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2009.08.23

【プロレス】DDTって何の略?(☆☆)

 今調べたらドラマティックドリームチームの略だそうです。つまり劇的夢部隊(社会思想社的訳文)。
 それはともかく、生まれてはじめてプロレス観戦してきましたよ。ついでに両国の国技館に入ったのも初めてで。つまるところは、こちらを見に行った訳です。

 そもそも縁とかゆかりの遠そうなプロレスを見に行く事になったのは、ロボットプロレス仕掛け人のオマタさんの呼びかけがきっかけ。ロボットプロレスの参加者であるスタッフの皆さんにとりあえず本物のプロレスを見て貰おう、と言う趣旨の会で、その中に僕もちゃっかり混ざらせて貰ったと言う塩梅なわけですね。

 そんなわけで生プロレスを見たのは初めてだったのですが、選手による、と言うか、試合によって違うのですが、やっぱりひと挙動ひと挙動の動きが「見られる」ことを前提にしているところがきっちりしているところが、違うなあ、と思ったところですね。技を繰り出す時にも前フリとアピールと止めがあった上で技が繰り出される。受ける方もそれをきっちり受けて止めたり流したりしていく。で、ダメージアピールはそれはそれできちんとある。なるほど、了解のスポーツなのだな、とそんなふうに理解した次第です。決して悪い意味で受け取っている訳では無くして。物凄く難しい事を、きっちりとやってのけている…… もしそこに何らかの失敗や見込み違いがあったとしても、たとえば僕のような「専門家ではない客」には、それのどこが失敗だったのかも悟らせる事がない…… と言う意味で、なるほどすごいものだ、と深く納得。もちろん、独特の場の雰囲気にはきっちり呑まれておりました。自分で思っていた以上に流されやすい性格だった。

 プロレスと言うと実況と解説、と言うイメージなのは、テレビで主に見ていたせいなんでしょうね。実際の試合はアナウンスが過剰と言う事もなく、試合中はBGMがあるでもなく実にサイレント(あったら「音」が届きにくいので、無い方が確かにいいのかも知れません)。ただ、もうちょっと各個の選手について解説があると嬉しかったなあ、と思うのは正直なところ。試合前に流れるビデオでそのへんの解説があるのかな、と思っていたので、もうちょっと事前に下勉強をしておいたほうがよかったか、と思う次第。蝶野選手の試合の時とかは、両選手の事情と、試合の状況設定の説明が丁寧だったので、いろいろ理解した上で見られたのでそのぶん面白さ上乗せでしたよ。

 最初から見ていたのですが、ダークマッチの第一・第二試合は、試合の見方がいまひとつ解らないまま見ていたので、ちょっと難しいところがありました。第二ダークマッチは肛門爆破デスマッチと言うことで、中澤マイケル選手の肛門が試合の結果如何によって爆破されるとのことなのですが、もうこの時点で何事なのかと思うのですが、試合は片方のチームが勝った場合は爆破、もう片方のチームが勝った場合は爆破、時間切れで爆破、その他ノーゲームあらゆる理由で爆破、そしてマイケル選手は試合に関与していないと言う、待ってくれ最初から爆破確定じゃないかそれ。爆破前には「肛門入場!」とか言われるわ、実家と実のお父さんが大スクリーンに映し出されて着火式やっちゃうわ、何事が起きているんだと思うには充分過ぎるオープニングでした。で、その爆発が大会開始の合図になったと、そんなわけです。

