法政大学小金井祭第2回ロボット大会観戦記【Battle 一回戦】
さて、午後は13時から第二競技開催。この第二競技からはバトルトーナメントとなります。
バトルは一対一のトーナメント戦。相手からの3ダウン先取、あるいはダウンから10カウント復帰不能の場合に決着となります。
一回戦第1試合
NO.7 夏みかん(芝浦工大ロボット技術研究サークル) vs NO.8 ザウラー(KENTA)
試合開始、後方に倒れてしまった夏みかん。復帰しようとしたところに反対に前側に倒れてしまう。しかしその間にザウラーが詰めてコーナーサイドへ。足を開いて姿勢を落とし回避しますが、しかし二回続けてスリップしてしまう、ザウラーが詰めて一気に突き、ダウンを奪う。倒れた拍子になにかが夏みかんから飛んだ、大丈夫か。背中から黒い部品がぶらさがっています。復帰したところにザウラーの突きが入り、さらに2ダウン。レフェリーが宣言が終わるのを待っていたかのように、ザウラーが三本目の突きを決めて。
ストレートに三本選手、ザウラーが勝利しました。
一回戦第2試合
NO.11 小雪(シムカ) vs NO.16 ガルー(くまま)
さあ登場はバトルの時間、情け無用のガルーです。対するはしかし、操縦練度をめきめき上げているシムカさんの小雪。このルールは重量差の関係から、ガルーのみスリップが適用されます。2スリップで1ダウンの扱い。
さて試合開始、両者中央に駆け寄った、シムカの真横からガルーが突いてダウンを奪う、中央の前にんたった、腕を繰り出すがガルーには届かないか、腕を大きく横に広げて攻撃するガルー、しかしこれも捕らえ切れない。姿勢の落とした攻撃で小雪がコーナーまでずれていく、落としきれないか。小雪、ガルーの伸ばした腕に攻撃がひっかかるも、これはダウンとならず。しかしサイドまで追い詰めたところでガルーが小雪を抱え込む、そのまま横に崩してダウンを奪う。ガルーは横突き、腕先を広げての攻撃。最後は広げた腕先が小雪の足に引っかかり、そのままめくり倒して3ダウン。圧倒的に攻め続けたガルーが一気に押し切って、3-0で勝利をもぎ取りました。
一回戦第3試合
NO.6 で・か~る(道楽、) vs NO.10 KSY(東京理科大学ロボットクリエーターズ)
続いての対決はで・かーるとKSY。KSYに対しガルーが重量クラスが上と言うことで、でかーるにはスリップ制が適用されます。いきなりのけぞって突っ込んでいくでかーる、KSYどうした。倒れたまま起き上がれない。ここでKSY、タイムを申請。これで1ダウンを提供した事になり、1-0から再開となります。
腕を広げて突っ込むでかーるに対し、KSYは腕を広げて横に旋回、しかしKSYが倒れますがスリップ。離れたでかーる、反対に折れ曲がって横へ、距離を置いたところから突っ込んでいく、抱え込んだ、ここから投げられるか、投げきれない。絡まって倒れ、でかーる1スリップ。派手に前転して起き上がります。ちょっと苦労します、なんかからから行ってると言う声が。ダッシュを決めた瞬間にスリップし、これで2スリップ。1-1となります。
伸ばしたでかーるの腕を抱え込んだ格好のKSY、しかしKSYの方が倒れた。これで2-1。駆け寄った姿勢から状態を起こし、また逆立ちしてそのまま押していく、押し出しを狙った姿勢だ、そのままの姿勢で押し出して、両者リングアウト。でかーる2ダウン、KSYは3ダウンとなり、これで3-2、でかーるが勝利となりました。
一回戦第4試合
NO.5 BLACK TIGER NEO(IKETOMU) vs NO.21 ラッキースター(法政大学電
気研究会)
独立独歩、自律戦闘ブラックタイガーが登場。すっかり大きくなったラッキースターとの対決です。これは同クラスの対決。
さあ、駆け寄って行ったブラックタイガー。コントローラーは持っていますが自律なんでしょうか、かカウンターで倒れたブラックタイガー、後ろに向けて攻撃を放ちますが、これはスリップ。復帰して距離を密着させ攻撃を放ちますが、ラッキースターの反撃が胴体に入りこれで2-0。今日はコントローラーと自律を組み合わせた半自律でのトライのようです。しかしラッキースターが攻撃を綺麗に決めて3-0、これで決着となりました。
ちなみにブラックタイガー、コントローラーは持って行っていたが、操縦はしていなかった、とのことでした。
一回戦第5試合
NO.15 クロムキッド(くぱぱ) vs NO.18 さくら2号(吉田ファミリア)
これは大きい、腕に大きな鋤状のアームがついたクロムキッド。対決するのは現場で急遽、いろいろまずい感じの頭がつけられたさくら2号です。
試合開始、頭がぐらぐらするさくら2号をクロムキッド一気に追い詰める。さくら2号どうした、ここで無線トラブルか、動けないところにクロムキッドが大降りの攻撃をぶんぶんぶっつけた、そこの処でタイム申請。
さあ復帰した、中央でのパンチのぶつけあいで首狩りアタック、急造の首が飛んださくら2号の腕がクロムと絡んで、クロムが一回転する。低い姿勢で構えたさくら2号に対し、クロムキッドは上から刈り取り、引き倒すような攻撃。しかし両者絡んでいきますが攻撃そのものはヒットしていかない、さくら2号、目を横切りかけたクロムの足を絡めて横に転がしダウンを奪う。クロムの腕は上から叩く、腕はさくらの胴体に乗っかるが、かちんと言う音がして跳ね返る。さくら2号が反対に投げを繰り出したところでスリップ、押し込みにかかるクロムキッド、しかしさくら2号動かない。「また動かない!」と言う悲痛な声のさくら2号、しかしぎりぎりで復帰、追い詰めにかかるクロムキッド。……おっと、中央での打ち合いでもげた、さくら2号、なんと右腕が手首の根本から取れてしまった。
