【読書】 レイトン教授と怪人ゴッド(☆☆☆)
リンク: Amazon.co.jp: レイトン教授と怪人ゴッド (GAGAGA): 柳原 慧, 日野晃博, レベルファイブ: 本.
七月の夜-- 魔都倫敦に雪が降った!
その夏、全英を騒がしていた人物こそ怪盗ゴッド。不遜にも神を僭称し、名だたる美術品を、幻の如く鮮やかに盗み出すスコットランドヤードを翻弄する梟の面の怪人である。
グロスキー警部の応援要請に快く応じた、我等が天才紳士レイトン教授。しかし厳重無比の警戒網を潜り抜け、怪人ゴッドはまんまと名画を盗み、夜空へと消えていく。
壁を走り空を飛び、幻を操る様たるや神出にして鬼没。ロンドンの闇を駆け回り、鮮やかに盗みを重ねる怪人ゴッドを相手に。ルーク少年やレミ女史、そして事件に巻き込まれた人々、博物館館長、幻術使い、富豪、政府の秘密調査官、若き天才建築家といった人々と共に、熾烈に繰り広げられるレイトンとゴッドの頭脳戦。
次々と消える秘宝、しかし意外な敵と意外な味方がともに姿を現したとき、最後の戦いの幕は開く。怪盗対紳士、頭脳と頭脳の決着の行方や如何?
「永遠の歌姫」を見た勢いがちとあまりすぎて、映画館で買っちゃった「怪盗ゴッド」。なんていうか、懐かしい感じのする一辺でした。ああ、こういう本、小学生くらいのとき図書館で読んだ事がある! と云う感じ。
登場人物は「魔神の笛」「永遠の歌姫」準拠。と言うわけで、おなじみレイトンとルークの仲間は、レミとグロスキー警部と云う面々になります。
気になるのは、ゲーム、映画と来たこのレイトンフォーマットを、どう小説と云う形に落とし込むのか、と云う事ですが。今作の語り手はルーク。物語は全て彼の一人称で進んでいきます。一足先に真相に辿り着いたレイトンに答えを教えてもらいたくてじりじりしたり、推理の的中を回りの人に褒められて喜んで浮かれたりと、心理描写が大目なのが可愛い感じ。そしてレイトン教授、と云えば切り離せないのが謎解きですが、この小説でも作中に謎解きのページが時々あり、そこできちんと答えに辿り着いて進める事で、次の段落の理解がしやすくなる、と云う恰好になっています。もちろん解かなくても読み進める事はできますし、答えと解説も文末に書いてありますが、ここは一応、恰好だけでも首をひねってから読んでいきたいところですね。こういう所、なんだか一回りして頭の体操に戻ってきたみたいで、なんとも面白いです。
仕立てはミステリなので、あまり詳しく解説するわけにもいかないのですが、色々な意味でレイトン教授の世界の背景的なところに思いを巡らす事が出来る一冊。ファンなら押さえておいて損はないと思います-。
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