 第一試合は3vs3の六人タッグ。高尾選手と言う人のデビュー戦とのこと。対戦チームの、伊橋選手と言う人でしょうか、体型から想像できないほどびゅんびゅん飛びまくってたのが印象的でした。
 第二試合は普通のタッグマッチ。タノムサク鳥羽選手のキックだのが立てる音が、明らかに異質で痛そう。チームメイトの星誕期選手との組み合わせはパワーとスピードの組み合わせで二千万パワーズのよう。試合のあと、、三方に礼(鳥羽選手は四方)して帰っていった両選手が丁寧でステキでした。いい人達だ……。
 次がアイアンマンヘビーメタル選手権でしたか。一分ごとに選手がつぎつぎ入場してくるランブル戦で、最後まで生き残っていた一人が勝者と言うルールなんですが、しょっぱなから人形が出てくる、ダンプ松本(……ですよね、そうですよね)は出てくるわホスト的な人は出てくるわ、さっき肛門爆破された人は出てくるわちっちゃい女の子は出てくるわ(関係者のご家族なのかと思っていたんですが、あとで聞いたら若干12歳で女子プロレスラーとのこと。世の中にはすごい世界があるよ……)。途中で急に息詰まる攻防が繰り出されたりもする、野放図なカオスでした。
 細かい試合順番のことは見逃して下さい(汗。名前からしてただ者でなさすぎる男色ディーノ選手の試合。ディーノと言う人のキャラの濃さと、自分の濃さの活用っぷり(これはあとの凶器マッチのときにも思いましたが)に加えて、無人の沃野に好んでパスを出すみたいな野放図な演出っぷりと、レフェリーのあんまりな虐げられっぷりに大はまりしておりました。
 蝶野選手の試合は、なんていうか初めて「自分でも名前を知ってる!」と言う選手が出てきた時点ですでに大きく興奮。遠目に見た蝶野選手はイメージよりもぐっと渋いオヤヂでした。ヒゲに白いもの混じってる系の。それが歩いて動くとあんなにかっこいいんだなあ。不思議不思議。この試合は前提状況の説明が丁寧だったので、その意味では一番楽しめました。
 高木社長とグレートサスケ選手の試合、もうこちらもうわー! サスケだー! テレビで見た事あるー! の世界でわきわきしていたのですが、一分ごとに凶器が会場に持ち込まれると言うルールで、出てくる凶器がどんどんイカれた方向に迷走していくのがとめどない感覚でした。両選手の奥さんが出てきた時点でまだ序の口なんだぜ……! 最後もものすごい溢れかえった展開になりましたが、その騒ぎの最中でも自分のキャラを貫き通すディーノ選手に目が行きました。
 4wayタッグマッチは、4チーム8人の選手が争う変則タッグマッチ。但し試合の権利を持っているのはつねに2選手で、どのチームの相手ともタッチ出来る(あるいはさせられてしまう)と言うのが変わり種。タッチを拒否されたり、あるいはリング脇に寄っただけなのに背中をばちんとやられてタッチさせられたり。ツープラトンの攻防あり、場外へのフライングアタックあり、いろいろな方法で活用された脚立ありと、目まぐるしい展開でありました。最後は畳みかけるかと思ったら意外と長引いた。
 最後のメインイベントは、さすがに笑うところのない真面目なタイトルマッチ。出だしのガードを上げてローキックを打ち合う攻防に、相手をダウンさせてもうつぶせにさせて背後を取りに行く展開なんかは、寝技ありの総合格闘技を見ているよう。途中から両者トップロープを取り合う空中戦の様相を呈しますが、飯伏選手の跳びっぷりは目を見張るものがありました。あんなに飛ぶのか跳ねるものなのか、と驚かんばかり。30分の長丁場で、なお飛んだり跳ねたりし続けるんですから、サッカー選手もびっくりのタフネスだよなあ、と。あたりまえであろう事実に、驚くばかりでした。

 終わってみると、4時半くらいに始まった試合はすでに10時。5時間あまり観戦していた恰好。さすがに長いだろうとは思ったものの、五時間も見ていたとは思わなかったと驚くほどの。なんともパワフルな時間を過ごしたプロレス観戦でありました。言うの忘れてましたけど、人出もすごかったんですよ。当日券札止めですから、事実上満員御礼ですよね。国技館。

 そんなこんなで、未知の世界にくらくらしたり、帰ってきてから復習をしたりしながら、なんとかこの記事をまとめあげた次第でした。
 いやー…… しかし本当に未知の世界をかいま見た気分ですな。なにはともあれ、何を見るにせよ、ライブほど面白いものはないな、やっぱりな。と、その点だけは間違いないと、意を強くした次第でありました。
 いやそれにしてもびっくりした。おもしろいものを見ましたです。