サーボホーンが破断して腕がもげてしまったとのこと、さくら2号はここで棄権、クロムキッドの勝利となります。
一回戦第6試合
NO.3 ドルカス(芝浦工業大学SRDC) vs NO.14 デシュミット(GR2)
さきほど猛烈なプッシュを見せたデシュミットに対し、ノコギリ刃的な腕を持つドルカスの対決です。中央へ駆けよったドルカス、勢い余って反対側へ。リング中央のデシュミットに追いすがって攻撃を仕掛けます。旋回してデシュミットが正面を向く、待ちかまえていたように一撃してデシュミットを沈める。ドルカス、勢い余ってリングアウト、これで1-1。横突き中心に技を繰り出す、駆け寄っての攻撃にドルカスがカウンターをぶつけ、わずかに遅れてデシュミットがダウン、しかしリングの反対側での交錯からデシュミットが、両腕を同時に突き出すプッシュを繰り出して押しのけ、ダウンを奪い取り2-2。
さて、互いに距離を置いて慎重な攻め、最後はデシュミットがしゃがんだ前を、ドルカスが通り過ぎようとしたところを。背後から腕をいっぱいに伸ばして、突き飛ばすようにどんと一撃。長期戦を制し、デシュミットが勝利を収めました。
一回戦第7試合
NO.9 マンボー(東京理科大学ロボットクリエーターズ) vs NO.1 ゼルファー(白風M)
こちらの試合はマンボーとゼルファー、こちらはお互い2kg以下級と言う中量級ロボット同士の対決となります。
まずは両者慎重に角度を変えつつ、やや横沿いで交錯、マンボーが投げ技を繰り出し、ややもつれがちにゼルファーを倒す。マンボーはやや苦しみましたが起き上がり復帰、これで1-0。背後を見せたマンボーに背後からの攻撃を出そうとしますが、振り上げた腕に横から組み付いたマンボー、そのまま伸びきった相手の姿勢を利して諸共投げ、これで2-0。
あっと、どうしてしまったのか。倒れた状態から起き上がれないゼルファー。足下をしきりに気にしている、どうやら内部の足の配線が切れてしまったとのことで、マンボー、二回戦へと進みました。
一回戦第8試合
NO.12 Adel(千葉工業大学文化会総合工学研究会鶴岡) vs NO.20 ドリラー(法政大学電気研究会)
続いての登場はアデル、そしてさっき休憩時間中、胴体が何気なく真っ二つになっていたドリラーの対決です。
さて両者、まず機敏な横歩きで中央へ、アデルスリップ、両者分かれる。やや下がって構えたドリラーにアデルが攻撃を仕掛けますが、ドリラーは素早く攻撃レンジの外へ逃げていく、アデルスリップ、足裏の小ささに注目が集まります。ドリラーの攻撃はスリップ扱い。あっと、どうしたドリラー。ダッシュしすぎてリングアウトしてしまった。1-0になります。
横にぶつけて攻撃を当ててはいるドリラー、密着しての距離から横突きの打ち合い。アデルの方が全体に手数は多い。ドリラーの攻撃はいまひとつ有効距離的に厳しいものの、アデルを捉えて1-1。ドリラー、アデルからダウンを奪い2-1。最後は背後から時間切れ直言、ドリラーが腕を伸ばして一撃し、これで3-1。これが決勝となり、ドリラーが勝利となりました。
一回戦第9試合
NO.19 ローリングピラニ(法政大学電気研究会) vs NO.2 Eorz改(零型)
続いてはローリングピラニの登場、対するはEorzの勝負です。重量差によって、ピラニにスリップダウンが入ります。さきほどの安定性が克服できているといいのですが。
さあ試合開始、横歩きでつっこんで行ったピラニを回避したEorz、しかし回避する最中でスリップしていしまう。ピラニもスリップ、重量差でピラニのみスリップ有りとなります。真横に突っ込んでいってEorzに絡みますが、自らスリップ、これでは1ダウン。Eorz、しかし衝突からの起き上がりの最中リングアウトし、Eorzがダウン。
1-1から距離を置き、Eorzの突撃を見ていたピラニ、近づいてきたところを教科書通りの綺麗な突き、これで2-1。さらにスリップから倒れての起き上がり中、そのまま転がってリングの外へ。これで3-1、ピラニの勝利となりました。
一回戦第10試合
NO.17 ギンかじろう(なべ☆けん) vs NO.13 竜鬼Ⅱ(AZM LAB)
さて一回戦最後の試合。ギンかじろうに対し、ここで初登場、竜鬼Ⅱが自己紹介しつつ試合開始。音声も足音もだいぶ大きくなっています。
リング中央でパンチの打ち合い、両者立ち技、激しい殴り合いの応酬、ギンかじろう倒れてこれで1ダウン。通りすがりざまにかじろうが一撃。これで2-1、中央での叩き合いが続く、かじろうは腕を広げつつの攻撃、しかし竜鬼Ⅱが反撃を決めて沈む。竜鬼Ⅱ、起き上がった胸を叩かれ、さらに復帰した処をぎんかじろうに胸を突かれる、一回目は揺れはしたものの凌ぎましたが、二度目の正面突きをもろに貰って沈み、これで3-1。
立ち技の壮絶な殴り合いの結果、ギンかじろうが竜鬼Ⅱを沈めて3-1。二回戦に駒を進めました。
これで一回戦は全て終了、休憩のあと二回戦となります。
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