどういう形状になってるか解り良いですね。
さて、最初の目的を果たして、かなりおなかいっぱいにはなってしまったのですが。ここまで来たからには、と亀戸天満宮を目指し、再び移動を開始します。

8ビットパソコン時代のアドベンチャーゲームみたいな光景。
このあたりは路地が綺麗な碁盤状なので、自分がどこを歩いているのかやや自信がなくなることも多く。「すすむ」「むく うしろ」「むく みぎ」「むく ひだり」みたいなコマンド表を幻視しつつ、天満宮を探します。頼りに頼ったのが携帯版のgoogleマップ。GPSの威力再びここに、と言う感じでした。電車に追随するんですから、徒歩なんかもう完全に補足可能ですよ。サウンドウェーブに狙われたらひとたまりもありませんな。何の話でしたっけ。

そんなこんなと考えていたら、それっぽい風景を発見。ちょっと変なアプローチから接近してしまったので、脇道から入るかたちになってしまいましたが。いよいよ到着、これが亀戸天満宮です。

ぐるっと廻って一端正面へ。天神様の脇は日本料理の老舗さんっぽいところがありました。恐くて近寄れない。
それはともかく、正面から入り直します。

亀戸天満宮の中には、ちょうど数字の0みたいな感じで、ドーナツ型の大きな池があります。そこにもりっと盛り上がった橋が何カ所かにかかっていて、そこを渡って拝殿に向かうような感じになっているんですね。
そしてその池を覗き込んでみますと。いるいる。いました。


この写真だといまひとつわかりにくいですが、カメがほんと一杯居ます。最初は石像かと思ったんですが、生カメ。しかも奥のほうの池には、これほどのカメがこの池で養えるのか、とびっくりするくらいの量のカメが生息しています。なんでも、合格祈願の願いが叶った受験生諸氏が、天神様へのお礼に、と、カメを奉納していくので、こういうことになったんだそうです。別にカメを奉納しなくてはいけない、と言う決まりがあるわけではなく、湯島や谷保にカメがいっぱいいた記憶もないので、……これはやっぱり、亀戸だからカメなんだろうなあ、と納得した次第。
なんていうかこう、エサ代が心配になるくらい。カメ密度と言う単位で計るくらい、カメがいっぱいいるので、こんど合格された方は、何かカメ以外のもの(もちろん生き物以外のもの)をお礼に奉納されるといいんじゃないかと思いますよ。

ウソ。

ウシ。
別に冗談ではなく、どちらも亀戸の天神様には大事な祭物です。ことにウソは天神様でも亀戸ならでは。帰り道にも、ガードレールの頭にウソがくっついているのを発見しましたよ。ウソは縁起物、ウシは太宰府天満宮のルーツの言い伝えに登場してきます。

キュートな金属光沢。
そんなこんなで、思いついた念願叶って三大天神様にお参りを達成した自分。だからといって特に何か受験する予定があるわけではないのですが。今度何か受験する羽目に陥った時に、そういえばと思いだして、御利益を下していただけると、ありがたいなあとか思う。それも庶民な魂胆、と思いつつ、帰宅した次第でありました。
それにしても湿度のせいで汗をかいて参りました。
あとこの帰り道に、秋葉原に寄ってPRTOTYPEを買ってきたので、罰当たり度ではかなり相殺されている気がしなくもないです。
そんなこんなの、ひさびさの散歩で空を見たり天を見たりした土曜日でありました。
ついでに。

これがほんとのカメ井戸。
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