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コメント

snさんの口から「DDT」が出てくるとは!
DDTはここ数年で一番多く観てるプロレス団体です。
両国もタイミング次第では行きたかったんですが…。

初めて観戦したプロレスがDDTだと、今後いわゆる普通の「メジャー団体」観てもツラいかもしれないです。
とにかく発想力の幅が違うので。
DDTは実験的な別ブランド興行も多くて、インディーらしいうさんくささ漂う『ユニオン』、映像と演劇が錯綜するメタプロレス『マッスル』、格闘技色の強い『ハードヒット』、軽量級中心でハイスピードな『クルーザーゲーム』など、それぞれ特色があって、面白いんですが…。
(特に『マッスル』の凄さは一見の価値ありです。)
しかし、DDT最新の別ブランド『BOYS』はヤバいです。
http://www.ddtboys.com/info/
BOYS塾長・ジャニー江田島(男色ディーノ)て。

投稿: キャプテン | 2009.08.25 01:10

 いやー、初めて見ましたけど、驚きました! ほんと吃驚しました! ほんとに理解してるのかと言われると、かなりどうなんだと自問する部分はありますが、少なくとも国技館が満員になって、この話で皆さんが盛り上がるのがどうしてなのか、尻尾くらいは掴めたんじゃないかって気分でおります。それにしてもディーノ氏は凄かった……。

 なんていうか、運営のアイデアの弾け具合はなんとなく理解できた気がします(笑)。ネジが外れた方に行っちゃったかと思うと、いきなりすごい音立てるファイトに移行したりして、振り幅が半端無いですよね(笑)。なんかこう。一日二日経って、またなんとなく見に行きたくなってます。うん、ちょっと我ながら意外ですけども(笑)。

 あと、最後のディーノ先生は名前が一部の隙もなく危険だと思います(笑)。かなり危険な方面を含むほうぼうから訴えられそうな(笑)。

投稿: sn@散財 | 2009.08.25 22:24

まさか同じ会場にいたとは!
さすがに長時間でくたびれましたが、色々な意味で集大成となる興行だったと思います。

マイベストはラストの生エンドロールと、肛門爆破、いや大爆破w

投稿: じゅんた | 2009.08.25 23:41

DDTの観戦記と言えばココ、の「Extreme Party」の両国観戦記が更新されてます。濃密です。
http://xxtreme.web.infoseek.co.jp/
これを書いてみえる方と仲良くさせてもらってるんですけど、観戦スタイルが凄いんですよ。
写真を撮りつつ、メモをとりつつ、大きい声でチャントにも加わりつつ、時には手拍子、時にはマラカスといった具合で。

投稿: キャプテン | 2009.08.25 23:53

>じゅんたさん

 なんてニアミス具合! 実はDDTを見に行くことになったと聞いた当初、じゅんたさんの過去の日記を見に行って予習しておりました自分です(笑)。
 生エンドロール、あれもすごかったですね! 最初は何が起きてるのか解らずに録画だと思ってたんですが、選手がチャンピオンベルトを締めてるのを見て初めて「あ!」と気付いたような次第です(笑)。肛門爆破は言うに及ばず…… 生まれて初めて入った国技館で、見たのが肛門爆破かと思うと、なんだかこう感慨深いような、深くあってほしくないような(笑)。

 いろいろ書いてるとなんかほんと、また見に行きたくなってきますね……。その折りにはまた予習させてください(笑)。

>キャプテンさん

 見ました! すっごい! これだけ書けて写真も撮れるってのは物凄いですね。きちんと省略されて筋が追いやすくなってますし。あの場で色々何が起きていたのか補完できました(笑)。ありがとうございますー。……そうか、マラカスは売ってなかったのか……(帰り道に売っていたのは見たので、人混みで見逃したのかと思ってました)。

 ところで上のほうにあったマッスル語録も強烈でした。なにがどうしてあんなことに…… 見てみないと解らないと言うことですね(笑)。

投稿: sn@散財 | 2009.08.27 02:08

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